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CHANGE 01
政治に興味のなかった小学校教師・朝倉(木村拓哉)は、ある事情から選挙に出馬。深...
(SP)検索 開始!
(SPたち)はい!
(SP)マルタイ 現着。
A点 通過。
(SP)了解。 行くぞ。
(記者)今 二瓶派 会長の 二瓶 栄議員が 到着しました。
垣内外務大臣です。
小野田幹事長です。
(記者)神林総務会長も 今 到着しました。
(関係者)おはようございます。
神林先生。
(理香)ご苦労さまです。
(鵜飼)やあ! お待たせ!
(垣内)おはようございます 鵜飼総理。
(小野田)防衛大学校の卒業式 いかがでした?
(鵜飼)おう。 すばらしかった。
(小野田)ああ。
(二瓶)今日は テニスですか?
総理。 お若いですな。
ハハハハ…。
(鵜飼)ハハハハ…。
神林君。
君 テニス 嫌いなのか?
(神林)申し訳ありません。
ご覧のとおり
捻挫を してしまいまして。
(鵜飼)ふーん。
私に つきあうのが 嫌なのかと思ったよ。
まさか。 今日は 私の代わりに 秘書が お相手を。
美山です。
実は テニスの経験は…。
(鵜飼)手加減は いらん! 若いもんには まだまだ負けん!
さあ いくぞ! おう! おう!
(鵜飼)おおお…。
(記者)来た!
(警官)止まってください!
(警官)待ちなさい!
(キャスター)鵜飼総理が 運ばれていきます!
パニックになっています!
総理 大丈夫ですか!? 総理!
(キャスター)総理!
何か ひと言 お願いします!
(秘書官)ギックリ腰です! ただの ギックリ腰ですから!
(キャスター)今 救急車に乗せられました!
(キャスター)病院に 運ばれていくもようです。
(キャスター)鵜飼総理は ギックリ腰という 情報ですが
救急車で運ばれるほど 重病なんでしょうか?
すいません! 優しく 打ったつもりなんですけど。
(小野田)だから ゴルフにしときゃ よかったんだよ。
(店員)お待たせいたしました。
(理香)どうも。
(店員たち)ありがとうございます。
(理香)あっ。 おはようございます。 総務会長秘書の美山でございます。
 はい 美山です。
時間変更?
政府与党 連絡会議の?
ちょっと 待ってください。
今 手帳を。
お待たせしました。
10時 改め 13時で。
はい。
場所の変更 ありませんね?
11時半に 取りに行きます。 そう。 カツサンドとシーフードサラダ。
でも タコは抜いて。
先生が お嫌いなの。
そのかわり エビを多めに。
確認してください。
タコを抜いて エビを多めに。
先週 お願いしたときは
エビを抜いて タコを増やしてたでしょ?
あんな間違い 二度としな…。 あっ! 待って。 乗ります。
ああ すいませーん。
おはようございます。
もしもし。
いや ですから タコを…。
すいません。
再来週ですね。
ええー 木曜でしたら。
15時で いかがでしょうか?
はい。
では お待ちしております。
1階で 受付を済ませて お越しください。
はい 失礼します。
あっ リュウザキ先生。
おはようございます。
 はい 美山です。
その件は もう お断りしたはずですけど。
何度 お電話 いただきましても 神林は
そのような パーティーには 一切 出席いたしません…。 あっ。
何なの!? もう!
おはようございます!
(近藤)今日のスケジュール。
(理香)はい。
(森重)じゃあ また 後で こちらから。 すいません。
(近藤)午前中は予定どおり。 午後は 中平財務副大臣との
会談を 15時20分に変更。 (理香)富山県知事の陳情は?
(近藤)その後に 時間 とるから。 (理香)じゃあ 待ってもらいます。
(森重)昨日の テニスの件で 取材の申し込みが。
神林先生が 受けるわけないだろ。 (森重)いや 美山さんに。
(理香)私?
(森重)グラビア取材だそうです。
総理を もん絶させた 美人女性秘書。
美人?
(森重)どうします?
やりたければ 先生の許可を。
文科省が 再来週のどこかで オリンピック誘致についての
レクを させてほしいと。
(近藤)スケジュール調整しよう。
じゃあ 今日も よろしく。
(理香・森重)はい。
先生に コーヒーを。
(近藤)熱いのは ダメだよ。
もう 人肌です。
(ノック) 森重さん。
グラビアは 断って。
失礼します。
ちょっと 悩みましたね あれ。
(近藤)はっ。
(理香)おはようございます。
若さを アピールするつもりが 完全に 裏目に出ましたね。
マスコミ各社の調査では
内閣支持率は 全部 10%を切っています。
(神林)この10年で 最低の数字だな。
総理は まだ 辞めないつもりでしょうか?
今 総選挙になったら うちは 野党に 惨敗すると思います。
派閥の力関係とかじゃなくて
国民投票で 決めるべきですよ。
総理大臣は。
きっと 神林先生が選ばれます。
(神林)君。
(理香)はい。
(神林)熱すぎるよ。
すいません。
失礼します。
うん?
もう 捻挫は治ったのか?
ああ…。 おかげさまで。
(鵜飼)ふーん。
救急車を呼べと 言ったのは 君だそうだな。
(神林)本来なら 裏口から
総理の車に 乗っていただくべきでしたが…。
(鵜飼)当然だ! 私は もう 終わりだみたいに言われてんだぞ。
(瑠美子)動かないでください 総理。
(鵜飼)はい。
(神林)隠れて 病院に向かえば
勝手に 記事を書かれて 総理は 重病人にされてましたよ。
今ごろは もう 総裁選が始まってます。
ふん。 ったく 入院 入院と 大げさに騒ぎおって。
私はな 居心地がいいから ここに 1泊したんだ。
なあ? 瑠美ちゃん。
(瑠美子)血圧も 問題ありません。
ほら 見ろ。
私は ビンビンだと 国民に伝えろ。
(瑠美子)ピンピン。
(鵜飼)ピンピンだと 伝えろ。
はぁー。
(瑠美子)失礼いたします。
(理香)月丘先生。 総理は?
(瑠美子)夕方から 公務に お戻りになられるそうです。
(理香)あっ そうなんだ。
(瑠美子)残念そう。
(理香)何 言ってるんですか。
(瑠美子)舌打ちが
聞こえましたけど。
(理香)してません。
冗談でーす。
(理香)チッ。
(キャスター)「昨日 ギックリ腰のために
緊急入院した 鵜飼首相が 今日 退院し 公務に戻りました。
記者会見のもようです」
(鵜飼)「ああ あれね。
ラリーに ついていこうとして ついつい無理をしてしまいました」
(理香)はっ。 嘘ばっかり。
1球目のサーブを 空振りして ひっくり返ったんじゃない。
(鵜飼)「辞任? あんなことで 辞任するわけないでしょ。 ねえ?」
(理香)すいません。
(店員)はい。
(理香)同じの。
(店員)ありがとうございます。
(キャスター)「ええー ここで たった今 入ってきた
ニュースを お伝えします。 日本時間の 今日 午後4時ごろ
ベトナムの ニャチャンで 遊覧飛行中の 小型機が墜落。
日本人を含む 6人 全員が 死亡したもようです」
(店員)お待たせいたしました…。
(理香)どうも。
(キャスター)「現地からの 情報によりますと
死亡した日本人は 日本政友党の 朝倉 誠 衆議院議員と
長男の 朝倉 昌也氏である 可能性が高いと 見られています」
(理香)朝倉先生!?
(キャスター)「身元の確認を
急いでおります。 繰り返します。 日本時間の 今日 午後4時ごろ
ベトナムの ニャチャンで 遊覧飛行…」
(鉦の音)
(松ヶ谷)本当に ありがとうございました!
きっと 朝倉先生も 感謝しとります。
わざわざ 福岡まで 先生方に おいでいただいて。
(熊田)神林先生にも よろしく お伝えください。
後援会の皆さんの ご心中 お察しいたします。
(松ヶ谷)本当に うちの先生が 死ぬげな…。
(熊田)昌也君までなぁ…。
(松ヶ谷)俺ら どうすればいいとや…。
あのう…。
昌也さんのほかに 秘書の方は?
(松ヶ谷)大事な仕事は 全部 あの息子さんが やっとりました。
(理香)朝倉先生の死去に伴う 補欠選挙は 来月です。
急いで 先生の後継者を…。
(松ヶ谷)だから そげなもんは おらんと 言うとろうが!
(熊田)後ば継ぐのは 昌也君だと 信じとったばってん…。
(泣き声)
(神林)私の秘書を 福岡に残しました。
この数日のうちに 公認候補を 立てねばなりませんから。
(垣内)国交省の 岩政 篤紀君が いいんじゃないの?
(小野田)垣内先生。
また 言いなりになる官僚を
引っ張ってくるのかい?
(二瓶)おお そうだ。
若手の弁護士で 古手川 大介ちゅうのが おったな。
(小野田)ご自分の お孫さんじゃないですか。
二瓶先生。
(二瓶・垣内)ハハハハハ!
(理香)では 奥様に 出ていただくしか ありませんね。
(松ヶ谷)えっ!?
(熊田)貴江さんに!?
無理やろ。
だんなさんと 息子さんを
一度に 亡くして 寝込んどうとですよ 貴江さん。
今 選挙に出したら 血 吐いて 死んでしまうばい。
(理香)じゃあ 誰か!
今度の補選は
次の総選挙に影響する 大事な選挙なんです。
ここで 政友党の議席を 失うわけにはいきません。
誰でもいいから いませんか!?
誰でんいいって 言われても…。 (熊田)あれは 話にならんしなぁ。
うん? ああー!
あれは ダメたい。
えっ? あれって 誰?
(松ヶ谷)いやいやいや…。
いるんですか? 誰?
(熊田)あれは 先生に 勘当同然に。
勘当!? お子さんが ほかに いらっしゃるんですか!?
次男坊が。
(松ヶ谷)たぁ!
次男坊!?
(あかね)「お母さん お母さん。 子ダヌキは 呼びかけました。
母さんタヌキは うっすらと 目を開けて
ニワトリを見ました。
本物のニワトリだよ。
これを食べたら 元気になるよ。
母さんタヌキは 驚いて ぱっちりと目を開けました」
(啓太)はい ありがとう。 今 新しい漢字が 出てきました。
「夢」 書き順は…。
(淳之介)先生 質問!
はい 村田君。
(淳之介)今の話の中に タヌキが 出てきたんですけど。
うん。
(淳之介)たぬきうどんって 何で
たぬきうどんって いうんですか?
(児童たち)アハハハ!
(児童)確かに そう思う。
あのなぁ…。
(児童たち)何で? 教えて!
たぬきうどん?
(琢磨)淳之介。
モジャ倉 また 脱線だよ。
(淳之介)よっしゃー。
(和人)分かった!
きつねうどんが あるからだよ!
(児童たち)違うよ!
(みく)きっと ちゃんとした 理由があるんだと思います。
うん。
(児童)だから 理由って 何だよ!?
はいはいはい! はいはい。 たぬきうどん…。 たぬきうどん?
えっ? 何で たぬきうどんって いうんだろう?
(和人)考え込んじゃったよ。
モジャ倉。
林君。
朝倉だから。
天パー からかっちゃいけませんよ。
はい。 ええー。
じゃあ たぬきうどん 置いといて。
はい 夢。
(児童たち)えーっ!
はぁー。
(理香)よいしょ。
(琢磨)甘いよな モジャ倉。
(児童)なあ 甘いよな。
画びょう。 早く。 ありがとう。
ああ 首 痛ぇ。
ああー。 モジャ倉ね。
(和人)ねえ ドッジボール やろうよ。
(あかね)やりたい やりたい!
ダメ!
6年生 送る会 あしたでしょ。 
(淳之介)先生 ドッジボール!
だから ダメ つってんの。
しつこいな もう。
あっ 硬え ここ。
あっ 曲がっちった。
あっ ごめん。
画びょう もう1個。
(理香)どうぞ。
えっ?
もう 誰も いませんよ。
あっ! あいつら…。
はい 画びょう。
すいません。
あっ あのう。
ご父兄の方じゃ…。
(理香)ないです。
あっ。
(理香)朝倉 啓太さん…。
です。 はい。
(理香)私 衆議院議員 神林 正一の秘書をしております
美山と申します。
電話では 何度か ご挨拶を。
お断りしたはずですけど。
僕 立候補する気ないんで。
啓太さんは 大変 優秀で 人望が厚く
行動力のある 立派な方だと 伺いました。
お父さまの 後を継げるのは やっぱり 啓太さん…。
僕は そんな 立派な人間じゃありませんから。
それに 全然 興味ないんです 政治。
すいません。 これ 今日中に やっちゃわないと いけないんで。
(呼び出し音)
(理香)ふーん。
あっ。 美山です。
公認候補は 彼以外 ありえません。
でも 朝倉先生に勘当された 不肖の次男坊なんだろ?
子供たちにも なめられるような ボーっとした 男です。
でも 顔だけはいいんですよ これが。
ほら ほら ほら…。
(理香)政治に疎い 女性は 絶対 投票します。
神林先生に もう少し 時間をくださいって
お願いしてください。
絶対 口説き落としますから。
片づけるんだって 言ってんの…。
(児童たち)イエーイ!
危なっ。
じゃあ 5分だけね 5分だけ。
(児童たち)イエーイ!
イエーイ!
やべっ。 あっ。
イエーイ! はい 終わり!
(児童たち)えーっ!?
終わり もう。
約束したろ 今。
たぬきうどんが 何で たぬきうどんって 呼ばれてるか
先生 調べてきました。
(児童たち)えーっ?
たぬきうどんには 天かすが入ってるよね?
天かすって あの 天ぷらの 周りのところ。
衣って 分かるよね?
(児童たち)うん。
天ぷらの中身 エビとか イカとか タネを抜いた 周りのところ。
ええと つまり 天ぷらの タネ抜き。
タネ抜き タヌキ たぬきうどん。
という説もありました。
(児童たち)えーっ!?
嘘だ! つまんない!
全然 面白くないんだけど!
面白くないって…。
(琢磨)じゃあ きつねうどんは?
油揚げが きつねの好物だから。 
(あかね)じゃあ 月見うどんは?
卵が お月さまに 見えるから。
もう いい…。
(淳之介)じゃあ 素うどんは?
素うどん?
(淳之介)うん。
何も入ってないから 素うどんでしょ。
(淳之介)ネギが 入ってるよー!
(みく)かまぼこも!
それは 後から 自分で 入れたんでしょ。
(和人)うどんが入ってますよ!
(児童たちの笑い声)
ああ うるさい うるさい。
うるさい うるっさい…。
はい はい はい…。
もしもし。 ああ 俺 俺 俺。
ああ。 何? もう 起きられるようになったんだ?
えっ? 選挙?
(貴江)私が出ることにしたと。
今度の補欠選挙。
えっ? 何 言ってんだよ?
いや 折り返すわ。 折り返す。
(理香)朝倉さん。
どういうつもりですか?
おふくろ 引っ張り出すなんて。
じゃあ あなたが 立候補してくださいます?
僕のこと 何も知らないでしょ?
(理香)朝倉 啓太。
1973年 3月5日 生まれ。
5歳のときに お父さまが 福岡県議会議員に当選し
3年後 衆議院議員に。
お兄さまの昌也さんは
早くから お父さまの 後継者として 育てられたけど
あなたは 政治とは無縁な 生活を送り
中学 高校と 天文クラブに所属。
福岡から わざわざ 信州大学に 進学した理由は
星のきれいなところで 暮らしたかったから。
それ どうやって調べたんですか? 
(理香)そして そのまま
長野の教職免許を取り 小学校教師に。
通勤の足は 中古のハイブリッド。
でも その車にしたのは エコを 意識したわけじゃなく
単に ガソリン代が 安く済むから。
いけませんか?
(理香)車には いつも 望遠鏡を積んでいて
仕事帰りに 天体観測を楽しむのが 趣味。
つまり 世の中のことには無関心の ロマンチスト。
そんな人間 担ぎ出したって 当選なんてしませんよ。
(理香)父親の遺志を継いで 息子が立つ。
日本人は 弔い合戦が 大好きなの。
しかも 小学校教師なら クリーンな イメージでしょ。
残念ながら あなた以上の 候補者は いないんです。
僕は 親父とは違います。
嫌いなんです 政治の世界。
世の中が よくなってほしいとは 思わないの?
子供たちに 希望ある未来を 用意してあげたいとは 思わない?
そんなことは 関係ない…。 
(理香)そんなことのために
今の生活を 犠牲にするのは まっぴら?
そんな たきつけたって ダメですよ。
(理香)じゃあ お母さまに
立候補していただくしか ありません。
失礼します。
ちょっと 待ってください。
もし 僕が立候補して…。
ありえない話は 時間の無駄。
もし 僕が…。
僕が立候補して…。
落選したら あきらめてくれますか?
もちろん。
(豊島)そして 今日は 皆さんに ご報告があります。
実は 朝倉先生が 退職されることになりました。
(児童たち)えーっ?
(豊島)福岡に戻って 選挙に 立候補されるそうです。
(児童たち)えーっ?
(淳之介)政治家になんの?
(みく)モジャ倉が?
(和人)当選するわけないじゃん。
(豊島)はい 静かに。
前 向いて。
(児童たち)無理 無理。
(豊島)皆さんは 投票できませんが
心の中で 朝倉先生を 応援してあげましょう!
(児童たち)はい。
(アナウンス)「今日も ワンワールド メンバー
日本航空を ご利用くださいまして ありがとうございました」
はぁー。
(理香)さっさと 降りる。
えっ? 同じ飛行機だったんですか!?
あっ…。
(松ヶ谷)敵は こいつたい。
(理香)元 県知事 外木場 清光。
革進党 公認。
(ひかる)お茶 どうぞ。
(理香)あっ どうも。
(松ヶ谷)前回の選挙じゃ 親父さんが 勝ったばってん…。
(ひかる)はい お茶。
(熊田)その差は たった 800票たい。
(松ヶ谷)うん。
(ひかる)お茶でーす。
(久子)今回は 事実上の 一騎打ちやね。
(ひかる)どうぞ。
(熊田)頑張ってくれよ 啓太君。
はい。 あっ ありがとう。
(ひかる)いいえ。
(松ヶ谷)うん? ああ…。
俺の めいっ子たい。
宮本 ひかるでーす。
(松ヶ谷)今回 こいつに
ウグイスば やらせるけん。 (ひかる)ウグイス やります。
ウグイス?
(理香)ウグイス嬢。
(笑い声)
あっ ウグイス…。
よかですか?
(久子)あっ…。
(理香)禁煙!
えっ? 禁煙なんですか?
(啓太)政策?
(理香)教育 福祉 環境を
三本柱にして 具体案を まとめました。
これ 美山さんが考えたんですか?
(理香)全部 覚えてください。
全部!?
おじちゃん!
(松ヶ谷)おお 韮沢さん!
(久子)韮沢さん! 来てくれたと!?
(熊田)待っとったよ。
(韮沢)青森県 津軽郡 軽石村 村議会議員選挙が
やっと 片づいたんで。
(松ヶ谷)ご苦労さまでした!
(熊田)で 結果は?
(韮沢)もちろん 圧勝ですよ。
(松ヶ谷・熊田)わぁー!
(久子)さすが!
(松ヶ谷)そうたい そうたい!
(熊田)そら そうたい!
(久子)ひかるちゃん お茶!
(松ヶ谷)おお そうたい そうたい。
さあさあ…。
(理香)あっ…。 誰?
(松ヶ谷)選挙プランナーの
韮沢さんたい。
選挙プランナー?
(熊田)前回も あの人の 世話になったと。
(松ヶ谷)この 選挙区のことなら 表も裏も 分かっとうけんね。
(理香)政友党本部から まいりました 美山です。
(松ヶ谷)東京から わざわざ 来てくれたとよ。
(理香)大事な選挙ですから。
(韮沢)大事じゃない 選挙が あるんですか?
(理香)禁煙です。
(韮沢)候補者は?
(理香)あちらです。
どうも。
朝倉 啓太です。
このたびは お悔やみ 申し上げます。
あっ…。
でも ご次男が後を継いでくれて
お父上も ホッとなさってるでしょう。
でも 期待しないでください。
僕は 親父みたいには…。
父親は 関係ない。
はい?
(韮沢)オファーの電話が 5分 遅かったら
俺は 革進党についていた。
運が よかったな。
しかし 親父を思い出して 感傷に浸ってる 暇はないぞ。
これから すべて 俺の言うとおりに 動いてもらう。
あんたもだ。
選挙は 選挙のプロが 仕切るんだ。
俺は 過去 200回 戦って 199勝。 負けた選挙は 最初の1回だけだ。
(かしわ手)
(理香)その1回は どうして?
思い出せってのか?
いえ。
結構です。
(韮沢)有権者 1,000人を 対象にした 電話調査の結果だ。
電話調査?
「今度の選挙で
あなたは 誰に投票しますか?」
(松ヶ谷)何っ!?
(理香)外木場 清光 42%。
朝倉 啓太 23%。
(韮沢)今の時点では 惨敗だな。
はい。
(ひかる)嘘っ。
(韮沢)弔い合戦?
朝倉先生が 次男坊に 期待してなかったことは
周知の事実だろ。
しかも 今
政友党の支持率は 最悪だ。
この結果は 妥当だろ。
どうするの?
やめますか?
はい!?
すいません。
どうしたら 勝てるの!?
絶対に 勝たせて。
(韮沢)勝利への道は 1つだ。 組織票を固め 浮動票を取り込む。
全員が 死ぬ気になれば 勝てる!
(一同)はい!
(韮沢)タフな戦いになるぞ!
(一同)はい!
(韮沢)仕事の 割りふりだ。
すぐに 取りかかれ!
(一同)はい!
(理香)頑張ってくださいね!
皆さん!
(一同)はい!
(韮沢)何 言ってんだ?
お前もだよ!
(理香)えっ?
(韮沢)おい。
(理香)はっ?
(理香)キャッチフレーズ?
(韮沢)有権者に訴える
キャッチフレーズを 考えんだよ! 
えっ 政策じゃないんですか?
政策 あんのか?
ないです。
(理香)いえ あります。
(韮沢)なくていい。
(理香・啓太)はっ?
(韮沢)そんなものは お前
当選してから 考えろ。
(理香)いや ちょっと 待って。
(韮沢)短期決戦だぞ。
小難しい政策が 有権者に
浸透すると 思ってんのか!? 
ああー なるほど。 やった。 はい。
(男性)せーの!
(拍手)
(理香)来たーっ!
(貴江)あっ タナカ先生。 どうぞ よろしく お願い申し上げます。
(啓太)よろしく お願いします。
(ひかる)笑顔 硬っ。
(韮沢)「若さで 政治改革」
(理香)分かりやすいほうが いいでしょ。 短期決戦ですから。
(貴江)啓太が 選挙に出るとか 信じられん。
やっぱり カエルの子は カエルやねぇ。
元気になったね。
政治家の妻 30年 やってきたとよ。
選挙って 聞いただけで 血が たぎると。
よーし。 頑張りんしゃい。 うん?
うん。
あらー!
(韮沢)選挙は 戦争だ。
はい?
法治国家において 面と向かって 他人を攻撃できるのは
選挙しかない。
選挙こそは 唯一 法律で許された 戦争なんだ。 外木場に勝つぞ。
(理香)はい!
おお びっくりした。
痛っ。
(理香)ちょっと。 何? それ。
はい?
そのまま!?
えっ? ダメなんですか?
何!? それ!
はっ?
(理香)何で ポスターみたいに
髪 セットしないの!?
時間 かかるし
思い切り 引っ張られて 痛い…。
そんなの 我慢して。
投票用紙に 「モジャ倉」って 書かれたら 無効になるのよ。
今 「モジャ倉」って言いましたよね?
ちょっと 来て。
どこ 行くんですか?
(理香)いいから。
(松ヶ谷)候補は 何ばしよっとか!?
そろそろ 出発せんと。
(熊田)遅かねぇ。
(理香)お待たせしました!
すいません。
早く。
(一同)おおーっ!
(拍手)
(ひかる)それでは 朝倉 啓太 行ってまいります。
(拍手・歓声)
頑張って! 啓太!
(ひかる)日本政友党 公認候補 朝倉 啓太。
朝倉 啓太でございます。
ただいま 立候補の届け出を済ませ いち早く 皆さまに
ご挨拶と お願いに まいりました。
うまい!
プロ!?
朝倉 啓太は 志半ばで ベトナムの空に 散った父
朝倉 誠の 遺志を継いで 政治の世界に 飛び込みました。
じゃあ 候補。 いきましょう。 
僕が しゃべるんですか!?
あなたの 選挙でしょ!
(ひかる)それでは 朝倉候補に
マイクを渡します。
はい どうぞ。
(理香)どうぞ。
あっ こんにちは。
(理香)おはようございます。
おはようございます。
(理香)もっと 声 張って。
政友党 公認候補の 朝倉 啓太です。
(理香)もったり 言わない!
朝倉 啓太です!
行ってらっしゃいませ!
(理香)行ってらっしゃいませ!
おはようございます!
朝倉 啓太です!
行ってらっしゃいませ!
(理香)おはようございます!
行ってらっしゃいませ!
若さで 政治改革を。
(ひかる)朝倉 啓太は 父の遺志を継いで 頑張ります!
(理香)沿道の お母さーん! 声援 ありがとうございます!
若さで 政治改革を。
(理香)3階からの応援
しっかりと 受け止めました!
若さで 政治改革を。
お帰りなさいませ!
朝倉 啓太です!
(理香)朝倉 啓太です!
よろしく お願いいたします!
こんばんは! 朝倉 啓太です! 
すいません お騒がせしてます。
(理香)お勤め ご苦労さまです!
朝倉 啓太です!
(熊田)あしたも 頑張りましょう!
はい。 お疲れさまです。
(熊田)どうも! お休みなさい。
少なっ。
(貴江)食べんしゃい とろろ。 ネバネバは 精がつくけん。
ずっと こんなに きついのかな?
(貴江)お父さんも 大変な思いば してきたとよ 選挙のたんびに。
親父みたいには 俺 しきらん。
そげなことば 言うて。
あんたは 人の期待に 弱いタイプ。
結局は 一生懸命 やってしまうもんね。
はあー。
ほーら。 うなぎ 食べんしゃい。
政友党 公認候補の 朝倉 啓太です!
教育 福祉 環境の 三本柱で 頑張ります!
よろしく お願いいたします! (ひかる)よろしく お願いします。
政友党…。
(外木場)お買い物中の皆さま
こんにちは。 革新党 公認候補の 外木場 清光でございます。
元 福岡県知事 外木場 清光でございます!
ありがとうございます。
ご声援 ありがとうございます。
朝倉候補の ご健闘を お祈りいたします!
革新党 公認候補 外木場 清光でございます!
ありがとうございます。
かわいいね お嬢ちゃん。
余裕。
外木場候補も 頑張ってください!
チッ。 なろぉー!
な… なろぉ?
(理香)朝倉! 朝倉 啓太です!
政友党 公認候補の 朝倉 啓太です!
よし。
(理香)お疲れさまでした。
お疲れさまでした。
(一同)お疲れさまでした。
(韮沢)あした 7時から ヤマト駅前で 朝立ちだ。
しっかり寝て 体力 温存しろ。
はい。
(韮沢)よし みんな!
あしたも よろしくね!
(一同)はい!
(熊田)じゃあ お送りしましょう。
候補。
あっ。 今日は 1人で 大丈夫です。
ああ。
ちょっと 寄りたいところ あるんで。
じゃあ すいません 皆さん。
お先に 失礼します。
お疲れさまでした。
(一同)お疲れさまでした。
(ナレーター)西の空が オレンジ色に 染まってきました。
ゆっくりと 太陽が 沈んでいきます。
西の空に 輝き始めたのは 宵の明星 金星です。
(近藤)その 韮沢って 選挙プランナーは 信用できるのかい?
(理香)いけ好かない男ですけど。
でも この選挙は
なりふり 構っていられないって よく 分かってます。
(近藤)候補者の必死さを アピールするのは 正解だ。
最後まで 息切れしないように。 
(理香)はい。 あっ。
神林先生の 明日の予定に 経団連との会合が
入っていたはずですが 会議資料は 私のデスクに。
(近藤)先生は もう 目を通されたよ。
(理香)あっ。 ああ そうですか。 それと 金曜日の 三役会議ですが。
(近藤)美山君。
こっちは 大丈夫だから。
君は 選挙に専念しなさい。
じゃ 頑張って。
(理香)あっ はい。
(ため息)
(ファクスを たたく音)
(理香)いたんですか?
(理香)禁煙です。
(韮沢)あんた 財務省の 官僚だったんだって?
(理香)それが?
(韮沢)官僚が 議員秘書に 転職する いちばんの理由は
政治家になるための ステップだ。
(理香)だから?
(韮沢)ホントは 自分が 立候補したかったんじゃないのか?
(理香)ここは 朝倉候補の 地盤です。
(韮沢)政治オンチの 小学校教師でも 二世なら 簡単に立候補できる
まあ 内心 あいつに むかついてんだろうが
選対に入ってる以上は 手を抜くなよ。
(理香)私 そんなに 器の小さい 人間じゃありません。
お疲れさまでした。
はあー。
(ナレーター)おきさきさまの 怒りを買って
くまに 変えられてしまった 妖精 カリストの姿が
この おおぐま座です。
(シャッター音)
うん。
(ひかる)あっ 終わりましたよ。
あっ。
うん?
うわあー! よかったなぁ。 君も 星好きだったんだね。
何か うれしいな。 びっくりした。
うん? 星好き?
うん? うん。
ああー。 星 好きです。 はい。
よか?
あっ どうぞ。 どうぞ どうぞ。
ありがとう。
はい。
あれ?
後援会長の めいっ子さんだよね?
はい。 ひかるです。
ひかるちゃん。
はい。
この春 大学 卒業したんですけど 就職しないで 遊んでたんで
手伝わされてるんです。
でも どんな おじさん候補が 来るかと思ったら
朝倉さん 来たから びっくりしちゃいました。
恋人 いるんですか?
プッ!
(ひかる)いるの?
いない。
(ひかる)どうして? 結婚相手が いても おかしくないのに。
いや。 前は いたけど。
何で 結婚しなかったんですか?
いや。 いいじゃん そんなこと。
気になる 気になる。
いや。 親父が 政治家だったから 結婚式とか そういうところには
そっち関係の人 大勢 呼ばなきゃ いけないのかなと思ったら
何か 気が重くなっちゃって。
っていうか そこまで 好きじゃなかったのかな。
ふーん。 政治家 嫌いなんですか? えっ? で 何で 立候補したの?
無理やり させられたの。
えー!
じゃあ どうして 頑張ってるの? 嫌なら やめちゃえばいいのに。
うん。
いや。 いや。
アウトになるって 分かってても 全力で走れって
いつも 言っちゃってるから。
学校で。 ソフトボールんときに 子供たちに。
ああー。
アウトなんですか!? この選挙。
アウトでしょ。
やるからには 当選しなきゃ。
子供たちも 応援してくれてるんでしょ?
全然。 今から 落ちて帰ってくる 僕のことを
からかう気 満々でいるから。
私は 頑張っちゃいますよ。
いいよ 頑張んなくって。
んじゃあ 飲みに行きますか。
いや。 帰って 寝ます。
朝倉 啓太です。 行って…。 いや 違う。 おはようございます。
ケチ。
(韮沢)ああー!
おい!
演説んときに 少子化問題 サラッと入れろ。
日本の人口 1億2,000万人のうち 15歳未満の子供は 1,700万人。
じゃあ ペットの犬猫の数は 何頭だと思う?
(理香)犬猫?
分かりません。
(韮沢)ペットフードの 消費量から 推定される数はな 2,300万頭だ。
ペットより 子供のほうが 少ねえんだよ この国は。
(理香)嘘!?
知らなかった。
(机をたたく音)
(韮沢)少子化問題は この国の 最優先課題です!
それ以上 語るな。
ボロが出るから。
へえー。
さすが 199勝1敗。
何で 1敗?
それは 自分で聞いてくださいよ。
何で 俺に聞くの。
さあ! 出発!
はい。
(理香)みんな 急いで!
(一同)はい。
(ひかる)早ぇ。
(松ヶ谷)はい はい はい!
情勢は?
(理香)徐々に
手応えを 感じています!
はい! チャンス チャンス チャンス!
はい チャンス!
はい! はい!
(一同の歓声)
(理香)やっぱり 女性うけが いいんですよ。 狙いどおりです。
(近藤)そうか。 先生も 期待してらっしゃる。 頼んだぞ。
はい。
よし!
(一同の歓声)
(理香)差が縮まった!
(一同)おおー!
(韮沢)よし。 よし。
下手に しゃべらせないで
スキンシップ作戦に 絞り込め。
(理香)はい!
おい 朝倉! 起きろ!
はい。 はい。
よろしく お願いします。
よろしく…。
(韮沢)いいか?
選挙戦は マラソンと同じだ!
ぶっ倒れんのは ゴールの後に。 それまでは 全力で走るんだ!
はい。
(韮沢)行け!
はい。
(韮沢)ああー。 引けー!
ああ はい。
(理香)あと 1週間。
絶対 逆転してやる!
行ってきます!
(ひかる)ハナミヤ商店街の皆さま 朝倉 啓太。
朝倉 啓太が 立候補の ご挨拶に まいりました。
(理香)候補!
こちらの方に 握手。
あっ どうも。 朝倉 啓太です。 
(女性)頑張りんしゃいよ。
ありがとうございます。 はい。
候補! こちらも。
はい。
(理香)走って!
どうも 朝倉 啓太です。
(女性)私 ファンやけん。
僕も お母さんのファンです。 
(女性)うわあー! アハハ。
失礼します。
(理香)よろしく お願いします!
(女性)頑張りんしゃい!
言うじゃない。
いや。 勝手に 口が。
あっ こんにちは。 朝倉 啓太です。
よろしく お願いします。
あー。
(韮沢)やっと 候補者らしく なってきたな。
韮沢さんの 言うとおりに 動いてるだけです。
選挙が終われば 俺は 消えてやるよ。
何で 選挙プランナーに なったんですか?
いや。
ちょっと 聞いてみただけです。
(せきばらい)
この国で 4年間に どれだけの 選挙があるか 知ってるか?
いいえ。
国政選挙 地方選挙 合わせて 3,700から 3,800だ。
3,800!?
ヘヘッ。
こんな 食いっぱぐれのねえ 商売 ねえだろ。
で 日本中 飛び回ってんですか?
ガンガン マイル たまるねぇ。
ご家族は?
くだらないこと 聞くな。
あっ あの。 どこかで ビールでも 飲みませんか?
お前の当選が 決まるまでは 俺は 酒 飲まないんだ。
じゃあ 僕が落選したら ずっと ビール 飲めないですね。
ちょっと 来い。
はっ?
来いや。
えっ!? 何?
えー。
(韮沢)めったに 人には 見せないんだぞ。
えっ!?
(韮沢)俺が 唯一 負けた 最初の選挙だよ。
えー!
えっ? 韮沢さんが!?
(韮沢)市議会議員 29議席のところ 30人が 立候補してな
負けるわけが ねえと思った。 だが 考えてみりゃ 当然だ。
俺の選挙を 手伝ってくれたのは たったの 5人だった。
あっ。
(韮沢)しかし お前には 何十人もの 選対スタッフがいる。
後援会もあって 党の本部も 応援してくれてる。
みんな 親父の支援者です。 
(韮沢)選挙に出たくても
出られない人間が 山ほど いるんだぞ。
みこしに 乗れるってことは それだけで 選ばれた人間なんだ!
僕は 政治なんて できませんよ。 
(韮沢)どうして 分かるんだ?
田舎の学校で 星を眺めて 暮らすのが
いちばん 性に合ってるんです 僕は。
(韮沢)どうして きめつけるんだろうなあ?
たまには 黙って 人の勧めに 乗ってみろよ。
やってみれば できるかもしれないじゃないか。
自分には気づかない すごい能力が あるかもしれない。
もう おだては いいです。
ちゃんと やりますよ。
それで みんなが 納得してくれるんだったら
最後まで。
お休みなさい。
(舌打ち) はあー。
あの。 選挙が そんなに 好きだったら
自分で出たら どうですか?
ホントは なりたいんじゃ ないですか? 政治家に。
(韮沢)俺は 裏で サポートするほうが 向いてんだ。
自分だって きめつけてるじゃないですか。
ホントに お休みなさい。
(理香)ああー。 声が。
おはようございます。
(ひかる)美山さん。
(理香)うん?
(松ヶ谷)ひどか 記事が 出とるったい。
(理香)えっ?
「大堂商事疑惑」って。
(韮沢)この会社が
未公開株で 政治家に 利益供与したって事件だ。
あんなの 20年近く前の 話でしょ。 それに 確かな証拠もなくて
誰も 起訴されなかったんじゃない。
(熊田)それば 今ごろになって 蒸し返してきたったい。
(松ヶ谷)この 北九州タイムズは もともと 外木場のシンパったい。
(ひかる)絶対 あの人たちが 書かせたんですよ!
(久子)朝倉先生が 1億円 もらっとうって 嘘ばっか!
(韮沢)俺たちに 反論する時間を 与えないよう
投票日直前に 出してきたんだよ!
(理香)はあー。 信じられない。 こんな でたらめ でっちあげて。
(近藤)しゃれに なりませんよ。
この事件に かかわった 先生方は きっと 慌ててますよ。
(神林)しかし これで 選挙は厳しくなった。
お疲れさまでした!
お疲れさまでした。
もう あした 1日だけやけん 頑張りましょう。
はい。
見たやろ? あの記事。
何で 何も言わんと?
(熊田)ああー。
(松ヶ谷)はあー。
何となく 嫌な雰囲気やねぇ。
(久子)そやねぇ。
(貴江)おはようございます。
(松ヶ谷)あっ 貴江さん。
ご苦労さまです。
啓太君 もうすぐばい。
(貴江)あっ ああ。
(理香)こんなに たくさん。
(韮沢)みんな あれを 読んだんだな。
(理香)あの記事は 嘘だって きっぱり 否定して。
(韮沢)親父さんの名誉を 守ってやれんのは
お前しか いねえんだぞ。
(ノック)
(スタッフ)お願いします。
政友党 公認候補の 朝倉 啓太です。
(拍手)
こうやって 皆さんの前に 立たせていただくのも
今日が 最後になりました。
(男性)親父のこつば 釈明せんか!
外木場陣営の 人間だ。
(理香)えっ!?
(男性)早 釈明ばせんか!
昨日 父である 朝倉 誠に関する 記事が出ました。
18年前 父が 大堂商事から
不正な 利益供与を 受けたという 内容です。
僕は…。
僕は この疑惑を 否定することは できません。
(一同の ざわめき)
父が 金を受け取ったのは…。
本当だろうと思います。
(ざわめき)
(男性)認めるとや きさん!
(男性)お前の親父は 俺らを 裏切ったとや!
(松ヶ谷)朝倉先生は そげな人じゃなか!
道路や 病院ば つくってくれたとは あの先生でしょうが!
(熊田)みんな!
忘れたっちゅうとや!?
(男性)そん裏で 私腹ば 肥やしとったとやろうが!
(男性)今 息子が認めたやなかか!
(理香)やめさせて!
マイクのスイッチ 切って!
まだ 話は終わってない!
すいません。
18年前 父の疑惑が 報道されたときのことを
僕は はっきりと 覚えてます。
新聞に書かれている 父の名前を見て 僕は尋ねました。
これは 本当かと。
でも 父は 何も 答えてくれませんでした。
ただ ひと言 政治には 金が かかるんだと。
僕の目を見ずに。
あのときから 僕は 政治が 嫌いになったんです。
だから ここ 福岡を飛び出して 長野で 小学校の教師を。
父には 応援してくれる人が たくさん いました。
その人たちは 父の不正を 許してくれるかもしれません。
きれい事で 政治なんか できない。
いいことを するために しかたなく 不正に
手を 染めることだって あるじゃないかと。
だから 自分は 朝倉 誠を 責めない。
でも 僕は…。
世の中に 必要な悪が あるなんて
子供たちに 教えたくはありません
実は…。
ずっと 立候補したことを 後悔してました。
でも 今 初めて 選挙に出て よかったと思います。
こうやって 皆さんに 謝る機会を いただいたので。
父が 皆さんを裏切ったことを 僕は 息子として 謝ります。
ホントに 申し訳ございませんでした!
すいませんでした。
(理香)神林先生に どう 報告すればいいの。
(韮沢)確かに とんでもない 演説だったな。 選挙史に残るぜ。
(理香)冗談 やめて。
あれで 負けが決まったのよ。
(韮沢)なら どうして 止めなかった?
(理香)止めようとしたじゃない。
(韮沢)無理やり
やめさせようと思えば できたろ。 だが あんたは そうしなかった。
何が言いたいの?
(韮沢)俺 初めて見たね。
あんなに 素直に 頭を下げる人間を。
あんたも そう 思ったんじゃねえのか?
(キャスター)「福岡 12区の 補欠選挙は 明日の投票日を 前にして
各候補者が 最後の お願いを 行いました」
(外木場)「あの候補は 父親の遺志を
継ぐと 言っております。
しかし それは 父親の 汚れた政治を
引き継ぐという 意味なのです。
そうでしょう? 皆さん」
(テレビ)「18年前の疑惑を 徹底的に 批判した 外木場候補。
それに対し 朝倉候補は」
(啓太)「僕は この疑惑を 否定することは できません。
父が 金を受け取ったのは 本当だろうと思います」
(テレビ)「なんと 父 誠氏の 不正を認めたのです」
何で この映像が!?
(韮沢)俺が ビデオを送ったんだ。
(理香)えっ!?
(韮沢)まさか あいつが
朝いちの演説で マイクを置くとは 誰も 思ってなかったからな。
あんときは まだ どこの局も 来てなかった。
(理香)ねえ?
どうして そんなことした…。
ちょっ。 ちょっと!
(韮沢)お疲れさん。
(啓太)「だから 自分は 朝倉 誠を 責めない。
でも 僕は 世の中に
必要な悪が あるなんて…」
えっ!?
(啓太)「子供たちに 教えたくはありません!
実は ずっと 立候補したことを 後悔してました。
でも 今 初めて 選挙に出て よかったと思います。
こうやって 皆さんに 謝る機会を いただいたので。
父が 皆さんを裏切ったことを 僕は 息子として 謝ります」
はい。 開票速報 出た。
朝倉 7,500。 外木場 1万5,000。
嘘。
(熊田)ダブル スコアか。
やっぱり。
(松ヶ谷)はい。 朝倉 2万5,500。
外木場 4万!?
また 広がった。
(久子)こりゃ ボロ負けばい。
ビデオの効果は なかったようね。
(森重)票が伸びません。
(近藤)父親の不正を 認めちゃ
どうしようもない。
(ノック)
(貴江)あした 長野に帰ると?
親父のこと あげん言うて ごめん。
ううん。
あんたは よう 戦うた。
(松ヶ谷)はい。 朝倉 5万9,000。 外木場 7万 とんで 500。
うん?
(ひかる)縮まった!?
(熊田)3,000 縮まったと?
(理香)焼け石に 水よ!
お願い。
朝倉 8万1,300。
外木場 8万8,000!
(熊田)ええーっ!
(ひかる)また 縮まった!
(韮沢)来たー!
(理香)来ない! ここまでよ!
分からなくなってきました。
朝倉 11万4,500!
外木場 11万9,400!
うわあーっ!
(韮沢)よし! いけ!
無理! 絶対 無理!
おおっ!
(森重)いける!
(ニュース速報の音)
「外木場 清光」
(理香)「当選 確実」
(ため息)
(一同)万歳! 万歳!
あの。
すいませんでした 皆さん。
しかたなか。
(松ヶ谷)これが 選挙たい。
あの。 す… すいませんでした。
すいません。
(韮沢)1986年 メキシコ ワールドカップ。
マラドーナが 奇跡の 5人抜きをした
あの競技場は どこだか 知ってるか?
(韮沢)メキシコシティー アステカ スタジアムだ。
収容人数は 世界最大の 11万4,465人。
甲子園球場の 倍以上だ。
それより多い人間が 投票用紙に お前の名前を 書いたんだ。
お前に期待した 人間が それだけ いたんだ。
でも 負けは 負けよ。
ホントは ホッとしてるんでしょ。
義務は 果たしたって。
あの。 僕のことは もう 忘れてください。
そもそも 僕みたいな人間が 政治家に なったって…。
(テレビ)「スポーツ コーナーで 外木場 清光氏の
当確を お伝えしました 福岡 12区 補欠選挙ですが。
すべての開票が 終わりまして 朝倉 啓太 12万7,312票。
外木場 清光 12万7,148票。
わずか 164票差で 朝倉候補の 当選が決まりました」
えっ?
(ひかる)えっ?
(テレビ)「誤って 外木場候補を 当選確実と お伝えしたことを
おわびして 訂正いたします」
嘘。
(ひかる)嘘。
嘘。
(韮沢)嘘だろ。
はい?
よっしゃー!
(一同の歓声)
(理香)やったー!
(歓声)
逆転勝利か。
おめでとう。
(理香)神林先生!
ありがとうございます!
はい!
ありがとうございます!
(エンジン音)
いや。 ちょっと 待ってください!
いや。 何で 僕が…。
(男性)啓太さん おめでとうな!
話が違うじゃ…。
うわっ テレビ。
(松ヶ谷)朝倉 啓太君 万歳!
(一同)万歳! 万歳!
いや。 えっ?
(一同)万歳!
(拍手)
(熊田)ほら ほら ほら。
(松ヶ谷・熊田)万歳!
万歳!
万歳!
(拍手)
(貴江)啓太! もう お昼よ。
後援会の人と
挨拶回りに 行くんやろ?
はいはい。 もう 起きとうよ。
あらー? 二日酔い?
迎え酒ば 用意しちゃろか?
もう いい。
頭ば セットせんと。
爆発しとうよ。
もとからだよ。
(記者)「朝倉先生が 国会議員に なりましたね?」
(あかね)「あっ はい。
すごく びっくりしました!」
(みく)「すごいよね! うん!」 (琢磨)「すっげえ うれしいです!」
(淳之介)「頑張れ モジャ倉先生!」 (和人)「みんなで 応援してます!」
(児童たち)「イエーイ!」
(記者)「えー。 清沢小学校の 子供たちは みんな 大興奮です」
(貴江)こりゃ もう あんた 子供たちば
裏切るわけには いかんね。 こげん 喜んどるんやけん。
気合いば 入れて 東京に行かんと!
東京。 はあー。
相変わらず でっかい ビルばっかりだな。
あっ。
うわあー。
(ため息)
(笛の音)
(警官)そこ! 車 止めないで!
あっ はい。 はい。
(警官)すぐ 移動して!
はい!
(警官)運転手さん 駐停車禁止ですよ。
はい はい はい! ごめんなさい! うわっ。 うわっ うわっ。
ごめんなさい!
?『マイルズ・アウェイ』