唯吾日语

最简单的日语网站,最丰富的日语内容!

日本语能力考试

唯吾分享Legal High日文字幕,台词

亲,跪求分享哦 m(__)m

更多

(服部)お待ちしておりました。 1年ぶりですね。 どうぞ。 (服部)おみえになりました。 (黛)先生。 ご無沙汰してます。 (古美門) いやー 元気そうじゃないか。 君が来るというんで 君に似合いそうな花を 買ってみたんだが どうだろう? (黛)私のためにですか? (古美門)1年ぶりに会うんだ。 それなりの歓迎をしようと 思ったまでだよ。 さあ 座りたまえ。 ありがとうございます。 とっても うれしいです。 先生の お噂は聞いてますよ。 ますますの ご活躍で。 黛先生は 今 どちらの事務所で? 一応 個人でやっています。 携帯さえあれば どこでも 仕事はできますから。 時には 図書館。 時には 喫茶店。 時には 公園。 どこであろうと そこが 私の法律事務所です。 ハハハ。 君らしいね。 先生に おわびしなければ なりません。 うん? 先生への借金返済を 続けると言って 出ていったのに ここ 2カ月ほど 滞納しています。申し訳ありません。 いいんだよ。 個人でやってるんじゃ大変だろう。 現在 訴訟の準備をしています。 それに 勝訴して まとめて 返済する所存ですので ご勘弁を。 訴訟と申しますと どのような? 今日 ご相談に伺ったのは そのことです。 先生。 八木沼 佳奈さん 覚えてらっしゃいますよね? うん? 1年前の訴訟で 私たちに協力してくれた 仙羽化学の 八木沼 佳奈さんですよ。 あー われわれが勝てたのは 彼女のおかげだ。 仙羽化学で どのような 仕打ちを受けているか 案じていたんだよ。 彼女は あの直後 フロンティアケミカルラボに 好条件で ヘッドハンティングされたんです。 (石神)《秘匿プロジェクト開発室の室長として ぜひ 来ていただきたい》 (服部)フロンティア? 仙羽化学のライバル企業ですな。 あそこは 優秀な会社だ。 そりゃ よかった。 ところが フロンティアで 佳奈さんは 長期間 飼い殺しにされます。 そして とうとう 解雇されました。 なるほど。 これには 裏があるね。 仙羽化学と フロンティアは ライバル関係とされていますが 実は 両社の社長は 大学の先輩と後輩なんです。 裏では つながっていて 裏切り者である 佳奈さんを ヘッドハンティングさせた上で 解雇させる。 つまり 仙羽化学は フロンティアを使って 佳奈さんに 報復人事をしたというわけだ。 やり方が 悪質だな。 仙羽化学と フロンティアの両社を訴えます。 仙羽化学といえば また あの 三木先生が。 そうなんです。 古美門先生。 一緒にやりませんか? これは 私たちが やるべき仕事です。 うーん。 引き受けたいのは やまやまなんだが あいにく 現在 手が いっぱいでね。 駄目ですか? 佳奈さんには 恩があるし 報酬など ゼロでも やりたいぐらいなんだが どうしてもね。 しかたありません。 私一人で 精いっぱい やってみます。 すまないね。 思えば僕は 君が持ち込む仕事に対して いつも 断ってばかりいた。 でも 何だかんだ言いながらも いつも 助けてくださいました。 だから 今回も ちょっぴり 期待してます。 ハハハ。 参ったな。 そんな期待しないでくれたまえよ。 何だか 先生と こんな穏やかに 会話できる日が来るなんて 不思議です。 時というものは 人を 大人にしてくれるね。 では。 (裁判長)全員 揃っていますか? では そろそろ 開廷に。 ≪(ドアの開く音) 遅れて 申し訳ありません。 分け目が なかなか 決まらなかったもので。 先生。 先生? 本日 フロンティアケミカルラボから 顧問を依頼され 本件 代理人となりました 古美門 研介です! そんな…。 答弁書の提出が 遅れましたことを おわび申し上げます。 (裁判長)また あなたたちですか。 原告の訴えは まったくの 言い掛かりであります。 わが フロンティアケミカルラボは 八木沼さんに 多大なる期待をして招きましたが 彼女は 結果を 仕事で示さなかった。 だから 解雇されたにすぎません。 原告の請求は 即時 棄却されることを求めます。 (裁判長)まだ 開廷していません。 勝手に始めないように。 それは 失礼。 さあ 始めましょう! どういう 神経なさってるんですか? 私だって 三木と並んで 仕事などしたくないが フロンティアの代理人に なってしまったのだから しかたがない。 引き受けるべきではないでしょう! なぜ? これが 報復人事だということは 先生が 一番 よく 分かってらっしゃるからです。 報復人事だとして どこが悪い? あの女が 内部告発したせいで 仙羽化学第四工場は 操業停止に追い込まれ 世界をリードするはずだった 研究から 日本は 大きく後退してしまった。 国益は 大きく損なわれ 得をしたのは 死に損ないの 老人たちだけだ。 報復されて 当然だ。 どの口で言うんですか!? あなたと 私が そうしたんでしょう! 忘れたね。 佳奈さんは 私たちと 絹美地区の皆さんのために 自己犠牲をしてくれたんですよ。 自己犠牲? 違う。 彼女は 自分が善人だと思いたくて 告発したんだ。 自己満足だよ。 それを他人のためだといって 悲劇のヒロインを気取ってる 君たち 2人は バカ女コンビだよ! 何も 変わってないんですね? 君もな。 今回に関しては 佳奈さんに正義があります。 正しいことをした人が 不幸になっていいはずがない。 手足が生えるどころか 卵に戻ったな オタマジャクシ。 正義は立場で変わる。 勝った者こそが正義なのだ。 法は正しい人が幸せになるために あるものです! 0点だ。 正しければ みんな幸せになれるんだったら 苦労はない。 誰かの幸せは 誰かの不幸せの上に 成り立ってる。 踏みつけるか 踏みつけられるか それが 現実であり 踏みつけられるのは 君たちのような まぬけどもだ。 先生が フロンティアの 弁護をすることは 弁護士倫理に 抵触する可能性があります。 だったら 弁護士会に訴えて 私を この件から 引きずり降ろせばいい。 どうせ 君は 私に 勝てないのだから! (服部)せんえつながら…。 1年前 黛先生は 確か こう言い残されて出ていったはず。 「次に会うときは 古美門先生を倒すときだ」 図らずも そんなチャンスが 巡ってきたのでは? 服部さん。 チャンスだなんて 冗談にもなりませんよ。 この低脳が 私に勝てる確率など 上空 8,000mから ゴルフボールを落として ゴルフカップの中にすんでる モグラの 鼻の穴に入る確率よりも低い。 あー! あの せんえつですが 私の料理で 遊ばないでいただきたい。 入れて ごらんに入れます。 上空 8,000mから モグラの鼻の穴に。 身の程知らずも 相変わらずだ! やってみたまえ! 十分な設備も人員も与えず 給与も極めて安いものでした。 そして 一方的に解雇したのです。 そこで 被告 フロンティアケミカルラボに対しては 解雇の無効確認と 解雇後の 未払い賃金の支払いを請求します。 併せて 本件は 仙羽化学による 巧妙な報復人事に フロンティアが 加担したものであり 両社の 共同不法行為が 成立するため その慰謝料として 2,000万円を請求します。 以上です。 被告代理人。 ご意見は? これを 言い掛かりといいます。 フロンティアケミカルラボでは 徹底した 成果主義を取っており 基本給を安く抑え 成功報酬を高く設定しています。 また 一定期間内に 成果を出さなければ 解雇するということも 契約書に明記されており 八木沼さんは これに合意しています。 成果を出せなかった 八木沼さんの解雇は 契約を実行したまで。 あんな環境で 成果が出せるわけありません。 他の社員も 決して 十分ではない 環境の中 知恵と努力で 結果を出してきたんです。 彼女は 人一倍 努力して 頑張ってきました。 仕事もできない 役立たずほど 努力とやらを評価しろと 主張するものです。 彼女は 優秀です! 優秀じゃないから 結果を出せなかったんでしょ。 自分が いかに 無能な ぽんこつであるかも自覚せず 独り善がりの価値観を わめき立てる バカな部下を持つと 上司は苦労が絶えません。 頑張ったから何だって言うんですか。結果が 全てです。 結果だって出しました! 笑わせるな 朝ドラ。 (裁判長)双方とも いったん 落ち着きなさい。 私のおかげで勝てたことだって いっぱい あるでしょう? 足を引っ張られたことの方が はるかに多い。 何の話をしてるんですか? 坪倉君のときだって ボニータさんのときだって。 あんなものは 結果を出したうちに入らない。 富樫先生のときだって。 圭子さんに勝てたのだって。 私の実力だ。 三木先生に勝てたのだって 私がいたからでしょうが! えっ そうでしょ!? 裁判長。 彼女は いったい 何を わめいているのでしょう? (裁判長)原告代理人。 これ以上 勝手に話し続けると 退廷させますよ。 申し訳ありません。 フロンティアケミカルラボは 八木沼さんに 不当な扱いなどしていませんし 仙羽化学さんとの不当な取引も むろん ありません。 以上。 (金沢)元 仙羽化学営業部 金沢 政司。 もともと フロンティアにいましたが 昨年 ヘッドハンティングされ 仙羽化学に。 フロンティアから 仙羽化学へ 八木沼さんと逆の形ですね。 どのような 待遇を受けましたか? 係長という話でしたが 実際に 自分の指示に従う部下はおらず 社内でも無視され 孤立しました。 成果を挙げることができず 解雇されました。 仙羽化学は 八木沼さんを フロンティアは 金沢さんを 辞めさせたかった。 しかし 正当な理由なく 辞めさせることはできないので 両社は お互いに ヘッドハンティングさせることで 不要人員を整理したんです。 何という 悪質な人事取引でしょうか。 以上です。 (裁判長)被告 仙羽化学代理人。 (三木)金沢さん。 社内で無視され 孤立したそうですね。 ご自身の身に思い当たる理由は ありますか? ありません。 (三木) 服を脱いでいただけますか? はっ? (三木)いや。 服を脱いで いただけませんか? できれば かばんの中身も拝見したい。 異議あり。 本件と関連性がありません。 ある噂を確かめたいのです。 金沢さんが 孤立した理由にも 関わるので。 やましいことは 何もない! (三木)そうでしょう。 あなたは 信念を持って やってらっしゃる。 そのとおりです。 (三木)でしたら ぜひとも ご披露ください。 誰に恥じる必要もない。 あなたの ありのままの姿を 世界中の人に見せてやろうじゃ ないですか! さあ 自分自身を 解放しましょう! ああ。 いいですとも! これが 私だ! いつも そんな格好で 出社されていたんですね? (金沢)個人的な趣味に とやかく 言われる筋合いは ありません! こんなことで 孤立させられるのはおかしい! 違いますか!? (三木)あっ そうかもしれませんね。 以上です。 (石神)いや しかし 裁判っていうのは なかなか 面白いもんですね。 (池部)フフフ。 今回は 安心して 見ていられるな。 (井手)相手は もう これ以上のカードを 持っていないでしょう。 (沢地)ですが どんな訴訟も 油断は禁物ですよ。 (沢地)今回の アキレスけんがあるとすれば 池部社長でらっしゃいます。 (池部)俺? (三木)あなたと 八木沼 佳奈が 不倫関係であったことは 一部で知られています。 そして 捨てられたのが あなたであり だいぶ しつこく 追い掛け回したこともね。 あのころは どうかしてたんだよ。 色恋なんて そんなもんでしょう。 痴情のもつれと 怨恨。 それが 根底にあれば 報復という行為の説得力が増す。 そこを突かれたら 私たちが 不利になるのは…。 ペチペチ ペチペチ 私の置物をたたくな! 池部社長。 その心配は ありませんよ。 なぜ? 相手の弁護士は そこを突くことができないから。 (佳奈) やっぱり 相手が悪過ぎるね。 私 負けたら負けたで 仕方ないと思ってるから。 池部社長を証言台に立たせ 不倫のことを尋問すれば 八木沼 佳奈の 恥部をさらすことになる。 のみならず 池部社長の奥さまと 2人の娘さんも 好奇の目にさらされ ご家庭が 崩壊する可能性だってある。 佳奈さん。 (佳奈)何? ううん。 全力で戦いましょうね。 (佳奈)うん。 和解は なしだから。 分かりました。 勝つために 誰かを 不幸に たたき落とすことは 正義の味方ぶった 勘違い女にはできない。 故に こちらが負けることなど あり得ないのです。 和解を申し込んでくるでしょう。 ショッピングモールで遊ぶ金でも 握らせてやって 終わりにしましょう。 では! 私の馬を持って帰るな。 話って何でしょうか? さっさと 和解交渉を始めたまえ。 100や 200は出してくれるだろう。 佳奈さんは 和解はしないと。 説得しなさい。 利口に生きろと。 そちらに 勝ち目はないのだから。 まだ 分かりません! 分かるよ。 善人気取りの負け犬のまま 勝者に対する 恨み ねたみを言うだけの 惨めな人生を送り続けるといい。 話は以上。 帰っていいよ。 僕は お昼寝をする。 電話で済むような話ですね。 私を挑発してるんですよ。 いいかげん 非情になってみろって。 やっぱり 私 甘いんですよね。 自分でも分かってるんですけど。 どうしても 古美門先生のようには。 私の記憶が確かならば 1年前 黛先生は こう おっしゃった。 「古美門先生には 絶対なれない 弁護士になるんだ」 全ての者を敵に回して 打ち負かすことで 勝利を 得てるのは 古美門先生ならば 黛先生には 別の手法が お似合いかと。 別の手法? 旅人のコートを脱がすのは 北風ばかりではありません。 服部さん。 はい。 ありがとうございます。 はあ。 あっ。 おっとっと。 私は 古美門事務所の 事務員でした。 ハハハ。 (大貫)おっとっとっと。 (大貫)なるほどね。 そいつは 厄介だ。 アドバイス 頂けないでしょうか?大貫先生。 そうだね。 お願いします。 仙羽と フロンティア。 2社を相手にしても 勝てっこない。 ゴジラと モスラを 一度に相手にするようなものだ。 ゴジラと モスラ? 確かに。 いやいや いやいや。 ゴジラと キング…。 例えは 何でもいいです。 共同弁護なんて 嫌で嫌で しかたがないはずだ。 共食いさせなさい。 共食い? (杉浦)僕に いい助言が できるかどうか。 古美門先生に言わせれば 自動ドアが開かないほど 影の薄い検事だから。 杉浦検事は 最高の検事の お一人だと思います。 (杉浦)最高? はい! 最高です。 ねえ? えっ!? えっ? あっ…。 最高です。 (杉浦)マジ 最高? (ウエートレス・黛)マジ 最高っす! (杉浦)あー! 君の手持ちカードは? それが もう 手札が。 大丈夫。 証人がいないときの武器は 相手の証人だ。 古美門先生が立ててくる証人を 自分の 手札にすることができれば きっと 勝てるよ。 私に勝てるでしょうか? どんなに強い者でも いつかは 必ず 負ける日が来る。 そして たいてい 意外な相手に負けるものだよ。 じゃあ。 ありがとうございました。 (清蔵)こんな老いぼれを 当てにする必要ないでしょう。 (清蔵)息子の手の内は 今や あなたが 一番 知り尽くしてるんじゃ ありませんか? (清蔵) 何にも恐れることはない。 あなたの よさは その真っすぐさだ。 その目を見ていると 引き込まれる。 みんな あなたに 味方したくなるはずだ。 真っすぐ 相手の目を見て ただただ 誠心誠意ぶつかって 尋問すればいい。 邪道は しょせん 邪道。 正道には かなわぬもんだよ。 ありがとうございます。 また 東京に 遊びにいらしてくださいね。 では。 送信。 (メールの着信音) 早っ! 忘れてた。 女 古美門だった。 (沢地)訴えを取り下げる? はい。 仙羽化学を外し フロンティアだけに絞ります。 私に協力してくださるのなら。 私と取引するつもりか? (井手)黛。 身の程をわきまえろよ。 下っ端は黙ってて! (井手)うっ! あっ! 三木先生の 本当の敵は 誰ですか? 三木先生にとって 掛け替えのない方が 命を落とされたのは 古美門先生が裁判に引きずり込んだため。 そうなんですよね? 沙織さんと おっしゃいました。 沙織さん。 (沢地)ある裁判の 鍵を握っていた身寄りのない 小さな女の子。 三木先生が 引き取って 実の娘のように。 これ以上 古美門先生の犠牲者を 増やしてはいけません。 古美門先生を倒しましょう。 元 フロンティア社員 バイオケミカルの研究で 目覚ましい成果を挙げ 独立。 今や 将来の ノーベル賞候補 その 村上さんから見て 八木沼 佳奈さんに用意された 環境は 成果を出せないほど 劣悪なものだったと お思いでしょうか? (村上)私も最初は 似たようなものだったんじゃ ないでしょうか。 優秀な助手は 常に 取り合いになります。 設備も 予算もそうです。 同じ会社にいても 皆 ライバルなんです。 八木沼さんは 報復によって 解雇されたわけではないと。 そういう解釈は ちょっと 非現実的ですね。 ありがとうございます。 以上です。 (裁判長)原告代理人。 村上さん。 本意じゃない証言を なさっていませんか? あちらの弁護士に どう言われたかは知りませんが このことと あなたが個人的に 抱えている 金銭面の トラブルとは 無関係ですよ。 異議あり。 質問を変えます。 村上さん。 私の目を見てください。 化学研究に従事する 皆さんの多くが 貧しい生活の中で 研究に 全てを捧げていることを 知っています。 そして ほとんどの方が報われずに 生涯を終えることも。 だからこそ 栄光を手に入れた ほんの 一握りの人が担う責任は 大きい。 八木沼さんは かつての あなたです。 何度も 資金が底を突き 無駄な研究だと 世間に バカにされようと 諦めず 研究に没頭していた あのころの あなたです。 全ての 若き研究者たちの 指標として あなたには 答えていただきたいんです。 八木沼さんに対し フロンティアが用意した待遇は 適切だったと思いますか? 彼女は カーボンXという 新技術を開発した一人です。 その実績を考えると 確かに 不当な 待遇だったかもしれません。 村上さん。 証言を ころころ 変えては困りますよ。 今のが 私の本心だ! 私の金銭トラブルの件も あなたの助けは借りない。 私は 正しいことをした者が 報われる社会を望む者です。 ありがとうございます。 以上です。 やってくれましたね。 お引き取りください。 黛ごときの 口車に乗せられて 恥ずかしくないんですか? (三木) お前の口車に乗るよりな。 過ぎたことを いつまで 引きずってるんです? (三木)過ぎたこと? あの子が死んだのは しかたのないことだった。 (三木)お前が殺したんだ! 「勝つためには手段を選ぶな」 私に そう教えたのは あなたです。 お前は 越えてはならない 一線を越えたんだ。 報復人事を裏付ける 決定的な ネタを持っている。 証言台に立つ。 これで 決まる。 クライアントをおとしめる 証言をするというんですか? 刺し違えても お前を 地獄へ落とすと言ったはずだ! それでも 弁護士ですか!? 資格剥奪に値するぞ! 俺が立つとは言ってない。 (沢地)弁護士でなければ 剥奪される資格もありませんので。 楽しみですわ。 (沢地)あれは 1年ほど前の 会食の席でした。 池部社長が 携帯でフロンティアの石神社長と話すのを聞きました。 (池部)《ああ そう。 うちの 八木沼 処分してくれたら そっちの いらないの こっちで 処理してやるよ》 《ああ。 じゃあ よろしく》 《裏切り者の デリート完了。 フフッ》 それは 八木沼さんと 金沢さんの 交換による 報復人事を示唆するものですね? (沢地)そうだと思います。 以上です。 (裁判長)被告代理人。 沢地 君江さん。 1年前 たまたま 耳に入った会話など よく 正確に 覚えているものですね? とても 嫌な思いを抱いたので 覚えてます。 職業倫理について どう お考えですか? 秘書とはいえ 顧問先企業の 秘密を漏らすことは 職務違反だと 思いませんか? 覚悟してます。 一人間として 黙ってられませんでした。 私は かつて あなたと 同じ職場にいた者として あなたほど 信用できない証人は いないと断言できます。 どういう意味でしょう? かつて 私が 三木事務所の 経営体制を 改革しようとしたときも あなたの裏切りで阻まれた。 改革? 乗っ取ろうとなさっただけでしょう。 あなたは 今日に至るまで 私の邪魔をすることに 喜びを見いだしている。 (沢地)とんでもない。 裁判長。 この証人は この私に 個人的な感情を抱いており 証言に 私情を挟んでる 可能性があります。 (裁判長)というと? 彼女は かねてから この私に 強い強い 恋愛感情を 抱いていたんです。 抱いておりません。 しかし 私が 見向きもしなかったせいで 彼女は 私への恋心を ゆがんだ 復讐心に変えたのです。 私を困らせることができれば 何でも いいんです。 彼女の証言など…。 当時 私に付きまとい しつこく誘ってきたのは 古美門先生の方だったと 記憶しています。 ハハハ。 冗談じゃありません。 (沢地)当時 先生には 圭子さんという 奥さまがいたのにも かかわらず 毎日のように メールで誘われ…。 失礼ながら あなたは 全然 タイプではないので。 (沢地)あっ。 偶然 その当時のメールを プリントアウトして持っていますので 読み上げたいと思います。 結構です。 「君江ちゃん。 どうして そんなにも 僕の心を 惑わすの?」 以上です! (沢地)「ゆうべ また 君の夢を見ちゃったよ」 以上! 以上! 以上! (沢地) 「君に お尻ペンペンされてる夢」 「正夢になると いいな」 もうやめて! お願い! 先日の 和解の ご提案 お返事をしていませんでしたので ここでします。 和解は 絶対にしません。 君たちは 致命的な ミスを犯したことに 当然 気付いてるんだろうな。 最も 大事な鍵を 投げ捨てたことだよ。 (服部)ピンチなんですか? 先生。 どうってこと ありません! 朝ドラにしては よく やってますがね。 蘭丸君。 池部のデータを集めたか? 池部こそが マスターキーだ。 こっちが拾うぞ。 どうした? ご気分でも? (蘭丸)先生。 うん? 俺 引退する。 えっ? この仕事 辞めるよ。 意味が分からない。 この前 真知子ちゃんに 言われたんだ。 「役者 目指してるなら それ一本で勝負してみるべきじゃないか」って。 ちょっと待て ちょっと待て! 突き刺さったよ。 ずっと 俺自身 悩んでたことだったし。 どっかで 勝負 かけないとさ。 蘭丸君。 ふざけてもらっちゃ困るな。 この仕事から 簡単に 足が洗えると思うなよ。 君は 私が育てた草の者だ! 違う! 俺は 役者だ! そうだね そうだね。 役者の修業になるから この仕事もやってた。 だけど これ以上 やってたら どっちが本職か 分かんなくなっちまう! 先生には感謝してるよ。 でも 俺には 俺の夢があるんだ。 一旗 上げたら 恩返しに来ます。 加賀 蘭丸。 これにて。 黛! 本件の鍵は 池部社長です。 古美門先生は なりふり構わず 社長を 取りに来るでしょう。 俺は 証人になんて 立たないよ。 立たなければ 八木沼 佳奈との 関係を 家族にバラす。 やつは そういう脅迫をする。 よく ご存じでしょう。 池部社長。 先手を打ちませんか? 先手? こちら側の証人として 証言台に立ってしまえば ご家族の問題は 向こうにとって 無価値になります。 フロンティアと 人事取引があったことを 証言してください。 何だって? 報復人事を認めろっていうのか? このままいけば おそらく 私たちが勝ちます。 ならば 積極的に 認めた方が 企業イメージも 傷が浅いんじゃないでしょうか。 ご家族も 守れます。 俺は 証言台になんか 立たない! 奥さんと お嬢さんは お元気ですか? 上のお嬢さんが 大学受験。 下のお嬢さんは 高校受験。 もし こんな大切な時期に お父さんの不倫問題が…。 何をしてる!? やめろ やめろ! やめろ やめろ! すいませーん! 危険な いたずらをする人が いますよ! どけ! 力ずくで どうぞ。 けっ! 私 分かったような気がします。 何をだ!? なぜ 先生が 勝つことに こだわってきたのか。 突然 すごいことが 分かったもんだな。 沙織さんなんじゃ ありませんか? あなたは 勝つために 罪のない子の命を奪ってしまった。 もし 勝利に こだわるのをやめたら 自分のしたことを 否定することになる。 あなたは 勝ち続けることで 罪の意識から 必死に逃げ続けている。 その旅は きっと おつらいものだったでしょう。 勝たせていただきます。 それが 私の 先生への恩返しです。 では 八木沼さん。 最後に 今の思いを お聞かせください。 1年前 私は仙羽化学の極秘文書を社外に持ち出し 会社に多大な被害を与えました。 報復される覚悟はしていたので 今回も 諦めるつもりでした。 世の中は しょせん こういうものだと。 それを 戦おうと言ってくれたのが黛先生でした。 どのような判決が下されるのか 私には分かりませんが 戦って よかったと思ってます。 この先も 胸を張って 生きていけそうだから。 ありがとうございます。 私は この裁判で 多くのことを学びました。 正義とは 何でしょうか? 法とは 何でしょうか? 「この世界に 正義などない」 「勝った者が 正義だ」と 言う人がいます。 私も そうかもしれないと 思った時期もありました。 でも 今は 確信を持って言えます。 われわれ 人間には 正義を愛し 求める心があると。 裁判は 勝ち負けのゲームでも 金もうけの ギャンブルでも ありません。 また 傷つけ合う場でも ないはずです。 きっと どこかにある 正義と真実を見つけ みんなが 幸せになれる道を 探す場なのでは ないでしょうか。 正しい人が報われ 幸せになれる 社会。 そんなのは 夢物語。 現実は 非情だ。 確かに そうかもしれません。 だけど 人は夢を見るから 生きられるんです。 理想を かなえようとするから 私たちは この諦めに満ちた 現実を生きていけるんです。 私は 理想が現実を覆せると 信じています。 必ず。 以上です。 (裁判長)被告代理人。 (裁判長)被告代理人。 ありません。 (男性) いい弁護士になったね。 彼女。 誰なんだ? あいつは。 ≪(服部)どうやら 先生は とんでもない弁護士を お育てになられたのかも しれませんね。 どこか すがすがしい お顔に見えるのは 気のせいでしょうかな? バカも突き抜ければ それなりになるものだと 感心しているだけですよ。 ハハハ。 思えば不思議でした。 あのとき 先生が 黛先生を この事務所に あっさり受け入れられた お心が。 そう。 きっと 心のどこかで 期待なさっていたんでしょうね。 いつか この方が 自分を 負かしてくれるのでは ないかと。 勝ち続けなければ ならない 生き方も おつらかったでしょう。 もう そろそろ その重荷も 下ろされても いいころです。 (裁判長)仙羽化学 社長 池部さんですね? 証言台へ どうぞ。 裁判長には 追加の証人採用を認めていただき 感謝します。 こちら側の証人になってくださった 池部さんにも。 あなたの証言で 全てが明らかになります。 どうぞ おっしゃりたいことを おっしゃってください。 (池部)私は 社員だった 八木沼君に報復するため フロンティアさんとの間で 不当解雇するための 取引を行った。 そんな事実は ありません! よく おっしゃってくださいました。 そんな事実は ありません! ありません? えっ!? 八木沼君は 将来を嘱望していた 大切な社員。 他社に行かれたことは 返す返すも 残念でなりません。 以上です。 あー でも あの…。 えーっと…。 えっ!? 反対尋問 よろしいですか? 待ってください。 あの…。 えーっと。 ないようですので 裁判長。 (裁判長)被告代理人。 池部さん。 沢地 君江さんの証言によると 1年前 あなたは 携帯で 石神社長と人事取引の密約を 交わしていたそうですが この点については いかがですか? それが まったく 記憶に ないんですよね。 そんなはず ないでしょう! 池部さんの携帯の通話履歴を 過去 1年間 調べ上げましたが 石神社長をはじめ フロンティア関係者との通話は 1件も ありませんでした。 本人の携帯じゃなくて 同席した誰か…。 同席した社員の 履歴も調べましたが ありません。 お店の電話だったのかも…。 沢地さんは はっきり 携帯と証言しました。 やはり 沢地さんの記憶は 曖昧ということですね。 池部さん。 どうも ありがとうございました。 ちょっと ちょっと…。 待って 待って。 まだ 待って! (裁判長)原告代理人。 では 続きまして 被告本人尋問で よろしいですね。 私も 池部社長と 密約を 交わしたことは 一切 ありません! 八木沼さんの 解雇理由は? 期待していた結果も得られず 熱意も感じられなかったので 契約に沿って 解雇しました。 まっとうな ご判断だと 言えるでしょう。 訴えを起こされて どう お考えでしょうか? 誤解が解かれることを 願っております。 解かれるでしょう。 何しろ 原告は 仙羽化学と 御社が取引をしていたことを示す 確たる証拠を 何一つ 挙げられていないのですから。 その代わり そちらの弁護士先生が主張なさったことは 何の 論理的根拠もなく ひたすら 情に訴えるのみの 女子中学生が 同人誌に投稿して 落選する ライトノベル以下の作文であり しかも 自分に酔って 涙する 始末。 裁判は 夢を探す場所? そんなものが 見つけたいなら インドの ガンジス川か 下北沢の 三流劇団に 入りたまえ。 (裁判長)被告代理人。 失礼。 不適切でした。 われわれは 神ではありません。 この私も含め 愚かで 感情的で 間違えてばかりの ちっぽけな 生き物です。 そんな人間に 人間を裁くことは できるのでしょうか? いいえ。 できません。 だから 人間に成り代わり 法が裁くのです。 どんなに 怪しかろうと どんなに 憎かろうと 一切の感情を排除し 法と証拠によってのみ 人を裁く。 それこそが われわれ 人類が 長い歴史の中で手に入れた 法治国家という 大切な 大切な財産なのです。 むろん 公明正大なる 裁判所におかれましては 情緒的な弁論に 惑わされることなど みじんもなく 徹頭徹尾 法と証拠のみに基づいて 判断なさることでしょう。 そして その場合 結論は 明白であります。 以上。 原告代理人。 ないようです。 (裁判長)「主文 原告の請求を いずれも棄却する」 そんな! 勝ったと思ったろ! 愚か者! 100億万年 早いわ! ハハハ。 (裁判長)今 読んでるんだから 静かに。 うー! (裁判長)「以下 判決の理由…」 うー! ウホホ! (裁判長)双方とも静かに。 こんなの あり得ない。 まあ しょうがないわよ。 私ね タイの企業から 誘われてるの。 そこ 行くことにした。 ≪あなたなら どこへ行っても 成功することでしょう。 万が一 再度 不当解雇に遭ったら そのときは この私に ご相談ください。 少々 高いですが。 フフッ。 考えとくわ。 タイの化学が 日本を脅かす日が 来るんだろうね。 日本にとっては 大きな損失だ。 実に 残念。 あなたのせいでしょう! 違う! 君のせいだ。 だろ? 佳奈の本人尋問で終えていれば 勝てたかもしれなかったのに 調子に乗って 池部本人まで 証人として駆り出した。 私の トラップとも 気付かずにね。 池部社長は いつから 先生に? 最初っからだよ。 最も 有効に使うために 君に食い付かせた。 重要な鍵だと すり込んでね。 いいか。 フロンティアが負ければ 仙羽も 無傷ではいられない。 池部は 家族や 元 愛人なんかより会社を守りたいんだ。 安っぽい お涙ちょうだいごときで そっちに つくはず ないだろうが! 自分が成長したと思ったか? 全然 成長してない! 全然! 私を追い詰めたと思ったか? 遊んでやっていただけだ。 一度 次期 惑星探査機 はやぶさ2に くくりつけられて 数年間 小惑星を探査してくるといい。 少しは ましになるだろう。 成層圏で 燃え尽きなければね! 私…。 何がいけなかったんでしょうか? 旅人のコートを脱がせたぐらいで 勝てると思うな。 太陽をやるなら 灼熱地獄で パンツ一枚残さず 剥ぎ取れ。 それぐらいで なければ 理想で現実を変えることなど できやしない。 もっと もっと 強く賢くなれ! 朝ドラ! 往生際が悪いぞ。 私の完敗です。 ただ 先生には 解決しなければならない問題が 残っているはずです。 三木先生と話し合いましょう。 先生だって 心の傷に なってるんじゃ ありませんか。 私を恨むのは 筋違いです。 (三木)お前が 裁判に 引きずり込んだんだ。 あなたも そのつもりだったはずだ。 俺は やめろと命令した。 あの子は 死ぬ運命だったんです。 何だと? 沙織の目を見て もう一度 今のせりふ 言ってみろ。 言ってみろ! やめろ! (三木)貴様! (井手)やめてください。 放せ! おい 立て! 立て お前! (井手)やめてください。 この子が 沙織さん? あれは 新薬をめぐる 製薬会社同士の訴訟のときでした。 相手会社の新薬を 発売停止に追い込むため 投薬実験が行われたんです。 沙織さんを使って 数カ月の実験の中 沙織さんは 三木先生の…。 いえ この事務所の心の安らぎ オアシスのような存在に なっていきました。 そして 実験台にすることに 耐えられなくなって。 ですが 古美門先生は…。 貴様が殺したんだ! あそこで やめては 実験が無駄になる! あっ。 沢地さん。 もう一度 お聞きしますけど この方が 沙織さんなんですよね?はい。 3歳に満たない 女の子でした。 沙織さんを失って以来 三木先生は抜け殻のように。 沙織は 私にとっては 娘も同然だったんだ。 お前だって あの子に 癒やされてたはずなんだ。 あの つぶらな瞳に…。 カラカラ カラカラ 回転車で うれしそうに走っていた あの かれんな姿に お前だって 癒やされてたはずなんだ! 勝つためだった! 勝つためだったんだ! (井手の泣き声) えっ? 俺も ずっと フェレット 飼ってたから。 お前も 泣いてくれるのか? お前…。 名前 何だっけ? 井手です! (三木)井手か 井手か 井手か! 俺のせいじゃない。 (井手の泣き声) 俺のせいじゃない。 いつか 必ず 地獄に落とす! それが 俺の贖罪だ! あなたは 何なんですか? 私? 私は 男のケンカが好きなの。 フフッ。 ハハハ。 ハハハ。 (井手の泣き声) あっ。 おかえりなさいませ。 服部さん。 はい。 すいませんが 窓を 全部 閉めていただけますか。 御意。 完了。 ありがとうございます。 今から 少し 大きな声を出します。 どうぞ。 何じゃ そりゃー! お済みになりましたか? はい。 お騒がせしました。 極めて 気が進まないが 返済のめどが立たないのでは 仕方ない。 ただし 給与は 以前の 70%。 うち 30%を返済。 それが 条件だ。 給与は 80%。 うち 25%を返済で いかがですか? 駄目だ。 あっ。 それでは 間を取って 75%の 27.5%では いかがですか? 借金の完済は えーっと 42年と1カ月 ということになりますが。 私と 事務所の名に 傷を付ければ…。 不当解雇には 断固戦い 今度こそ 勝ちます。 そんな日は 永遠に来ない。 では 契約成立ということで。 あー。 あー。 なぜ いる? 勝負を懸けるんじゃ なかったのか? (蘭丸)勝負は 来年から 懸けることにしました! いただきまーす。 うーん。 うめえ! 服部さん。 何っすか? これ。 (服部)バターテス・ビ・ラハマ。 エジプトの家庭料理ですよ。 昔 王家の谷で 発掘調査をしておりましたので。 うーん。 服部さんは 結局 何者なんですか? ハハハ。 何の取りえもない ただの 事務員でございます。 ハハハ。 がに股を直せと言ったろ! 私は がに股じゃありません。 がに股だ。 どこがですか!? 精神的な がに股なんだよ! 何ですか? それは。 先生に 精神面を 言われたくありませんね! 人を指すな! 失礼だろ!