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(林田)ホントに
申し訳ありませんでした!
何度目だよ!?
弁償すんの こっちなんだぞ!
(林田)洗車も
まともにできねえんじゃ
いったい 何 できんだ! えっ!?
教えてくれよ ボンクラ!
首だ。 消えろ!
あっ いらっしゃいませ。
はいはいはい。
はい こちらで OKですよ。
はいはい はいはい。
はい いきますよ。 はい。
(坪倉)ぶっ殺してやる。
(白井)毎日のように ののしられて首になって
我慢できなくなったと。
(坪倉)僕じゃ…。
(白井)包丁からも
お前の指紋が出てるんだよ。
僕じゃ ありません。
(白井)おっと。 すまん すまん。
足が ぶつかっちまった。
(白井)何時間でも
何日でも やってやるぞ。
坪倉!
(裁判長)主文 被告人を
懲役10年に処する。
未決拘留日数中
100日を その刑に算入する。
(係官)おいおい。
大丈夫か おい。
(係官)歩けるか。
(係官)行くぞ。

よいしょ。
(黛)どうぞ。
どうぞ。
席を譲って差し上げたら
いかがですか?
あの! 席を…。
いいんですよ。
いえ よくないです。
あなたですよ。
あなたに申し上げてます。
(中国語)
中国の方ですか?
あっ…。
在日本 老人 優先。
日本人です。
こちらの方に席を譲って
差し上げたら いかがですかと。
何で?
何でって…。
お見受けしたところ
まだ お若いですよね。
こちらの方
お年を召してらっしゃいます。
だから?
体力のある者が 体力のない者に
席を譲るのが
当然のモラルであり
マナーだと思いませんか?
思います。
でしたら。
しかし 若いから体力があり
お年を召してるから
体力がないと一様に 断じて
しまって いいものでしょうか?
はっ?
例えば 私は 年齢は 38だが
あなた 私が重度の心臓病を
患ってる可能性を
少しでも考慮しましたか?
患ってらっしゃるんですか?
いいえ。
はあ?
彼は 見た目は 60代だが
スポーツクラブに通っており
しかも
バッグの年季の入り具合から
かなりのベテランであることが
推察される。
重厚な大胸筋
引き締まった腹背筋
下腿三頭筋の張り具合は
着衣の上からでも
じゅうぶん 感じ取れる。
貧弱な私よりも
はるかに 見事な
肉体をしていらっしゃる。
でも そんなことは。
そして そのスポーツクラブは
この駅の 駅前にある。
(男性)わずか 2分ほどの
一駅区間ならば
席を譲る必要もないどころか
立ち座りの動作を
余計に強いるのみと判断し
申し出なかったまで。
以上。 何か反論は?
シェイシェイ。
何て 嫌みなやつ!

まだまだ これからです!
必ず 控訴審で
無実が認められるはずです。
引き続き
私に担当させてください。
もう…
諦めた方がいいのかなって。
坪倉さん。
ずっと こうなんです。
僕の人生…。
ついてないっていうか…。
いいことなんて 一つもない。
こういう星の下に
生まれてるんですよ。
お金をためて
大学に行きたいんでしょ?
好きな植物の勉強をして
博物館の学芸員になりたい。
そうですよね?
私は 最後まで諦めません。
あなたも
希望を捨てないでください。
まっ… こんな駆け出しじゃ
頼りないでしょうけど。(三木)控訴するだと?
もちろんです。
一審判決は不当です。
証拠といえるものは
どれも状況証拠にすぎないし
自白も強要されたもので。
そんなことを
聞いてるんじゃない。
君は負けたんだろ?
負けた弁護士が
控訴審を戦うというのか?
(井手)だから 三木先生は
おっしゃったじゃないか。
そんな国選なんて
引き受ける必要はないって。
君には企業法務担当。
特に 海外取引の
エキスパートになってもらって
初陣は 華々しい勝利で
飾ってあげようと思ってたんだ。
私は 坪倉さんの無実を。
その案件における
君の仕事は終わったんだ。
控訴するなら
他の弁護士がやるよ。
坪倉さんの私選になってでも
やり続けたいんです。
いいかげんにしろよ 黛。
どうせ ひっくり返るわけ
ないんだ。
本人だって諦めてるんだ。
たきつけて どうすんだよ。
ずるずる やってると
君の将来に 傷が付くぞ。
行っていいよ。
おはようございます。
(一同)おはようございます。
(三木)山下ホールディングスと
すみれ生命の
資本業務提携の報告を。
(部下)はい。
すみれ生命の資産状況について
ご報告いたします。
資産運用収益についてですが
円高進行により 外国公社債の
利息収入が減少してました。
(沢地)黛先生。 三木に処分される
覚悟はありますか?
えっ?
彼なら
力になってくれるかもしれません。
彼?
(沢地)
先生は ご存じないでしょうが
3年ほど前まで 弊所に
籍を置いていた弁護士です。
今は 独立して
個人事務所をやってます。
訴訟からは 遠ざかってますが
腕は抜群。
はあー。 ここ?
あっ。 突然 お伺いして
恐れ入ります。 私…。
(服部)お待ちしておりました。
どうぞ。
はっ?
どうぞ。
古美門先生も お待ちです。
さあ。
どうぞ。
はあ。
うわー。
こちらです。
あっ はい。
あっ。 どうも。
カモは 大丈夫でございますか?
カモ?
はい。
カモのオレンジソース。
お口に合いますかどうか。
いただきます。
どうぞ。
うん!
あっ。
ここ 法律事務所ですよね?
古美門先生の お世話をさせて
いただいております
事務員の 服部と申します。
あの 古美門先生は?
《シェイシェイ》
あっ。
(古美門)服部さん。
はい。
この方は?
えっ。 あの… この方では?
あっ 失礼ですが
あなたは?
三木法律事務所の
黛と申します。
古美門先生ですね?
日本人じゃないか!
いや どうりで
日本語が お上手だと思いました。
先生に
ご相談したいことがあります。
服部さん。 私は留守です。
お引き取り願って。
申し訳ありません。 先生は ただ今留守をしておりまして。
いえ いらっしゃいます。
あの 留守でございます。
≪(チャイム)
来た! 服部さん 早く早く!
早く早く! 早く早く!
あっ。 あっ あの… 話だけでも
聞いていただけませんか。
私のことを覚えてませんか?
先日 電車の中で…。
(服部)どうぞ。不当な判決を受けた青年を
助けていただきたいんです。
申し訳ありませんけど
今日のところは
お引き取り願えませんでしょうか。あの… 強要された自白で
有罪判決を受けました。
真面目な青年の
掛け替えのない人生が…。
ちょっと!
いいかげんにしてくれないか!
彼女が気分を害する!
電車の君だね。 思い出したよ。
その下品な がに股で。
判例集を読んでいたから
まさかとは思ったが
思慮が浅いくせに
独善的な正義感を得意げに
人に押し付けてくるバカ女が
弁護士とは世も末だ。
私は どこの誰が
不当な判決を受けようと
獄中で看守に
おかまを掘られようと
何の興味もない。
君が 私に仕事を依頼したいなら
まず 持ってきなさい!
何をですか?
お金のことですか!?
他に何がある?
依頼者に相談してみないと
分かりませんが
それ相応の額を
ご用意するつもりです。
着手金が 1,000万。
1,000万!?
報酬金が 2,000万。 計 3,000万円。それが 私の弁護士費用です。
最大手のうちでさえ
その 10分の1以下です。
君の事務所の凡庸な弁護士たちと
比較されること自体 耐え難いね。
でも その額は あまりに…。
安いくらいだよ。
私が引き受ければ
必ず 勝つんだから。
ホントに 勝てますか?
愚問だね。
自白強要されてるのに
負けること自体が信じられない。
金さえ払えば
私が無罪にしてあげよう。
これは
お金の問題ではありません。
正義が まかり通らない
世の中になったら
この国の司法は
終わりではありませんか?
君みたいな ポンコツ弁護士が
これ以上 一人でも増えたら
そのときこそ この国の司法は
終わりだ。 教えてあげよう。
正義は 金で買える。
金を持ってこい!
あなたは それでも…。
それ以上 一言でも話したら
直ちに 相談料として
50万 請求する。
服部さん。
(服部)はい。
お帰りだそうです。
(服部)はい。
どうぞ。
誰が あなたなんかに
頼むもんですか!
はい 50万! 50万! 50万だ!
請求書 送るからな! 50万!
お騒がせしました。
どうぞ。
邪魔者は いなくなりました。
さあ 食べましょう。 チューバ。
最低の人間でしたが。
そうです。
どこから どう見ても 最低の人間。
だけど 必ず 勝つ。
それが 古美門先生です。
毒を薬にできるかどうかは
使いようだと思いませんか?
思いません。
金の亡者に信念は売りません。
あっ。
私 がに股じゃないですよね?
ええ。 うらやましいほど奇麗な
おみ足です。
古美門 研介について
詳しく教えてください。
法曹界の嫌われ者です。
先生なんて 名も知らないような
三流私大で
遊びほうけてたそうですが
司法試験は 一発合格。
人を食った態度を面白がって
三木先生が採ったんです。
刑事 民事 企業訴訟。
お金になりそうな案件を
見つけてきては
強引に訴訟に持ち込む。
違法寸前。
時には 違法そのものの手法で
連戦連勝。
数年で うちのエース。
無敗記録は
今も破られていません。
やがて 三木先生の手にも
負えなくなりました。
そして 3年前
あることが きっかけで
二人は決定的に決裂。
三木先生は 古美門先生を追い出し彼は業界から干された。
ですが 三木先生は
今も 古美門先生が
憎くて仕方ありません。
財界には 古美門先生を寵愛する
経営者がいて
法外な顧問料を ふんだくっては
今も何不自由なく
遊んで暮らしているから。
(北村)私は 社長が差しで話したいと おっしゃるから
参ったんです。 なぜ 彼が
ここに いるんでしょうか?
(森田)彼は 私と一心同体だよ。
専務。 実は社長から
相談を受けていましてね 社内で
クーデターの動きがあるらしいと。
株の取りまとめに動いている
人間が いるそうなんです。
(北村)君には 関係のない話だ。
(森田)確かに 私はワンマンだ。
無駄遣いも多い。 反省もしてる。
しかし 業績は
回復の兆しが出てきている。
何より 一代で 会社を
ここまでにしてきた
功労者に対し
こういうやり方は
義に反しますね。
(北村)会社のためです。
ご自分の野心のためでしょう。
あなたに 社長は務まらないと
思いますが。
社長。 社長の最大の無駄遣いは
この男への顧問料ですよ。
専務。 あなたは どちらを大事に
考えてらっしゃいますか?
ご自分の野心と
家庭の平穏と。
どこで これを?
手を引いてくださいますね?
アハッ。 ハハッ。
≪(チャイム)
ああ。
えっ!?
3,000万です。
ご査収ください。
君の依頼者は
こんなに資金力があったのか。
先生には関係のないことです。
出どころの不審な金は
受け取れない。
私が立て替えました。
どうやって?
父の実家の畑を担保に。
すさまじいバカだね!
必ず助けると約束したんです。
彼が頼れるのは
私だけなんです。
坪倉 裕一の接見
ご同行していただけますよね。
服部さん。 ロイヤルゼリー。
あっ。 入っております。
先生は おっしゃいましたよね。
金を持ってこいと。
金さえ払えばやるんでしょ。
ほらほら 3,000万ですよ!
3,000万。
ほらほら!
これが 欲しかったんでしょう?
ほら! ほらほらほら!
朝食は お済みのようですね。
君のボスは
私を嫌っているはずだが。
事務所には内密で来ました。
私の独断です。
処罰されるぞ。
あの事務所の日和見主義には
私も うんざりしてるんで。
スーツなら
アイロンを かけておきました。
よっしゃ。 服部さん。
はい。
むちゃくちゃ おいしいです。
このチーズオムレツ。
いやいや。
恐れ入ります。
昔 スイスのホテルで
料理長をしていたものですから。
ああ。
(坪倉)店長は よく
僕ら従業員を部屋に呼んで
鍋パーティーとか やってくれてたんで。僕も手伝ったり。
だから 包丁に指紋があって
当然っていうことなんですよね。
はい。
取り調べでは
足を蹴られたのよね?
正確には
椅子の脚ですが。
わざとじゃないみたいに
言ってたけど。
他にも どう喝や
脅すようなこと 言われたのよね?
警察は口裏を合わせて
これを否定して…。
聞いてます?
くそ。 誰かが たん吐いてやがった。
先生のために説明してるんですよ。
君の言い分では 犯行時間
どこで何してたって?
かしわ台公園に。
それが証明できれば
アリバイが成立するんですが
残念ながら目撃者などは…。
公園で 何してたの?
彼は 植物が好きなので
あの公園で草花を見ながら
コーヒーを飲んで
一日中 ぼーっとしてたそうです。
彼に聞いてんだよ。
コーヒー買ったの?
売店があるんです。
レシートがあれば
有利だったんですが。
坪倉君。 せいぜい 楽しむといい。
残り わずかな拘置所生活を。
これが 警察の捜査資料です。
で こっちが 鑑識関連。
で これは 私が集めた
過去の判例。
これは 何だ?
控訴趣意書です。
違う ごみだ。 目が腐る。
ああー!
これも これも。 これも これも。
よくも まあ こんな ごみばかり
集めてきたものだ。
さっさと その ポリ袋に戻せ。
じゃあ 何をすればいいのか
ご指示ください。
1。 坪倉の美談を集めろ。
美談?
親孝行でも 食べ物を残さないでも何でもいい。
《皆さん 今日はですね
裕一君の お話を聞きに来ました》
(坪倉の父)《息子は
虫も殺さない子だったからね》
《少ない給料で
俺に 仕送りまでしてくれてた》
《生き物が好きでね》
(親戚)《心臓にいいよって
ヒマワリの種
持ってきてくれたんだわ》
《優しい子でね》
2。 取り調べ担当刑事の
悪評を集めろ。
(蘭丸)《痛て。 痛えっつうの》
(白井)
《今回は 大目に見てやるから
もう 悪さすんじゃねえぞ!》
(蘭丸)《チッ》
《ちょっと いいですか?》
(蘭丸)《ああっ?》
3。 それらを記者に書かせて
マスコミを巻き込め。
裁判所は マスコミに弱い。
(ボイスチェンジャーの声)
《あの刑事は ひどいっすよ》
《足 蹴るんですよ》
《わざとじゃないみたいなこと
言って》
《あれじゃ やくざっすよ》
《やってなくても やったって
言っちゃうと思いますね》
《あれじゃ》
4。 人権団体を たきつけろ。
(男性)《ご協力 お願いします》
(蘭丸)《私たちは 坪倉 裕一君の
無罪を訴えています》
《罪のない青年のために
ご協力 よろしく お願いします》
《無実の青年のために
ご協力 お願いします》
店員には 何度も話を聞きました。
でも 記憶にないって。
写真。
はい?
写真だよ 坪倉の。
あっ はい。
こんにちは。
(斎藤)いらっしゃい。
去年の 9月3日 午後2時ごろ
この人が こちらで コーヒーを
買っているはずなんですが。
(斎藤)前にも言ったけど
よく覚えてないんですよ。
もう だいぶ前のことだしね。
データとしては
残ってるんですよね?
ええ。
確かに 9月3日の 午後2時。
コーヒーを買った
お客さんがいます。
その日 出た コーヒーは
この1杯だけなんで。
だったら 印象に残ってても
おかしくないでしょう。
コーヒーを買った後も
一日中 ずっと
あのベンチの辺りにいたんです。
植物の観察などをしていました。
気になったはずですよ。
いやー ちょっと。
斎藤 博也さん。
えっ?
人間の脳というのは
不思議なもので
覚えていないと思っていても
脳の奥深くには
ちゃんと眠っていて
何かの きっかけで
ふっと 目を覚まし
引き出しから
飛び出してくることがあるんです。
うん。
この事件が世間の注目を
集めてるのは ご存じですよね?
うん。
あなたの証言で 無実の青年が
助かるかもしれない。
世界で あなただけが
彼の人生を救えるんです。
そして 実は
人を救うということは
自分自身を 救うことにも
なるものなんですよ。
別居中の奥さんと娘さんも
法廷に見に来るかもしれませんね。
えっ。
先生。
証言台に立ち 真実を語り
検察と警察の横暴を暴く
あなたの姿は
彼女たちの目に
どのように映ることでしょう。
それは…。
僕は ただ
彼の記憶の扉を開く
手伝いをしているだけだよ。
どうですか? 斎藤さん。
何か思い出しませんか?
実はね…。
実は そういった人がいたって
記憶はあるんです。
警察にも そう言いました。
えっ?
けれども こう言われたんじゃ
ありませんか?
「お前の記憶違いだろう」と。
これで 決まりだ。
やりました!
事実誤認が認められました。
はっ?
高裁の決定です。
「原判決を破棄する。
本件を東京地方裁判所に差し戻す」
一審からの やり直しが
決まったんです。
いやー おめでとうございます。
あっ 一緒に いかがですか?
はい。
あれ?
(蘭丸)うーん! うまい!
うーん。
あー ごちそうさま。 服部さん。
いつもながら 最高っす。
(服部)うれしいです。
お代わりしましょう。
(蘭丸)いや もう食えねえっすよ。
(服部)そうですか。
ご苦労だったね。
毎度。
それじゃ
また 何か あったら。
うめえ!
彼は?
君は 気にしなくていい。
それより 本番は これからだ。
はい。
何せ 担当検事は若手のエース
あの 杉浦検事ですから。
笑わせるな!
あんな影の薄いやつ。
ご存じなんですか?
私が 最も かもにしていた検事だ。
私の前に出ると萎縮して
まったく存在感がなくなる。
自動ドアが開かないことも
よくあった。
法廷で 再び 私と
相まみえると知って
今ごろ 震え上がり 失禁し
泣きながらママを
呼んでいることだろう。 フフフ。
フフフ。
大盛況ですね。
私の 2年ぶりの復帰戦にしては
いささか
物足りないぐらいだがね。
行こう。
(男性)先生 今日は
よろしく お願いします。
(女性)よろしく お願いします!
えー コメントは 各社 まとめて。
黛君。
はい。
≪今 どんな お気持ちでしょうか。必ず 無実を証明します!
(一同)頑張ってください!
先生 頑張ってください!
活躍のようだね。 古美門君。
三木先生でしたか!
気付きませんでした!
おかげさまで 何不自由なく
やらせてもらっております。
何よりだ。
あっ…。 勝手なことをして
申し訳ありません。
気にしなくていいよ。
黛君の頑張りに 拍手だ。
≪(沢地)先生!
傍聴券 取得できました。
いやー 沢地さん
相変わらず お美しい!
うちの傍聴でしたか。
光栄です!
かつての部下の
晴れ舞台だからね。
取り逃がした魚の大きさを
確認しに来られたのでは。
アハハハ。
イヒヒヒ。
緊張を ほぐしてます。
傍聴人たちが見に来ているのは
この私だ。
君がやることは 何もない。
来たぞ カモが。
法廷が自動ドアじゃなくて
よかった。
(裁判長)開廷します。
(杉浦)「どんくさい のろま
ボンクラ」
これらの言葉を 日常的に
浴びせられていましたね?
(坪倉)はい。
(杉浦)どんな気持ちでしたか?
(坪倉)それは…。
やはり 嫌でした。
(杉浦)「ぶっ殺す」と言ったこと
自体は 認めるわけですね?
はい。
中野区の大学生 石崎 玲奈さんは
恋人とケンカが絶えず
「殺してやる!」と
何度も ののしったそうです。
自営業の 戸村 和也さん。
居酒屋で酔って ケンカになり
「てめえ 殺すぞ!」と
言ったことがあります。
主婦の 大久保 幸枝さん。
ご主人が
つまらない冗談を言っただけで
「死ね!」と言ったことがある。
検察の見解に従えば 彼らは全員
殺意を抱いたことになりますが
現実には 誰一人
殺人など犯しては おりません。
本当に殺そうとする者が
「殺してやる!」などとは
言わないからです。
坪倉さん。
店長の 林田さんは
「首だ! もう辞めろ!」と
あなたを 何度も ののしった。
しかし そのたびに 数日たつと
必ず 「早く出勤してこい」と
電話を かけてきた。
そうですね?
はい。
そんな 林田さんに対し あなたは
どのような感情を持ちましたか?
ありがたいなと。
つまり 感謝 尊敬
信頼の感情を持ちこそすれ
殺意など抱いたことはないと?
はい。
林田さんは 幾度となく
あなたを自宅に招き
食事を共にしてますね。
料理を手伝ったことは?
必ず 手伝っていました。
包丁に指紋が残っているのは?
(坪倉)当然だと思います。
なければ おかしいんです。
時に厳しく 後輩をかわいがる
面倒見のいい先輩と
そんな 先輩を
慕ってやまない 後輩。
そんな お二人の関係が
目に浮かぶようです。
坪倉さんは あなたに
「椅子を蹴られ 転倒させられ
どう喝も受けた」と言っています。
事実無根です。
うちの署では 取調室のドアを
開けておく方針にしてます。
できるだけ
密室にしないためです。
どう喝などをすれば
フロア中に響き渡ります。
坪倉さんは 「取調室のドアは
閉められていた」と言っていますが。
記憶違いでしょう。
(松井)われわれのいる
刑事課からは
常に取調室の様子が見えます。
あの日も 取調室のドアは
間違いなく 開いていました。
(上村)暴力や どう喝が行われれば全員が気が付くはずです。
非常に静かなものでした。
(浜口)警部の取り調べは
いつも そうです。
あの日も
物音 一つしませんでした。
白井警部は
警視庁 捜査1課で活躍し
「落としの名人」とも うたわれた
名刑事です。
今まで ただの一度も その手法が
問題になったことはありません。
常に 同僚 後輩たちの
手本でした。
杉浦も へたれなりに
頑張っているね。
失禁しないだけでも
褒めてやろう。
いよいよ 次で結審ですね。
うん。
うん。 よし。
先生。 こんなもので
よろしゅうございますか。
むちゃくちゃ
うまいじゃないですか。
ああ。 いや… 昔 書を
たしなんでいたものですから。
黛君。 これを持って
報道陣の前に飛びだす大役を
君に任せよう。
えっ!? いやいやいや。
私は…。
できます。
真打ち登場です。
検察側に とどめの一撃を。
(斎藤)はい。
奥さんと娘さんは?
来てはくれたんですけど
中には入れなかったみたいで。
あなたの勇姿は 私が伝えますよ。
さあ 行きましょう!
(斎藤)はい!
そんなことに 練習は必要ない。
犯行が行われていた
昨年 9月3日の 午後2時ごろ
殺害現場から 15km以上 離れた
かしわ台公園内にある
あなたの お店で
コーヒーを購入した人物を
覚えていますか?
はい。
この中に… いますか?
はい。
それは…。
どなたですか?
(斎藤)彼です。
以上です。
斎藤さん。
あなたは 警察に対しては
「記憶にない」と言ったはずです。
なぜ 急に発言を変えたのですか?
刑事さんに 「記憶違いだろう」と
言われて
自信がなくなったんです。
でも 弁護士さんに
写真を見せてもらって
はっきり 思い出しました。
間違いなく 彼です。
ずいぶん前のことですよ。
客の顔を ちゃんと
覚えているものでしょうか?
カモよ せいぜい あがけ。
(斎藤)あの方は 日が暮れるまで
一日中 ベンチの所にいて
草花を眺めたりしてました。
私は ずっと 観察していたんで
間違いないです。
お客を観察なさるんですか?
私は 人間が好きなんです。
だから 客商売をしています。
お客さんと会話をしたり
公園の 色々な人間模様を見ながら人生に思いを はせたりする。
そんなことが
私の楽しみなんです。
人間観察の目には
自信があります。
なるほど。
そうですか。
裁判長。
新たな証人尋問を要求します。
新たな証人?
事前申請されていませんので
認められません。
どのような証人ですか?
(杉浦)はい。
ただ今の 弁護側証人の証言に
深く関わる証人です。
かねてから
探していたのですが
たった今
見つかったもので。
(裁判長)検察側証人 前へ。
(島村)島村 智子。
駒場芸術大学の学生です。
島村さん。
昨年 9月3日 午後2時ごろ
どこで 何をしていましたか?
かしわ台公園で
コーヒーを買って
日が暮れるまで ベンチで
植物のデッサンをしてました。
(傍聴人たちの どよめき)
(杉浦)コーヒーは
あの方から 買ったんですか?
はい。 そうです。
あなたの
記憶違いでは ありませんか?
(島村)間違いないと思います。
(杉浦)なぜ そう言いきれますか?
私 ブログで
毎日 日記を書いてるんです。
この 5年間ほど
一日も欠かしてません。
(杉浦)これが
昨年 9月3日のコピーです。
一部 読みます。
「今日は かしわ台公園で
植物のデッサンです」
「学校の課題だよ。 描きだしたら
夢中になっちゃって
コーヒー 一杯で
4時間くらい いた」
「熱中症に 気をつけねば…」
間違いなく 9月3日に
書き込まれたものであり
その後に 手を加えた
痕跡もありませんでした。
これは 科学的に証明できます。
(傍聴人たちの どよめき)
弁護側承認の 斎藤氏に
尋問させてください。
(裁判長)弁護側承認 前へ。
(杉浦)斎藤さん。
(斎藤)はい。
(杉浦)
あなたが コーヒーを売ったのは
あの 島村 智子さんでは
ありませんか?
(斎藤)えっと…。
(杉浦)分からないんですか?
印象に残ってるんじゃ
なかったんですか?
人間観察の目には 自信が
あるんじゃなかったんですか?
(杉浦)あの日 コーヒーを買ったのは
たった一人のはずです。
その人物を あなたは 「一日中
観察していた」と おっしゃった。
坪倉さんと 島村さん。
似ても似つかない 二人です。
見間違えることもないでしょう。
いったい どっちだったんですか!(斎藤)あの… 私の…。
私の記憶ではですね…。
(坪倉)嘘だ。
僕だ。 僕がいたんだ!
(係官)静かにしなさい。
(係官)座りなさい。
(坪倉)あのベンチには
僕がいたんだ!
(裁判長)静粛に!
僕が あの日
あの公園にいたんだ!
(裁判長)静粛に!
(坪倉)ホントだよ!
(係官)おとなしくして。
落ち着いて。
(裁判長)静粛に!
(坪倉)頼むよ! 信じてくれよ。
(裁判長)
いったん 休廷にします。
フッ。
先生。
僕 負けた?
何で 僕が杉浦なんかに
負けなきゃ いけないんだー!?
これは 夢だー! 悪夢だー!
お前のせいだー!
私ですか!?
しらばっくれるな!
お前は 三木の工作員だろ!
何のことですか?
でなければ
お前も利用されたんだ!
利用された?
杉浦は 最初から
あの証人を 隠し持ってやがった。
三木も 全部 知ってて
君を 私の所に送り込んだ。
私を法廷に引っ張り出して
恥をかかせるためにね。
そして まんまと成功した。
私の無敗記録は こんな
つまらないことで おしまいだ。
お見事だー!
私は…。
送り込まれた…。
能力もないくせに 扱いづらい
勘違い弁護士は 掃いて捨てるか
こんなことに利用するくらいしか
使いみちがないだろうからね!
出ていきたまえ!
じゃあ 僕が出ていく!

(三木)古美門の
あの青ざめた顔 見たか?
(沢地)見ました。
(三木)古美門の
あの うつろな目を見たか?
見ました。
差し戻し審で負けるなんて
聞いたことあるか?
ありません。
前代未聞でしょう。
ハッ!

白井警部に
ご挨拶したかっただけじゃ
ないですか!
(松井)「あんたとは話すな」と
言われてる。
酒 臭えな。
白井警部 お疲れさまです。
(松井)おい! ほら!
出るんだよ!
白井警部に ご挨拶!
島村 智子の証言は
どう解釈したら いいんでしょう?
私には難しいことは。
坪倉君と 彼女…。
どちらかが嘘を言っているか
記憶違いしてる
ってことですよね?
毎日 ブログを
書き込むというのは
難儀な作業なんでしょうね。
私など 毎日の献立を考えるのに
もう 一苦労。
お前か! 何だ?
えっ? 何 見つけたって?
突破口?

奇遇だね。
私も見つけたよ。
(裁判長)前回
尋問が中断されましたので
その続きから始めます。
それでは 弁護人 反対尋問を。
はい。
フー。
島村 智子さん。
あなたは事件当時 かしわ台公園にいたと確信してらっしゃいます。
はい。
その根拠は
毎日 ブログで つづってらっしゃる
日記であるわけですが
読ませていただきました。
過去 5年分 全て。
お友達も たくさん
お読みになられているようで
人気の理由が分かります。
時には書くことが 何もない
日だってありそうなものですが
あなたの日記には
それが ありません。
毎日が きらきらした経験で
あふれているようです。
何もない日なんてない。
感性を豊かにすれば
どんな ささいな出来事も
掛け替えのない経験。 そう
心掛けて書くようにしてるんです。
素晴らしいです。
ブログの内容について
質問します。
2009年3月12日 木曜日。
こんな一文があります。
「深夜に ラーメン又次郎の
背油 こってりラーメン」
「時々
無性に食べたくなってしまう」
間違いありませんね?
はい。
調べてみたところ
この ラーメン又次郎
木曜日が定休日です。
店にも確認を取りましたが
この日 間違いなく
休みだったそうです。
これは どういうことでしょう?
異議あり。
本件とは 関係ありません。
(裁判長)却下します。
「2010年9月11日」
「近所の幼稚園の
運動会を見掛けて
園児が かわいかった」と
ありますが
この幼稚園の運動会は
1週間前でした。
あなたは 「何もない日なんてない」と おっしゃいました。
しかし 本当は ありますよね?
逆に 一日に 2つも 3つも
貴重な体験をすることもある。
そんな日は 一度に 全てを
書いてしまうのは もったいない。
3つのうち 2つだけ書き
残りの1つは
ネタがない日のために
ストックしておこう。
そんな作業が
あなたの頭の中では
行われているんでは
ありませんか?
異議あり。
責めては いません。
むしろ 毎日
面白い日記を書くための
素晴らしい努力だと
思っています。
ありもしないことを
書いてるわけではありませんから。
しかし こと日付に関しては
あなたのブログは
信用性が低いです。
あらためて 質問します。
公園でコーヒーを買って
スケッチをしていたのは
確かに
昨年の 9月3日でしたか?
前日や 1週間前だった
可能性は ありませんか?
分かりません。
以上です。
続いて 弁護側 証人尋問を
要求します。
城西署 刑事課 浜口巡査。
「取り調べの最中 ドアは開けられ
非常に静かだった」
皆さんは
そう 証言なさいましたね?
はい。
「物音 一つ 聞こえなかった」と。
はい。
この建物 ご存じですよね?
城西署の隣に立っているビルです。
竣工日は 本年 4月7日。
そこで 工事を請け負った
鞘野建設から
工程表を入手しました。
これによると さかのぼること
7カ月ほど前
昨年の 9月3日は
重機を導入し
既存の建物の
解体作業が行われています。
つまり
取り調べが行われていた その日
隣では 朝から晩まで
ビルを ぶっ壊してたんです。
しかし 皆さんは 「物音 一つ
しなかった」と おっしゃる。
おかしいですね。
昨年の夏といえば
ご存じのとおり 節電の夏。
警察署などの公共機関は
エアコンを控え 窓を開けて
涼をとっていました。
やかましくて
しかたが なかったはずなんです。
皆さんは 記憶違いなさってるんじゃありませんか?
いいえ。 3人が 3人とも
同じ記憶違いをする偶然など
あり得ない。
これは 明らかに偽証です。
異議あり!
(裁判長)却下します!
3人の証人は なぜ 口裏を合わせ
法廷で嘘をついたのか
再度 白井警部の証人尋問を
要求します。
白井警部は
警視庁 捜査1課から
検挙率の悪い
城西署刑事課を強化するために
異動してこられたそうですね?
それも 理由の一つです。
捜査1課で輝かしい実績を
残してきた あなたは
所轄の若い刑事たちにとって
まさに 雲の上の存在。
歯向かうことなど あり得ない。
あなた
自分の証言を裏付けるよう
部下たちに偽証を
指示したのでは ありませんか?
していません。
指示するまでもない。
彼らは 暗黙の了解のうちに
あなたを援護した。
そういうことですね?
異議あり!
認めます!
質問を変えます。
あなたが招聘された結果
城西署の検挙率 上がりましたか?
一定の成果は出ています。
私が入手した資料によると
むしろ 悪化しています。
数字に表れない成果もあります。
周囲の あなたに寄せる期待と
裏腹に 結果が出ない現実に対し
恐怖を
感じてはいませんでしたか?
質問の意味が分かりません。
伝説の名刑事から
ただの老人を見る目へ
変わっていくことへの恐怖です。
異議あり!
焦燥感はありませんでしたか?
取り調べの 全面 可視化が
現実化すれば
ますます あなたは
結果を出せなくなる。
「落としの名人」と呼ばれ これまで数々の自供を勝ち取ってきた
あなたの手法は
今後 一切 使えなくなる。
だから 可視化が実現する前に
どうしても 結果を出したかった。
「時代は変わった。
あの人は もう終わりだ」
そんな 周囲の声に対し あなたは
自分の力を示したかった。
「俺は まだ やれる。
俺は 落としの名人だ」
そんな あなたのプライドの
犠牲となったのが 被告人です!
異議あり!
あなたは 密室を つくり出し
どう喝と 暴力によって
被告人に自白を強要させ…。
あんたに 何が分かるんだよ?
何ですって?
可視化だの 権利だの
そんな ぬるいこと言ってて
ホシが挙げられるか!
(杉浦)白井さん!?
(白井)俺には 長年の経験がある!最初から ピンときた。
刑事の勘ですか?
(白井)ああいうやつは
少しぐらい 脅さないと 駄目…。
(杉浦)やめなさい!
勘で 犯人だと
決め付けたんですね?
(白井)
ああいう女の腐ったようなのは
やってるに決まってるんだ!
根拠を示してください。
目 見りゃ 分かるんだよ!
以上です。
(男性)おっ 来たぞ!
(一同)うわー!
(一同)うわー!
万歳! 万歳! 万歳!
ありがとうございます。
ありがとうございます。
朝ドラの ヒロインか。
杉浦君! お疲れさま!
見違えたよ。 とても 自動ドアが
開かなかった人とは思えない。
(杉浦)自動ドアは開きます。
最近は センサーの感度も
上がっているからね。
では…。
また いいゲームをしよう!
あなた方は 使い捨てる人間を
間違えましたね。
黛 真知子のことです。
使い捨てては いないよ。
彼女は これからも
わが事務所の大事な弁護士だ。
カワイイ子には旅をさせろって
昔から言いますからね。 先生。
従順なる秘書 沢地 君江女史。
三木先生が あなたを
高く評価してる点は
前かがみになったときの
胸元だけですよ。
調子に乗るなよ。
必ず 地獄に突き落としてやる。
(坪倉)ホントに
ありがとうございました。
落ち着いたら
あらためて 挨拶に行きます。
うん。
何だよ あの目。
(坪倉)次は お前を ぶっ殺すぞ。
冗談っすよ。
じゃあ また。
怖くなったか?
自分は殺人犯を 野に
放ってしまったのでは ないかと。
先生は 彼が やったと
思ってたんですか?
どっちでも いい。
やっていようが やっていまいが
そんなのは 私に関係ないし
何の興味もない。
検察の証拠は不十分だった。
だから 彼は無罪になった。
それが 法だ。
三木の元に帰りなさい。
でも… だとすると 真実は?
うぬぼれるな。
われわれは 神ではない。
ただの 弁護士だ。 真実が
何かなんて 分かるはずがない。
だったら… 私たちは
何を信じれば いいんですか?
自分で探せ!
(三木)これから どうする気だ?
分かりません。
お世話になりました。
まさか… そんな。
(森田)まんまと 追い出された。
ハハッ。 「家庭を壊すなら
やってみろ」とさ。 ハハッ。
彼が あそこまで
腹をくくってるとは思わなかった。
まだ 次の手があります。
(森田)いや…。
北村君に 会社を任せてみても
いい気がしてきたんだ。
私の時代も終わりだ。
そんなわけで
すまんね 古美門君。
当社 および グループ傘下の 全ての
顧問契約は終了となるだろう。
しゃ… 社長。
今度 のんびり ゴルフでも行こう。
(森田)フフフ。
こんにちは。
いらっしゃいませ。
どうなさったんですか?
たった今 当事務所の
最大の収入源が失われました。
今までのような 殿様商売は
していられなくなったわけですか。
今後は小さな訴訟も
こつこつとこなし
地道な営業が
必要となってくるのでしょうかね。
何しに来た!
いや… 色々とお世話になったのでご挨拶にと思ったんですが…。
私… こちらの事務所で
働いても構いませんが。
何だ その上から目線は!?
私のような弁護士が
欲しいんじゃないかと思いまして。
愉快な冗句だ。 腹が よじれる。
じゃんじゃん 仕事 取ってきますよ。
迷惑だ。
つきましては
私が負っている
3,000万の借金は
事務所の方で 肩代わりして
いただけないでしょうか。
寝ぼけ過ぎだ!
とっとと帰れ!
私は 毎月のお給料から 事務所に
返済するという形を取るのは
いかがでしょう?
何を たくらんでる?
探したいんです。
何を信じるべきか。 ここで。
給与は 前の事務所の 80%。
そのうち 20%を
事務所に返済します。
単純計算すると
およそ 39年1カ月で
完済できることになります。
前の事務所の 60%。
うち 30% 返済だ。
それでは その間を取って
70%の 25%で いかがですかな?
えーっと 35年と9カ月に
短縮される計算になります。
あっ。 私が独自に得た
成功報酬に関しては
出来高として
別途 換算させていただきます。
それなら 完済の日は
さらに短縮されます。
私と事務所の名に
傷を付けるようなことがあれば
直ちに 解雇する。
不当解雇には 断固 戦います。
返り討ちにしてやる。
人を指さす癖 やめて
いただけませんか。 失礼です。
では 一応 契約成立ということで
いかがですか?
どうぞ。
どうも。
服部さん
計算 すごく速いですね?
あー いやいや。
たわいのない 取りえです。
では 乾杯。
あー。
今日から働けますが。
あしたからで いい。
とっとと 帰りたまえ。
8時で いいですか?
早過ぎる。 9時だ。
それと がに股を直せ。
私は がに股では ありません。
がに股だよ。
あっ…。
一つ 言い忘れていたことが
ありました。
何だよ。
先生は やはり 譲るべきでした。
はっ?
電車の席のことです。
先生は あの老人が
ジムのバッグを持っていたから
次の駅で降りられると
思われた。
でも 降りない可能性だって
あったんです。
次の駅で降りるというのは
あなたの 根拠薄弱な
推測でしかない。
あなたは 「席を譲りましょうか」と聞くべきでした。
たとえ あの方が
断ったとしても
その手続きこそが
重要なんです。
暗黙のルールと
されている手順を踏むこと
そのものがマナーなんです。
反論 ありますか?
いや…。
合格だ。
あの場で言えていたらな!
がに股!
最悪!
最悪だ。