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(キャスター)今月 23日 都内の
マンションの一室で 55歳の男性が
死亡しているのが
見つかった事件で 警視庁は
ことし 2月に起きた 殺人事件と
酷似していることから
連続殺人事件の
可能性も あるとみて
捜査を進めています。
この事件は 今月 23日
都内 マンションの一室で
この家に住む
会社経営 柳川 浩一郎さん
55歳が
刃物のようなもので 刺され
死亡しているのを
この家を 訪ねてきた男性が
発見したものです。
この事件について
専門家に 話を聞きました。
(専門家)この事件は 手口から
みると 連続殺人事件ですね。
そして 死の腕と 称する者からの
メッセージ。 いわば 犯行声明…。
(悲鳴)
(野立)フゥー。
(ノック)
(絵里子)何?
(野立)これを見ろ。
「若き官僚 日本を支える
ニューリーダー」 これが?
(野立)今月号で
俺が 取り上げられる。
もうすぐ 取材が来る。
それが?
(野立)まずいんだよ。
何が?
(野立)ほかの 省庁のやつらに
比べて カッコ良過ぎる。 俺。
クオリティーが 違い過ぎる。
(野立)こんなことで 官庁同士が
対決したら どうする?
チッ。 ったく。
何て 罪作りな 美形だ。
おい。
ちょっと待てよ。 絵里子。
忙しいの。
寝言に 付き合ってる暇 ない。
この格好 どう?
もう少し 若い方が いいかな?
(佐神)文英館の 佐神です。
佐神さん。 お待ちしておりました。さあ 参りましょう。
(佐神)よろしく お願いします。
(カメラマン)はい。 じゃあ
ちょっと厳しい顔で。
はいはい。 いいですよ。
バカじゃないの?
(山村)お疲れさまです。
(花形)ハァー。
(山村)何やってんの? あれ。
(花形)雑誌の取材です。
(片桐)部下と一緒に 最前線で働くキャリアってことらしい。
(山村)いや。
働いたことないじゃない。
(幸子)カッコイイ。
(花形)野立さん!?
(幸子)違います。
編集者の 佐神 公一さん。
(花形)ああ。
有名な編集者なんですよね?
(片桐)有名も 有名。
3人の作家に 芥川賞を取らせ
4つの雑誌を 大成功させた。
(幸子)こないだ 『熱血大陸』でも
取り上げられてました。
(岩井)ええ男やんかいさ。
どやさ。
(カメラマン)もう いいですよ。
えっ?
もう いいの?
(カメラマン)ええ。
それで 30ページ 持つ?
(カメラマン)ああ いや。
あっ。 何なら
拳銃 撃とうか? 44マグナム。
(一同)うわっ! ちょっと。
ちょっと!
(佐神)面白いな。
トップの人が あんなふうだから
下の人たちも
生き生き 仕事できるんですね。
あのう。 いい意味でですよ。
ったく。
部下の人たちも
面白そうですね。
今度 対策室の方たちを
取材させてもらえませんか?
ええっ!?
いや でも…。
お願いします。
面白くなりますよ 絶対。
あっ。 ちょっと すいません。
はい。
連続殺人事件? 4人目の犠牲者?
はい。
社長が殺された!?
被害者は 蒼井 雄介さん 35歳。
上場企業の出版社 文英館の社長。
死亡推定時刻は
昨日の 午後5時から 6時。
自宅マンション 居間で
鋭利な刃物によって
4カ所 刺されて 殺害された。
今までは 捜査1課が
担当してたけど
うちも 手伝うことになった。
この連続殺人事件
これまでに 3人が殺されてる。
1人目は 45歳の税理士。
2人目は 会社経営者。
3人目は 開業医。
(片桐)ピッキングして ドアを開け
物取りではなく
自宅で 殺されていること。
現場で 見つかった足跡も
一致していることから
この3件は 同一人物による
連続殺人だと 思われます。
そして とうとう
4人目が 出た。
今のところ 被害者同士の接点も
見つかってません。
無差別殺人ちゅうことか。
可能性は 高い。
(片桐)犯人の 遺留品は なし。
唯一の手掛かりが
死の腕を 名乗る人物が
1件目の後 犯行声明を
新聞社に 送りつけた。
(花形)死の腕って…。
ヘンリー・ルーカスって
知ってる?
『羊たちの沈黙』の。
(幸子)レクター博士の
モデルの一人ですよね?
そう。
アメリカの シリアルキラー。
彼が 一時 所属してたとされる
殺人組織の名前が 死の腕。
もっとも この組織 本当に
あったかどうかは 怪しいけど。
それを まねてるってか。
(片桐)犯人は
犯罪マニアの可能性が
高いですね。
岩井は 犯行声明を洗って。
花形と 田所は 4人目の犠牲者
蒼井さんの殺害現場に。
山村さんは 黒原を呼んで 犯人の
行動パターンを 解析してみて。
わたしと 片桐は
蒼井さんの 交友関係を洗う。
はい。 行って。
(一同)了解。
(幸子)うっ…。
(花形)小説ですか?
(幸子)そう。
これ 文英館の佐神さんが
手掛けた シリーズ。
大好きなの。
(花形)そうですか。
って 捜査しましょうよ!
(幸子)わたし 嫌なの。
人が 死んだとこなんて。
(花形)それが 仕事でしょう
僕たちの。
あっ 血の跡。
あの血痕の 幅を測って。
衝突角。 それは 血痕の幅を
長さで割った アークサインに等しい。
衝突角が分かれば それを
始点まで たどることで
犯人と 被害者との
位置関係が 分かるから。
あっ 了解です。
って やるの 僕だけ!?
すごいね。 これだけの資料で
次の犯行現場が 予測できるんだ。
(理香)カンターの理論。 犯人は
家の近くでは 犯罪を犯さない。
(理香)ある程度の
距離を置く。
そして 一度 犯行を犯した現場と
同じ方向を 避ける。
すると 犯行現場は この
ドーナツ状の エリアに絞られる。
(山村)じゃ… じゃあさ あの。
僕が 結婚できる確率も
予測できるのかな?
年齢 毛髪 容姿 その他 いろんな
諸条件を 数字に換算して
日本の平均婚姻年齢 平均寿命
その他の事象を
ロジスティック回帰分析で
解析してみると…。
何%?
計算上だと 結婚までに
3回 死ぬことになってます。
社内の様子は どうですか?
(加藤)それは もう
すごい騒ぎです。
文英館って名前が
出たもんですから
問い合わせの電話も
ばんばん あって。
(佐神)分かってます。
今 調整中ですから。
大丈夫です。 絶対 載せますから。
心配しないで。 はい。
(佐神)あっ 大澤さん。
こないだは。
どうも。
クレームか 何かですか?
ああ。 何か 俺の記事は
絶対 載るんだろうなって。
あの 不安になって
電話してきたみたいです。
野立さんが。
あの バカ!
何の心配してんだ あの人。
聞き込みですか?
大変ですね。 われわれに
できることは 何でも しますよ。
あっ そうだ。
皆さん 取材は 大丈夫ですよね?
社長が亡くなった
こんなときに…。
いい本を 1冊でも多く出すことがわれわれの 最大の供養です。
では。
どうも。
(加藤)うちの会社は 佐神さんが
支えているようなもんですから。
うーん。
(加藤)雑誌から 単行本まで
手掛けるものは
大ヒットしてるんです。
うちは もともと 学習雑誌の
地味な出版社だったんですけど
それを 劇的に変えたのが
佐神さん。
このビルも
佐神ビルって 呼ばれてます。
(山地)加藤。
(山地)あんた 特集の校了は?
(加藤)あっ。 これからです。
どうせ ミスばっかりするんだから早めに出してよね。
チェックする こっちは
たまったもんじゃないわ。
(加藤)はい。 すいません。
(山地)やり直し。
(加藤)佐神さんの ライバル。
佐神さんと話すだけで
にらまれちゃうんです。
どこも 大変だ 上司は。
(加藤)出版社って 人間関係
どろどろなんですよね 結構。
(片桐)ボス。
(片桐)すいません。
この本の 担当の方って
いらっしゃいますか?
(加藤)猟奇シリーズね。
これは 小堀さんだな。
うちで こんなの やるのは
小堀さんぐらいですから。
(加藤)あっ。 そこに いますよ。
(岩井)まず 死の腕の犯行声明やが指紋も何も 見つかってない。
(片桐)犯行時間は 昼の11時 4時
夜の9時 夕方の5時。
ばらばらです。
犯人は 比較的
時間に 融通が利く仕事
ないし 学生か。
(花形)刺された個所は
1人目が 3カ所
以下 2人目 3人目が 1カ所。
4人目が 4カ所。
凶器のナイフは
刃渡り 7~8cmです。
もう一度 徹底的に
洗い直す必要が ありそうね。
ボス。 大変です。
5人目?
それが…。
(キャスター)死の腕を 名乗る
連続殺人事件の容疑者が
逮捕されました。
(理香)逮捕された?
(山村)1人目の被害者の
つめの中に
被害者以外の皮膚が
挟まってたんだ。
おそらく 抵抗して
犯人の腕を 引っかいた。
その皮膚の DNAを照合したら
男には 前科があってさ。
(キャスター)今日 午後8時ごろ
目黒区の会社員
佐藤 哲夫さん方に 押し入り
内偵中の 警視庁 刑事に その場で取り押さえられました。
都内で 同様の手口で
4人の男性を
相次いで殺害した疑いで
逮捕された 野口 武生容疑者は
一連の事件の犯行を
認めているということです。
自供してるみたいだし
とにかく これで 一件落着ですね。
(野口)人の体って
意外と 感触ないんです。
豆腐を 突き刺すような感じで
ずずーって 中に入っちゃう。
おかしいですよ その顔。
どうしようもないやつだな。
(丹波)会見は
あしたの 10時だ。
まっ 君たちの手を 煩わさずに
済んだ。 ご苦労さん。
何か おかしい。
(丹波)えっ?
冷静な話しぶりから みても
野口は 最初 3件の犯行の
犯人像と一致する。
なのに 4人目だけ 犯行が
冷静さに欠ける傾向にある。
どういうことだ?
自己顕示欲の強い
シリアルキラーの場合
何事も 誇張して言うことがある。
ヘンリー・ルーカスも
300人 殺したって 言ってるけど
真偽は 定かではない。
おい。 絵里子。
(刑事)貴様 ふざけるな!
まあまあ リュウさん。
落ち着いて。
はい。
ヘンリー・ルーカスに
憧れてるんだ。
でも それにしちゃ
殺傷方法が お粗末ね。
第一の被害者 横川さんは
3カ所 刺してる。
2人目 3人目は 1カ所。
なのに 4人目だけ 4カ所。
連続殺人犯ってさ だんだん
手口が洗練されていくもんでしょ。
逆に 手数 増やして
どうすんの?
はい。 怖かったんでしょう?
この人 ちょっと大柄だもんね。
怖くて つい
4カ所も 刺しちゃった?
粋がってるけど
ホントは 人を刺すのが
怖くて怖くて
しょうがないんでしょ。
何が ヘンリー・ルーカスよ。
ヘンリーも いい迷惑だわ。
こんな臆病な 殺人犯と
一緒にすんなっつうの。
(野口)こいつは 俺じゃ…。
うん?
(野口)こいつは 俺じゃねえよ!
(刑事)おい 野口!
(野口)もう一度 言ってみろ!
(刑事)おとなしくしろ!
(野口)おい! おい!
うあーっ! うあーっ!
4人目は 違った?
4人目の 蒼井社長だけ
椅子に座ったまま 刺されてる。
つまり 知り合いと
話してた最中に 刺された。
見知らぬ人が 入ってきたら
誰だって 立ち上がる。
それに 前の3人は
体の左側に 死傷痕が集中してる。
ところが 4人目は
右側を 4カ所 刺されてる。
おそらく 犯人は 左利き。
野口は 右利き。
さらに 切創が 多数あるのは
殺人に慣れていないため。
(片桐)ピッキングは?
終わった後 出るときに
鍵穴に 傷だけ付けた。
参ったな。
振り出しに戻るか。
誰かが 死の腕の犯行をまね
連続殺人犯の仕業に
見せ掛けて 殺した。
もう一度 全員で
蒼井社長の
交友関係を中心に 洗い直そう。
(花形)了解。
とにかく
若さで 切り込んでいくのが
僕のスタイルですね。
まっ これからは 僕の時代ですね。
取材じゃなくて 先に捜査!
はいっ。
(花形)殺された 蒼井社長の評判は良くないですね。
蒼井さんも三代目の ぼんぼんで
苦労せず 社長になり
出版経営のことは
何も 分からない。
ことしは そろそろ
本気で結婚したいなと。
理想は AKBの大島さんです。
目が くりっとして…。 熱っ 熱っ。
(山村)毎日 毎日 会社の金で
銀座で豪遊。 愛人も いたとか。
経営を 大きく悪化させた
張本人と みられてます。
まあ 好みは
ワイルド系っちゅうか まあ…。
やっぱ 男らしい人が
ええっちゅうかね。
っていうか まあ 最近じゃ
僕が 女の子になったら
いいのかなぁなんて…。
うっ うっ!
ありがとうございます。
(岩井)蒼井社長の
放漫経営が原因で
幾つかの 雑誌の廃刊や
売却の話も あるらしい。
殺したいやつは
結構 おったかもな。
仕事は いまいち。 上司も 何か
がつがつしてるでしょう。
ああは なりたくないっていうか。
そちら 中途採用とかしてません?
(幸子)あっ 嫌っ。
自分 不器用な…。
(片桐)で 蒼井社長の下で
有力な役員が
佐神 公一さんと
山地 智子さん。
(花形)佐神さんは
文英館を支える 稼ぎ頭。
ただし 中途入社の佐神さんは
創業一族とは 折り合いが悪く
会社を辞め 独立するのではとの
噂が 絶えません。
一方 先代の社長にも 気に入られ
生え抜きの役員なのが
この 山地さん。
蒼井社長の前に 初の
蒼井家以外の社長に
なるのではと 目されていた。
あの人 きついもんね。
あんたが 言うな。
(山村)もっとも この 山地さんも
先代の社長と 寝ていたとか
とかく 悪い評判の
絶えない人です。
とにかく この会社の中で
社長が殺されて 得をするのは
この 山地さんと
犬猿の仲だった 佐神さん。
佐神さんは
蒼井社長が 殺された時刻
こちらで
打ち合わせをしてました。
これ!
社長が 事件に巻き込まれ
「多大な ご迷惑 ご心配を
おかけしたことを
心より お詫び申し上げます」って
書いてある。
(幸子)雑誌は 広告で
成り立ってるって いいますから
スポンサーに
配慮したんじゃないんですか?
でも これ 月刊誌よ。
手回し よくない?
編集長は 小堀 慶介。
彼 左利きだったよね。
(片桐)小堀は 自他共に認める
犯罪オタク。 評判悪いですね。
仕事は しない。
私生活も ルーズ。
あと 広告会社との癒着や
横領の噂が 絶えません。
あるいは それが社長にバレて
怒られ 逆ギレしたか。
(小堀)27日?
えっと 何してたっけな?
ああ。 この日は 作家の
寺田 文一先生の
出版パーティーですね。
(片桐)そうですか。
(小堀)犯人 捕まったんですよね?(片桐)ええ。 まあ 一応 確認です。
(片桐)ああ それと
この 謝罪ページなんですが…。
(小堀)ああ すいません。
もう いいですか?
今から ちょっと
出なきゃいけないんで。
ありがとうございました。
(女性)いいえ。
こんにちは。
ああ。
皆さん 取材
ありがとうございました。
ホント。 みんな 捜査より
そっちに 乗り気になっちゃって。
後は 大澤さんだけだ。
色々 聞きましたよ。
大澤さんは とても優秀だが
仕事には とても厳しい人だって。
佐神さんこそ。
仕事が できない部下には
容赦ないって。
あっ。
わが社の 次に廃刊にする雑誌を
検討してたところです。
廃刊!? いい雑誌じゃないですか。
わたしも 子供のころ読んでた。
でも 今は 買ってない。
さすがに。
老舗出版社の 悪い癖でね。
売れない雑誌でも
伝統の名の下に 残そうとする。
おかげで僕が いくら 収益を
上げても 全部 持ってかれちゃう。
それだけ ベストセラーを
出し続けるコツは?
そうですね。
簡単に言うと ストーリーかな。
ストーリー?
作家 スポーツ選手 有名人。
何であれ 人を感動させるのは
物語。 ストーリーなんですよ。
優れた人物には 必ず
その人なりの ストーリーがある。
僕は単に
それを 導きだすだけです。
それにしても これだけの仕事量
すごい情熱。
情熱? かけらも ありませんよ。
ビジネスだからです。
まあ 強いて言えば 僕自身が
平凡な人間で ストーリーがない。
だから 他人のストーリーに
興味があるっていうのは
あるかもしれませんね。
そうでしょうか。
誰にでも ストーリーは
あるんじゃないですか?
というと?
わたしの仕事も 少し似ています。
殺人事件は
犯罪の中で 唯一
被害者から
話を聴くことができない。
だから なぜ 被害に遭ったのか
被害者に成り代わり
必死で ストーリーを考える。
被害者のストーリー。
加害者のストーリー。
それが 捜査です。
なるほど。 面白いですね。
でも 今回みたいな
猟奇的殺人の場合は?
どんな犯罪にも
ストーリーはあります。 必ず。
楽しみにしてます。
それが 発表される日を。
では。
どうも。
(岩井)出版パーティーには
確かに 出席しとるなぁ。
(山村)文英館の 主立った人は
出てたみたい。
(岩井)ここに勤めて
もう 何年ぐらいなんですか?
ちょっと。 文英館の 主立った人は出てたみたい。
(岩井)あっ そう。
うーん。 始まったんが 3時で
終わったんが 6時。
犯行時間 5時ですか。
で 現場は ここから
車で 10分。
で この
250人規模の大会場やろ?
これは どう考えても
中抜け可能ですよね?
ねっ?
(山村)ちょっと 何 やってんの?
小堀には アリバイがないってことか。
それ以外は 何か ないのか?
(花形)それが 小堀の同級生に
佐神さんの奥さんがいたっていう
プチ情報ぐらいで。
(幸子)佐神さん 結婚してたの!?
でも 2年前に別れたそうです。
わずか2年の 結婚生活だったとか。
よかったぁ。
(花形)何がです?
(山村)じゃあ 小堀と佐神さんは
親しかったんですか?
(片桐)いや。 仕事ができない
小堀を 佐神さんは嫌っていた。
以前 同じ編集部になったときも
あっという間に 飛ばしたとか。
小堀に 任意同行をかけよう。
(片桐)ずいぶん ギャンブルが
お好きだったようですね。
その借金を 埋めるために
会社の金を
横領していたんじゃありませんか?(小堀)噂だろう それは。
(岩井)それが 社長にバレて
頭にきて やったんちゃうんか?
おい!
(小堀)だから 知らないって。
(花形)見てください。
小堀の銀行口座です。
Kカンパニーという会社に
毎月 代理店や スポンサーから
100万円近く 振り込まれてて
翌日 全額 引き出してます。
(山村)これ 小堀のつくった
ペーパーカンパニーです。
ここを通して
広告費を 横領してたんです。
(幸子)蒼井社長 殺害現場に
落ちていた 髪の毛の DNAと
取調室で 小堀が飲んだ
紙コップに付いていた
唾液の DNAが
一致しました。
花形。 表へ回って。
了解。
小堀さん。
(片桐)小堀さん。
小堀さん。
小堀さん。
(片桐)ボス。
(水音)
(幸子)何カ所か
ためらい傷も ありました。
(山村)クロゼットから 蒼井の血痕の
付いた服と ナイフが発見されました。
(花形)そんな 自殺なんて…。
胃の内容物は?
ナッツが 少し。
血中アルコール濃度が 2.5%でした。
お酒を飲んで その勢いで
自殺に及んだと 思われます。
確かに 部屋には
酒瓶が 幾つも転がっていた。
気の小さい あの男らしいで。
(丹波)バカヤロー! 被疑者を
追い詰めて 自殺させただと!?
そんなことが マスコミに知れたらまた 袋たたきだ。
どうしてくれるんだ。 えっ?
チッ。
刑事部長。
取りあえず こいつらの処分は
わたしに 任せてください。
何?
しかるべき処置を 取ります。
君の責任問題でも あるんだぞ。
承知しております。
間違いないんだな?
ええ。
ったく…。
あっ リカリン。
(理香)ネットで
話題になってるよ。
警察が 失態を
犯したんじゃないかって。
ハァー。
まあ まあ まあ。 あっ そうだ。
ちょうど よかった リカリン。
ちょっと 気分転換に
おっさんに 付き合ってくれる?
あっ お兄さん。
小堀は 自殺じゃない。
(花形)えっ?
小堀は 酒に
それほど 強くなかった。
その小堀にとって アルコール濃度
2.5%は 強度 酩酊状態。
その状態で
自分で 手首は切れない。
(岩井)でも ためらい傷は?
自殺か 偽造自殺かのポイントは
ためらい傷が
あるか ないかやろ?
アルコール濃度は
死んだら 少し下がるから
実際は もっと高かった。
その状態なら
軽く傷を付けても
痛みは感じない。 抵抗もできない。
じゃあ 誰かが酔わせて
手首を切ったってことですか?
うーん。 強いな リカリン。
弱過ぎ。
次 やります?
チェスでも 将棋でも 何でも。
強いですけど。
うーん。
それより こんなことしてて
いいんですか?
被疑者 死んじゃったんでしょ?
上の者はね どんと構えて
責任だけ 取りゃいいの。
後は 下の仕事。
白のものが 黒になる。
黒のものが 白になる。
ここからだよ。
ストーリーは。
(佐神)コーヒー 1つ。
(従業員)かしこまりました。
(佐神)すいません。 やっと 時間を取っていただけましたね。
よいしょ。
(操作音)
取材のときや 大切な人と
会うときは 必ず 電源を切ります。
目の前の人に 全精力を注ぐ。
それが ポリシーです。
小堀さんの 亡くなった夜の
アリバイを聞かせてください。
そのために 今日は来ました。
自殺じゃないんですか?
小堀は。
他殺の可能性も あります。
ほう。 面白いな。
僕も 疑われてるのか。
その日は 仕事が早く終わったので自宅にいました。
それを 証明する人は
いらっしゃいますか?
一人暮らしですから
いませんね。
佐神さんの 離婚された奥さまと
小堀さんとは 同級生だとか。
ええ。 偶然 前の女房の
同級生では ありましたが
それだけです。
僕は 仕事が できないやつが
何より嫌いなんで。
あれから 色々 聞き込みました。
佐神さんは 人たらしの天才。
だけど 利用できなくなったら
すぐに見捨てる。
だったら こんな話も
聞いてるでしょう。
それは 私生活にも当てはまる。
結婚は 2年で破綻。
別れた妻と子供には
養育費だけ 渡して
一切 会おうともしない
非道ぶり。
否定しませんよ。
僕は どこまでも仕事優先。
家庭には 向いてなかった。
それに 気付いただけのことです。
そうですか。
ねっ? 僕のストーリーなんて
つまらないでしょ。
それより 大澤さんのストーリーを聞かせてください。
フッ。
(片桐)佐神の過去を
調べてきました。
どうだった?
それが…。
もともとは 裕福な家庭に
生まれたんですが
7歳のときに
父親が 事業に失敗。
そのころから
父親は 酒浸りになり
たびたび 暴力を
振るわれていたようです。
結局 母親も病死。
間もなく 父親も死んで
祖母に 預けられたとか。
これが たった1枚
メディアに出た
彼が 子供のときの写真です。
つまらない ストーリーか…。
(弘子)初めて 見ました。
こんな写真。
あの人 家のことも ほとんど
話してくれなかったから。
そうですか。
家では どんなでした?
(弘子)ほとんど
家に いなかったですから。
もともと 忙しい人でしたけど
子供が できてからは 特に。
(弘子)何か 家の中。 いや。
家族っていうものが
居心地悪いみたいで。
わざと 忙しくしている感じで。
それで 離婚を?
ん…。
ちょっとしたことで
言い合いになって
殴られました。
ほおを 平手で。 それで 終わり。
嫌いだったんだと 思います。
家族ってものが。
佐神さんとは それっきり?
去年の春に
少し 話したきりです。
小堀さんが死んだ 4日の夜は
どちらに?
その日は 映画。
映画雑誌も 受け持ってるから。
それより 殺されたって
ホントなの?
自殺じゃなかったの?
まだ 分かりません。
今日 小堀さんの
告別式ですよね?
部下なのに
行かなくていいんですか?
香典は出した。
わたしは 週刊誌も見てる。
誰かが死んだからって 本を
出さないわけに いかないでしょ。
それに
正直 いい部下じゃなかったし。
いつか 問題 起こすと思ってた。
ああ。 会議ですか?
そう。 年間計画を立てる
大事な会議。
雑誌の創刊 廃刊を
検討するわけ。
売れない雑誌
抱えてる余裕なんて ないのよ。
『少年時代』
廃刊になるんですか?
なりゃ いいんだけどね。
この手の雑誌 今 厳しいから。
まっ それは これから。 じゃあ。
(片桐)どうも。
(花形)うわ!?
気持ち悪い 部屋だなぁ。
(幸子)そのパソコン
持ってって。
(花形)はい。
小堀の部屋にあった
メモ用紙の 圧痕。
上の紙に
何かを書いた跡ですね。
それを 科捜研のESDAにかけて解析したものが これです。
月曜日 深夜まで銀座。
火曜日 会合 7時には帰宅。
これ 蒼井社長の
あの週の行動です。
(花形)誰かが
小堀に教えていたのは
間違いないようです。
小堀の携帯と パソコンは
今 黒原に解析さしとる。
(幸子)会社の 机回りのものも
一応 全部 指紋を採りました。
どれも 不明な指紋が 多数で
特定できません。
ただ この絵から
採取された指紋は
小堀のもの以外 2つだけで
そのうちの 1つが
文様の構成 趨勢が
ここに 付いている指紋。
つまり 佐神さんの指紋と…。
(幸子)極めて 似ています。
同じなの?
まだ 断定はできません。
何せ 紙に付いてる指紋が
極めて 薄くて。
しかも 一部分だけなんで。
当たってみよう。
(一同)はい。
さあ。 その絵のことは
知りませんが
僕は 部下の企画書なんかも
山ほど 見ます。
そのときに
付いたんじゃないですか?
そうですよね。
まだ 僕が疑われてる?
動機は 何です?
仕事のできない 小堀や
蒼井社長が 許せなかった。
そこまで
ストイックじゃないですよ。
では こういうのは?
社長が死ねば
次期社長も 視野に入る。
あなたは 小堀の横領に気付き
社長への密告を
ちらつかせ 殺させた。
そして 口封じのために
小堀も殺した。
それが 大澤さんの作った
ストーリーか。
残念ながら
売れ行きは 厳しそうですね。
2カ月後 そこの社長に
就任します。
知水出版は いずれ 文英館を
吸収するとまで いわれています。
残念ながら 僕には
この会社なんて
どうでも いいんですよ。
(理香)復元できたよ。
小堀って人のメール。
(山村)ああ。 よいしょ。
分かった。 すぐ 任意同行。
あと 家宅捜索の令状も。
すいません。 お忙しいところ
ありがとうございました。
任意同行って 山地の?
ええ。
小堀が殺された日 彼と
会ってたことが 分かったんです。
失礼。
(岩井)小堀の携帯メール
解析してたら
こんなん 出てきたんや。
(片桐)その日は 映画を見ていたとおっしゃってましたよね?
どういうことですか?
(岩井)それだけちゃう。
これ!
これ そのダイニングバーの近くの防犯カメラの映像や。
ここに写ってんの
あんたと 小堀やな。
確かに その日 飲みに行った。
(岩井)ほな 何で 黙ってたんや?
殺されたって 聞いて
恐ろしくなって。
恐ろしくなって?
そんな玉かな? あんたが。
あなたは 自分は飲まず
小堀にだけ 酒を勧めた。
その日は 体調が悪くて。
ホントよ。 小堀が
飲みに行こうって 言ったの。
どうしても 相談したい
企画の話が あるからって。
(岩井)小堀が企画?
(山地)強引に誘ってきたの
小堀の方なの。
(花形)わあ! すごいな。
出版社って
そんなに 給料いいのか。
(山村)えっ?
(花形)どうしました?
(山村)ボス!
山地は この半年ほど
毎月 何十万単位で
買い物してます。
(花形)小堀が 横領してたと
思われる お金も
ひょっとしたら
受け取ってたんじゃないでしょうか。
(山村)小堀の横領が バレたら
自分にまで 害が及ぶ。
それで 小堀に 社長を殺させた。
家から 殺人の物証は?
見つかりませんでした。
(片桐)何で 黙ってた?
(山地)関係ないでしょう。
何で いちいち
言わなきゃ いけないわけ?
(岩井)殺されたんやぞ 社長は。
ずいぶん 羽振り
よかったみたいやないか。
年収 1,000万 超えてるとはいえ
マンションを 買うて
バーキン 何個も 買えるか?
(片桐)小堀と組んで
横領していたんじゃないのか?
買ってもらったの。 蒼井社長に。
付き合ってたら 当然でしょ。
(岩井)付き合ってた?
(佐神)やっぱり 幼少期に
暴力を受けた子は
大人になったら それを
やり返すっていうのは
本当なんですね。
そういう傾向は あります。
すいません。
お呼び立てしまして。
いいんです。
会社は もう パニック。
なかなか 仕事にならなくて。
どういう人なんですか? 彼女は。
出世のために 魂を売った人間。
最も 出版社に
いちゃいけない人ですね。
文英館の社長になるためには
手段を選ばない?
可能性は ありますけど。
ホントに 山地で
間違いないんですか?
状況的には。
バーで 酒を 何杯も勧めてるの
目撃されてますから。
でも 決定的な証拠が
まだ ないんですよね。
だから 今のところ
任意同行しか できなくて。
そうですか。
あと一歩なんだけどなぁ。
(花形)ボス。 裏 取れました。
相手は 新興の
ゲームメーカーだそうです。
そう。
(佐神)見つかったそうですね。
聞きましたよ。
ええ。 バッグから 小堀の血の
付いた タオルが発見されました。
なるほど。 動かぬ証拠が。
そう。 あなたの。
何の話です?
小堀に 蒼井社長を殺させたのは
あなた。
どこからか
小堀の横領の件を知り
脅して 追い詰め
社長を殺させた。
そして おそらく ほろ酔いで
帰ってきた 小堀に
さらに 酒を飲ませて
酩酊状態にさせ
手首を切って 殺害した。
その際 山地に
罪を かぶせようと
小堀に
山地を誘わせたのも あなた。
何を 言ってるんですか?
このバッグ
山地さんのバッグじゃない。
わたしが ニューヨークで
買ったものです。
山地さん たくさん バッグは
持っているんですが
なぜか 青いバッグは
持ってないんですよね。
でも…。
このバッグを
山地さんが 持っていたのは
わたしたちが カフェで
見たときだけなんです。
つまり これが
山地さんのだと思うのは
あなたしか いなかった。
最初から 疑ってました。
あなたは 大事な取材のときには
携帯に出ないと言った。
でも 最初 蒼井社長が
亡くなったとき 携帯に出た。
はい。
社長が殺された!?
殺害時のアリバイを
わたしたちに 示すために。
動機は?
そう。 それが 分からなかった。
あなたのストーリーが。
最初は 社長が
憎いからだと 思ってたけど。
だったら 会社を辞めればいい。
あなたなら 引く手あまた。
現に あなたは 知水出版での
社長就任が 内定していた。
そうですね。
だから 逆に考えた。
何か 会社に残らなきゃいけない
理由があると。
動機は 蒼井社長が
創刊40年になる雑誌 『少年時代』を他社に売ろうとしていたから。
相手は 出版業に進出したいと
考えてる ゲームメーカー。
手っ取り早いのは 雑誌を持ってる他社から買うこと。
ゲームメーカーは 『少年時代』を買い
ゲーム誌にしようとしていた。
放漫経営の付けで 買収される
噂もあった 蒼井にしても
どうしても 資金が欲しかった。
あなたは 焦った。
知水出版の社長に 就任して
文英館の 吸収合併も
視野に入れていたのに
それより先に 社長が ゲームメーカーに
『少年時代』を売ってしまう。
それを阻止しようと
社長を殺した。
山地も 『少年時代』の廃刊を
もくろんでいた。
それで 彼女に
罪を かぶせようとした。
何で こんな雑誌のために?
廃刊寸前の雑誌だ。
お父さんとの
思い出の雑誌だから。
最初 気付かなかったけど
この本棚 画像を解析してみたら
ずらっと 『少年時代』が並んでる。
あなた 近所の人に言ってた。
よく 寝る前
『少年時代』を お父さんに
読んで 聞かせてもらってたと。
その思い出を 守るために
殺人を犯した。
それが あなたのストーリー。
甘過ぎるな。 単なる想像だ。
あなたが 離婚したのは 自分の
DVが 怖かったからでしょ。
DVを受けた子は
親になったとき
DVをする方に 回る傾向がある。
あなたは そう思い込んで
自分から 家族を捨てた。
何を言ってるんだ。
でも 子供は忘れない。
たとえ どんな親でも
優しかったころの 思い出は。
何を言ってる。
あなたの息子
4歳の直樹君が
あなたを 忘れないように。
えっ?
奥さん。 弘子さん。
同級生の小堀に たびたび
あなたへの手紙を 託してた。
(弘子)これ
破り捨てるだけだよ
あなたが 破って 捨てるから
小堀も 渡さず 捨てていたけど
さすがに これは
捨てられなかったみたい。
直樹君が描いた あなたの顔よ。
その絵に 指紋が付いてた。
幼児の指紋は
検出されにくいけど
文様の構成や 趨勢が
あなた そっくりだった。
皮肉にも その絵が あなたと
犯行を結び付ける ヒントになった。
横に 棒のようなものが
描いてあるでしょ。
それね 桜の木よ。
去年の春 養育費を渡すために
一度だけ たまたま
直樹君にも会った。
直樹君 そのこと 覚えてる。
自分を捨てたはずの お父さんでも子供は覚えてる。
あなたと 一緒。
子供の中じゃ お父さんは
いつも 笑ってるわ。
(佐神の父)「『いいだろう。
見せてやろう』と言い
怪人は 自分のコートを
ばっと脱ぐと
ぱっと 中身が
消えてしまった」
「地面には 怪人を包んでいた
コートと仮面と帽子が
ばさっと 落ちた」
「『何だ!? 何が起こったんだ?
また 逃げられた』」
(山地)間違いないのね?
(片桐)佐神を
おびき出すためとはいえ
すいませんでした。
彼は そこまでして
守りたかったんだと思います。
(片桐)あのう。 『少年時代』
どうされるんですか?
本っていうのはね
結局 人の思いで できてるの。
それを大切にしなきゃ
出版社にいる意味がないわ。
(記者たち)出てきたぞ!
集まれ あっち!
集まれ あっち!
カメラ! あっち あっち!
(理香)人間って 複雑。
うーん。
チェスや 将棋より ずっとな。
それを 解いていくのが
仕事ってもんだ。
チェスも 将棋も
むちゃくちゃ 弱いじゃん。
フフフ。 将棋崩しは
得意なんですけどね。 リカリン。
DVか。 佐神さんが。
(弘子)夕飯もあるんだから
おやつ 食べ過ぎないのよ。
(直樹)はーい。
ストーリーか。
(メールの着信音)
あー チクショー。
載らねえのかよ これ。
いいじゃん。
そんなの どうだって。
バカヤロー。 俺のファンがな
心待ちにしてる…。
あっ。 あーあーあー。
さすが 酒も滴る いい男。
へえすけさんには
言われたかないね。
誰?
あっ そうだ。 ここな
空揚げ うまいぞ。
空揚げなんて
鶏に対する リスペクトが
足りない。
すいません。
フライドチキン お願いします。