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唯吾分享上锁的房间02日文字幕,台词

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(榎本)このように ドアには 鍵が掛けられ さらに 目張りがしてあります。 (榎本)こんろの中には 練炭の 燃えかすがあり 壁には 「サヨナラ」の メッセージ。 (榎本)状況から見て 練炭自殺と 考えるのが 普通でしょう。 ただ 最近の住宅は 気密性が高いので 必ずしも 目張りをする必要は ありません。 まして 窓にまで 目張りをするというのは 少々 やり過ぎです。 では 問題です。 彼は なぜ こんなにも厳重に 部屋を密閉したんでしょうか? 用心深く 完璧主義の 人間だったからなのか? それとも…。 (芹沢)えっ? ええ!? 長年 かけて 集めた 腕時計のコレクション 根こそぎ 持ってかれたよ。 最上階というのは 1~2階に次いで 狙われやすいんです。 (純子)えっ? そうなんですか? 屋上のドアに 掛かってる 鍵というのは たいていは ピッキングで 開けられてしまう 適当なものです。 屋上から ロープを使って 下降すれば ほとんどの部屋の バルコニーや 窓に アクセスできるんです。 じゃあ どうすりゃいいんだよ? まずは 窓を補強することです。 補助錠の他に こういった センサーや ガラスに貼る フィルムなんかも 効果的でしょう。 次に 警戒すべきなのは やはり 玄関です。 ドアの鍵は 最低でも 2つ。 できれば 3つ 付けておくことが ベストでしょう。 冗談じゃないよ。 鍵 3つ 持つなんて やだよ 俺は。 3つとも シリンダーを 同じにすれば 1本の鍵で 開けられますよ。 それでも ピッキングの手間は 3倍になります。 一番 簡単なのは 3つの鍵のうち 上下の2個だけを 開け閉めし 真ん中の鍵は開けておく方法です。ただし 真ん中の鍵だけは 解錠方向が 上下とは 逆になるように 取り付けます。 こうすると 泥棒が 3つを ピッキングしたとしても 真ん中は 閉めたことになるので ドアは 開きません。 (芹沢・純子)なるほど。 また 目的が 物取りではなく ストーカーだったりする場合…。 説明はいいからさ 完璧に やってくれよ。 金は いくらでも出すから。 分かりました。 300万ほど 掛かると思います。 300万!? それでも 時計のコレクションに比べれば 安いもんです。 では。 あっ あの。 こないだの 報酬のことなんですけど。 まだ お話しできてなかったですよね? 報酬? はい。 密室殺人事件の解決なんて ちょっと ケースが特殊なもので 相場が よく 分からなくて。 いりません。 いや。 でも そういうわけには。 あれは 会社の業務とは 関係ありませんから。 それじゃあ こちらも…。 では そのうち 何か 困ったことが あったときに 相談に乗ってください。 それは 構わ…。 あっ。 300万かぁ。 それではですね 特許実施権の 範囲の部分だけ 修正を加えまして 正式な契約書を作成させていただきますが よろしいですか? (クライアント)はい。 よろしく お願いします。 よろしく お願いします。 (クライアント)何ですか? その時計 どうされました? どうって。 買ったんです。 どこで いつごろ お求めになられました? うん!?ああ。 どいつも こいつも 泥棒に見える。 ハァー。 [TEL] はい。 榎本さん。 お待たせしました。 榎本さん。 お待たせしました。 すいません。 急に。 今日は 何か ご用件でも。 昨日の話なんですけど。 報酬の。 報酬につきましては われわれも 誠意をもって できる限りの対応をしたいと 考えております。 早速なんですが 相談に乗ってもらえますか? えっ? 実は 先日 こちら 会田 愛一郎さんの おいごさんが 亡くなられたんです。 死因は 練炭による 一酸化炭素中毒です。 練炭? 目張りをした部屋で 練炭を たいたんです。 遺体からは睡眠薬も 検出されています。 つまり 練炭自殺ということですね。 いえ。 会田さんは 自殺だとは 思っていないようです。 えっ? (会田)大樹は ホントに 妹思いの子だったんです。 美樹 一人を残して 死ぬなんて 絶対に あり得ない。 自殺なんて するはずが ないんです。 ハァー。 残念ですが それだけでは根拠としては 乏しいですね。 (会田)2人は 3年前に 母親を亡くしてるんです。 (会田)美樹が 頼れるのは 大樹しか いなかったんです。 母親が? はい。 2人の母親は 僕の姉で みどりと いいます。 父親は 美樹が生まれて すぐに 事故死しました。 姉は その後 高澤さんという 中学校教師と 再婚したんですが 3年前に 病死してしまい 高澤さんが 子供たちを 引き取ることに なったんです。 あの日は 高澤さんから 大樹の引きこもりについて 相談があると いわれて うちに 行ってみたんです。 (美樹)《お兄ちゃん 開けてよ。 お兄ちゃん》 《お兄ちゃん。 ねえ? どうしたの? お兄ちゃん》 (高澤)《どうした? 美樹》 (美樹)《おかしい》 (美樹)《お兄ちゃん 全然 返事しない》 (高澤)《いつものことじゃないか》《違う》 《私には 絶対 返事してくれるもん》 《返事して お兄ちゃん。 返事してよ》 (会田)《どいて》 《大樹。 どうした?》 (会田)《おい。 大樹! おい! おい!》 《んっ! んっ! んっ! おい!》 (高澤)《そのドアを 力ずくで 壊すのは 無理です》 (高澤)《危ないから。 もっと。 下がって。 下がって!》 (高澤)《鍵は この穴の すぐ上だったはずだ》 《何か。 何か 曲がった 棒のようなもんが あれば つまみ 回して 開けられるんだが》 《僕が やります》 (高澤)《えっ?》 (会田)《すいません》 (高澤)《あっ》 (鍵の開く音) 《開いた》 (会田)《あれ?》 (会田・高澤) 《えい! えい! えい!》 あれ? 何ですか? 今 あなたが 鍵を開けたって おっしゃいました? はい。 工具箱の中のもの 使って。 はい。 そんな簡単に 開くもんなんですかね? 僕は 素人には 難しいと思うな。 芹沢さん。 いいかげんに してくださいよ。 何が!? すみません。 こないだ 空き巣に 入られたばかりで うたぐり深く なってるんです。 バカ。 それと これとはな。 もう みんなが 泥棒に 見えるみたいで ホントに 申し訳ございません。 余計なこと いちいちな…。 そうですよ。 (純子・芹沢)えっ? 僕は 窃盗の常習犯で 5年間 服役して 半年前に 出所しました。 窃盗って あの 人のものを とる 窃盗ですか? はい。 いや。 でも 今は 足を洗いました。 本当に 足を洗ったのか? おとといの晩 港区 港南 6の4の…。 大樹君なんですけれども 状況を 聞くかぎりでは 事故死とは 思えないですよね。 もちろんです。 自殺でも 事故でもないとすると 誰かに殺されたと 考えているんですか? 高澤さんは あの日 ずっと 家にいました。 美樹は 友達と出掛けていたし。 他の誰かが 彼に知られないように家に入って 大樹を殺すのは 不可能です。 高澤さんが 殺したということですか? 警察は 大樹君の死について 何と 言ってるんです? 自殺としか 考えられないと 言っていました。 なぜなら あの部屋は 大樹以外は 誰も入れない 密室だからと。 密室。 (高澤)じゃあ 今日は この問題を 阿部に 解いてもらおう。 (阿部)えっ? (高澤)今 解きたいって 顔 してただろ。 (阿部)いや。 してねえよ。 (高澤)してたよな みんな。 なあ?(阿部)してねえって。 (高澤)ほら。 さっさと来て。 (阿部)マジかよ? まず 高澤さんに 殺人の動機が あったかどうかを 弁護士の職権で 調べてもらいたいんです。 動機というと? 会田さんの お姉さんは ご両親から 多額の遺産を 受け継いでるはずなんです。 もしかしたら 大樹君が 亡くなったことで 高澤さんが 利益を得る 立場にいる 可能性があります。 ご両親の遺産ということは 会田さんも 相続なさったんですか? (会田)いや。 僕は 犯罪に 手を染めているんで 権利は 剥奪されたんです。 相続排除ですか。 もともと 父親とは 折り合いが悪くて。 姉としか 連絡を 取ってなかったんで。 特に 異議は 申し立てませんでした。 それから もう一つ。 僕が 大樹君の部屋を 見られるよう 美樹さんに 頼んでもらえませんか? えっ? 会田さんから お願いすればいいんじゃないですか? 僕は 美樹に 避けられているんです。 会田さんの気持ちは 分かりますが警察が 自殺と断定したものを われわれが どうこう言っても。 お願いします! 僕は 何としても 事の真相を 知りたいんです! もし。 もし 大樹が 殺されたんだとしたら このままじゃ あまりにも かわいそ過ぎます。 それに 美樹の身にも 危険が及ぶかもしれません。 それだけは 何としても 阻止しないと。 まあ あの。 落ち着いて。 お願いします! 力を貸してください。 お願いします! 分かりました。 えっ? 何で 俺まで ここに いなきゃなんないんだよ? 俺は 企業法務しか やらないって あれほど 言ったよな? 聞いてなかったのか? それにさ よりによって 何で 窃盗犯のために 貴重な時間 費やさなきゃなんないんだよ? 大切な時計 とられた上に タダ働きですか。 ホントに 割に合わないったら ありゃしないよ。 時計を とったのは 会田さんじゃないですよ。 大きな くくりで言えば あいつが とったも同然なんだよ。 ハァー。 榎本さんには 借りが あるわけですから しょうがないですよ。 ハァー。 何で あのとき すぐに 報酬 払わなかったんだろうな? 俺は。 後悔 先に立たず。 あっ? 提灯持ちは 後に立たず。 ハハハ。 あっ。 あの。 すいません。 高澤 美樹さんですよね? それで 会田さんから お兄さんの部屋を もう一度 調べてほしいと 言われたんですが。 私たちが 家の中に入ることを 許可してもらえないでしょうか? あなたは どう思う? お兄さんは 自殺したんだと思う? (美樹)関係ない。 えっ? (美樹)もし 自殺じゃなかったとしても あの人には 関係ない。 どうして そんな。 (美樹)人のものを 盗むなんて 最低。 確かに 悪いことだけど。 でも 会田さんは ちゃんと 罪を償ったんですよ。 今は 足を洗って 真面目に…。 (美樹)いまさら 心配されても もう 遅いし。 失礼します。 チッ。 家人の許可がなければ 調査は 無理だな。 残念だけど 諦めよう。 事務所に戻って 契約…。 お前 誰に 電話してんだ? おい。 榎本さん。 家に行ったところで 美樹さんは 入れてくれないと思います。 美樹さんでは ありません。 えっ? 高澤さんに 話をするんです。 えっ!? あのな。 自分を疑ってる人間を ほいほい 家に上げる バカ どこにいんだよ? そうですよ。 それに 弁護士といっても 特に 権限があるわけじゃないし 強制することは できません。 いいですよ。 どうぞ 入ってください。 えっ? いいんですか? ええ。 愛一郎君の気持ちも 分かりますから。 気の済むまで 調査なさってください。 どうぞ。 いやー。 いい人だった。 びっくりした。 ホントは 不愉快だったろうに 嫌な顔 一つせずに われわれに 対応してくれた。 なかなか できることじゃないぞ。 さすが 教育者だ。 なっ? 考えてみりゃさ あの人は 血がつながってない 子供を 2人も 引き取ったわけだよな。 まだ 若いし 再婚だって できるのに ほっておくことが できなかったんだろうな。 人格者じゃないか。 でも…。 さっきの 見たろ? あれが 子供を殺す男の顔か? 俺は そうは思わない。 これは やっぱり あれだ。 間違いなく 自殺だよ。 全ては 会田 愛一郎さんの 思い込みに違いない。 なっ? 大樹君は 引きこもりだって 言ってましたけど 食事とかは どうしてたんですかね? 妹さんが 運んでいたんですよ。 当日の朝も 彼女が作った食事と 高澤さんが入れた コーヒーを 奇麗に 平らげていたそうです。 自殺する前なのに? いわゆる 最後の晩餐だ。 俺なら 残さず 食べるね。 大樹君の体内からは 睡眠薬が 検出されたんですよね? 部屋の ごみ箱に 薬剤シートも 残っていました。 もしかして…。 何だよ? もしかして 高澤さんが コーヒーの中に 睡眠薬を 入れたんじゃないですか? バカ 言えよ。 練炭自殺 するときは 睡眠薬を服用すんのが 普通だろ。 朝食の食器は? 調べたんですか? 高澤さんが 洗ってしまっていたそうです。 ハァー。 長いことさ 引きこもりなんか やってると 自殺したくなる場合 あるよね。 えっ? あっ。 これは 間違いなく 自殺だ。 高澤さんにも ご迷惑だから そろそろ 切り上げて 帰ろう。 さあ 行くぞ。 大樹君って ホントに 引きこもりだったんでしょうか? どういう意味ですか? うーん。 引きこもりって 生きることに 無気力で 社会との つながりを 一切 拒否して ひたすら 現実逃避するものだと 思うんですけど。 ここに並んでる本からは そういうイメージが 湧かないんですよね。(ノック) 失礼します。 (高澤)あっ。 終わりましたか? はい。 ありがとうございました。 (高澤)よし。 ああ。 あらら。 あっ。 あら。 大丈夫ですか? ああ。 すいません。 どうも。 いいえ。 何の チラシですか? これですか? あっ。 どうぞ。 あっ。 すいません。 科学の実験に マジックを取り入れた ショー やるんです。 特別授業ってやつですかね。 一般にも 公開されてるんですか? 公開っていうと 大げさですけど 時々 父兄から 見に来たいって言われてるもんで。へえー。 みんなが 楽しみにしてるなんて すごいですね。また これかよ。 では 部屋に入ってみましょうか。まず ドアには 鍵が掛かっていて さらに 目張りがしてありました。 目張りに使われたのは 普通の ガムテープではなく もっと 幅が広くて 薄いタイプの ビニールテープだったそうです。 犯人は どうして このテープを 使ったんでしょうか? そんなの たまたまだろ。 ドアの外から 目張りをするために あえて 選んでいたとしたら? 幅が広くて 薄い方が いいってことは。 あっ。 えっ? いや。 別に。 何か 思い付いたんですか? あっ いや。 何でもない。 何ですか? 言ってみてください。 掃除機 使ったんじゃないかな? 掃除機? どうやって? このように ドアの縁から はみ出すように テープを 貼ってだな。 それから 廊下に出て 扉を閉める。 そして 外から 掃除機で 吸引をすれば テープが引っ張られて 目張りが 完成するはずだ。 すごい。 絶対 そうですよ。 いえ。 それは 無理でしょう。 何で? このドアは 隙間風が入らないよう 段差をつけた ドア枠に 収納される 構造になっています。 外から 吸引しても このドア枠に 阻まれて テープを 引き付けることは できないんですよ。 やっぱりな。 どうせ 自殺なんだからさ できなくて 当たり前なんだよ。 ちょっと 言ってみただけ。 鍵の方は 外から 掛けられるんですか? ドアの隙間は 目張りで 完全に つぶされてますから テグスで 引っ張るといった 手法は 使えません。 ああ。 とすると。 あっ。 いや。 いい。 (純子・榎本)どうぞ。 機械か何か 仕掛けてあったんじゃないのかな? 遠隔操作ですか? そう。 外から 電波 送って 鍵を閉めたとか? ああ。 機械工学の知識があれば できないこと ないと 思うんだけどな。 僕も 同じことを考えました。 よし! ただ そうだとしたら 会田さんが ドアを開けたとき 仕掛けが まだ 残っていたはずなんです。 でも 2人の証言によると 高澤さんが 仕掛けを回収できる チャンスは なかったと思われます。 だから 俺は 自殺だって ずっと 言ってきただろ。 さすがの 榎本も 認めざるを得ないよ。 それに たとえだ。 たとえ 他殺だったとしても 警察を説得できる 材料がなければどうにも ならないんだよ。 われわれに できるのは ここまでだ。 なっ? (里奈)青砥さん。 例の遺産相続の件 調べました。 (ノック) はい。 芹沢さん。 ちょっと いいですか?よくないよ。 会田家の遺産が どうなってるか 分かりました。 亡くなった ご両親から 娘の みどりさんと 会田さんを 飛び越えて 孫の 大樹君と 美樹さんに それぞれ 2億ずつ 相続されていました。 母親は 相続を 放棄したってわけだな。 そういうことです。 会田さんも 相続排除されてるし。 それで? みどりさんは 高澤さんと 再婚したけど 子供たちとの 養子縁組は してなかったようなんです。 なのに なぜか 亡くなる直前になって 急に 手続きが行われています。 これによって 子供たちが 亡くなった場合 全ての遺産が 高澤さんに 入ることになったわけです。 これって 殺人の 立派な 動機になると思いませんか? 思わない。 えっ? お前さ どうして 物事 そう斜めから 見るんだよ。 再婚相手の余命が いくばくも ないと知って 子供たちの ホントの父親になる 決意を したのかもしれないじゃないか。 いや。 きっと そうだ。 あの人は そういう人だ。 いいか? 俺はな 今まで あらゆる種類の人間を たくさん 見てきたんだ。 お前とは 経験値が違う。 俺の目を 信じろ。 高澤さんは いい人だ。 いや。 でも…。 でもじゃない。 この話は 終わりだ。 悪いが 仕事が たまってるんでね 出てってくんないかな。 いや。 でも…。 飲まないのか? コーヒー。 今日のは コナの マカダミアナッツだぞ。 前に いい匂いって言ってたから 買ってきたんだ。 ごちそうさま。 (美樹)いってきます。 (高澤)また 学校でな。 (美樹)うん。(ドアの開く音) (拍手) (一同)おおー。 えっ? (一同)おおー。 (高澤)今日は 空気の話をします。 この状態だと 引っ張っても すぐ 元に戻ってしまうよね。 でも これを 熱すると。 (高澤)ほら。 押子が 動いてきたね。 熱せられた空気は 膨張する。 膨張した 空気の圧力が 押子を 外側に動かしてんだ。 これが ボイル・シャルルの法則を 理解する上で 一番 重要な現象です。 空気と エタノールの 混合気体が 燃焼し 急速に 熱膨張が生じることで 紙コップが 飛ぶ。 このコイルは 時間とともに 変化する 高電圧を 発生させるんだ。 だから つながってなくても 蛍光灯は 光る。 (一同)おおー。 すげえ。 (高澤)2つの電極間に 発生した 放電が 浮力によって 上に上がる。 結構 面白かったですね。 私も 高澤さんみたいな先生に 教わってたら 科学が 好きになってたかもなぁ。 やっぱり 大樹君は 自殺したんですかね? (美樹)あの。 美樹ちゃん。 (美樹)あなたは 叔父さんの 友達なんですか? (美樹)教えてください。 叔父さんは どんな人なんですか? 高澤さんは どんな人ですか? えっ? 教育熱心で ユーモアもあって 生徒からも 父兄からも 絶大な信頼を 得ている。 いわば 教師の鑑ですよね? それに比べて 会田さんは 窃盗を繰り返した揚げ句に 傷害事件を起こして 刑務所に入った 前科者。 最低な男だ。 ちょっと 榎本さん。 世間的には。 会田さんが どんな人かは あなたが 自分で 確かめた方が いいんじゃないですか? 人の評価なんて どうせ 当てにならないから。 美樹ちゃん。 何か あったら いつでも 連絡して。 頑張ろうね。(みどり)《大樹》 (会田)《いいよ いいよ》 (みどり)《また。 もう》 (美樹)《おいしい?》 (会田)《うん》 《おいしい とっても。 みんなで 食べると 何でも おいしいな》 (美樹)《うん》 (みどり・大樹)《おいしいね》 (エレベーターの到着音) (足音) (美樹)これ 何かの 役に立ちますか? 窓と ドアに貼ってあった テープです。 私が 剥がすって言って 捨てたふりして 隠しておいたんです。 何かの 証拠になると思って。 (教師)高澤先生。 お嬢さん 大丈夫ですか? (高澤)美樹が 何か? (教師)あっ いえ。 (教師)具合が悪いから 早退するって 聞いたんですけど。 よく見てください。 あちこちに 細かいしわが できているのが 分かりますか? あっちの窓の目張りには こういった しわは ありません。 きっと ロールから テープを 引き出しながら 貼ったからでしょう。 じゃあ ドアの目張りは? 半分 はみ出すように 貼っておいて 後は 自然に 貼り付いたんだと思います。 自然に? そんなわけは ないだろう。 どうやったら テープが 勝手に ひっつくんだよ? 静電気を 使ったんですよ。 静電気? このテープを見て 思い付いたんですが 静電気というのは 異なる物質を 擦り合わせることで 発生します。 このように シャツの袖で 一部分を こすれば やがて 全体が 帯電するはずだから。 時間は かかりますが 最終的に テープは 全て 貼り付くと思われます。 へえー。 でも 重要なのは どうやって 目張りを したかというより どうして 目張りが 必要だったのかと いうことかもしれません。 自殺に 見せ掛けるためじゃ ないんですか? それが 目的なら わざわざ 窓にまで 目張りをする必要は ありません。 アルミサッシは 気密性が高いから そのままでも 練炭自殺は できるんです。 じゃあ 窓の目張りには 部屋を密閉する以外の 役割が あったってことですか? いえ。 目張りというのは やっぱり 気密性を高めるために 行うものでしょう。 というと? 要するに 犯人は 練炭自殺で 要求される以上の 完璧な 気密性を 必要としていたんです。 何で 俺 見んだよ? だって 分かりましたか? 今の。 分かるわけ ないだろうが。 あれ? 何か 付いてますよ。 うん? おっ。 あっ。 あの。 関係あるか 分からないんですが。 大樹の部屋に 踏み込んだ瞬間 紙切れが 風で 舞い上がったんです。 その一つが 服に かかったみたいで。 やっぱり ただの紙切れですよね。 ちょっと 待ってください。 部屋にあった 紙テープは いつ 片付けられたんですか? (美樹)目張りを外すより 前です。 気が付いたら あいつが 捨てちゃってたんです。 ということは 目張りに使われた ビニールテープより 紙テープの始末を 急いでいたということですか。ボイル・シャルルの法則って 何でしたっけ? (美樹)こないだ あいつが 実験してたじゃないですか。 ほら。 注射器の。 ああ。 大気圧の実験か。 (ドアの開く音) 帰ってきた。大丈夫。 そうか。 そうだったのか。 密室は 破れました。(会田)お前が 遺産目当てで 大樹を 殺したことは 分かってんだよ。 密室の トリックだって 全部 分かってんだよ。 (高澤)愛一郎君。 もう やめましょう? (会田)あの目張りだって 静電気を使って 貼っ付けたんだろ? ハァー。 そんなに。 私を 殺人犯に 仕立て上げてまで そんなに 美樹を 手に入れたいんですか? えっ? (高澤)こんなこと 言いたくなかったんですが 彼は 美樹のことを 一人の女として 愛してるんです。 (会田)えっ? (高澤)みどりから 生前に 彼の 性癖について 打ち明けられて。 私が 守ってやるしかないって そう決めました。 それで みどりを安心させるために養子縁組をしたんです。 おい。 (美樹)嘘つき。 違うんだ 美樹。 俺は…。 (美樹)嘘つき! あんたの言うことなんて 信じない! (高澤)美樹。 じゃあ いったい どうやって 私が 大樹 殺したっていうんだい? 静電気を使って 目張り できたかもしれないけど。 でも ドアには 内側から 鍵が掛かってたじゃないか!? 掛かっていませんよ。 この部屋には 鍵なんて 掛かっていなかったんです。 じゃあ どうして ドア 開かなかったんだよ? 気圧差が あったからですよ。 気圧差? この部屋のドアは 内開きです。 中の気圧が 外より ずっと 高かった場合 ドアには 圧力が かかります。 そうなると いくら 押しても 開けることはできません。 でも どうやったら 中の気圧を 高くしたりできるんですか? 簡単なことです。 エアコンを 設定して 温度を 2~3度 上げればいいんですよ。 2~3度で いいんですか? ボイル・シャルルの法則だと それぐらいの計算に なりますよね? 高澤さん。 よく 覚えてらっしゃいますね。 確かに 完全に 密閉された部屋であれば 2~3度で 十分でしょう。 ちょっ。 ちょっ ちょっと 待ってくれよ。 練炭なんか たいたらさ 2~3度どころか 軽く 10度 上がっちまうだろ。 はい。 普通は 気圧が上がり過ぎて ドアが 吹っ飛ぶか 少なくとも 亀裂ぐらいは 生じるはずです。 えっ? 10度で? じゃあ 何で 普段は 暖房 つけても ドア 大丈夫なんですか? 僕たちが 普段 生活してる部屋には 必ず わずかな隙間が 存在します。空気が 膨張したとしても 逃げ場があるから 問題ないわけです。 だから 窓にも 目張りが 必要だったんですね。 そういうことです。 つまり…。 練炭を たいたときには まだ 目張りは されてなかったってことだな。 そのとおりです。 犯人は おそらく 大樹君の死亡を 確認してから 燃えている練炭を 燃えかすと入れ替え その後で 目張りをしたんでしょう。 フフッ。 ハハハハハ。 まったく よく そんなこと 思い付きますね。 でも それなら なぜ ドアは 開いたんですか? それは あなたが 穴を開けたからです。 それによって 空気が逃げ 室内の気圧が 戻ったことで ドアを押さえ付けていた 圧力は 消失しました。 面白いこと 言うね。 でも そんなこと 問題じゃないだろう! (高澤)愛一郎君。 君だって 知ってるはずだ! このドアには 確かに 鍵が掛かってたじゃないか! この鍵を開けたのは 君だろ!? クロースアップ マジックですよ。 高澤さん。 手品が お得意でしたよね? (高澤)それが 何か? 5年ぶりに 会田さんが 訪ねてくる日に 大樹君が 亡くなったのは 偶然ではありません。 犯人は 最初から 会田さんを 利用するつもりだったんです。 (高澤)《何か。 何か 曲がった 棒のようなもんが あれば つまみ 回して 開けられるんだが》 《僕が やります》 犯行現場が 密室だったと 警察に思わせるために わざと 会田さんに 解錠させるよう しむけ 確かに 鍵が掛かっていたことを 証言させたんです。 そんな。 会田さん。 鍵を開けるのに てこずったと 言ってましたよね? (会田)ああ。 妙に 滑るっていうか。 緊張してたのかな。 いくら 緊張していても あなたが この程度の補助錠に てこずるなんて おかしいです。 サムターンに 何か 細工がしてあったとは 考えられませんか? サムターン? サムターンというのは ドアの内側の 錠に付いてる つまみのことです。 細工って どんな細工だよ? 例えば 紙テープのようなものを 巻きつけてあったとか? どうなんですか? ああ。 言われてみれば。 さて そろそろ マジックの 種明かしをしましょう。 高澤さんは 穴の位置が 補助錠の下に くるように あらかじめ ドアに 印を付けておきました。 サムターンには 紙テープが 分厚く 巻きつけてあったんだと思います。 テープを サムターンの施錠方向と同じ 右回りに巻いておき ドリルの先端を 接触させて 低速回転させると 歯車のように サムターンに 回転が伝わり 施錠されるというわけです。 じゃあ 犯人は 土壇場で しかも 目撃者がいる前で 鍵を閉めたってことですか? クロースアップ マジックと いうのは 至近距離で行う 手品のことをいいます。 犯人は 観客に 鍵を 開けようとしてると 思い込ませ その思い込みを 利用して 逆に 鍵を閉めるという マジックを 行ったんです。 また サムターンに巻きつけた 紙テープは ドリルによって 切断され 自然に緩んで 落下するはずでした。 しかし 一部が 残ってしまったため 棒が滑り なかなか 鍵を開けることが できなかったんです。 高澤さん。 部屋中を 紙テープで飾ったのは テープの切れ端が 床に落ちていても 不審に 思われないように するためですね? 面白い話だが 全ては 憶測にすぎない。 証明が できないかぎり 憶測には 何の価値もないんだ! そうでしょうか? 証拠は 警察が 本気で調べれば 続々と 出てくるはずですよ。 それに これ 一つでも おそらく 致命傷になるでしょうね。 奇跡的に残った 紙テープの切れ端です。 両端に ドリルビットで 切断された跡が あることは すぐに 分かると思います。 大樹君が 自殺したんじゃないとすると 誰かが 彼を 殺害したことになります。 もはや あなたを守る盾は ありませんよ。 密室は 破れたんですから。 会田さんが 紙テープの切れ端を 持ってたことは ホントに 奇跡でしたね。 まあな。 ポストイットに ボイル・シャルルの法則と 書いてあったことといい 何となく 亡くなった 大樹君からの メッセージだったんじゃないかって そんな気が するんですよね。 俺がさ 推理小説の次に 嫌いなものは 何だか 分かるか? 恋愛小説? 超常現象 および ホラー小説だ。 そういやさ 榎本と 会田ってのは どういう知り合いなんだよ? さあ。 古い知人とかって 言ってましたけど。 お願いします。 まさか 空き巣仲間だったりしてな。 まさか。 そんなこと あるわけないじゃないですか。 ハハハハ。 (鍵の開く音) (女性)あっ。 開いた!? すごーい! 絶対に ピッキングできない 鍵だって 言ってたから どうしようかと 思ってたんです。 こんなの 余裕です。 (女性)えっ? 鍵を落としたなら 新しいものに 取り換えることを お勧めします。 では。 さて 次回の密室は…。 密室解明のキーワードは 「1六桂」 以上 榎本 径でした。 次週 ゴールデンウイーク特別企画 3話限定 プレゼントクイズを行います。