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(双葉)私が 少年Aの妹です。
三崎 文哉の妹 双葉です。
(洋貴)ちょっと
言ってる意味 分かんないし。
深見さん 何度か うちに
遊びに来たこと ありますよね?
晩ご飯も 私 一緒に
食べたこととか あって。
深見さん 私が はがき 出して
当てた Tシャツに
ミートソース
飛ばしたことがあって。
私 そのとき すっごい泣いて。
いや。 Tシャツは
別に いいんですけど。
文哉の居場所 知ってるんすか?
いや。 うちの家族…。
ホントです。 今 たまたま
口ごもっちゃったけど
ホント 知らないです。
うちの家族 誰も お兄ちゃん…。
兄のことは 分からないです。
逮捕された後とかも
父にも 母にも 私にも
全然 会おうとしなくて。
だから 今日まで どこにいるか
分かんないまんまで。
だから。 だから さっきが
お兄ちゃん 15年ぶりで。
何で 今まで
捜さなかったんですか?
あんな 人殺し
放っとくのは 無責任っていうか。
あいつは また
人を 殺すかもしれないのに!
ほっといたら
また 犠牲者っていうか。
もう 遅いかもしんないっすよね。
それは…。
この 8年の間に 二度 三度って。
それは 考え過ぎじゃ…。
行方不明になってる 子供とか
大勢 いるでしょう。
そういうのって…。
そんなわけ ないじゃないですか!
いや。 すいません。
でも だからって…。
兄のこと
本気で 殺そうとしてたんですか?
本気ですよ。 あなたが あんな
かばったりなんか しなかったら。
かばうっていうか…。
もう いいっすよ。
どっちみち あなた
僕の敵ですから。
あっ!
どいてください。
動くんで。 危ないんで。
ひきますよ。
ちょっと 待ってください。
ホント ひきますよ。
ちょっと 待ってください。
これ 私の携帯の番号です。
(灯里)伯父さんちの近くって
レンタルビデオ屋 あんのかな?
(隆美)あるわよ。
チェーン店とかじゃないと思うけど。
(灯里)絶対 シーズン4
置いてないよ。
(駿輔)お父さん 配達の合間に
探しといてやるよ。
(灯里)あーあ。 嫌だよ 私。
いじめられたり
内定 取り消されたり
彼氏に 捨てられたり。
(隆美)灯里。
久しぶりね この道 通るの。
≪(ヘリのローター音)
(双葉)《おばあちゃんに
浴衣 買ってもらったの》
《薄いピンクのでね
アジサイの柄なんだよ》
(朋美)《でも ママが 夏祭り
中止かもって 言ってたよ》
≪(ヘリのローター音)
(双葉)《お祭り 中止になったら
犯人 死刑だよ》
(刑事)《あー ちょっと。
駄目 駄目》
(刑事)《容疑者 確保しました。
これから 署に連行します》
(双葉)《お兄ちゃん》
(刑事)《最近 息子さんに
何か 変わった様子は
ありませんでしたか?》
《ただいま》
(刑事)《どんな ささいなことでも構いませんから》
《お兄ちゃん どこ行ったの?》
(刑事)《8月8日 息子さん
何されてたか ご存じですか?》
《あのさ。
お兄ちゃん 帰ってくる?》
≪(刑事)《あったぞ!》
≪(刑事)《凶器 発見!》
(駿輔)《双葉!》
(刑事)《誰か 袋》
≪(刑事)《はい》
はい。
(灯里)これは どこ?
(隆美)あっ。 そこんとこ
置いといて。 入ったとこ。
≪(祭りばやし)
(隆美)お祭りが 近いのねぇ。
(悟志)大丈夫か?
(駿輔)ああ。 どうも。
何から何まで すいません。
(悟志)一応 片付けといたから。
(悟志)仕事といっても
クリーニングの 配達だから
メーカーさんで 働いていた
あんたには 申し訳ないなぁ。
(駿輔)とんでもないです。
(隆美)兄さん ありがとう。
(悟志)ああ。
≪(警察官)遠山さん。
お引っ越しですか?
(悟志)おお。 駐在さん。
(警察官)これを 表にでも
貼っといてください。
(悟志)こないだ
新聞に出ていた…。
(隆美)お近くの
お子さんなんですか?
(警察官)ええ。
防犯カメラにも 映っててね
帽子を こう 深く かぶった男に
連れてかれたらしい。
(悟志)ふーん。
(警察官)では
よろしく お願いします。
(悟志)ご苦労さまでした。
≪(ヘリのローター音)
(耕平)あと 30分ぐらいだって。
(耕平)これ うちから。
うまそうじゃん。
お父さんがさ。 嫁さんのね。
帰りに うちに来ないかって。
来るよね?
飯 用意してあっから。
何で?
母さんが 来なかったのは
しょうがないよ。
でも 兄ちゃんのことは
心配してるって。
あいつに会ったよ。
あいつ?
少年A 三崎 文哉。
刑務所なんじゃないの?
結構 元気そうだったなぁ。
それ 母さんに言うなよ。
返せよ。
≪(戸の開く音)
(駿輔)双葉。
お父さんの眼鏡 知らない?
知らない。
お母さんと 灯里 学校?
うん。
お父さんさ。
うん?
最後に あっちの人たちに会ったのいつ?
あっちの人たちって?
あっちの家族。
深見 亜季ちゃんの。
どうして?
全然。 もう ずっと。
会ったのか?
会ってないよ。
会うわけない。
でも ここ
そんな 遠いわけじゃないし
もし 駅とかで 擦れ違ったら。
知らないふりをして
すぐ 通り過ぎるんだ。
ちゃんと話せば
分かってもらえないかな?
15年も たつんだし。
昔と違って
謝罪とかも 受け入れてくれる…。
双葉。
ごめんな。
それを 望んじゃ駄目だ。
加害者家族の 言葉は
何も伝わらない。
うん。
2階かな?
もしさ もし。
お兄ちゃん 帰ってきたら
どうする?
って 部屋ないか。
嘘 嘘。 冗談。
≪(ドアの開く音)
≪(由佳)おかえりなさい。
(耕平)ただいま。
(日垣)ああ。 よいしょ。
(日垣)いらっしゃい。
(由佳)お兄さん。
どうぞ 座ってください。
(日垣の あやす声)
(響子)耕平。
(耕平)うん。
(日垣)何か 嫌いなものあるかな?いえ。
(耕平)ねえ?
店 いつ 閉めんの?
洋貴君
数学 得意だそうだね。
うちの経営の手伝いで
来てもらえると 助かるな。
店 あしたから
開けようと思ってて。
(耕平)はっ?
兄ちゃん 一人で? 無理でしょ。
うちの仕事が 嫌だったら
他にも紹介が。
大丈夫です。
うち 人手 足りてるんだよ。
それを 兄ちゃんのために
わざわざさ。
父さん 死ぬ前に 謝ってたよ。
ひどいこと言ったって
後悔してた。
(達彦)《また。 また 子供
つくれば いいじゃないか!》
父さんは 父さんなりにさ…。
ワイン 開けましょうか?
(日垣)ああ。
(由佳)白が 冷蔵庫に。
(響子)うん。
恨むんなら 父さんじゃなくて
亜季を殺した
三崎 文哉なんじゃないの?
(由佳)あっ あっ! ごめんなさい…。(耕平)大丈夫? 由佳 これ。
ねえ。 そんな名前
うちで出すの やめてよ。
あいつは 生きてるんだよ。
母さんはさ 亜季を殺したやつが
今 どうしてるか知りたくないの?
父さんは…。
(日垣)洋貴君。
今は お父さんのためにも
楽しく。
父は そんなこと
望んでませんでした。 父は…。
ごめんなさい。
お邪魔しました。
(耕平)亜季が 死んだ年の
クリスマスにさ
俺 母さんと 買い物の帰りに
何か サンタの飾りつけとか
見てたら
急に 寂しくなっちゃって。
店に 親父 迎え 行って
3人で 帰ったのね。
そしたらさ
駅前に ケーキ屋 あったじゃん。
あの家族が いたんだ。
犯人の父親と 母親と 妹と。
クリスマスケーキ 買っててさ。
ショーケース 見ながら
あれにしようか
これにしようか みたいな。
俺だって 思うよ。
兄ちゃんみたいに 思ってる。
でもさ ジンベエだって
言ってたじゃん。
「失ったものばかり 数えるな」
「今 残ってるもののことを
考えろ」って。
ジンベエって 誰?
読んでないの? ジンベエは…。
ねえ。 家に レンジって ある?
うん。
これ このまま
あっためられるから。
母さんも 見たんでしょ?
(響子)うん?
あの家族が
ケーキ 買ってたところ。
(響子)フッ。
忘れたわ そんな昔のこと。
父さんは
忘れてなかったと思うよ。
だから 最後の最後に 復讐を。
ハハッ。
俺 何か 今
面白いこと 言ったかな?
笑うところじゃないと
思うんだけど。
はい はい。
じゃ 気を付けて 帰りなさい。
≪(ドアの開閉音)
(耕平)じゃ。
何 やってんの?
(灯里)あしたから
学校だからさ 練習。
学校 行くのに
メークすんだ?
(灯里)普通 するでしょ。
お姉ちゃんは 何で
メークしないの?
そういう機会 ないし。
メークしないから
そういう機会 ないの。
私は
お姉ちゃんみたいには ならない。
ちゃんと 自分で
自分の人生 選ぶの。
お姉ちゃんは
お兄ちゃんに 人生
決められちゃったんじゃない?
フフフ。
(灯里)お風呂 行ってきます。
(隆美)うん。
伯母さんに
ちゃんと ごあいさつするのよ。
(灯里)はーい。
(隆美)うん。
(駿輔)灯里 学校 大丈夫かな。
(隆美)うん。
お姉ちゃんみたいに
しっかりしてくれると
いいんだけど。
(駿輔)双葉は
へこたれないからな。
(隆美)うん。 灯里じゃ
あのころの生活は
耐えられなかったわね。
双葉で よかった。
あの子の妹が。
(ヘリのローター音)
[TEL](バイブレーターの音)
(健二)おはようございます。
(五郎)おお。
ゆうべ どっか 出掛けてたか?
(健二)はい。
(五郎)どこ行ってた?
(真岐)いちいち 詮索しないの。
(五郎)いや。 ゆうべ
お前が 心配したから。
(真岐)もう。
あれっ?
健ちゃん それ。
何 これ?
ちゃんと 消毒した?
何したのよ もう。
やーっ。
≪(ノック)
いらっしゃい。
気持ちいい朝ですね。
あっ。
入っても いいですか?
車 どこ置きましたか?
あっ。 バスで来たんで。
バス?
色々あって 引っ越したんで
今 静岡で。
あのう。 支出は こっちなんで。
えっ?
こっち。 全体的に…。
あの…。
あっ。 すいません。
あっ。
あっ。 いや それは
拾ったやつで。
別に 加害者家族が
口紅 塗るななんて
思ってませんよ。
すいません。
文哉から 連絡 来ましたか?
ないです! ないです ないです!
聞いてみただけですよ。
でも…。
わりと近くです 三日月山の。
後ろ姿も 似た感じあって。
(五郎)一雨 来そうだな。
今のうち 上がるか。
おう。 健二 上がるぞ。
健二?
[TV](記者)凛花ちゃんの行方は
依然として不明で
県警は 捜索の範囲を
広げるとともに…。
僕には 今 あの家の中で
何が起こってるか 分かります。
時間が ゆっくり流れてて
すごく静かで。
家が ピシッて鳴る音
あるじゃないですか 立て付けの。
あの音だけで
いちいち 家族全員が
びくって するんですよね。
やっぱり 私 考え過ぎですよね。
もし この事件の犯人が 文哉なら。もし そうなら
あの子は 今ごろ
三日月山の湖に…。
いや。
やっぱ 考え過ぎ。
行ってみましょうか。
三日月山。
えっ?
(従業員)アオイの新入りさん。
(駿輔)あっ はい。
(従業員)これも よろしく。
(駿輔)あっ はい。 すいません。
(駿輔)よいしょ。
[TEL]
どうした?
えっ?
(駿輔)間違いじゃないのか?
(隆美)ううん。 けさから 何回も。
(駿輔)おととい
引っ越してきたばっかりなのに。
(隆美)ハァー。
[TEL]
もしもし?
[TEL](通話の切れる音)
(隆美)30分ごとに ずっと。
あれっ?
今日も 持ってきてるんですか?
ナイフですか?
持ってたら 何ですか?
いや。
何で 文哉は
僕の妹 殺したんですか?
いや。 家族じゃないですか。
兄は 優しかったし。
優しいわけないじゃないですか。
すいません。
私には 優しかったんです。
よく 遊んでくれたし
私 お兄ちゃん子だったし。
ふーん。
どう思ったんすか?
自分の お兄さんが 7歳の子供を
殺したって 知って。
いいじゃないですか。
私は 全然 あれです。
10歳だったんで
お父さんと お母さんも
あれだったから
何か 晩ご飯の支度
どうすんのかなとか
そんなことばっかし 思ってたら。
したら 電話があって
お兄ちゃん 自白したって。
したら すぐ いろんな人が来て
もう ここの うちには
住めませんっていって
私は 小田原の
おじいちゃん おばあちゃんちに
預けられることになって。
靴とかも 全然 きついの
履いちゃって。
時間 あんまし なかったから
何 持っていっていいか
分かんなくて
全然 遊んでない人形とか
何でか 持って。
お父さんと お母さん すぐ迎えに
行くからって 言ったけど
全然 来なくて。
私は 今 考えたら
しなくてもいいような 宿題とか
ずっと やりながら待ってて。
[TV](アナウンサー)《少年Aの父親が
報道陣に向けて 謝罪を…》
お父さんが テレビに出てて。
顔は 何か モザイクっていうか
ああいうので
顔は よく 分かんなかったけど。
あの モザイク…。猫。 猫 好きですか?
はっ?
猫。 カワイイ 子猫。
私が。
私が 幼稚園のとき
兄と一緒に 川に
遊びに行ったことがあったんです。
その川を こう 段ボールが
流れてきたんですよ。
その中に 猫の…。
捨て猫の 子猫が
何匹も 乗ってて。
で お兄ちゃん それを
川に飛び込んで 助けたんです。
でも 岸に上がったときには
1匹しか 残ってなくて
動物病院に 走ったけど
着いたときには
その子も 死んじゃって。
で 私は まだ よく
分かんなかったけど
お兄ちゃん すっごい
ショック 受けたみたいで
1週間ぐらい 泣いてて
ご飯とかも
食べなくなっちゃったんです。
ホント 動物好きで
優しい お兄ちゃんで
テレビで 貧しい国のとか見ると
お年玉 募金したり。
お年寄りには 席 譲るし。
私が ご飯 作ったら
おいしい おいしいって言って
いつも 食べてくれて。
ホント 優しいっていうか。
1回だけ 兄から 手紙が
来たことが あったんです。
手紙?
あの日から 今まで 一度も
兄とは 話したことないですけど
1回だけ 手紙が届いたんです。
私宛てに。
両親じゃなくて?
逮捕されてから
1年くらい たったときで
たぶん 東京の
医療少年院に いたころで。
どんな手紙?
1行だけです。 1行だけ。
「夏祭り 中止になって ごめんな」
それ 1行だけ。
あっ。 夏前に 私
浴衣 買ってもらったんですよ。
私が すごい 夏祭り
楽しみにしてるの
お兄ちゃん 知ってたから。
お兄ちゃん
それ 覚えててくれたから。
だから。
だから ごめんなっていって。
ごめんなって?
あなた 今でも お兄ちゃんのこと
大好きなんですね。
あっ…。
7歳の子供の頭を 金づちで
何回も何回も 殴って
手足つかんで 物みたいに
湖に 放り投げて!
冷たい湖に 置き去りにした
そんな 殺人鬼を…。
違います!
何が 違うんすか?
いや…。
何が 違うんですか!?
冤罪かもしれないじゃないですか。えっ?
冤罪の可能性だって
ありますよね?
たまに そういうこと
あるじゃないですか。
もしかしたら 犯人は 別にいて
無実の罪なのに…。
何 言ってんの?
だって お兄ちゃんが
あんなこと するはず…。
何 言ってんの?
あんた 何 言ってんの!?
クリスマス 楽しかったですか?
クリスマスケーキ
おいしかったですか!?
あんたたち あの年 家族で
クリスマスケーキ
買いに 行ったでしょ?
うちには クリスマスなんて
なかったです!
クリスマスだけじゃない!
正月も ひな祭りも 七夕も
誕生日も ありませんでした!
15年間 ずっと
ありませんでした!
でしょうね。
やられた方は 忘れられないけど
やった方は 忘れるんですよね?
そしたらさ。
そしたら あんたも
同じ目に 遭わせてやろうか?
亜季と 同じ目に
遭わせてやろうか!?
うっ…。
うっ。 くっ。
じゃなきゃ 分かんないだろ?
(せき)
分かんないだろ!?
(せき)
あっ…。
どうぞ。
いいですよ。
分かってます。
うちの家族 全員 分かってます。
日本中から 言われてましたから。
犯人の家族は 死んで謝れって。
償って 一家心中しろって
言われてましたから。
死にたいって
思ったことはないけど
生きたいって
思ったこともないし。
妹とかにも言われるんですよ。
お姉ちゃん 自分で
人生 選んでないねって。
でも 私 全然
そんなこと ないんです。
私 選んだんです。
自分で 選んだ結果が
こういう感じなんです。
後悔なんか してません。
こういう人間の
こういう人生なんです。
どうぞ。 平気ですよ。
あなたに 殺されたなんて
言わないから。
って 死んだら 言えないか。
フフッ。 フフフ。
ああー!
ケーキは 食べてません。
ケーキ屋さんが くれたんで
持って帰ったら
父に 駄目だって
言われました。
たぶん ご覧になったのは
家族で ケーキ
買いに行ったとこじゃなくて
返しに行ったとこだと
思います。
父は ちゃんと 駄目だって
言いました。お兄ちゃん。[TV](ニュース速報の音)
[TEL](バイブレーターの音)
もしもし。
[TEL](アナウンス)「ただ今
電話に出ることが できません。
発信音の後に
お名前 メッセージを
録音してください」
[TEL](発信音)
あのう 伝言です。
行方不明だった 女の子が
見つかったみたいで。
事件とかじゃなくて
離婚した お父さんと
一緒にいたみたいで。
文哉じゃなかったです。
(真岐)お父さん。
(五郎)うん?
(真岐)ちょっと 買い物 行くから
悠里 見てて。
表で 自転車 乗ってる。
(五郎)自転車って あの ぼろ?
(真岐)健ちゃんが
直してくれたの。
最近 姿 見えなかったり
ケガしてたじゃない?
あれ 悠里のために 自転車
直してくれたの。 新品みたいに。
(五郎)へえー。
あんな 鉄くずみたいな。
お前さ ちょっと
あれじゃねえか? ここ。
(真岐)フフフ。
今日は 焼き肉にしようかな。
それとも すき焼きがいい?
あっ。 やっぱ 焼き肉にしよう!
じゃあ いってきます。
(五郎)お前 うちの バカ娘のこと
どう思う?
(健二)はい?
(五郎)いや。
(五郎)まっ 何ていうか
俺も 昔は 悪さしてきたからな。
その 罪滅ぼしのつもりで
代々 刑務所を出所した男を
雇ってきたし
みんな よく 働いてくれた。
根っから 悪いやつなんて
いねえんだ。
ただな 健二。 正直
お前を雇うときだけは 迷った。
事情を聴いて
何度も 断ろうと思った。
(健二)はい。
(五郎)いや。
今となっちゃ お前は
そんなことを してなかったんじゃないかとさえ 思ってるんだ。
ただな。 ただ
娘のこととなると 俺は 駄目だ。
心配で 心配で。
(五郎)いや。 すまん すまん。
何でもねえ。 忘れてくれ。
(健二)社長 大丈夫です。
(五郎)うん?
(健二)自分は 人を思ったり
思われたりすることは
もう 一生ないものと
思っています。
(灯里)お姉ちゃん 借ります。
(灯里)何 これ?
《お兄ちゃん おかゆ》
(文哉)《置いといて》
《食べないと
お祭り 行けないよ》
《ねえ ねえ? 見た?
双葉の浴衣》
《すごい カワイイの》
《中止なるわけないよ》
《お兄ちゃん これって?》
(泣き声)
「お兄ちゃん 元気ですか?」
「毎日 暑い日が
続きますね」
「ちゃんと ご飯 食べてますか?
体調 どうですか?」
「双葉は もちろん 元気です」
「毎日 銀座線に乗って
通勤しています」
「カーナビって 分かりますか?」
「お兄ちゃんが 子供の頃には
あまり 無かったと思うけど
車の道案内をしてくれる機械を
作る会社に 勤めています」
「わたしは 今では
立派な OLさんなのですよ」
「化粧だって 上手になったし
スーツも なかなか似合うのです」
「写真も 一緒に入れたから
ご覧ください」
「とても やり甲斐のある仕事です。上司からも 信頼されて
仲間にも恵まれ
中学 高校のときの友達とは
今でも 仲良しで
よく ご飯を食べに行くんです」
「三崎さんといると 楽しいねと
よく 言われます」
「そういう時 双葉は
決まって こう答えるのです」
「わたし お兄ちゃん子なもんで
似てるんですよって」
「お父さんも お母さんも
元気ですよ」
「お父さんは 今も
あの時計工場で 働いていて
ことしは ついに
部長さんになりました」
「お母さんは ずっと習ってきた
パッチワークの腕を生かし
生徒さんたちに
教えるようになりました」
「それから 妹の灯里」
「灯里は お兄ちゃんのことが
大好きです」
「一度も 会ったことないのに
なぜかって?」
「もちろん 私が
お兄ちゃんのことを
毎日 話して
聞かせているからなのです」
「みんな お兄ちゃんの帰りを
待ってますよ」
「お兄ちゃんが ただいまって
言って 帰ってくるのを
心待ちにしています」
「何にも
心配なんか しなくていいから
真っすぐ おうちに
帰ってきてください」
「待ってるよ。 双葉は ちゃんと。
ちゃんと 今でも
お兄ちゃんの無実を
信じています」
「追伸
そこに 窓はありますか?」
「困った時は
朝日を見ると いいですよ」
「双葉は いつも そうしています」
「朝日を見ると 生きる希望が
沸いてくるのです」
寒いでしょう?
帰ったら?
今ごろ こんな所 来たって
何の証拠も ないですよ。
あなたが 無実だって
言い張ったって…。
兄です。
はい?
犯人は お兄ちゃんです。
亜季ちゃんを 殺したのは
お兄ちゃんです。
何で?
私 お兄ちゃんと
溺れた猫の お墓に
たくさん お花を植えたんです。
赤い花を 植えたんです。
ヒナゲシの花です。
ごめんなさい。 ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい…。
謝るのとか
そういうの いらないし。
お兄ちゃんは また
人を殺すかもしれません。
お兄ちゃんは
殺人鬼なのかも しれなくて…。
言い過ぎました。
それは 僕は
考え過ぎてたのかも しれないし
分かんないし。
分かるんです。
どうして?
お兄ちゃん 私を
殺そうとしたことが あったから。
あのとき 私が死んでれば
亜季ちゃんは
殺されずに 済んだかもしれない。
(真岐)健ちゃんって
不思議だよね。
私より 年下のくせに 何か
いろんなこと知ってる気がする。
ねえ? ここに来る前は
どこにいたの? ねえ?
(健二)危ないですよ。
(真岐)あっ!? うっ。
あのう。 ホントに
すみませんでした。
じゃあ 私は ここで。
≪(祭りばやし)
お祭り 近いみたいですね。
はい。
ちょっと 寄ってみましょうか?
その浴衣
もう 持ってないんですか?
持ってないです。
あっても こんな ちっちゃい。
そうですか。
あのう…。
何か よく分かんないんです。
文哉は あのころ 友達だったし。
友達だったときのことしか
知らないし。
あなたが 優しい
お兄ちゃんだったときのことしか
知らないのと 同じような感じで。
あなたのことも 普通に
恨んだりできたら いいんだけど
全然 そういう…。
あれなふうに 見れないし。
あのう。 話 変わりますけど
去年 ワールドカップ 見ました?
はい?
ワールドカップ。 サッカーの。
あっ。 バイト先のテレビで
映ってました。
遠藤選手 分かります?
金髪の人ですか?
それ 本田選手です。
遠藤選手が すごい
フリーキック 決めたんです。
選手たちが 抱き合って
日本中が 「やった!」って なって。
バイト先も
そんな感じでした。
「やった!」って
あなたも なりました?
なってません。
僕も なってません。
そこは。
そこんところは 同じですね。
あんま 変わんないんですね。
被害者の家族と
加害者の家族なのに。
僕ら…。
僕ら?
この先 ああいうのって
あるんすかね?
ああいうの?
「やった!」って 思って
こう ガッツポーズしたり。