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唯吾分享律政英雄08日文字幕,台词

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(裁判長)では 弁護人。
最終弁論をどうぞ。
(江里子)最後に もう一度。
これだけは はっきりさせて
おかなければ なりません。
(記者)もう 勝ちは
はっきりしたんじゃないの?
(記者)決まりでしょ。「被害者が電車内で受けた
痴漢行為は 被告人にしか
成し得ない」という立証は
この法廷において
何ひとつ 成されていないのです。
(記者)検察も 立場ないよな。(記者)ええ。
極めて あいまいな
状況証拠だけで
善良な 一サラリーマンが
一生を 棒に振ってしまう。
このような 理不尽なことがあって
いいのでしょうか?
性犯罪における 弱者は 常に
女性であるとはかぎりません。
今回の事件は 当初から
予断を持って 捜査を続けた 警察
及び 検察によって作り上げられた
ものに すぎないのです!
(美鈴)闇夜には 気を付けろよ。中村検事!
何でしょうか?
あなた 確か 地検の
城西支部でしたよね?
ええ。
久利生君 元気ですか?
久利生を ご存じなんですか?
昔 ちょっとね。
あのころは むちゃ やってたなあ。
あっ。 久利生君とはねえ。
≪(記者)どうも!
裁判の勝算は いかがですか?
(記者)世の男性の 強い味方だと
評判なんですが。
わたしは 別に 男性の味方でも
女性の味方でもありません。
法は 誰の前にも 平等です。
そして 真実だけを味方とします。
はーっ。 何 言ってんだか。
(舞子)しょうが湯です。
あったまりますよー!
嫌がらせ? わたしは猫舌なの。
こんな 湯気 立ってたらね
飲めないじゃない。 熱い もう!
手まで 猫舌になっちゃうでしょ!
(末次)昨日の裁判
うまく いかなかったみたい。
(遠藤)ここは
末次さんの 出番でしょ。
そう?
あの。 気を付けてくださいね。
今年の風邪
長引くって 言いますから。毎年 言ってない?
そう そう そう そう。
言ってますよね。
今年の風邪は のどに来るとか
胃に来るとか。 ってことは何だ?
毎年 同じ風邪が
はやってんじゃねえか?
みたいなことに
なってくるわけですよね? 痛っ!
そういう話を してたんだっけ?違います。
「なぜ あの程度の証拠で
起訴したか?」 でしたっけ?
そう!
(江上)あのさ。 警察が
半年近くも マークしてた犯人だぞ。
起訴しないわけに いかないだろ?そうだ。
(芝山)相手が 悪かったよねえ。
巽 江里子だろ?
そう。
マスコミが 飛びつきそうな 裁判にはどんな手使っても勝ちに来っかんね。
そんな すごいんですか?
その弁護士さんて。
バーカ お前。 すごいだけじゃないよ。お前にないような こう いい女風。
(芝山)いい女なんだよね。 大人の女ってヤツ。 フェロモン丸出しみたいな。
酸いも甘いも
かみ分ける みたいな。
(末次)あっ。 わたし まだ
生で見たことないんですよ。
(遠藤)えっ? そうなの? じゃあさ
今度 裁判 傍聴 行こう 一緒に。
こらー!
そういえば 彼女 久利生君のこと
知ってたみたいよ。
久利生を?
何か ワケありって 感じだったけど。
(遠藤)元カレってわけですか。
久利生 あの サノマビッチ!
やっぱり モテモテの人生
送ってきたんだろうなー。
(遠藤)チキショー いいなー。(牛丸)どうかな?(久利生)いいっすよ。
ホントに いいのか? 医療過誤だぞ。だって みんな 忙しいんでしょ?
そうか! いや よかった!
この手の 事件はね
起訴はできても
公判が やっかいでさ
みんな やりたがらないんだ。だから 俺なんですか?
いや いや いや。 だけどね 警察は
強制捜査で 証拠そろえてるし
何よりも 被疑者の自白がある。ああ 自白してるんだ?
まあ 病院側は最強の弁護士つけるとか 何とか
言ってきてるんだけど
そのほうが 燃えるだろ?
最強の弁護士?
ところで これ 何?
寝床です。
あのう 例の 医療過誤の案件 誰が担当することに なったんですか?
決まってんだろ。
やっかいなこと といったら?
さて。 今 ここに いないのは
誰でしょう?
えっ?
みんなね。 例の 医療過誤の案件は
久利生が
やってくれることに なったから。(美鈴)男だねー!
いいなー。 注目されんぞ!
(遠藤)手伝えなくて 残念だ!
あっ。 ちょっと。(江上)頑張れよ。 イージー ボーイ!
(末次)やりがい ありそうだね。(江里子)すいません。
あっ。
あれ? 江里子じゃん。
(江里子)おっす。
おう。 何? どうしたの?
その格好で 検事やってんの?
変わってないわ。
俺 全然 分かんなかった。
髪形 変えたでしょ?
3年も 同じ髪形してる?
もう 3年だっけ?
あんたさ マイペースなのは いいけど
自分だけ 浮いてんの
分かんないの?
自分こそ
こんな キメる必要ないじゃん。
これ ふだん着よ。
芸能人じゃあるまいしさ。
自分こそ 浮いてんだよ。相変わらず すぐ ムキになって
言い返す。
どっちがですか?そっちでしょ?
何?
あのー!
ん?
で 何? 今日は
俺に 会いに来てくれたわけ?
まさか。
コーヒー 飲む?
田所外科 医療過誤事件の弁護士を
務めることになりました
巽 江里子です。じゃ 最強の弁護士って。
担当検事の 久利生です。
♪♪(オープニング テーマ)
本間さんは
外科の先生なんですよねー。
じゃあ 先生も 弁護士のことは
「先生」って 呼ぶんですか?
あと 学校の先生でしょ?
政治家。 作家。 漫画家。
もう 世の中
先生だらけだよね。
何で 検事って
「先生」って 呼ばれないんだろ?
まあ そっちのほうが
いいんですけどね。
久利生検事。
ほら。 ねっ? 今 言った。
ちょっと「先生」って言ってみろよ。
(江上)バカ久利生とは
どういう関係なんですかね?
知らんよ。 そんなことまで。ちょっと 聞いてみましょうか?
バカだな。 これから 同じ事件で争おうっていう 弁護士と検事が
そんな なれなれしい話をして
どうすんだ!どうも どうも どうも。
この度は また
難解な事件を 引き受けられて。
仕事ですから。
あのう。 ウチのバカ…。
久利生選手とは
どういう関係なんでしょう?(久利生)えー 本間さんは
「平成12年 12月の 8日。
建設現場の事故で
田所外科病院に 運ばれてきた
患者 片山 高道さん 32歳の
第五 及び 第六 ろっ骨の
整復固定手術の際に…」
(本間)
わたしは ミスを犯していません。
わたしの手術は
適正に行われました。
患者が 亡くなったのは
術後の 感染症によるものです。
今度の事件は
絶対に 起訴まで 行きますから。
メンツが 大事ですからね。
警察も 検察も。
久利生君 意外とやるわよ。
まっ 少なくとも 昨日みたいに
楽はできないでしょうね。
(末次)中村検事。 はい。風邪じゃないのよ!
あー。
どうすんの? 起訴? 不起訴?
そんな慌てなくたっていいじゃん。
まさか こう留するつもり?
そうしようかなと思ってんだけど。
(江里子)だったら
ちゃんと 理由を言ってよ。
理由?うん。
一晩で 何で こんなに 証言が変わっちゃったのかなと思ってさ。
ちゃんと 調べたいんだよね。でも 逃亡の恐れはないし
証拠は 全部 警察にあるんだから
証拠隠滅の恐れも ないでしょ?
すぐ すむから。でも 納得いかないなあ それ。
あのー!
久利生検事は 慎重に慎重を重ねて
起訴する 主義なんです。
えん罪を 生まないために
必要だと思いますが。
そういうこと。分かりました。
では 結論が出しだい
ご連絡ください。 失礼します。
あっ。 ねえ。 ちょ ちょ ちょ。
ちょ ちょ。 ちょっと待て!
これも あした。 オッケー。
久利生検事。
あ?
あの まだ
申請書類 残ってます。
ああ 大丈夫。
あしたね 早く来て やるから。
何?まさか あの弁護士さんと
食事でもするんですか?
うん。 ダメ?
「ダメ?」って。 同じ事件を
担当してる 検事と弁護士が
そんなことして いいんですか?
そんなことって 飯 食うだけでしょ。
じゃあ。久利生検事! あっ?
(江里子)でも 不思議だよね。
(久利生)ん?
3年後に こうやって
同じ事件で 仕事するなんて。
でもさ 江里子って 最初
検事 志望じゃなかったっけ?
そうだったかも。
じゃ 何で 弁護士やってんの?
あんたが 最初から
検事 一本だったからでしょ。
ねえ。 それ 俺のせいなの?同じ検事になったって
あんたに
勝ったことに ならないからね。
あっ! あっ。 すごい!
あっ すごい! あっ。
(ドアの開く音)
あっ!
何やってんの?
(江里子)あった あった。
そんなこと よく覚えてるわね。
(久利生)じゃ あれは? 刑務所見学行ったときのこと 覚えてるでしょ?
何か あったっけ?
あったってもんじゃないよ。
おじさんの 受刑者の話 聞いて
泣きまくってたじゃん。
わたし 泣いたっけ?
泣いたって。
かわいそうだから 情状酌量で
刑 軽くしてあげるべきだっつって。
泣いて 怒って
ハンパじゃなかったじゃん。
だから あれは
あの受刑者が
すごく
かわいそうな人だったからよ。
あの おじさんは
完全に 社会的な弱者よ。
でも その弱者がさ人 殺してるわけじゃん。 でしょ?
殺されたほうは たまんないじゃん。
ちっちゃい子だって いたんだし。
やめよっか? こういう話。
うん。 やめよ。
うん。
うん。
あっ。 ねえ。 あの病院の先生
絶対 起訴するつもりでしょ?
裁判になっても
勝つ自信 あるんでしょ?
やめよっか?うん。
(ウエートレス)失礼します。
あっ これも お願いします。
はい。
行く?うん。
うん。
ごちそうさまでしたー。ごちそうさま。
昔のようには いかないよ。
あっ?
えーと。(舌打ち)
(あくび)
(井戸)あっ。 おはようございます。
(舞子)おはようございます。
早いですね。
おはようございます。
(久利生)おはようっす。
ちょっと どこ行くんですか?
被害者のとこに 決まってんじゃん。
わたしも行きます!
あー お前。 そうだ。
あのベッド 結構 よかったろ?えっ? 何ですか? それ。
お前 行くの?行きます。
じゃ 持って。
はい。
行くんだろ?
行きます。
ベッド? ハハハ。
(舞子)ご主人が 救急車で
田所外科に 運ばれたのは
何時ごろなんですか?
(恭子)夜中の
12時近くだったと 思います。
ろっ骨が折れてるんで すぐ
手術したほうがいいっていうんで。
で 奥さんは 手術室の前で
待ってたんですか?
ええ。
先生からは 手術は
無事 終わったって 聞いて
安心してたんですけど翌日から 急に 容体が悪くなって。
えっ? それで何かおかしいと 思ったんですか?
はい。 本間先生にも
院長さんにも
ちゃんと 説明してくださいって
言ったんですけど
「術後の感染症は
よく あることですから」って
ただ それだけだったんです。
それ ちょっと ひどいですね。
それで 警察に
訴え 出したんですか?
すいません。 そろそろ
仕事なんで いいですか?
すいません。 時間 取らせちゃって。いえ。
マー君。 佐代子先生んとこ
行くよ。
(子供)はーい。
大丈夫ですよ。
わたしたちが 何とかしますから。
わたしは
事実を 知りたいだけなんです。
ホントのことが 分からないと
この子が 大きくなったとき
ちゃんと 説明して
あげられないじゃないですか。
(サイレン)(久利生)うわっ! うわっ!(事務員)お待たせしました。
理事長が参りましたので。
はい。 どうも すいません。
(舞子)行きましょう。
(事務員)失礼いたします。
(笹本)この度は
世間を お騒がせしまして
大変 申し訳ありません!
(田所)理事長の 田所です。
(笹本)院長の 笹本です。
(田所)どうぞ。
おかけになってください。
(田所)私どもと いたしましては
患者の ご遺族の方に対して
いささか 配慮に 欠けたところが
あったかもしれないと
深く反省をしております。
しかし 手術に関しましては。ああ。 もう 大丈夫です。
はっ?
さっきですね 手術に立ち会った方
全員 4人だっけ?
はい。全員にですね あの
お話を伺ったところ
みんな 同じ答えなんですよ。
「いつもの手術と
何の 変わりもありませんでした」
っていうことなんですけど。
それが 何か?いや。
これって どういうことなのかなって
思いまして。
それは
事実だからじゃないでしょうか?
あー。
どうします? このままじゃ
起訴は とても無理です。
ねえ。 事件のあった日の
救急患者の 記録ってある?
あっ。 これですけど。
見せて。何だよ?
いや ちょっと。
やっぱり。うん?
この夜は 被害者の 少し前にも
急患が 運ばれてきてるのよ。
ほら。 鎌田 作次郎っていう人。
夜中の ほぼ同時刻に
手術が 2件もあったのよ。
人手が足りない 場合は
看護婦だけじゃなくて
准看も 手伝ったりするんじゃない?准看?
准看?
ねえ。 その夜の ローテーション表
あったでしょ?
あっ はい。
真山 淳子。
真山?彼女 事件のあと すぐ辞めてます。
しかも 准看護婦。
大好き。
アハハハハ。
早くして。
すべて 打ち合わせどおりに
やりました。
そうですか。
(田所)先生。 これで 本間君は
不起訴になるんでしょうね?
恐らく 大丈夫です。
例の 辞めた 准看護婦のほうは
ホントに 大丈夫なんですか?
そちらのほうは もう すでに
手は打ってあります。 ご心配なく。ごめんくださーい。
ちょっ ちょっと。
つぶれてんじゃないの?
「営業中」って札 ありましたけど。
すいませーん。
すいませーん。
ごめんくださーい。
こんにちは。
(初江)誰が来ても
払えないものは 払えないんです。
えっ?
勘弁してください。
はい?
あっ。 こんな お茶目な
取り立て屋って いますかね?
違うんですか?違います。
東京地検
城西支部から 参りました。
一応 検事です。
検事さん!? あっ どうも。
真山 淳子さん
いらっしゃいますか?
娘なら 仕事ですけど。
お仕事って?
病院を辞めて すぐは この店を手伝うとか 言ってたんですけど
有名な病院に
勤めることになって。
おまけに 看護学校の月謝も
払ってくれるんですよ。
へえー。 あっ そうですか。
(サイレン)
(淳子)お待たせしました。
すみません。 お忙しいときに。
いえ。
あのう。 何ですか? 検事さんが
わたしに聞きたいことって。
えっ?
まだ 言ってませんよね?
俺たちが 検事だって。
えっ!? だって。
あっ。 さっきね
お母さんには 取り立て屋さんに
間違えられちゃったんですよ。
でも ここ
すごい でかい病院ですよね。
あっ 看護婦さん みんな
きれいで かわいいでしょ。
あの 用件を おっしゃってください。はい。
真山さんが 田所病院にいたときの
ことなんですけど。
医療ミスの事件
知ってますよね?
それだったら
もう 関係ありませんから。
あのー。 誰かに
口止めされてます?
弁護士さんとか。
会ってません? 結構 スタイルよくて
美人で お色気 プルンとあるような。
ちょうど この人と 正反対の人。
その人に
「もし あれだったら 大きな病院
紹介してあげるわよ」って
言われてません?
お母さん そんなことまで!?やっぱ そうだわ。
あの。 あの夜 被害者の手術に
立ち会ってますよね?
そのときのことを ありのままに
話してくださればいいんです。
わたし 準看ですから。
あの手術には ホント関係ないんです。
失礼します。
大丈夫ですか?
(患者)ああ。
どうもすいませんね 看護婦さん。看護婦さん!
真山さん。 何で 看護婦になろうと
思ったんですか?
病人や ケガ人 助けたいと
思ったから なったんでしょ?
別に 大きくて
有名な病院で 働きたいから。
そういうことじゃ
なかったでしょ?
あのね。 こういうことが
うやむやに 終わっちゃうと
同じことが
繰り返されるんですよ。
別に俺たち 医療ミスを暴きたくて
やってるわけじゃないすから。
死なずにすんだ人が
死んじゃうんですよ。
もう こういうこと
なくしましょうよ。
お願いします。
本当のこと 話してください。
真山さん。
確かに あの夜は 急患が多くて
人手が 足りませんでした。
それで わたしまで
駆り出されたんです。
片山さんの オペは
比較的 簡単だと思ってました。
だけど 途中で 本間先生が
急に 慌てた感じになって
研修医や わたしたち
どなりつけて。
2時間で終わる 予定が
5時間近くかかって。
オペの後 先生たちが集まって何か 深刻な顔で 話していました。
決裁 お願いします。ホントに 起訴して 大丈夫なのか?
彼女の証言は 信用できますから。あそうか。
はい。
そりゃ よかった。
でも 医療過誤だからなあ。
この後の 裁判のこと考えると
胃が痛いよ。
じゃあ 病院 紹介しましょうか?
かわいい子が 多いとこ
ありましたから。
(牛丸)はい。
わたしは 何なの?
はいはい それじゃ 乾杯!
よく起訴できたわね。 おめでとう。お前が褒めて どうすんだっつーの。
別に 褒めたわけじゃないわよ。
これから 全面否認で
対決するんだから。
あーあ。 言っちゃった。
手の内 明かして 大丈夫なの?言わなくたって あんた
最初から そう思ってたでしょ?
よく分かってんね 俺のこと。
そっちこそ わたしの手の内
分かってんでしょ?
真山さんに あの病院 紹介したの
あなたなんですか?
ほら。 やっぱり バレてた。
イエーイ。
それで
口止めしようと したんですね?
わたしは
知ってる人を 紹介しただけ。
それって 法に触れてますか?
検事さん。
えっ? いや 別に。
弁護士さんが 職業 斡旋しちゃ
いけないって 法律はないからね。
(テレビ)しかも エキストラベッドとは
思えない 快適な寝心地なんだ。
あっ。 これだ。 これこれこれこれ。
これこれ。 江里子。
これね 結構
寝心地いいのよ。
(江里子)まだ
こういうの 凝ってんの?
何? 何? その顔。
自分だって あれでしょ?
まだ 寝相 悪くて ベッドから
落っこったりしてんじゃないの?
人のこと言える? 洗いたての
シーツじゃなきゃ 嫌だとかいって
妙に 清潔ぶっちゃって。いいじゃん。
でも 久利生さんて
意外と几帳面なところがあって
通販で買った物の 包装紙とか
全部 取ってあるんですよね?
あっ! あとさ まだ 納豆に
砂糖 入れて 食べたり
気持ち悪いことしてんじゃないの?
いいじゃん。 あれ うまいよ。
いや。 気持ち悪い。
自分こそ やめろよ あれ。
におい 何でもかぐの。
いや 食い物だったら 分かるよ。
辞書の間 ペラペラ ペラペラ めくりながら
におい かいだりさ。
かぶった後の帽子 こうやって脱いで
スーッてかぐの あれ やめろよ。
たまに いいにおい すんのよ。
お代わり!
(江里子)えー? 昔から
こうじゃない。
(久利生)違うよ。
前は だって もっとカジュアルでさ。(江里子)そんなことないわよ!
あー! 今日は 酔えない。
あのー。 あのー!
あの。 巽 江里子さんでしたっけ?ん?
あなた 本当に
医療ミスは なかったと思って
弁護するんですか?
本当に 無罪だと思って
弁護するんですか?
当然でしょ。
嘘だー!ほら もう分かったから いいから。
そういう弁護士がいるから
世の中 おかしくなるんだ!
あっ。 よく やってるわね。
こういう事務官と。
でも こう見えて
結構 ヒット 打ったりするんだよね。
ふーん。
それに 一応
検事 目指してるみたいだし。
そう。 いいわね。
何が?
青臭いほど まっすぐなままで。行きますか。ん?
ああ。 なあ ちょっと。
ここは オレが払うからいいって。
いいわよ。 わたし払うから。何 格好つけてんの? いいから。
言ったでしょ?
昔のようには いかないって。
次は 法廷で会いましょう。
久利生検事。
もう 構わないでください!
わたし検事さんの前で 全部しゃべって
何か 楽になったんです。
やっぱり いけないこと
しようと してたんだなって。
そう。
約束 破ったのは 謝ります。
あの病院 クビになっても
しかたないと思ってます。
そこまで 思ってるなら
しかたありませんね。
分かりました。 ごちそうさま。
(初江)
お帰りですか!? 先生。 あの。
お母さん。 あの話も
難しいかもしれませんね。
あっ。 お母さんから 伺ったの。
この店のこと。
それでね 田所病院の理事長に
その話をしたら
援助しても かまわないって返事
もらったんだけど。
あなたが そういうことなら
難しいかもしれませんね。
分かりました。
じゃ 頑張って。(鍋島)そうですか。
世間が 注目してる
裁判ですからね。
はっ。
ここは 絶対に
負けるわけにはいきませんね。
はっ。 まっ 久利生の場合
裁判経験は 浅いですが
意外と この
粘り強いというか。
久利生君のことは
心配してませんよ。
はっ?
ただし 裁判は生き物です。
証言しだいで
どんどん 形勢が変わっていく。
予測など つきませんからね。
久利生検事。
届いた資料は これで全部です。
サンキュ。
あのー。何?
これ あしたまでに
全部 目を通す気ですか?
うん。 そうだけど。 何で?
急患の記録 半年分も調べて
意味あるんでしょうか?
ないかもしんないけど。
やれることは
全部やっとかないとね。お前 先 上がっていいよ。
そういうわけに いきませんよ。終わった。
ありがと。
(裁判長)では 検察官。
主尋問をどうぞ。
証人として 出廷してくれて
どうも。 助かりました。
あの 早速 聞きたいんですけども
証人は 平成12年 12月20日まで
田所外科病院に 准看護婦として
勤務されてましたよね?
はい。
えー 被告人が その問題となってる 手術をしたとき
その夜 あなたは
どちらに いましたか?
わたしは その夜は
夜勤で 病院にいました。
ちゃんと
証言してくれるんでしょうね?
ええ。
えー その夜 23時54分
救急車によって
被害者の
片山 高道さんが 運ばれてきて
すぐ 手術になったそうですが
そのとき
あなたは どこにいましたか?
わたしは。
わたしは 別の処置室で
オペを手伝っていました。
えっ?
あの。 この間 伺ったのとは
違いますよね?
あの夜は その前にも 階段から
落ちて 額を切った急患があって
わたしは
その処置を 手伝ってました。
あっ そうですか。
ちょっと
どうしちゃったのよ?
あの もう一度 聞きます。
片山さんの 手術には。
立ち会っていません!
あっ。 質問を変えます。
笑ってる。
そういう女なのよ。
えー。 あのですね。
どうしました?
尋問は それだけですか?
いえ。 まだ これから。(江里子)裁判長! 裁判の
速やかな進行を お願いします。
ちょっと 待てって!
失礼しました。
えー。 真山さん。 あなた病院のベッドに寝たことありますか?
えっ?
あの 何でしたっけ?
ストレッチャーでしたっけ?
あの ガラガラガラって 動かすヤツ。
あれは 寝心地は どうですか?(江里子)裁判長!
検察官は 無意味な質問で
いたずらに 審理を
長引かせようとしています!そうではありません。
(裁判長)検察官は 質問の主旨を
明確にしてください。
あっ。 これから
明確になりますから。
あの。 さっき
片山さんの前に 運ばれてきた…。
鎌田 作次郎さんていう方の手術に
立ち会ったと 言いましたよね?
はい。
その手術は どこから
立ち会ったんですか?
タクシーで 病院まで来られたので
玄関口から ストレッチャーに乗せて
処置室まで 運びました。
それから ずっとです。
ああ。 今 「タクシーで 病院まで来て
そこから ストレッチャーに乗せて
処置室まで 運んだ」って
言いましたよね?
普通 どこの病院でも
そうすると思いますが。
ホントですか?本当です。
真山さん。
ホントのこと 言ってください。
これ以上 嘘をつくと
あなたも偽証罪で
処罰されることになります。異議あり!
裁判長。 今の検察官の発言は
証人を 不当に威圧し
検察に 有利な証言を
導こうとしています。
(裁判長)異議を認めます。
検察官は 質問の根拠を
明確にしてください。
真山さん。 あなたは まだ正看護婦に なりたいんですよね?
人の命を 守る仕事
続けるんでしょ?
だったら こんな嘘つくの
もう やめましょう。
(江里子)裁判長! 検察官の質問は証人を侮辱するもので不相当です。
検察官が
そう主張する根拠は 何ですか?
はい。
えー 真山さん。
あなたが応対したという
急患の この鎌田 作次郎さん。
タクシーに乗って
病院まで 来られたんですよね?
ええ。
それで ストレッチャーに乗せて
処置室まで 運んだんですよね?
そうです。
ええと この 階段から落ちて
額を切ってしまった
この 鎌田さんのことを
調べたんですけども
うーん。
まず 考えられませんね。
というか 有り得ません。
この患者さん。
まだ 生後8か月なんです。8か月の子供が タクシーで
病院まで 来られますかね?
当然 親か 誰かが
抱きかかえたまま 来ませんか?
しかも 額から
血を流してるわけですから
そんな わざわざ ストレッチャーなんかに
乗せませんよね?
普通だったら
病院まで 一緒に来た人が
抱きかかえたまんま
処置室まで 行きませんか?
(江里子)裁判長!
検察官の 言い分は
根も葉もない でたらめです!でたらめではなく
これは事実です。
調べれば すぐに分かります。
弁護人は 何を
そんなに 守りたいんですか?
被告人は 病院側ではなくて
その先生です。
先生は ミスを犯しました。
そして そのミスは
この法廷で 裁かれるべきです。
そして それよりも
問われるべきなのは
先生のミスを 組織ぐるみで
隠そうとした 病院側の責任です。
こういうことが
うやむやに なっていると
また 同じようなことが
起きるんですよ。
死なずにすんだのに
命を 落としてしまった人も
その家族も たまんないでしょ。
裁判長。 次回の公判に
田所理事長と 笹本院長を
証人として 申請します。
お二人を 呼んで
病院側の責任を 明らかに
するべきじゃないでしょうか。検察官の 証人申請を認めます。
ありがとうございます。
あっ すいません。 まだ 証人の
口から 何も聞いてませんでした。
真山さん。 あなたは 被害者の
手術に 立ち会いましたよね?
では そのとき 見たことを
正直に 伝えてください。
すいませんでした。(江里子)よく調べたわね。 コツコツと。
随分 時間かかったでしょ?
(久利生)お陰で フラフラ。
変わってないわ。
ガキだって 言いたいんでしょ?
ううん。
わたしは 随分と 変わっちゃった。変わってないんじゃないの?
法律 スレスレの手 使ってまで
勝とうとしたのよ。
いいんじゃない?
えっ?
だって
依頼人を 守るためでしょ?
それが お前の仕事じゃん。あっ。 車だから
途中まで 送ってくよ。
嘘!?
うん。
あっ。 いいわ。
先 行って。
何で?
ん? あいつ
連れて帰んないと いけないから。あんたが 好きになるのって
昔から わたしと 逆のタイプだよね。
あっ?
じゃあね。
うん。(記者)来たぞ!
(記者)巽さん!ひと言 お願いします。
行くぞ。
はい。
(舞子)あの場面で よく
あんな質問 思いつきましたね。
あれ マジで焦ったな。
寝てないほうが
調子 出るんじゃないですか?
あっ そうかもしんない。フフフフフ。ゆうべさ あのベッドに 寝っ転がって
資料 眺めてたらさ
亡くなった 片山さんのこと
妙に気になっちゃってさ。
片山さん 最期は どんなベッドに
寝てたのかなあと思って。
まあ でも よかったじゃん。
事実がはっきりして。
あっ でも 江里子のヤツ
絶対くるな 控訴。
よく分かってるんですね。
江里子さんのことは。
あ?
久利生さんには やっぱり
ああいう タイプが
似合うんじゃないですかね。
さっぱりしてて
大人の女で。
わたしと真逆っていうんですか?
あのー。 っていうことはですよ。
やっぱり
つきあってたんですか?
あれ?
ああっ?