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唯吾分享青蛙公主11日文字幕,台词

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(澪)じゃあ もし 私たちが
チケットを 1,000枚
売ることができたら?
(清忠)音楽堂の取り壊しは 撤回。
(清忠)ごみ処理場は
代替地を用意しよう。
(澪)やってみせる。
(一同)「君が笑えば
すべてが良くなる」
「この手で その手で
つながる」
その たった一日で
未来を 切り開こう。
(一同)はい!
(まひる)お願いします。
シャンソンズの コンサートです。
よかったら チケットを。
(哲郎)音楽堂が 大変です。
(清忠)何だ?
(哲郎)取り壊されます。
工事 始まったって。
コンサートは!?
(桜)壊されちゃったら
コンサートも何もないよ!何 これ!?
(監督)危ないよ そこ。
出ていって。 ほら。
(南)何してんだよ てめえら!
(忠子)解体工事は
来週のはずですが。
(監督)あさってに
繰り上がったんですよ。
今日から養生で 立ち入り禁止。
はい。 みんな 出てった 出てった。
(忍)でも コンサートは
6日後です。
(監督)コンサート?
(一希)そうだよ。
ここに 6月20日って
書いてあんだろ。
(一希)何で いきなり
早くなんだよ。
(監督)うちは
指示されたとおり
やってるだけだから。
文句があるなら
元請けに言ってよ。
元請け どこ?
(監督)ハァ。 安見重建。
安見!?
(監督)危ないから ほら。
もう 出ていってよ。 ほら。
≪(クラクション)
(忠子)危ない!
(哲郎)安見重建は ごみ処理場の
竣工期日を守るために
解体を早めたとの 一点張りです。
(清忠)発注主の われわれに
報告もなく
そんな 勝手なことがあるか。
(哲郎)しかも
解体工事だけではなく
ごみ処理場建設に関する
孫請け業者が
いつの間にか 全て
安見重建の 関連会社に。
(清忠)安見重建の? うちの
地元業者を使う 約束のはずだ。
(哲郎)ええ。 ですが いつの間にか勝手に変更されてまして。
安見重建の経営は 誰なんだ?
(清忠)鴻池 瞬也?
鴻池市長の 三男坊。
(哲郎)まさか!?
(玲奈)ええ。 今 関係各所に
確認中ですが
こっちも 何が何だか。
ねえ。 工事の発注主は
由芽市でしょう。
何で 分かんないのよ? 市長は?
いや。 あっ。 今 市長が
血相 変えて 出ていきます。
係長。 どちらへ?
(哲郎)ゴルフ場。
(玲奈)ゴルフ場?
えっ?
(清忠)あのう。
(鴻池)何だよ?
(清忠)われわれに 断りもなく
ご子息の グループ会社で
工事を独占とは
どういうことですか?
(鴻池)いや。 由芽市の業者が
審査基準に達してなかったもんで。
いや。 技術レベルは
われわれが チェックしました。
(清忠)じゃあ なぜ 解体工事を
強引に早めたんですか?
(鴻池)ちょっと待ってよ。
あんただろう。
あの音楽堂を つぶすって
言ったの。
それを 残すの残さないのって
妙な約束しちゃって。
妙な約束って
私たちのことでしょうか?
(鴻池)何だい 君ら?
シャンソンズです。
(鴻池)シャン…?
(忠子)井坂の娘です。 6月20日に
コンサートがあるんです。
ぜひ これを
やらせてください。
鴻池市長の お孫さんも 確か
シャンソンズの ファンだとか。
(鴻池)そうだったかな?
(清忠)以前に
おっしゃいましたよね。
(鴻池)はっ?
(清忠)ごみ処理場の建設は
音楽堂の跡地に
こだわる必要はないと。
(鴻池)あのときから もう
時計は 進んじゃってるんだよ。
危ないから どいて。
これが 鴻池市長の 三男坊。
(桜)派手な ネクタイしちゃって
まあ いかにも ぼんぼんって…。
(澪・桜)感じ。
(忠子)でも どうして 彼らが
音楽堂の解体を 早める必要が?
(哲郎)コンサートを
恐れたんじゃないかな。
(忠子)えっ?
(哲郎)もし シャンソンズの
コンサートが うまくいって
ごみ処理場の代替地を
探すとなれば
建設計画は ゼロから やり直し。
工事業者も 再入札。
3億円を超える 建設補助金は
いったん 宙に浮いてしまう。
ぼんぼんの会社に
お金が入らなくなる。
(桜)何 それ?
お金が入らないと 困るから
さっさと 解体を
始めちゃえってこと?
むちゃくちゃじゃない。
たぬきが きつねに
化かされたってこと?
(哲郎)君!
ククク…。
どうすんのよ?
きつねに 化かされたまんま
指くわえてろっての?
このままじゃ コンサートだって…。
(清忠)やりたまえ コンサートを。
私は 君たちに約束をした。
一日 あげると。
約束したかぎり その一日は
必ず 保証する。
でも あさってには
音楽堂は 壊されちゃうって…。
(清忠)解体予定日が
繰り上がるなら
コンサートも 繰り上げればいい。
そんなの 無理よ。
告知しちゃってるし
チケットだって 余ってるし
歌の仕上げだっ…。
もし あさって コンサートを
成功することが できても
その後 きつねに解体されたら
意味がない。
安見重建のことは それまでに
私が 何とかする。
できますか?
それが 由芽市長としての
私の責任だ。
君たちは 君たちの
責任を果たせ。
音楽堂を 1,000人の客で
埋め尽くし
万雷の喝采で
未来への可能性を 見せるんだ。
(清忠)変更になった業者の 選定に違法性がないか
急いで確認しろ。
(哲郎)はい。
(清忠)それと 三男坊の身辺も。
(哲郎)ほじくります。
2日後に コンサートなんて
あり得ない。
お父さんだって 大丈夫なんて
言って そんな 簡単なことじゃ…。
私は 乗った。
あいつが闘うってんだから
私だって 闘うまでよ。
(桜)あのう。 こないだまで
たぬき たぬき 言ってたの 誰?
誰?
(桜)誰? 誰だ?
えっ。 誰? 誰?
でも 音楽堂は 立ち入り禁止。
(桜)あの重機に バリケード。
警備員だって いるだろうし。
どうやって コンサートやんの?
(一同)ゲリラ ライブ!?
イエス。
(玉子)ゲリラって
強行するってことですか?
イエス。
(みぞれ)でも あさってには
壊されちゃうんじゃ…。
だから その前にやるんでしょうが。
(忍)あさってって そんな 急に?
(一希)客は どうすんだよ?
みんな 来週だと思ってんぞ。
あした中に
チケットを買ってくれた人
みんなに 伝える。
(南)買った客って
900人近くいるのに どうやって?
市内放送。
んなことしたら
きつねに バレるべ。
いきなり やるから ゲリラだべ。
(玲奈)んだ。
(忍)まさか お客さん 一人一人に
僕らが?
あんたたち 一人一人につき
たったの 90人。 楽勝 楽勝。
(南)残った チケットだって これから売んなきゃいけねえのに。
第一 あの たぬき市長
ホントに 信用できんのかよ?
(一希)じゃあ バリケード
どうすんだよ。
客だって 入れねえし
俺たちだって。
うだうだ うるさい。
大丈夫。 プランは あるから。
プラン?
ナイス 発音。
もう やるっきゃないでしょう。
来ました これ!
(南)どうしたの?
桜さん!?
レディース。 シャンソンズの
ニューカマーを 紹介します。
サクラ・クマゾノ。
(桜)桜です。
よろしくね。
人手が いるでしょう。
見てください。 この マッスル。
(歓声)
力仕事 がんがんよ。
(桜)おう。 任しとけ。
(まひる)やりましょう みんな。
(まひる)無茶な話だけど
コーチを信じて ここまで きた。
最後まで みんなや
コーチと一緒に 闘いたい!
(南)あんた ホント 強くなったね。あっ。 いや。
(一希)よし。 やってみるか。
日にちが 繰り上がった分の
準備不足は 重々承知。
でも チケットを買ってくれた
お客さんに 言い訳は利かない。
リハーサルを やりつつ
町の人に 伝える。
寝る暇 ないよ。
(一同)はい!
いい? くれぐれも 安見重建の
やつらに 見つからないように。
こっそり。
(一同)こっそり。
目立たないように。
(玲奈)目立たないようにします。
深く 地下に潜って
ドッカーンと どでかい花火を
上げますよ これ!
レッツ…。
(一同)ドゥ イット!
いくよ。 5・6・7・8。
1・2・3・4・5。 そこで。 左回り。
(桜)あれ?
右。
すいません。 ちょっと休憩。
ブレークタイムは 計算してる。
プロとして お金を取ってる以上
中途半端なものは 見せられない。
できないんだったら
やめなさい。
すいません。
もう1回 お願いします。
はい。 5・6・7・8。
1・2・3・4・5・6。
できた。 でも キツネ。
ここは 牙。
(桜)こう? すいません。
はい。 もう1回。
(一希)いってえ。 挟んじゃった。
どうしました? あっ ホント。
ちょっと 待ってください。
(一希)ごめんね。
(忍)すいません。
これも お願いして いいですか?
(一希)何だよ お前?
ちょっと。 ケガしてんだから。
(忍)大丈夫ですか?
(玲奈)ああ ああ。
(桜)じゃあ そういうことで。
よろしく お願いしますね。
あっ。 おばあちゃん。
これね あしたになったから。
安見…。
(桜)ちょっと予定よりも
早いんだけども。
(女性)えっ?
(桜)だから シャンソンズの コンサート…。
シー。
(一同)シャンソンズ?
(桜)あしたになったの。
すいません。 立ちくらみ…。
(作業員)おいおい。 大丈夫か?
いいか お前ら。
いよいよ あしただ。
全員に 変更 伝えてきな。
(一同)はい! 南先輩。
安見重建の やつらには
ぜってえ 知られんじゃねえぞ。
(一同)はい! 南先輩。
(南)おし!
紗孫頭 上等!
(一同)おう!
(南)行け!
(山根)あしただな。
じゃあ 配達ついでに
俺が 工場の みんなに伝えるよ。
(忍)ありがとうございます。
(八木)他にも 手伝えること
あったら 言ってくれな。
あっ。 残りのチケットも
頑張って 売るし。
(山根)頑張れよ。
お前らが この町の希望だからな。
はい。
(男性)何だよ それ?
ひっでえ話だな。
(玉子)内緒ですよ これは。
内緒で。
(男性)安見の市長 貧乏人から
金を奪おうなんて 許せねえな。
(男性)あの ぼんぼん息子も
ギャンブル好きで 有名だしな。
えっ!?
(シャッター音)
(鴻池)ああ。 今度の選挙
うちの愚息
応援 よろしく お願いします。
(哲郎)えっ!?
(男性)ご子息が 合併後の
新市長になれば
ますます 安見重建グループも
安泰ですな。
新市長?
(瞬也)いやいや。
新しい市のためですよ。
(瞬也)あくまでも。
アハハ!
そんな…。
(忍)よいしょ。
(玲奈)これで 備品 全部 揃った?
(忍)今 確認してます。
(みぞれ)これも あるわよ。
何 もたもたしてんだよ?
[マイク](『由芽音頭』)
(大輝)はい。 これ。
(玲奈)『由芽音頭』だ。 懐かしい。
(みぞれ)10年ぶりに聞いた これ。
香奈絵先生が 歌ってんのよね。
(南)マジ?
(みぞれ)うん。
(忍)最近 いろんなところで
歌が流れるようになりましたよね。
(玲奈)歌の町が
復活し始めてるってことね。
いよいよ あした。
絶対に 成功させないと。
(一同)うん。
[マイク](香奈絵)「由芽音頭」
(香奈絵)
大変なことに なったわね。
何とかなる。
今の シャンソンズなら。
みんな 成長しましたよ。
テクニックだけじゃない。
自分の力を信じ 立ち上がり
動きだせる。
あなたで よかった。
うん?
コーチを頼んで よかった。
まだ 外出許可は出てないけど
あした はってでも
見に行くわ。
ありがとうございます。
こちらこそ。
ホントに ありがとう。
私 ほら。 いろんな人に
伝えなきゃ いけないから。
また。
うん。
≪ナナナナ ナース。 これ ほら。
変更になりましたよ。
≪病院で チケット 買ってくれた人
いるでしょ。 みんなに 伝えて。
そんなこと してないで
お願いします。
(ディレクター)だから
取材なんて 無理 無理!
どうせ また
あの 目立ちたがり屋のコーチに
言われたんでしょ。
違います。 私が自分で。
うん? 君が?
まあ でもね
前に特集 組んだとき
音楽堂は 消えるって
言っちゃったし。
だからこそ 取材する価値が
あるんじゃないですか。
消えるはずのものが
名もない 小さな合唱団と
町の人々の力によって 再生する。
ふーん。
あっ。 その奇跡の瞬間を
カメラを通して
たくさんの人たちに伝えて
勇気と希望を 与える。
それが テレビだと
私は信じてます。
ふーん。
でも 邪魔をする悪い人たちが
たくさんいる。
その人たちに 見つからないよう
協力してほしいんです。
見つからないようにってね。
ただ 取材してほしいだけじゃない。暴いてほしいんです。
これは スクープなんです。
スクープ!?
新市長に
ギャンブル狂の 三男坊?
(哲郎)はい。 合併後に
鴻池市長は 引退。
お父さんに 市長の座は譲ると
言っていたんですが。
それも 計算だったのか。
(哲郎)息子に 後を継がせて
ごみ処理場の 莫大な助成金を
一族で 独占する気かと。
(清忠)もし 訳の分からんやつに
この町の未来を 託すなら
刺し違える覚悟で 闘うぞ!
(一同)はい!
市長。
いえ。 お父さん。
(清忠)あしたの合併協議会
鴻池市長は 来るんだろうな?
(哲郎)はい。 もちろんです。
(清忠)哲郎。
(哲郎)はっ!?
お前に 頼みたいことがある。
そろそろ 上がったら?
(一希)うん。 もう 終わるから。
よいしょ。
あした 妹さんは 来れるの?
携帯で 聞かせる約束してる。
そう。
あの でかい女は?
色々 作戦で 走り回ってる。
だろうな。
そういう あいつに 引っ張られて
ここまで きたんだもんな。
サンキューな。
うん?
ここに 誘ってくれて。
最初は
ママさんコーラスなんて
くだらねえと思って
意地も張ったけど
よかったよ。
みんなと一緒に 歌えて。
一希君。
この シャンソンズのおかげで
忍や あの ちっちゃい子も
強くなった。
私じゃなくって
コーチに言ったら?
あいつに 礼なんか 言えねえよ。
一生。
フフッ。
あいつ コンサート 終わったらよ
どうすんだろうな。
俺たちのために
チャンス 棒に振って。
大丈夫よ あの人は。
とにかく 今は あしたの
コンサートに 集中しましょう。
よし!
(桜)10枚…。
違うでしょ 藤岡君。
段取り 覚えて。
ワゴン車は 1台でいいの。
もう1台は 宅配便の
トラックがあるから。
(重村)おい。
工具 これだけで足りんのかよ。
(柴田)チェーンソー
借りてきたよ。 フフフ。
チェーンソーじゃなくて
チェーンカッター。
ジェイソンじゃないんだから もう。
(桜)もう やだ。 もう。
ねえ 藤岡君。
あしたが本番って 分かってる?
あなた 分かってる?
こんばんは。
ああ。
(桜)ああ。 いらっしゃい。
≪(戸の開く音)
(清忠)ああ。 大丈夫?
(香奈絵)ああ。 ありがとう。
(香奈絵)あなたは 大丈夫?
(清忠)フッ。
闘わなきゃならんものが
あるんでね。
(香奈絵)あなたは そうやって
あなたなりに ずっと
闘ってきたのね。
(香奈絵)ありがとう 清ちゃん。
チャンスをくれて。
(清忠)私は 音楽堂を
残すべきか否か
市長として 見極めたいだけだ。
あした あの子たちを見れば
あなたは 必ず
残したいと思うはず。
私が 保証する。
そこまで 言い切るからには
君にも その目で
確かめてもらわないことにはね。
私は 大丈夫よ。 フフッ。
(清忠)フフフッ。
コーチに コンサートの前に
伝えておきたいことがあって。
これ 子供のときに
家族で 初めて行った
ミュージカルの 記念写真。
ああ そんな話 してたね。
いつか あんなふうに歌いたいと
思ったとか何とか。
さっき あしたの準備してたら
お母さんが この写真 見て
言ったんです。
劇団フォーシーズンズ
懐かしいわねって。
フォーシーズンズ?
主演 倉坂 澪。
あっ。
この町を出て
東京で 脚光を浴びていたときの
コーチの舞台だったんです。
私の。
この後 すぐ コーチは
ブロードウェイに挑戦しに行った。
そうですよね。
これ 私の最後の…。
私 コーチのおかげで
歌に出合えました。
あした どんな結果が
待っていても…。
今まで ありがとうございました。
えっ。
アヒルが ハクチョウになれるか
分かりませんが
あした 精いっぱい 歌います。お母さん。 私 今日
音楽堂で コンサートやるの。
お母さんと約束した
あのステージに 立つのよ。
ねえ。 私 一人じゃないよ。
ここで すてきな仲間ができた。
みんなで 頑張るから
楽しみにしてて。
私は 私の夢を
これからも 追い続けるから
ずっと 見ててください。
レディース。
コンサートの準備は いい?
(一同)はい!
OK。
チケット。
ほぼ 完売です。
残った分は 当日券で さばきます。グッド! 宣伝。
このとおり。
ナイス! 機材手配。
完璧です。
パーフェクト。 コスチューム。
ばっちり!
エクセレント!
みんな。 いい顔してる。
ちょっと むくんでるけど。
(一希)寝れねえんだよ。
訳の分からない
ゲリラ作戦の おかげで。
(玉子)今も まひるちゃん
マスコミに お願いしに回ってるしね。
コンサートの前に ひとつ
言っておきたいことがある。
シャンソンズって名前
やっぱり 超ださい。
(一同)あー。
また その話ですか。
シャンソンって
本来 曲のジャンルじゃなく
フランス語で 「歌」っていう意味。
喜びや希望 情熱。
そういった 思いを込めた
心そのもの。
シャンソンズ。
ださいけど 私たちには
最高の名前!
(歓声)
レディース! 泣いても笑っても
ぶっつけ本番 一発勝負。
1,000人の客席を
観客で 埋め尽くし
万雷の喝采を 手にして
音楽堂を 存続させる。
OK?
(一同)OK!
(役人)合併後の 市長選には
三男の瞬也さんが出馬されるとか。
(役人)今日は
おみえにならないんですか?
(鴻池)いや あいつは
安見重建の責任者として
音楽堂の解体を
しっかり 監督させてるんだ。
(監督)あっ。 社長。
(瞬也)解体工事は? 予定どおり?
(監督)はい。
間もなくでございます。
(瞬也)うん。
(玲奈)こちら ブラボー ブラボー。ジッ。 アルファ どうぞ。 ジッ。
何ごっこ? ねっ。
そういうのいいから 報告して。
(玲奈)はい。 ただ今
お昼休憩に 入りましたが
鴻池市長の息子が 現れたため
作業員も まだ多数 残っています。
(玲奈)重機も 一部 稼働中。
正面突破は 不可能かと。
ノー ノー ノー ノー。
計画どおり 正面から 強行突破。
よろぴく!
(役人)えー では まず
由芽市を代表して
井坂市長から
ご挨拶が ございます。
(鴻池)ああ?
私は 井坂 清忠の息子
井坂 哲郎と申します。
(鴻池)市長は どうした?
こっちは 私が出てるんだ。
失礼じゃないか。
市長は 大事な用がありまして。
合併後 父の後を継ぎ
新市長選に出馬する 私が
名代を務めたいと思います。
(どよめき)
(鴻池)出馬だと?
(哲郎)昨夜 父から
これからは 若い世代で
町をつくれと申し付けられまして。
(鴻池)市長を呼びなさい。
井坂市長を。
どんな 大事な用事が
あるってんだい。
シャンソンズの コンサートの
成功を見届けることです。
ああ?
あなたごときを たたきつぶすのは私一人で 十分だと。
おい。 「あなたごとき」って
どういうことだ?
(哲郎)これは ごみ処理場建設に
おける 談合の証拠です。
全下請け業者を
一軒一軒 洗い直し
不正の証言も 得ました。
(どよめき)
(哲郎)これだけ 揃えたんですから逃げられないでしょう。
今ごろ 安見重建の本社に
公正取引委員会が
入ってると思います。
んなことしたって
今ごろ 音楽堂の解体工事は…。
(哲郎)そうでしょうか。 フッ。
何やってんだよ 時間だぞ!
早く 取り壊せ。
(監督)おい。 どうなんだ?
いけるのか?
(瞬也)はい。 いけ!
(クラクション)
(柴田)ヘヘッ。
(瞬也)何だ あれ?
≪(クラクション)
(クラクション)
(エンジンを吹かす音)(言い争う声)
(桜)どこだ どこだ?
ちょい ちょい ちょい。
おらっ。
ハリーアップ! ハリーアップ!
(一希)分かった。 分かってる。
シッ。 ゴー ゴー ゴー ゴー!
(桜)私たちは 入れたけど
お客さん 入れるかな。
(忍)それより みんな
来てくれるかどうか。
(警備員たち)何やってるんだ!
おい。 どっから 入ってきた!
入ってきちゃ 駄目だ。
何してる!
出ていきなさい!
早く 出なさい。 出てけ!
≪(ドアの開く音)
≪(玉子)皆さん こっちですよ。
はい。 こっち こっち。
(警備員たち)ふざけるな!
つまみ出せ! つまみ出せ!
(女性)おまんじゅうを どうぞ。
(3人)おまんじゅうを どうぞ!
あっ。 こっちです。
(ディレクター)中継。 ちょっと来て!
あっ。 テレビ!
(ディレクター)安見重建の社員が
善良な市民に対して
不当な強制力を 行使しようと…。
(監督)撮るんじゃない!
(ディレクター)彼らは 談合の
疑いがあり その不正を隠すため
今日の…。 あったんですね。
談合は あったんですね。
お答えください。
(瞬也)ああ 親父。
解体中止?
公取が こっちにも?
ハァー。
(ブザー音)
(大輝)ああ。 座れた。
(香奈絵)1,000人。 見事に満席ね。
(みぞれ)はい。
私も 行ってきます。
(香奈絵)うん。
(骨の鳴る音)
(みぞれ)うっ…。
(拍手)(一同)「必ず手に入れたいものは誰にも知られたくない」
「百ある甘そうな話なら
一度は触れてみたいさ」
「勇気だ愛だと 騒ぎ立てずに
その気になればいい」
「掴んだ拳を使えずに
言葉を失くしてないかい」
「傷つけられたら 牙をむけ
自分を失くさぬために」
「今から一緒に これから一緒に
殴りに行こうか」
「YAH YAH YAH YAH
YAH YAH YAH」
「YAH YAH YAH YAH
YAH YAH YAH」
(瞬也)いまいましい。
あの像だけでも 壊してやる。(一同)「hang in there!
病まない心で」
「hang in there!
消えない心で」
(一同)「今から そいつを」
「これから そいつを
殴りにいこうか」
(一同)「YAH YAH YAH YAH
YAH YAH YAH」
「YAH YAH YAH YAH
YAH YAH YAH」
「YAH YAH YAH」
(拍手・歓声)
(瞬也)どけ!
(清忠)君たちは もう負けだ。
君も一緒に 聴いてみたら
どうだ? あの歌を。
≪(歌声)
(清忠)拳を振り上げるのは簡単だ。
(清忠)だが 本当の拳とは
揺るがぬ心だ。
(清忠)うちの婿養子 バカ息子だがそういう心は あるようだ。
お待たせしました。
危ないよ。(一同)「Let’s Do it!
(Do it!)」
「Do it! (Do it!)
Do it! (Do it!)」
「Do it! (Do it!) Do it!
(Do it!) Do it! (Do it!)」
「Do it! (Do it!)」
「Don’t stop!!」
(拍手・歓声)
(清忠)盛況だね。
(香奈絵)当ったり前でしょ。
今日は 急な変更が
あったにもかかわらず
こんなに たくさんの方に
足を運んでいただけて…。
言葉になりません。
このコンサートの成功をもって
音楽堂は
存続するということで
よろしいですね? 井坂市長。
(拍手・歓声)
やった!
やった!ハハハ。
この町の歌は
終わってはいなかった。
それを証明してくれたのは
ここにいる 皆さんです。
この先の未来も ずっと
この音楽堂は
皆さんの揺り籠として
歌声を
響かせていくことでしょう。
本日は 本当に
ありがとうございました。はい!
もう1曲 聴いてください。
でも 今ので 最後でしょう。
これは 私たちから
旅立つ あなたへの贈り物です。
このコンサートを 見届けたら
また ゼロから
夢を追い掛けに行くんでしょ?
あなたのことだから。
こっちです。
ちょっと。
来てください。
ちょっと 何よ?
いいから。
座ってください。
コーチ。 あなたに出会ったころ
私たちは 大変 戸惑いました。
あなたは自分勝手で 見えっ張りで強引で 口も悪くて。
でも 頑張れば…。
諦めないで 頑張れば
未来を 必ず 切り開いていける。
そのことを あなたは
私たちに教えてくれました。
だから あなたは
私たちにとっては…。「Hello, my friend
君に恋した夏が あったね」
(忠子・まひる)「みじかくて
気まぐれな夏だった」
(一同)「Destiny
君は とっくに知っていたよね」
「戻れない安らぎも
あることを Ah…」
「悲しくて 悲しくて
帰り道 探した」
「もう二度と 会えなくても
友達と呼ばせて」
「僕が 生き急ぐときには」
「そっと たしなめておくれよ」(一同)「淋しくて 淋しくて
君のこと想うよ」
「離れても 胸の奥の
友達でいさせて」
「悲しくて 悲しくて
君のこと想うよ」
「もう二度と 会えなくても
友達と呼ばせて」
「友達と呼ばせて」
(拍手・歓声)
(哲郎)アンコール!
(観客たち)アンコール!
アンコール アンコール…!
(玉子・南)コーチ!
(玲奈)コーチ!
(観客たち)アンコール!
アンコール アンコール…!
(拍手)
何やってんのよ? ホントに もう。
あなたたちと 心と声を重ねて
歌った日々は 私の誇り。
ありがとうございました。
よし。
じゃあ アンコール いくわよ。
ウィー アー。
(一同)シャンソンズ!
えい!
(拍手・歓声)
次の曲は
私たち シャンソンズが
みんなで 初めて
一緒に歌った曲です。
このコンサートを 開くために
たくさんの人が
力を貸してくれました。
あなたたちとも
一緒に歌いたい。
(観客たち)えっ?
俺たち? ちょっ。
皆さんも 一緒に どうぞ。
『風になりたい』 カモン!(一同)「天国じゃなくても
楽園じゃなくても」
「あなたに会えた幸せ
感じて 風になりたい」
「何ひとつ いいこと
なかった この町に」
「沈みゆく太陽
追い越してみたい」
「生まれてきたことを
幸せに感じる」
「かっこ悪くたっていい
あなたと 風になりたい」(一同)「何ひとつ いいこと
なかった この町に」
「涙 降らす雲を
つきぬけてみたい」
「天国じゃなくても
楽園じゃなくても」
「あなたの手の ぬくもりを
感じて 風になりたい」
「風に 風になりたい」
「風に 風になりたい」
(拍手・歓声)
(観客たち)シャンソンズ!
シャンソンズ! シャンソンズ…!
ありがとう!来年こそは 時間内に ゴール。
待ってろよ! ジャマイカ。
ハハハ!
[TV](アナウンサー)続いて
群馬県の 上毛テレビ
『こんにゃくイブニング!』より
届いた特集を お届けします。
シャンソンズと町の
再生物語を ご覧ください。
よし!
(一同)やった!
≪(男性)すいません。
これ。
恋の予感。[TV](ナレーション)安見市と 由芽市は
これまでの
安見市側が 吸収する形だった
合併を
対等な合併にすると発表。
歴史的建造物であり 由芽市民の
アイデンティティーである
音楽堂の取り壊しは 中止し
市内の別の場所に ごみ処理場の
建設をすることで合意しました。
ゆめみ市全体の 産業振興を
目標に掲げ
ごみ処理場 建設には
由芽市の工場も
参加することになりました。
ゆめみ市は
旧 由芽市地区を中心に
歌などの文化活動を 積極的に
支援していく方針を 発表。
歴史的合併と なりました。
(男性)どこ 行くんすか? 姉さん。(男性)送ってさしあげましょうか。
おう。 この町 守って。
(3人)よっしゃ!今日から リブレ ミュージックで
インターンとして
働かせていただく
野々村まひるです。
よろしく お願いします。
(社員)あっ。 シャンソンズの子?
(社員)コンサート
また やってね。 月1とかで。
はい!
(笑い声)
退院 そして 館長復帰
おめでとうございます。
(香奈絵)ありがとう。
今日の練習は?
もちろん 『浪漫飛行』です。
(みぞれ)大変!
(南)大変だ!
(玉子)表に シャンソンズに
入りたいって人たちが もう
たくさん 来てて。
(南)ちょっと来て。
(玉子)おっ?
(南)おおー!
(香奈絵)ああ。
すごい…。
(南)親父も いっぱい いんじゃん。
(香奈絵)ホント。
これは 大変だわ。
あっ。 順番に伺いますから。
(みぞれ)大丈夫かな?
ハーイ ピート。
今から そっち行くから。
えっ? ボビーのオーディション
終わった? OK OK。
何にもないところから
始めるから 楽しいんじゃない。
レッツ ドゥ イット。
OK?
≪(カエルの鳴き声)
あー ゲロゲロ うるさい。
(忠子たち)「苦しさの
裏側にあることに 眼を向けて」
「夢をみてよ どんな時でも」
「全ては そこから始まるはずさ」ウィー キャン ドゥ イット。
(一同)「君と出逢ってから
いくつもの夜を 語り明かした」
「はちきれるほど My Dream」
「トランク 1つだけで
浪漫飛行へ In The Sky」
「飛びまわれ この My Heart」
「Wow Wow
Wow Wow Wo Wo Wow」
「Wow Wow
Wow Wow Wo Wo Wow」
(歓声)
(男性)シャンソンズ 最高!