唯吾日语

最简单的日语网站,最丰富的日语内容!

日本语能力考试

唯吾分享上锁的房间04日文字幕,台词

亲,跪求分享哦 m(__)m

更多
(榎本)毒殺と言われて まず
イメージするのは 何ですか?
青酸カリ ヒ素 トリカブト。
そんな感じでしょうか?
今回は 普通では ちょっと
考えつかないような
変わった毒を 用いて
殺人が 行われました。
ドアや 窓は もちろん
あらゆる隙間を
全て ふさがれた この部屋は
まさに クモの子 1匹
通れない状態です。
とすると いったい 犯人は
どこへ 消えてしまったのか?
ヒントになるか 分かりませんが
ひとつ 言えるのは
人は 様々な情報や 経験から
思い込みで 物事を
判断しがちだということです。
その思い込みを 捨てないかぎり
決して 答えを見つけることは
できないでしょう。
(矢口)このたびは お忙しい中
取材の許可を頂いて
どうも ありがとうございます。
(芹沢)ああ いえ。
構いませんが。
私の話なんか
記事になるんですか?
(矢口)もちろんです。
芹沢さんが
密室解明に 一役
買っているという 噂を聞いて
ぜひ インタビューしなければと
思ったんです。
(芹沢)密室解明だなんて
大げさな。
(子供)ママ。
変な人がいる。
(物音)
(ノック)
(里奈)失礼します。
(里奈)青砥さんから
電話なんですが。 ちょっと様子が。
青砥。おはようございます。
(藤田)おはようございます。
青砥。 大丈夫か?
(純子)芹沢さん 助けてください。
どうした? 何があったんだ?
ああ。 いないじゃないかよ。
(純子)いや いたんですよ そこに。
(純子)私が叫んだら さささーって逃げて 確かに その間に。
どっか 逃げちまったんだよ。
諦めろ。
(純子)えっ!?
いやいや。 駄目ですよ。
始末してくれないと
私 ここに住めません。
いいかげんにしろよ。
ゴキブリぐらいで 大騒ぎしやがって。
いきなりさ 「すぐ来てください。
助けて」なんて 言われたらさ
何事かと思うだろ。
ゴキ出現は 一大事です。
いいか? 俺はな 雑誌の
インタビューを 受けてたんだよ。
えっ?
インタビューだから まだ いいよ。
これが もし クライアントとのさ
重要な交渉の最中だったら
どうするつもりだよ?
芹沢さん 雑誌に載るんですか?
すごい。
いやさぁ。 俺
このごろ 立て続けに 密室事件を
解決してるじゃないか。
それが 噂になってるらしくてさ。
参っちゃうよな。
密室事件は
それは 榎本さんが。
(物音)
はっ!? 後ろ! 後ろに ゴキが。
ホントに
ありがとうございました。
(古溝)開けてくださいよ。
鍵は 持ってるんでしょ?
(藤田)持ってませんよ。
私 管理人ですよ。
こんにちは。
(藤田)あっ。 青砥さん。
はい!?
(藤田)ちょっと 青砥さん。
はい はい はい。
(藤田)あなた 弁護士よね?
はい。 そうですけど。
(藤田)助けてよ。
あの人が。
(古溝)弁護士さんなんですか?
ちょうど よかった。
(古溝)古溝といいます。
『ビバリウム・ガイド』?
(古溝)生物系の雑誌です。
僕 ライターなんです。
実はですね
この マンションの一室を
友人が所有してるんですが
そいつが 10日前に 事故で
亡くなりまして ペットたちが
今も 部屋に残されているんです。
それで 何とか その子たちを
引き取りたいんですが
友人の妻が いくら言っても
中へ入れてくれなくて。
ちょっと 待ってください。 私 弁護士。お願いします。
何とか 部屋へ入れるように
してください。 友人が死んだ後
あの女は あの子たちに餌も与えず何の世話もしてないんです。
このままじゃ みんな
飢え死にしてしまう。 僕は
あの子たちを救い出したいんです。(藤田)助かったわ。
あと よろしくね。
えっ!? ちょっと 待って。 ああ…。
ちょっと ちょっ ちょっ。
お願いしますよ。
いや。 私 企業法務のね…。
いや。 そんなこと言わずに。
放して。 放せ!
お願いしますって。
(シャッター音)
あっ。
(シャッター音)(店員)いらっしゃいませ。
すいません。 桑島 美香さんは
いらっしゃいますか?
(店員)あっ。
今 お呼びいたします。
あの美人記者さえ 現れなきゃな。
(美香)いらっしゃいませ。
桑島…。
桑島 美香さんで
いらっしゃいますか?
(美香)はい。 そうですが。
私 弁護士の芹沢と申します。
お話をしたいことが あるんですがお時間 よろしいでしょうか?
(美香)お話って?
古溝さん ご存じですよね?
ご主人の ご友人の。
古溝さんが ご主人が飼われていたペットを お引き取りしたいと…。
(美香)ちょっと 待ってください。
その話は ここでは。
(悦子)あっ。 いらっしゃいませ。
(美香)お母さん。
こちら 弁護士の 芹沢さんです。
(悦子)弁護士さん?
(美香)引き渡しのことでしたら
お断りしたはずです。
そうなんですが もう一度
考えていただけないかと。
もちろん 相応の対価は
支払うと おっしゃってます。
(美香)お金の問題じゃ
ないんです。
あれは 主人の
形見のようなものですから。
あんな人に
渡すわけには いかないんです。
古溝さんのことを よく
思ってはおられないようですが。
苦手なんです。
主人も 嫌っていましたし。
親しい ご友人では
なかったんですか?
あの人の方は
そう 思っていたんでしょうけど。
結局 交渉は
拒否されたってことですか?
2匹だけ 引き渡しに
同意してくれたよ。
2匹だけ?
もともと 古溝さんが飼っていた
2匹を
その部屋に
預けてあったらしいんです。
その2匹については
所有権が 発生する。
それに ペットに
餌をあげないことは
動物愛護法に違反すると 話したら何とか 折れてくれた。
古溝さんも ひとまずは
それで 納得してくれたよ。
奥さんは ホントに
餌を やっていなかったんですか?
本人が認めた。
ご主人の形見を 心証の悪い男に
渡したくないという
気持ちは 分かりますが。
だったら なぜ ペットの世話を
しないんでしょうか?
それは…。《土足 OK?》
《さあ》
《でも 一応 脱ぎますか》《ペットって
何なんだ? いったい》
《あっ。 これ
水槽用のボンベですよね?》
《そうなの?》
《熱帯魚を飼ってる 友達の家で
見たことが あります。
だから きっと
水槽の中に いるのは
熱帯魚です》
(古溝)《ニコール。
無事だったんだね。 よかった》
(美香)《気を付けてください》
(古溝)《ニコールは
僕を かんだりしませんよ》
《あの。 かむって 何ですか?》
(古溝)《大丈夫です》
《この子は 人を殺すほどの毒は
持ってませんから》
《万が一 かまれたとしても
桑島のようなことには
なりませんよ》
《桑島のような…》
(古溝)《さあ 先生方に
ご挨拶しようか》
《はい。 私が ニコールです》
《キャー!?》
クモ?
いわゆる タランチュラですか?
よりによって 私の部屋の真上に
あんなものが。
ああー。 もう 引っ越そうかな。
桑島さんの母親も
息子の悪趣味には
へきえきしてたらしい。
クモの話が 出るだけで
不機嫌になったそうだ。
桑島さんは 飼っていた
毒グモに かまれて
亡くなられたんですか?
そういうことになるな。
タランチュラは 恐ろしいクモの
イメージがありますが
確か 実際には
かまれて 死ぬほどの毒は
持っていないはずです。
そんなに 強い毒を持つ クモも
いたんですか?
(古溝)《クロドクシボグモ。
通称 バナナスパイダー》
《世界最強の毒グモで
1匹で 80人を殺せるだけの
毒液を持ってます》
《80人ですか?》
(古溝)《攻撃的な性質で
動きも俊敏。
いったん かまれたら
血清がないと
まず 助からないだろうね》
《しかし 桑島さんは
その クロドク何とかの
毒性については 当然
熟知していたわけですよね?》
(美香)《餌をあげようと
手を入れた瞬間
指を かまれたんだろうと
警察の方が おっしゃっていました》
(美香)《そんなふうに
ピンセットが 残っていましたので》
《この状態で?》
(美香)《はい》
《餌は 何を?》
(古溝)《基本的には 生きた
フタホシコオロギを 与えます》
《そうだ。 この子たち
腹ぺこなんだ。 餌 あげないと》
《おっ。 こいつらも
意外と 元気だな》
(古溝)《タランチュラはね
獲物の体内に 消化液を注入して
体組織を溶かし スープ状にして
吸い上げるんですよ》
餌をやるときに
指を かまれた。
それだけの 猛毒を持つ
クモを扱うにしては
あまりにも 不注意ですね。
そう。
そうなんだよ。
そこなんだよ。
いや。 俺も 何かが
引っ掛かってたんだけどさ
それが 何だか
はっきりしなかったんだ。
でも 帰り際にね
ようやく 分かったんだよ。
何ですか?
ピンセットだよ。
水槽に残ってた
ピンセットは
先端が 地面に刺さって
横の流木に 寄り掛かってた。
それも ちょうど
ふたの真下の位置にだ。
上から そっと落としたみたいに。
いや。 普通 毒グモに
かまれたらさ
慌てて 手 引っ込めるよな。
で そんときに ピンセットを
放したんならば
ピンセットは 勢いがついて
どっかへ 飛んでっちまう。
とても あんな状態で
残ってるとは 思えないんだ。
それに 桑島さん。 古溝さんが
餌をやるときに 使ってたような
昆虫専用の ピンセットを
使ってなかった。
まあ どっちにしても
決め手には なんないけどね。
警察も 事件性なしと
判断したんだからさ。
その根拠は?
部屋は 完全な
密室だったからだそうだ。
事故ではなかったという
可能性は あります。
水槽の中に あったものは
クモと 流木と ピンセット。
それだけでしたよね?
それだけ。
桑島さんが 餌を与えてるときに
クモに かまれて
ピンセットを 落としたんなら
当然 コオロギも
水槽の中に 残っていたはずです。
その後 クモに食べられたとしても中身を吸い出すだけなら
コオロギの皮は
どこに消えたんでしょうか?
ゆっくり。
ゆっくり 来てくださいね。
いや。 俺 ゴキんときに
1回 入ってんじゃないかよ。
あれは 緊急事態だから
やむを得なかったんです。
いいって 言うまで
入ってきちゃ駄目ですからね。
先に 桑島さんの部屋のドアだけ
チェックしておきましょう。
よし。
ガイドブックばかりだな。
ああ!? 入っていいって
言ってないですよ。
これ 全部 行ったのかよ?
読んでるだけで
楽しいんですよ。
行った気分に なれるから。
むなしい趣味だな 純子ちゃん。
ほっといてください。
間取りは 全て
現場と 同じですか?
あっ。 はい。
桑島さんの部屋の窓には 鍵付きの補助錠が付けられていて。
あと 流し台と こんろの隙間が
全部 テープで
ふさがれていました。
換気扇とか 確か 排水口も
ネットで 覆われてたと思います。
タランチュラが 逃げ出したら
大変ですからね。
徹底的に
開口部を ふさいだんでしょう。
ドアと 窓も 施錠されていて
鍵は 桑島夫妻が
それぞれに 持っていた
2つしか ないそうです。
それにしても
色気のない部屋だなぁ。 おい。
ああっ! ちょっと。
ベッドに 座らないでくれます?
どいて! はい。
もう どいて どいて。 もう。 ああ。
エスプレッソでも
1杯 もらおうかな?
エスプレッソ?
ないの? エスプレッソマシン。
あるわけ ないでしょ。
じゃあ 普通のコーヒーで いいや。
ハァー。 榎本さんも
コーヒーで いいですか?
僕は 結構です。
もう 終わりましたから。
終わった?
はい。
何が?
検証です。
終わった?
はい。
何が?
検証です。
ドアの鍵は
ICチップ付きのもので
不正解錠も 合鍵を作ることも
不可能です。
窓も 補助錠が
付いていたとすると
外から 鍵を掛け直すことは
できません。
さらに ドアポストを除いた
開口部は
全て テープで
ふさがれていました。
ドアポスト 使って
何か トリック できないの?
釣り糸か サムターン回しを
ポストに通し
外から 鍵を掛けられないかと
考えたんですが
防犯用のカバーが 付いてるのが
ネックになって 無理ですね。
それは つまり?
つまり 桑島さんが
毒グモに かまれたとき
現場は 完全な
密室だったということです。
(矢口)じゃあ やっぱり
事故死だったんですか?
そういうことになりますね。
第一発見者の 奥さんが
犯人ってことは
ないんでしょうか?
それは 考えられません。
桑島さんが 夜 10時ごろに
一人で マンションに入るのを
管理人さんが 見てるんですが
死亡推定時刻は
その 1時間後なんです。
《桑島さんが 亡くなられた夜は
美香さんは
どこに いらっしゃいました?》
《うちに いましたけど》
その夜 奥さんが
外出した様子は なかったと
お姑さんが 言ってますし。
遺体を発見したのは 翌朝で
しかも フロアを掃除していた
管理人さんが
その場に 居合わせていました。
ふーん。 あっ。
私 ちょっと 亀屋栄泉の周辺で
聞き込みをしてきたんです。
何かの
お役に立てればなと思って。
何も 不審な点は
なかったでしょ?
いや。 それが 桑島さんと
美香さんとの間には
離婚話が あったそうで。
女将さんが 世間体が悪いと言って愚痴っていたそうなんです。
離婚の理由は?
それは はっきりとはしませんけど。
どうも 嫁と 姑の仲は
相当 悪かったみたいですよ。
亀屋栄泉は 明治創業の
歴史を持つ 老舗ですからね。
代々 嫁の教育は
厳しかったんだそうです。
桑島さんの奥さんも 大女将に
いびり倒されてたんじゃ
ないですか。
えー? いつの時代の話ですか。
(矢口)桑島さんが
クモ部屋に泊まることも
珍しいことじゃ
なかったみたいですし。
愛情も 冷めていたのかも。
うん。 その状態じゃ
旦那の死後 姑と
一緒に暮らすのは 難しいな。
でも もう 桑島さんは
いないんだし
籍を 抜かせてもらえますよね?
(ノック)
はい。
(里奈)芹沢さん。
古溝さんから お電話です。
はい。 芹沢です。
おかげさまで
ようやく 話がつきましたよ。
話がついたって
どういう意味ですか?
(古溝)あの部屋にいる子たちを
全部 連れて帰っていいそうです。
美香さんが
許可したんですか?
[TEL](古溝)あしたの 9時に
マンションに 行くことになりました。
後になって 盗んだとか 言い掛かりつけられたくないんで
先生も
立ち会っていただけませんか?
ハァー。
何か ふに落ちないなぁ。
私 美香さんに会って
確かめてきます。
待て。 その必要はない。
でも…。
いいか? あくまでも
依頼主は 古溝さんだ。
下手したら 利益相反になる。
クモ 2匹の 引き渡しは
すでに完了した 案件だし
今 新たな依頼を受けたのは
芹沢さんですから
私には 関係ありません。
えっ?
これは あくまでも
個人的な興味です。 では。
(悦子)いらっしゃいませ。
あなた。
(悦子)何か ご用ですか?
あの。 美香さんは
いらっしゃいますか?
(悦子)得意先に
届け物に行っておりますが。
ああ。 そうですか。
(悦子)あの。
あなたも 弁護士さんですか?
えっ?
(悦子)けさ ファクスで
送られてきたんです。
これは 雑誌の原稿でしょうか?
食品を扱っている 会社の社長が
毒グモを 飼ってたなんて
世間に知られたら
もう うちは おしまいです。
美香さんは 差出人に 心当たりが
あるって 言ってましたけど
あなた方も ご存じなんですか?
えっ?
雄司の友達なんて 嘘でしょう?
美香さんに 何か
相談 受けてたんじゃないですか?
いや。
絶対に 記事に
出ないようにするって
言ってたけど。
あーあ。
大丈夫なのかしら?
《『ビバリウム・ガイド』?》
(古溝)《生物系の雑誌です。
僕 ライターなんです》
《おかげさまで
ようやく 話がつきましたよ》
《あの部屋にいる子たちを
全部 連れて帰っていいそうです》
《美香さんが
許可したんですか?》
(悦子)クモなんか 飼うなって
あれほど 言ったのに。
親の言うことを 聞かないから
こんなことになるのよ。
美香さんとの結婚だって
うまくいかないって 思ってた。
結婚を 反対されてたんですか?
当たり前です。 あんな性悪な女。
この亀屋栄泉に
似つかわしくないわ。
雄司には もっと いい お嬢さんをお世話してもらうつもりだ…。
ただ今 戻りました。
(悦子)神田まで行くのに
ずいぶん 時間 かかったのね。
ホントに 役立たずなんだから。それ 古溝さんから
送られてきたんですよね?
(美香)もう いいんです。
どのみち あのクモは
全て 処分するつもりだったし。
処分って
殺すっていうことですか?
(美香)お母さんから
言われたんです。
あんな おぞましいもの
このまま 餌をやらずに
飢え死にさせてしまいなさいって。
(美香)無理もないと思います。
息子の命を 奪われたんですから。
美香さんは
クモを 恨んでますか?
複雑ですね。
クモは 苦手だし。
恨んでないといえば
嘘になるけど。
主人が どれだけ
かわいがっていたのかも
知っていますから。
むしろ 主人の死に乗じて
クモを 手に入れようとしてる
古溝さんの方が
私は 許せません。
ファクスで 送られてきた
桑島さんの写真は
『ビバリウム・ガイド』の取材に
協力したときのものだそうです。
(桑島)《あっ。 すみませんが
私のことは
載せないでもらえますか?》
《何か まずいことでも?》
(桑島)《実は 私 浅草で
和菓子屋を やっておりまして》
2人は 中野にある
専門の ペットショップで
知り合ったんで お互いの素性を
知らなかったんですけど。
桑島さんが 亀屋栄泉の
社長だということが
分かった途端に
古溝さんは 高額な仲介料を
要求するようになったそうです。
うん。
桑島さんは クモを購入する際に
古溝さんに
仲介してもらってたんです。
桑島さんが 収集していた
タランチュラの中には
入手困難で 高値が付いてるものがたくさん あるんですよ。
それが 目的で
桑島さんを 殺したとしても
不思議じゃないかも。
何となく 桑島さんが 事故で
死んだとは 思えないんだよなぁ。
ううー!
あんこに ヨモギが混ざってる!
ヨモギが 嫌いなんですか?
嫌い。
よもぎ餅って 普通 お餅に
ヨモギが 練りこんであるでしょ?
何で あんこに入ってんの?
それが 亀屋栄泉の
オリジナルなんでしょう。
よもぎ餅は
緑色にしといてほしい。
見た目で 判別できないと
うっかり
手 出しちゃうじゃないですか。
ああ。 すいません。
こちらも 頂きます。
事故ではないですよ。
えっ?
桑島さんは
殺されたんだと思います。
殺された?
おそらく。
えっ? 完全な
密室だって 言ってませんでした?
はい。 でも 他殺じゃないとは
言っていません。
えー!
ちょっと。 意味が分かりません。
毒グモに かませるという
殺害方法なら
犯人が その場に
居合わせる必要は ないですから。
被害者が かまれる仕掛けを
作っておいて
後は 安全な場所で
待っていればいいんです。
どうして それを
先に言わないんだよ?
榎本さんが 密室にしか
興味がないこと 忘れてました。
仕掛けって どうやって
作ったんでしょう?
俺の仕事は 残りのクモの
引き渡しを
無事に 終わらせることだ。
ハァー。 利益相反ですか。
そう。 依頼主に
不利益が生じることは まずい。
でも 万が一
古溝さんが 犯人だったら?
殺人を 見過ごすんですか?
そうだとしても
弁護士としての スタンスは
そういうことになるな。
だが 君が 個人的に考えるのを
俺は 止めるつもりは 毛頭ない。
そうですか。
桑島さん どうして
病院 行かなかったのかな?
クロドクシボグモに かまれたら
助からないって
知ってたからでしょ?
だとしてもだよ。
じっと 部屋で
死ぬのを 待つのかよ?
普通だったらさ
とっさに 外に出て
助けを呼ぶんじゃないのかな?
(警告音)
(鍵の閉まる音)
(役員)万が一 侵入者に
電気系統を 切断された場合は
どうするんですか?
(立川)はい。
では 皆さん。
こちらへ どうぞ。
こちら 自家発電で
内部の電源を 確保できます。
それが 何らかの理由で
使用できず
仮に もし
閉じ込められたとしても
あちら。 50名が 1週間
生き延びられるだけの
水と 食料が 備蓄されてますので
安心です。
こちらには
館内の防犯モニター。
そして われわれ
東京総合セキュリティ…。
(古溝)《実はですね
そいつが 10日前に 事故で
亡くなりまして ペットたちが
今も 部屋に残されているんです》
(店主)いらっしゃいませ。
ちょっと
教えていただきたいんですが。
タランチュラというのは
餌を食べずに
どれぐらい 生きられますか?
(店主)うーん。 種類にもよるけど。
10日ぐらいは
大丈夫なんでしょうか?
(店主)あっ。 10日は 余裕だね。
大抵のクモは
最低でも 1カ月は
餌がなくても まず 死なないから。
コオロギは どうですか?
(店主)コオロギ?
持って 1週間だろうね。
クロドクシボグモというのは
置いてありますか?
(店主)あれは 危険だから
うちは 扱ってないよ。
そうですか。 どんなやつか
見てみたかったんですが。
写真なら あるけど。
あっ。 これ これ。
ほら。
これは つがいですか?
(店主)そう。
でも 同じ水槽に入れるのは
発情期だけ。
それ以外は 共食いしちゃうから。
《間取りは 全て
現場と 同じですか?》
《はい》あの部屋には まだ 何かが
残っているかもしれません。
古溝さんが 執拗なまでに
クモの引き渡しを 要求するのは
何かを回収するために
部屋に 入りたいからでは
ないでしょうか?
あるいは 美香さんが かたくなに
引き渡しを 拒んでいたのも
何かを隠し
隠滅したかったからだと
考えることもできます。
何かって?
それは まだ 特定できませんが
殺人に つながる
確かな物証だと思います。
それが 始末されてしまったら
真相には
たどりつけないってことですか?
はい。
どうしよう? あしたの 9時には
引き渡しなんです。
榎本さん。 一緒に来て 実際の
現場を 見てもらえませんか?
お願いします。
分かりました。
あしたが ラストチャンスです。
(古溝)さあ 一緒に食べようね。
うん。
(悦子)籍は いつ 抜くの?
あっ。 私は
桑島家に 嫁いだ身ですから。
これからも 亀屋栄泉を
守っていきます。
(悦子)しらじらしいわね。 雄司が
死んで ほっとしてるくせに。
そんなこと ありません。
(悦子)どうだか。(古溝)よいしょ。 ほら。
よいしょ。
ほーら ほら。 入れよ。
ねえ? ほら。
(美香)あのう。
あちらの方は?
ああー。 うちの事務所の職員です。クモが 好きみたいで。
あっ。
そんなことして
死んじゃわないんですか?
(古溝)冬眠状態に
なるだけですよ。
二酸化炭素で
麻酔をかけるって 手もあるけど
代謝が下がって 脚が壊死する
危険性があるから
僕らは 使いません。
(古溝)よし。
(古溝)あれ? おかしいな。
キャメロンが いない。
キャメロン?
(古溝)チャコジャイアント
ゴールデンストライプニー。
タランチュラです。
桑島の 一番の
お気に入りだったんですよ。
えっ? まさか 逃げたとか?
(古溝)それは ありません。
水槽のふたは
外から 固定されてますから。
そのクモなら 死にましたよ。
(古溝)えっ!? そんな。 いつ?
事故が起きるより
4~5日前だったと思います。
何で?
この間まで 元気だったのに。
(美香)詳しいことは
分かりませんが
主人が とても
残念がっていました。
(古溝)そりゃ そうだろう。
あんなに
かわいがってたんだから。
何すか? それ。
(古溝)えっ?
それ。
(古溝)あっ。 金太郎です。
キャメロンの つがいで
同じ チャコジャイアント ゴールデンストライプニーの。
ああ。 ちょっと
中身 拝見させてください。
(古溝)えっ? いや。 いや。
ちょっと 見せて。 ねっ?
(古溝)いや。 ちょっと。
やめてくださいよ。
ホントに クモなのか? これは。
(古溝)危ないですって。 ちょっと。
違うんじゃないのか!? おい。
(古溝)ああー!
ああー! ああ。
(古溝)あっ。 ああ ああ。
ああ。 あー。 ごめんね。
びっくりしただろ? ああ。 もう。
かまれた。
大丈夫ですか!?
大丈夫じゃないよ。 80人分でしょ。
えー!? どうしよう?
どうしよう? どうしよう?
(美香)救急車 呼びます!
(古溝)そんな必要 ありませんよ。
早くしないと 手遅れになります。
(古溝)大丈夫だって。
この子に かまれたって
死ぬことは ありませんから。
放してください!
もしものことがあったら
どうするんですか!?
(古溝)チャコジャイアント
ゴールデンストライプニーの
毒性は 大して 強くない!
あんただって 知ってるだろうが。
呼んでよ 救急車。
(古溝)僕が 消毒しますよ。
それで 腫れは引くでしょう。
ホント? ホントに 死なない?
(古溝)死にませんって。
《見た目で 判別できないと
うっかり
手 出しちゃうじゃないですか》榎本さん?
どうしたんですか?
そういうことか。
皆さん!
密室は 破れました。
ねっ?
まあ そうですね。
犯人が 密室を利用して
どんな わなを仕掛けたのか
やっと 分かりました。
犯人?
(美香)何 言ってるんですか?
あれは 事故だったんですよ?
いえ。 事故ではありません。
桑島さんは
殺されたんです。
教えてくれよ。
犯人 いったい 誰なんだ?教えてくれよ。
犯人 いったい 誰なんだ?
古溝さん。
えっ?
桑島さんは
いつも あなたの仲介で
クモを 買っていたようですが
クロドクシボグモも
そうだったんですか?
そうですけど。
ここには 1匹しか いませんね。
でも 本当は
2匹 いたんじゃないんですか?
い…。 1匹だけですよ。
おかしいですね。
『ビバリウム・ガイド』に 掲載されていた
写真には 2匹 写っていました。
あれは あなたが ここで
撮影したものですね?
(古溝)クロドクシボグモは
マニアの間でも
危険だから 飼うなと言われてる
最強の毒グモなんです。
それが 逃げ出したとなったら
世間から 何を言われるか。
だから 黙っていたんですか?
分かってくださいよ。
あれを
個人輸入してるとなったら
ひどい バッシングを
受けるんですよ。
あれ?
じゃあ もう1匹は どこ?
前回 来たときに
行方不明だと 気が付いたから
靴を 履いてきたんですね?
はい。
ええー!?
嘘だろ。 おい。
あなたは 前回も
靴を 履いていたようですね?
クモだらけの部屋に
靴なしでは 入れません。
そうですよ。
(古溝)嘘つけ。 知ってたくせに。
弁護士さん。 桑島を殺したのは
僕じゃないですよ。
きっと あの女です。
最初から そうじゃないかと
思ってたんだよ。
ちょっと。 失礼なこと
言わないでください。
あなたこそ クモ欲しさに
主人を 殺したんじゃないですか?
クモ。 クモは どこ?
知らないよ。
そんなことより ここ 危険だ。
外に 出た方がいい。
大丈夫ですよ。
えっ?
居場所は
だいたい 見当がついています。
居場所って。
どこに いるっていうんだよ?
美香さん。
はい。
先ほど キャメロンは
死んだと言いましたが
それは 確かですか?
ええ。
あなたは キャメロンの死骸を
見たんですか?
(美香)見てはいませんけど
主人が 始末したと
確かに 言っていました。
何ですか?
ホントのことを
話してくれませんか?
ホントのこと?
(古溝)何だよ? キャメロンは
死んだんじゃなかったのかよ?
何を おっしゃってるのか
分かりません。
では 僕が話しましょう。
あの日の昼間 美香さんは
この部屋を 訪れたんです。
そして 二酸化炭素のボンベを使いキャメロンを殺した後。
死骸から 中身を抜き取って
皮だけを クロドクシボグモに
かぶせた。
皮を かぶせた?
そうです。 それを キャメロンの
水槽に 戻しておけば
クロドクシボグモは
チャコジャイアント
ゴールデンストライプニーに
見えるでしょう。
だから 桑島さんは
いつものように キャメロンを
手に取ろうとして。
キャメロンに かまれた程度なら
大騒ぎをする 必要はない。
応急処置をしておけば
十分です。
でも 実際には
猛毒が 体中を回り
彼は
命を落としてしまったんです。
翌朝 美香さんは
管理人が 掃除をしている
タイミングを見計らい。
遺体を 発見しました。
《キャー!》
(藤田)《桑島さん?》
(美香)《あなた!》
(藤田)《あっ!》
《救急車 呼んでください!》
(藤田)《もしもし? マンションの住人の人が 倒れてるんです》
いかにも 餌やりの途中で 事故に
遭ったような 状況をつくり。
後は 殺害に使った
クモを 回収すれば
全てが 完了するはずだった。
しかし 残念ながら
見つけることはできなかった。
だから 古溝さんへの
引き渡しを 拒んでいたんです。
クモたちに 餌をやらず
全てを 処分することができれば
クロドクシボグモが いなくなったことに
気付かれずに済む。
やめてください。 そんなこと
あるわけないじゃないですか。
さっき 古溝さんが
言っていました。
《チャコジャイアント
ゴールデンストライプニーの
毒性は 大して 強くない!
あんただって 知ってるだろうが》
だったら 何だっていうんです?
私が それを
知っていたからといって
さっきの話が 本当だってことにはならないでしょう?
あなたが クモの毒性について
知っていたとしたら
あんなに 慌てることは
なかったはずなんです。
慌てた?
芹沢さんが かまれたときです。
《放してください!》
《もしものことがあったら
どうするんですか!?》
あれは どう見ても 本気だった。
(古溝)《ちょっと やめて。
ああー!》
あなたは 金太郎を見て
行方不明の
クロドクシボグモだと
勘違いしたんです。
違いますか?
いくら 毒性が弱くても
タランチュラに かまれたら
慌てますよ。
私は 芹沢さんが
心配だっただけです。
だいたい あなたの言ってることは全て 憶測にすぎませんよね?
それでも 私が
犯人だっていうなら
その キャメロンの皮を かぶった
クロドクシボグモっていうのは
どこに いるんですか?
コオロギが 餌なしで
生きられるのは
せいぜい 1週間だそうです。
なのに どうして あんなに
元気そうなんでしょうね?
あっ。
流木の下に キャメロンが。
正確には キャメロンの皮を
かぶった クロドクシボグモです。
おそらく 部屋を徘徊し
餌を求めて
水槽に入ったんでしょうが
多勢に 無勢だったようですね。
コオロギは 雑食ですから。
美香さん。 あなたは 先ほど
キャメロンの死骸は
桑島さんが 始末したと
おっしゃってましたよね?
もう 言い逃れできないんじゃ
ないでしょうか?
あなたが おしゅうとさんに
いじめられてたことや
離婚したくても できなくて
精神的に
追い詰められてたことなど
全て 分かってるんですから。(美香)フッ。
何? それ。 笑える。
あんな女に 何 言われたって 私は痛くも かゆくも ないんですよ。
桑島のことも
キャッシュディスペンサーのようなものだと
思えば 腹も立ちません。
いい暮らしが できるんだから
多少のことには
目を つぶらないと。
お金 目当てで
結婚したってことですか?
決まってるじゃないですか。
クモマニアの 気持ち悪い男と
好きこのんで
結婚するわけ ないでしょう。
(古溝)ほら。
これが この女の本性ですよ。
桑島も それが分かって
離婚しようとしたんだ。
えっ?
(古溝)だけど この女は
何があっても 絶対 別れないって
言い張ってたんです。
じゃあ 桑島さんを殺したのは…。
(古溝)離婚される前に 殺して
遺産を相続しようとしたんです。
そうだろ?
(美香)そうですよ。
人の戸籍を 汚しておいて
慰謝料だけで 済まそうなんて
都合のいいこと
言いだすからです。
(美香)それの
どこが 悪いんですか?
だいたい 打算のない 純粋な
愛情だけで 結婚する女なんて
ホントに
存在するんでしょうか?
あなたは 自分が そうだって
言い切れる?
私と 世の中の女たちの
どこが 違うってわけ?
誰か 教えてよ!矢口さんの前で
大変 申し訳ありませんが
女性ってのは ホントに
恐ろしいもんだと思いました。
毒グモの方が よっぽど
カワイイって
古溝さん おっしゃってましたけどその気持ちね
ちょっとだけ
分かるような気がします。
(矢口)まさに
狂気の沙汰って感じですね。
密室事件は もう こりごりです。
これからは
企業法務に 専念しますよ。
あっ そうだ。 名誉の負傷姿を
1枚 押さえてもいいですか?
あっ いや。 そんな もう。
わざとらしいねぇ。
じゃ いきます。
ああ。 ちょっと 待って。
こんな感じで。
あっ いいですね。 いきますよ。
(シャッター音)
これ よかったら 食べてください。
正直 美香さんの告白には
ショックでした。
同じ女性として 自分の中にも
ああいう狂気が あるのかなって。
ないでしょう。
うん?
青砥さんには ないですよ。
(鍵の開く音)気を付けてください。
中に 何が入ってるか
分かりませんよ。さて 次回は
鍵の掛かっていない密室です。
密室解明のキーワードは 「野球」
以上 榎本でした。