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(しずか)「幸福の意味
知らない 私」
「教えてくれたのは」
(光男)いやー いい歌だね。
(和代)ねえ。 着物じゃない
柊しずかも いいね。
おい どこ行くんだよ?
たまには 手伝え。
(ボニータ)木綿でも切る?
いい。
(和代)今日は ライブだったわね。
あんまり 遅くならないようにね。
(ボニータ)はい。
(しずか)
「寄り添って いたい」
「振り返れば そこにある」
パクられた。
(黛)このたび 古美門法律事務所に席を移しました。
古美門事務所は
今後 小さな案件も
誠心誠意
取り組ませていただきますので
じゃんじゃん
お仕事 お任せください。
あっ。 さっき…。
相談の電話があって。
(黛)おはようございます。
(服部)おはようございます。
(黛)どうか なさったんですか?
当事務所の経済状況が
逼迫しておりましてな。
(古美門)何か 必要経費で
削れそうなもの ありますか?
服部さん。
都内に 3カ所も入っていながら
一度も行っていない
スポーツジム。
上達しない
バイオリンの個人レッスン。
免許証を お持ちでないのに
所有している 3台の高級外車。
海が お嫌いだというのに
持っている あの大きなクルーザー。
どれ一つ 削れないな。
(黛)全て削れます。
私は 日本経済を
一人で回しておるのだ。
こんな経済状況の中
君のような給料泥棒を
雇ってあげてることに感謝して
少しは 金になる訴訟でも
取ってきたまえ。
指 ささないでください。
金になる訴訟って 何ですか?
例えば 著作権侵害だよ。
ネズミの遊園地が それで
どれだけ もうけてると思ってる?
それでしたら…。
取ってきましたが…。
えっ?
あっ。 私 ボーカルの
荒川ボニータです。
(ジャンゴジャンゴ)俺 ギターの
ジャンゴジャンゴ東久留米っす。
俺ら 自爆魂っつう
バンドやってんすけど。
私が作った曲
パクられました。
パクられたっていうのは 誰に?
(葛西)ああ どうも 皆さん
ありがとうございます。
僕は 普段 アイドルの曲なんか
作ってるわけなんですけど
その一方で 大人の歌。
年齢を重ねたからこそ
歌える歌も
今の時代に 求められてる
というふうに思いまして。
(しずか)葛西先生には
新たな一面を
引き出していただいたと思って
大変 感謝してるんです。
(司会者)現在 発売中の
柊しずかさんのシングル
『あれは恋でした』の
CD売り上げが 200万枚…。
あの歌が 皆さんの歌の
盗作だと おっしゃるんですか?
(ジャンゴジャンゴ・ボニータ)はい。
とにかく
曲を聞かせてもらいましょう。頭が割れる。
どこが似てんだ!
お前らの歌なんか 盗むやつは
いないと言っておけ 黛。
黛?

完全に パクリですね。
何!?

(ボニータ)「性欲の錯覚だ!」
「あんなもん 恋じゃねえ!」
「恋じゃねえ!」
(ジャンゴジャンゴ・ボニータ)ウィー!
ウィー!
(服部)あっ。 あの…
最後の2小節なんですけど
あれは DからEマイナーですな。
いや DからE。
(服部)譜面に書くと…。
こうなります。
楽譜も書けるんですね?
昔 フォークソングを
かじっていたものですから。
はい。
はっ。
ボニータさんは 譜面どおり
歌ってないから分かりにくいけど
こうして見比べてみると
似てるのが よく分かります。
似てるどころじゃ ないっすよ。
引き受けましょう 先生。
君たち 幾ら払えるの?
私は 本来 君たちみたいな
貧乏ミュージシャンが雇える
弁護士では ないのだよ。
そんなこと言ってる場合じゃ。
もう 経営難なんでしょ?
3万円くらいなら。
愉快な冗談だねえ。
2人にとっては
大金なんですよ。
古美門先生は
確か 柊しずかさんの
ファンだったはずでは?
だから
引き受けたくないんですか?
仕事に私情を挟むものか。
あくまで 金額の問題だ。
お引き受けになると
柊しずかさんに
お会いできる機会があるかも。
はい。
しかたがない 引き受けよう。
着手金はいらない。
えっ いらないんですか?
その代わり
損害賠償を勝ち取った暁には
その半額を成功報酬としてもらう。
それは 取り過ぎです。
おー それで いいです。
お願いします。
では 葛西サトシを
たたきつぶそう。
書類作りだ 朝ドラのヒロイン。
朝ドラ?
あれ?
どうかしたか?
葛西サトシの顧問弁護士って。
[CDプレーヤ](『Don’t look back』)

(三木)ハァー。
(三木)発情期の猿の声にしか
聞こえませんね。
(葛西)ハハハ。
(岡部)フッ。
(井手)葛西さんを訴えることで
注目を浴びようという
典型的な売名行為でしょう。
(葛西)フッ。
(沢地)葛西先生ほどになると
この手の言い掛かりは
後を断たないんじゃ
ありませんか?
本当は
相手にしたくないんですけどね。
(岡部)こんなことに
加担する弁護士がいるなんて
信じらんないよ。
いるんですよ。
弁護士とは
名ばかりの ゴロツキが。
ハイエナどもが。
(岡部)もちろん 三木先生が
やってくださるんでしょう?
(井手)知的財産に関しては
十分な勉強を積んできてます。
必ず 三木先生には
勝利をプレゼントすると お約束します。
(沢地)知的財産部門のリストです。実績の高い順に。
(沢地)先生?
《黛君の頑張りに 拍手だ》
かつての上司と戦うのが怖いか?
先生にとっても そうでしょう。
眼中にないね。
そもそも 三木自身は出てこない。
雑魚をよこして
自分は傷つかないところで
踏ん反り返るのみの
チキンだからね。
知り抜いてるんですね。
親友みたい。
(服部)郵便が届きました。
三木法律事務所からです。
担当弁護士は?
(井手)よし。
(岡部)先生 直々に
やってくださって安心してます。
他ならぬ 葛西先生の
事件ですからね。 ハハハ。
これ お代わり。
(ホステス)かしこまりました。
(葛西)相手の弁護士は
手ごわいと聞きましたが。
(三木)ただの行儀の悪いがきです。
≪やはり こちらに
いらっしゃいましたか。
葛西さんは ほぼ毎晩 こちらで
飲まれているそうなので
今晩もかと。
どちら?
申し遅れました。
荒川ボニータの代理人 古美門と。
黛です。
(沢地)ここは VIP席ですよ。
すみません 行儀が悪いもので。
(岡部)なるほど ゴロツキだな。
(沢地)お座りになったら。
では 遠慮なく。
チャージ代だけで
10万は飛ぶそうだが。
立っていよう。
葛西サトシさん。
あなたが 作詞作曲した
『あれは恋でした』は
荒川ボニータ作詞作曲
『Don’t look back』の
盗作であると思われますので
CD販売 ネット配信
その他の出版 全てを
差し止めるとともに
全収入の 70%の支払いを
あなたと
ディーバエンターテイメント音楽出版に
請求しています。
こちらの 調べでは?
約1億3,000万です。
ご用意を。
(三木)黛君。
こんな男に付くなんて
残念だよ。
君の将来が心配だ。
私は 三木先生が心配です。
本件から お降りになられた方が。
それを 言いに来たわけだな。
相手が私と知り
怖くて居ても立ってもいられない。
先生の立場を案じているんです。
無敗記録のあるという
くだらない自慢もできなくなるし。
ゴロツキに負けたとあっては
この上ない不名誉。
お前を仕込んだのは
この 三木 長一郎だ。
沢地さんの胸で
泣きじゃくることになりますよ。
とっとと ひざまずいて
許してくださいと言ったら どうだ。
では 法廷で。
楽しみだよ。
何があれば
そんなに仲悪くなれるんですか。
(男性)起立してください。
(裁判長)では 開廷します。
何より 歌の世界観が
酷似していることが
真っ先に挙げられます。
例えば 『あれは恋でした』の一節。
「かなうなら
鳥になって飛んでいき
あなたに 寄り添っていたい」
対する 『Don’t look back』は
「今すぐ コウモリになって
飛んでいき
お前の血を吸いつくしてやろう」
さらに 有名なサビの部分。
「振り返れば そこにある
あれは恋でした」
「今なら言える あれは恋でした」
「あれだけが恋でした」
こちらには こうあります。
「振り返るな!」
「恋なんかじゃねえ!
性欲の錯覚だ!」
「あんなもん 恋じゃねえ!
恋じゃねえ!」
全て そっくり そのまま
ひっくり返してるだけです。
歌詞だけでは ありません。
メロディーも また
実は 酷似しているのです。
はい。
荒川ボニータさんの
『Don’t look back』のメロディーを最もシンプルに表現すると
このような楽譜になります。
こうして 『あれは恋でした』と
比べてみると 多くの点で
実に 一致していることが
よく分かります。
そうかな?
そっくりですよ。
歌ってみてもらえます?
黛君。
えっ?
じゃあ…。 歌います。
「幸福の意味
知らない 私」
「教えてくれたのは
あなた」
(裁判長)すいません。
えー 今 歌っているのは
『あれは恋でした』の方ですよね?
はい。 続けます。
「思い出を たど…」
(裁判長)すいません。
楽譜どおりに歌ってますか?
はい。 楽譜どおりに歌ってます。
「たどっても 涙の雨」
「今も 心」
(三木)これは 2つの曲の
メロディーの類似性を
数学に分析した関数グラフです。
『あれは恋でした』をX軸。
『Don’t look back』をY軸として
共通する割合を表しました。
(裁判長)なるほどね。
(三木)これを パーセンテージに
置き換えると 33.8%。
2つの曲が共通する旋律は
全体の わずか 3割です。
ちなみに 過去の
盗作と認められたケースを
このグラフに当てはめると
全て 5割近くか
それ以上となります。
計算方法の信頼性に
問題があると思いますね。
関数グラフになると…。
(裁判長)ちょっと 静かに。
シッ。
おかえりなさい。
いかがでしたか?
苦戦してます。
お前のせいだろうが!
完全に調子が狂った!
私? 私 何かしました?
自覚がないのか?
はっ?
いい。 私の采配ミスだ。
何かありましたか?
何も。
こんにちは。
いらっしゃい。
(和代)いらっしゃいませ。
地味顔だな。
ギャップだよ ギャップ。
で 何?
次回は ボニータさんの口頭弁論です。
はあ。 望むところですな。
スーツで来てくださいね。
ボニータ君。
依拠性の証明で押すぞ。
依拠性?
著作権侵害かどうかの争点は
類似性と依拠性です。
依拠性とは 元歌に依拠して
作っているという根拠です。
葛西さんと接点がないか もう一度よく考えてほしいんです。
ないな。
何でも いいんです。
あなたの歌を 葛西さんが
知っていたということを
示さなければ いけません。
食う?
うーん。 だから ライブ
こっそり 見に来てたんじゃない。
残念ながら
それは考えにくいです。
うん。
CD 手に入れた。
自費制作で 100枚。
購入者は 全て突き止めました。
じゃあ 動画サイト
アップしてるからさ
それ 見たんだよ。
アクセス数が ほとんど ないです。
知らないよ 私に聞かれても。
こういうことが
あったんじゃないか。
君は 自分を売り込もうと
葛西に自分のCDを送り込んだ。
そうなんですか?
あるわけないだろ。
あるんだ。
ない。
あることにしろ。
葛西の元には そんなCDが
日々 ごまんと送られてきた。
ろくに聴かれもせず
廃棄されてるはずだ。
分かりはしない。
先生。 それは いけません。
勝つためだ。
あー もう! パンクロッカーとしての
プライドが許さない!
じゃ こういうことにしよう。
君の お父さんが
葛西に送ったということにしよう。娘を応援したい親心だ。
先生!
冗談じゃねえよ!
俺はね こいつに
早く音楽 やめさせたいんだよ!
お父ちゃん! 立ち聞きしないで
って いつも言ってるじゃん。
(光男)うるせえ!
訴訟なんか やめちまえ!
あの 柊しずかが お前の歌なんか
盗むわけねえだろ!
柊しずかが
盗んだんじゃないんだって!
何も分かんないんだから
あっち行っててよ!
ごめんなさいね。
お母さんでも構いませんが。
いえ。 お母さん 結構です。
(葛西)この 自爆魂さんのことも
今回の件で 初めて知りました。
(三木)
曲も聴いた覚えは ないんですね?
はい。 職業柄 一度 聴いた曲は
忘れない自負があります。
今回の騒動は
どう感じていますか?
『あれは恋でした』は
自分で言うのも
おこがましいですが
今や 子供から お年寄りまで
口ずさむヒット曲となりました。
久々に現れた
国民的な歌と言ってもいい。
それが
このような騒ぎに巻き込まれ
心を痛めています。
(三木)私もです。 以上です。
まだ 来ないのか?
来ません。
見てこい。
えっ?
証人が来なきゃ
話にならんだろ。
(裁判長)原告代理人。
反対尋問がなければ
次に いきますが。
尋問しろ。 時間 稼げ。
≪(ドアの開く音)
荒川ボニータ。 パンクロッカー。
本名で お願いします。
山内 花江です。
『あれは恋でした』を聴いたとき
どう思われましたか?
(ボニータ)一瞬で パクられたって
確信しました。
だって 今まで
「制服が脱げた」とか
「ブルマーはき忘れた」とか
そんな ロリコン丸出しの歌しか
作ってない人に
こんな歌が
作れるはず ありません!
いいかげんなこと言うな!
葛西君は いろんなジャンルの歌を作ってきてるんだ!
被告は 発言を控えてください。
60年代 アメリカの歌手
ジョニー・コールマンの 『返らないあの日』
という歌を ご存じですか?
いいえ。
(三木)知らない?
これが その歌詞と譜面です。
フランスのシャンソン歌手
アマンダ・ラヴァの 『街路樹』は?
いいえ。
(三木)知らない?
どちらの曲も
あなたや 葛西さんの曲と
同じテーマを歌っています。
他にも 同様の曲は
たくさん認められますが
お互いに
侵害し合ってるわけではない。
葛西さんは
こう おっしゃっています。
「母の子守歌から
今に至るまで聴いてきた
古今東西の 数々の名曲が
記憶の底に おりのように
積み重なり
それが あるとき ふと芽吹く」
「創作とは すべからく
そういうものである」と。
あなたも この2曲を どこかで
聴いていたのかもしれない。
(ボニータ)私のが オリジナルだよ!
(三木)自覚していないだけで…。
私のを盗んだんだよ!
(裁判長)落ち着いてください!
(ボニータ)うるせえよ!
おい 泥棒! おい 曲 返せよ!
(裁判長)退廷してもらいますよ。
(ボニータ)泥棒!
なあ あっ!
≪(ギターの演奏)
「法廷という
虚構の檻の中でぇ」
「裁判官という
碌でなしが」
(三木)何やってんだ 君は。
(ジャンゴジャンゴ)「いたいけな小鳥を」
(三木)やめなさい!
(ジャンゴジャンゴ)「いたぶっているよ」
何 笑ってんだ。
古美門 やめさせろ。
(警備員)こら!
(ジャンゴジャンゴ)「聞こえるだろう
お前には 聞こえるだろう」
「真実を叫ぶ」
(三木)やめさせろ。
(ボニータ)やめろ!
ハハハ。
ハハハ。
何 考えてるんですか?
傍聴席で弾き語りした人
初めて見ましたよ。
愉快じゃないか。
なかなかの名曲だった。
愉快じゃありません。
ボニータさんもスーツで来てください
って 言ったじゃないですか!
私が言ったんだよ。
勝負服で来いと。
勝負服。
何で そんなこと言うんですか!
裁判官というのは
保守的な生き物です。
今回の裁判長は 特にそうです。
ボニータさんの印象は
最悪ですよ。
今のところはな。
(岡部)それじゃ 乾杯。
(一同)乾杯。
さすが 三木先生だ。 さくっと
終わりそうじゃないですか。
(沢地)あちらの自滅という見方も
できますけど。
(岡部)いやー
三木先生の迫力だよ。 ハハハ。
先生。
どうかなさったんですか?
葛西先生。 1つだけ
確認しておきたいことがあります。
(三木)正直に お答えください。
(男性)カメラやめてもらって
いいですか。
(インタビュアーたち)
葛西さん 一言 お願いします。
(葛西)非常に残念ですよね。
仕掛けてきたな。
三木先生ですか。
(ボニータ)自爆魂だ!
今日も叫ぶぞ!
(光男)どうした?
(和代)お父さん。
(ボニータ)やめる。
訴えを取り下げる
ということですか?
向こうの思うつぼだ。
でも ボニータさんが
それを望むなら。
私が三木に負けることになる。
これは あなたと三木先生の
戦いでは ありません。
私は
何 言われたって いいけど
店とか 親に
迷惑 掛けるの 嫌だから。
だから お父ちゃん!
お前にとって
ロックって 何だ?
はっ?
(光男)あんな嫌がらせで
尻尾 巻いて逃げるのが
お前の言う ロックなのか!
パンクなのか!
何なの。
店のことなんて気にするな!
お前がな 夜も寝ないで
歌 作ってたのは知ってる。
お父さんはね 本当は
あなたのこと応援してたのよ。
実を言うと あなたの CDと写真
送ったことがあるの。
えっ!?
葛西サトシにですか!?
「国民的美少女コンテスト」
(ボニータ)どこに 送ってんだよ!
(光男)やめていった仲間たちは
どうなるんだよ。
みんなの分も頑張るって
誓ったんじゃねえのか!
(ジャンゴジャンゴ)もともと
俺らは 5人組だったんだけど
バンドを続けるって
結構 大変なんですよ。
3人は 俺らに 夢 託して
やめてったんです。
ああ。
おかえりなさいませ。
あの お客さまです。
「ここで待たせてもらう」と
おっしゃいまして。
(沢地)はい どうぞ。
おかえり。
(沢地)すてきな お宅ですね。
それは 私の椅子です。
(三木)ああ。 座り心地がいいや。
どいてください。
ご用件は?
葛西先生が
こう おっしゃってる。
「公式に謝罪するなら
和解金ぐらい
払ってやってもいい」と。
大物は 心が広いね。
服部さん。 お帰りです。
はい。
いいのか?
謝罪をするのは そちら。
勝つのは 私です。
やはり 変わってないんだな
お前は。
そのうち また 悲劇を繰り返すぞ。
沢地君 帰ろう。
服部さん。
(服部)はい。
パンケーキと お紅茶
大変 おいしかったです。
そうですか。
(沢地)ごちそうさまでした。
(三木)失礼。
(沢地)失礼。
先生。
三木にしては 勝負を急いでいる。
焦ってるんだ。
何か 弱みがあるに違いない。
そうかもしれませんね。
服部さん。
はい。
この辺り 一帯を
除菌しておいてください。
ああ。 消毒ですな。
はい。
それと あんな連中に
あなたの手料理を
食わせてやる必要は
ありませんよ。
あれは 冷凍食品です。
いつも 私が作るわけでは
ありません。
そうなんですか?
はい。
まあ 私が作ってるように
見せておりますが…。 ハハッ。
たまには 私も手を抜きます。
賢明です。
うわっ!
葛西サトシさんへの追加尋問を
許していただき 感謝します。
どうしても 葛西さんに確認して
おきたいことがありまして。
何でしょう?
あなた モーツァルトですか?
はっ?
この 3年間で あなたが
作詞作曲した曲は 372。
単純計算すると
3日に1曲以上のペースで
作っていることになります。
まるで
モーツァルトだなと思いました。
これは あくまで噂ですので
お気を悪くなさらないでください。
葛西さんのプロデュース作品は
全て
葛西サトシさんが
作詞作曲しているわけではない。
いわゆる ゴーストライターが
大勢いて 二束三文で買い取り
自分の作品として
世に出している。
でなければ あれほど
大量の曲を作られるわけがない。
根も葉もない噂でしょうが
この訴訟に関しては
避けては通れない問題です。
万が一 事実なら
あなたを問い詰めたところで
真相が分かるわけが
ないのですから。
いかがでしょう?
もちろん デマです。
全て 私が作詞作曲しています。
安心しました。
「天才ヒットメーカー」と呼ばれる方々は
この手の悪意にさらされるのが
世の常ですね。 以上です。

(三木)認めてしまった方が
よかったんだ。
(岡部)できるわけ ないでしょう。
大勢のアシスタントたちと
チームとして作っている。
現代の音楽制作においては
常識である。
そういう認め方をすれば
よかったんですよ。
(葛西)俺が作ってるんだ。
だから みんな買うんだ。
(岡部)葛西サトシという名前を
ここまでにするのに
彼が どれほどの努力をしてきたと思ってるんですか!
あんな連中に壊されてたまるか。
(蘭丸)うーん。 うめえ。
業界には 葛西に
反感を持っている人が 結構いて
べらべら
しゃべってくれましたよ。
葛西が自分で作ってないって話は
わりと 有名な話らしいっす。
(蘭丸)特に ここ数年は
ほとんど ゴーストだって。
だけど 葛西さんは 「ゴーストは
いない」と証言してしまった。
させたのだよ。 ゴーストの存在を
一人でも証明できれば
一気に突き崩せる。
こちらに
付いてくれる人がいれば
いいですけど。
いや ガードは堅いよ。
葛西のチームは
鉄の結束っすよ。
まあ 十分な金も もらってるしね。
今回のことで さらに
かん口令も敷かれてるだろうし。
ごちそうさま 服部さん。
今日も最高でした。
いつでも どうぞ。
引き続き 探ってくれたまえ。
はいよ。 じゃあ。
彼は いったい 何者なんですか?
草の者だ。
俺 葛西サトシが作った歌
聴きまくったんです。
そしたら 何とかって
アイドルグループが出してる歌に
こういう歌詞があって。
「イチゴ茶漬けで腹ごしらえ」
それが?
うちらの曲にもあるんです。
「イチゴ茶漬け」っていう歌詞。
あと 別のアイドルの歌に
「トリケラザウルス見てみたい」
っていう歌詞があって。
うちらの 3年前の曲にも
出てくるんですよ。
「トリケラザウルス」っていう造語。
(ジャンゴジャンゴ)まあ こっちは
単語だけなんで
まあ 盗作とは
いえないだろうけど。
いえ 間接事実として
とても有効です。
つまり 葛西サトシか
彼のゴーストライターは
何年も前から
ボニータの作った歌を
参考にしていたわけだ。
あっ ううん。 私じゃないの。
えっ?
(ボニータ)そのころは
まだ 5人組だったころで
私じゃなくて さっちゃんが
作詞作曲してたんだ。
さっちゃん?
(ボニータ)うん。
シャルロット松戸。
(ボニータ)バンドやめた 今でも
たまに
ライブ見に来てくれるんだ。
今は 何を?
≪(ピアノの演奏)
(小枝子)あっこちゃん
先週より ずっと よくなったね。
どっかで 見覚えありませんか?
彼女。
うん?
(小枝子)じゃあ 次
ゆうなちゃん お願いします。
あっ!
どうした?
つながった。
(小枝子)はい また来週。
気を付けてね。
(子供たち)バイバイ。
≪シャルロット松戸さん。
今は 石塚 小枝子さんですね。
いつぞやは カクテル
おいしかったですよ。
葛西サトシのゴーストライターの
お一人ですよね?
バンド活動をやめ
昼は ピアノの先生
夜は 飲食店での アルバイト。
そこで 偶然
葛西サトシさんに出会った。
捨てていたはずの
音楽への思いが再燃し
自作の曲を売り込んだ。
何曲かは 一部採用になり
幾ばくかの
ギャランティーを手に入れた。
あるいは 見向きもされなかった
自分の歌が
葛西サトシさんの名前が
付いた途端
日本中で
聴かれるようになることに
ひそかな快感を覚えたのか。
しかし 君は
採用されたいあまり
荒川ボニータの作った曲にまで
手を出した。
それが 『あれは恋でした』だった。
違いますか?
ボニータさんは
あなたの親友でしょう?
歌を作る苦労は
ご存じのはずなのに。
法廷で証言してもらえますね。
はい。
証言します。
ありがとうございます。
(ジャンゴジャンゴ)シャルロットが?
マジですか?
どこに行くんですか?
感情的になっては 駄目です。
でも。
彼女も悪いと思ってるんですよ。
だから 法廷での証言を
約束してくれたんです。
≪(ドアの開く音)
(ボニータ)何でなの?
私に曲作り教えてくれたの
さっちゃんでしょ。
さっちゃんみたいに
うまく作れるようになりたくて。
それなのに… 何で。
私は あなたに
音楽 やめさせられたんだよ。
私の見よう見まねで
曲作りを始めたくせに
あなたの方が うまくて。
みんな あなたにばっかり。
私は 私のやり方で
見返したかった。
だから 私の曲
葛西サトシに売ったの?
(小枝子)そうだね。
(小枝子)結局 苦し紛れに
あんたの曲 盗んだんだから
自分で
敗北 認めたようなものだよね。
悪かったと思ってる。
法廷で 全部 話す。

アルバイトで働き始めた
六本木のクラブ 華で
葛西サトシさんと
お知り合いになったんですね。
はい。
そこで あなたは
ご自身が 作詞作曲した歌を
葛西さんに売り込んだ。
そうですね?
いいえ。
石塚さん。
もう一度 お聞きします。
葛西さんに 自作の曲を提供し
いわゆる ゴーストライターの一人に
なられたんじゃありませんか?
いいえ。
(三木)《君はね 盗作した曲を
葛西さんに提供して
ギャラを もらった》
《これは 詐欺になり得るよ》
《君を訴えることだって できる》
《だが 葛西さんは
そんなことは望んでいない》
《「あなたは チームの
大事な一人だ」と おっしゃってる》
《相手側の弁護士が
接触してきたら
こう言いなさい》
《まず 「法廷で証言する」と》
(小枝子)私は 音楽のことは
きっぱり 諦めていたので
葛西さんに お会いしても
自分の拙い曲を売り込もうなんて
考えもしませんでした。
2つの曲は 確かに
似ている箇所もありますが
偶然の範疇だと思います。
何より 『あれは恋でした』は
葛西さんにしか作れない曲だと
思います。
分かりました。
以上です。
(裁判長)反対尋問は?
(三木)ありません。
裁判長。
ここで 山内 花江の
当事者尋問を要求いたします。
予定にありません。
ただ今の証人の証言を
弾劾するためですので
特別に許可していただきたい。
ギャップだよ。
はあ。
山内さん。 先ほどの 石塚さんの
証言を聞いていましたか?
はい。
どう思われました?
悲しいです。
なぜ?
私は つい先日
さっちゃんと…。
あっ…。
石塚さんと 2人で会いました。
そのとき 打ち明けてくれた話と
まったく違うからです。
(三木)フッ。
なるほど。
そのときの会話とは
これでしょうか?
(小枝子)「私の見よう見まねで
曲作りを始めたくせに
あなたの方が うまくて」
「みんな あなたにばっかり」
「私は 私のやり方で
見返したかった」
《どこに行くんですか?》
《ずいぶん 簡単に
約束したもんだ》
《とっくに
三木が籠絡してるはずだ》
《トラップだよ》
《ボニータ。
シャルロットに会ってきたまえ》
《これを持って》

(ボニータ)「だから 私の曲
葛西サトシに売ったの?」
(小枝子)「そうだね」
「結局 苦し紛れに
あんたの曲 盗んだんだから
自分で
敗北 認めたようなものだよね」
「悪かったと思ってる」
(小枝子)「法廷で 全部 話す」
私と 石塚さんの会話に
間違いありません。
(三木)異議あり。
申請されていない証拠です。
申し訳ありません。
これは いったん 取り下げ
あらためて 提出します。
傍聴席に いらっしゃる
マスコミ関係の方にも
お願いいたします。
これは 聞かなかったことに。
山内さん。
あなたは 今回の件で 誹謗中傷や
嫌がらせに遭いながらも
果敢に戦ってこられた。
今の お気持ちを
お聞かせください。
歌っていうのは
人の心を癒やしたり
元気づけたりするものです。
本当は 誰のものでもない。
でも 歌を作るのは
子供を産むようなものです。
私が作った歌は
苦しんで産んだ わが子です。
その子が いつの間にか
知らない人に さらわれて
服を着せ替えられて
その人の子として
世に出されたら…。
やっぱり
とても悲しいです。
私は…
子供を取り返したいです。(葛西)今 和解にすれば
どれぐらいで 済むかな?
何 言ってるんですか?
弱気になっては いけません。
まだ これからですよ。
手は いくらでもある。
どんな?
石塚 小枝子を切りましょう。
彼女が作ったことを
認めるんです。
彼女を いけにえにするのか?
現実に盗作をしたのは
彼女なんです。
葛西さんが 矢面に
立たされていることの方が
おかしいんだ。
ゴーストを使ってることを
認めることになる。
(三木)法的には
何の問題もありません。
非は 全て 彼女にある。
葛西さん。
あなたは 被害者なんです。
『あれは恋でした』は
俺が作った歌だ。
なぜ
そんな 意地を張るんですか?
つまらないプライドを守るのは
よしましょうよ。
プライド? 俺が守りたいのは
そんなものじゃない。
葛西サトシのブランドが
地に落ちれば
路頭に迷うスタッフが
何人出ると思う?
俺だって 音楽ビジネスの
一つの駒なんだよ。
天才ヒットメーカーという
役割のね。
俺は モーツァルトでなきゃ
ならないんだよ。
和解だ。
もう一台 買っちゃおうかなー!
クルーザー!
それをやるから
経営難になるんでしょうが。
お電話です。
三木法律事務所の 沢地さまです。
(しずか)
「振り返れば そこにある」
「あれは恋でした」
「今なら言える あれは恋でした」
≪(光男)おい!
弁護士先生が みえたぞ!
和解案を提示してきました。
事実上
葛西が白旗を上げたんです。
もちろん 断るよ。
最後まで戦って
息の根を止めてやろうじゃないか。
応じます。
何だって!?
和解で いいです。
いやいや その必要はない。
勝てるんだ。
先生。 クライアントが
和解を希望してるんです。
ここで 和解なんて あり得ない。
相手から受け取れる金額が減る。
先生の成功報酬も
減るからですか?
ちゃんと 白黒をつけるべきだと
言ってるんだ!
何か 歌が かわいそうだから。
それじゃ 和解金を
できるだけ 取りますね。
あっ…。 それも いい。
いいとは?
いらない。
いらない!?
和解金は受け取らないと
和解にならないです。
じゃあ その金で
基金 つくってほしいな。
(ボニータ)あっ いいね!
恵まれない子供たちに…。
ああ。
(ボニータ)全額寄付。
待て待て待て。 君たちはバカか?
いいか? 何のために
今まで 頑張ってきた?
私は読みでは 少なくとも
5,000万は取れるんだ!
5,000万だぞ! 5,000万!
先生。 そういうのはさ…。
パンクじゃない。
(ジャンゴジャンゴ・ボニータ)ウィー!
意味が分からない!
≪(戸の開く音)
(光男)よく言った!
さすが 俺の娘だ!
あんたは引っ込んでろ!
いつも いつも 登場しやがって!
こっちで話してるんだ!
なかなか 言えるもんじゃない。
(和代)お母さんも
花江ちゃん 偉いと思う。
(ボニータ)ありがとう。
私の成功報酬は どうなる?
うん? 私のクルーザーは?
先生も パンクでいこうよ。
ふざけるな!
お前ら 全員 訴えるぞ!
クライアントの希望ですから。
お前 黙ってろ。 くそ音痴!
くそ音痴って何ですか?
くそ音痴は くそ音痴だ!
お前のせいで苦戦したんだ!
くそ音痴!
先生が歌えって言ったんでしょ!
(ジャンゴジャンゴ)飲もう飲もう。
いくぞ いくぞ いくぞ!
(一同)乾杯。
何の乾杯だ!
(沢地)
よい和解ができたと思います。
葛西サトシ基金
葛西さんも お喜びです。
(三木)命拾いしたな!
不敗神話とやらが
傷つかずに済んだろ。
続けていたら
私が勝っていたんだから。
どの口が言うんですか?
ほっとしてるのは そちらでしょう。
内心では
地位と名誉を失うのが怖くて
冷や汗
だらだらだったでしょうに。
本当に 何も分かってないな
お前は。
俺は お前を この世界から
葬ると決めたんだ。
そのためなら 地位も名誉も
喜んで捨てる。
刺し違えても
お前を地獄に引きずり込む。
必ずな。
それが 俺の贖罪だ。
では ごきげんよう。
すごく いい歌だね。
『あれは恋でした』
また ライブ 見に来なよ。
じゃあ。

(服部)贖罪ですか。
2人の間に
何があったんでしょうか?
私には 知る由もありません。
ただ…。
あのような 悲痛な ご様子は
初めて見ます。
何を思っているのでしょう?
結局 柊しずかに会えなかった。