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唯吾分享没有玫瑰的花店06日文字幕,台词

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あっ。 テレビとデッキ 置いてきますんで。 はい。 それと…。 カーテンも そのままで。 分かりました。 その悲しい瞳。 君は 網膜の手術を 受けなさい。 あの男に これから先も 会いたいのならば お金を!? 雫も 賛成してくれたんで。 彼女は 受け取ったのよね? すごく 遠慮っていうか 恐縮してたんですけど。 はい ようやく。 すいませんでした。 菱田さんに 相談もしないで。 あの アパートを借りたら また 一緒に暮らしましょう。 いや そんな話はいいのよ。 はい。 借用書は…。 借用書は 書いてもらったのよね? そんな。 俺は 別に 返してもらおう…。 いつの話? それ いつの話? おとといです。 昨日は 彼女と連絡は? いや…。 今日は? 今日も まだ。 2日も!? ええ まあ。 バカね。 あんた 何をしてたの!? さあ 行きましょう。 はい? 彼女のアパートに 決まってるでしょ! もう! ああ…。 菱田さん 大丈夫ですか? 先に行って。 一体 どうしたんですか? いいから 行って! はい。 どうせ もぬけの殻でしょうけど。 あの 俺です。 花屋です。 ああ…。 どう? いませんね。 留守みたいです。 ああー。 こんなことになるなんて。 わたしを責めてちょうだい。  あれ? 父ちゃん。 雫。 何してんの? いたいけな その声を聞くと もう 胸が張り裂けそう。 今日はね まぜご飯 作ってくれるんだって。 簡単だから 雫ちゃんも すぐ 覚えられるわよ。 やった! ありがとう。 美桜さん。 はい? わたしにも 覚えられるかしら? ええ もちろん。 そう。 おばあちゃん よかったね。 じゃあ 帰ろう。 あの男に これから先も 会いたいのならば はい。 はい。 お花屋さん わたしね。 はい。 手術の日 決まったの。 はい。 ふーん。 「女は海…」か。 ふーん。 うん!? うん? 一体 何があったの? はっ!? 因縁つけられて ボコられちゃって。 病院が嫌だっていうので しかたなく わたしの家に。 えっ!? えっ!? 先生の家に!? あっ ごめんなさい。 バレンタインの あの日なんです。 ああ…。 じゃあ その家は ご両親も もちろん。 あっ いえ。 わたし 一人暮らしですから。 一人…。 ずっと 一緒? はい。 3泊4日っすね。 修学旅行かよ!? あっ 痛っ。 何するんですか!?  大げさなんすよ。 こんなヤツはね つば つけときゃ 治るんですよ。 ペッ ペッ! わっ! 汚え 汚え!  何だよ この野郎…。 やめてください。 先生のつばで 治りましたから。 この野郎。 殺すぞ てめえ。 マスター 落ち着いてください。 わたしが言ったんです。 えっ? 動かさないほうがいいって。  先生も 先生だよな。 俺とのデート すっぽかしてさ こんな若い男 引っ張りあげて。 デートなんかより 彼の体のほうが 大切でしょ? 「デートなんかより」ってこと ないでしょ!? じゃあ それは つまり 「俺なんかより」って ことですよね? はぁー。 はいはい 分かりました。 こいつの体が 大切なんて 嫌らしい言い方しちゃってさ。 わたしは 友達の家に 泊まってたんです。 えっ? 近くに住む 同僚の家です。 一緒じゃなかったんですか? 一緒じゃなかったですね。 俺 何度か 夜中に 見に行きました。 そうなの? はい。 今から 行きましょう。 えっ? そんなに デートが したいんだったら 今から 行きましょうよ。 いや…。 いや 先生。 何も 俺は あの 無理にね あの…。 そんな 冷たい人の デートなんて 無理じゃないと 行く気になりません。 一度 行けばいいなら 我慢しますから。 「一度 行けば」って…。 我慢って…。 英治。 はい。 帰るよ。 はい。 兄貴から 聞きましたよ。  網膜の 手術のこと? 正直 何 考えてんすか? 寮に 戻ると思ったら まだ アパートに? ええ。 金 もらったんでしょ? ばれる前に とっとと消えないと。 あなたのミッションは 終わったんですから。 そうよね。 それとも 院長から 新しい ミッションを? 別に。 まあ いいや。 これからは 俺には 関係なさそうだし。 ええ。 金 どこですか? えっ? ほら。 物騒でしょ。 あんな ボロアパートじゃ。 平気よ。 まさか あんなところに 大金があるなんて 思われないでしょうし。 しゃれに なんないっすよ。 空き巣に入られたら。 ねっ。 俺が 預かっときますから。 それで あなたが消えるの? えっ? ごめんなさい。 こんなこと してきたせいか 逆に 誰のことも 信じられなくなってるの。 やだなぁ。 俺たち パートナーじゃないっすか。 今まで それで うまくやってきた。 だけど これからは 関係ない。 今 あなたは そう言ったわ。 揚げ足 取んないでくださいよ。 院長に渡したの。 まさか。 そんなもん 持ってると 面倒なことに 巻き込まれる 可能性がある。 院長が 預かるわけない。 でも 実際 そうなの。 もう 行くわね。 確かめたのよ。 入院してる 友人に。 いや わたしだって 初めは 自分の目を うたぐったわよ。 ボケが 始まったのかって ぞーっとしたし。 白衣を着た彼女が スタスタ 歩いてた。 そうよ。 年寄りは うたぐり深いとか 思われてもいい。 実際 改めて 調べてもらったら 確かに 存在したの。 その友人も ボケてるって 言いたいのね? いや そんなこと 言ってないですよ。 いや お金は もう渡したって 聞いたから 慌てたのよ。 ピーンときて パチンと符合して それで わーっとなったのよ。 ありがとうございます。 えっ? いや 俺たち親子のことを 心配してくれて。 当たり前よ。 わたしだって あなたたちと 家族みたいなものなんだから。 そうでしょ? はい。 迷ったわよ。 あなたに 話そうかどうかは。 現実 嘘を つかれてるとしたら 雫ちゃんだって すごい ショックを受けるでしょうし。 うん。 これだけ言っても 信じられないの!? 信じろっていうほうが…。 だったら 自分の目で確かめてきて。 品川の柊友会総合病院。 今夜から 彼女は 目の手術で 入院するんですよ。 だったら なおさら いいわ。 まだ 包帯 巻いてるはずの彼女が 実際 看護師として 働いてるとしたら。 ああ…。 ちょっと 落ち着いてください。 落ち着いてなんかいられないわよ。 わたし 一人で ずーっと いろいろと 悩んでたんだから。 すいません。 分かりました。 行ってきます。 あした 病院に。 ホントよ。 約束よ。 必ず 行ってね。 はい。 ねえ? この漢字って 何て 読むんだっけ? 「申し訳ありません」 申し訳ありません…。 ああ そっか。 やっぱり 謝ったほうがいいよね。 雫 ありがとう。 じゃあ 俺 ちょっと 電話してくる。 じゃあ 行ってらっしゃい。 行ってきまーす。 あっ。 はい。 ありがとう。 宿題かい? うん。 よかったら 手伝おうか? おじさんに分かる? 近ごろのは あなどれないのよ。 ハハハ…。 ああ 思い出してみるよ。 思い出すの? ずっと前に 忘れていたことをね。 さっ。 よいしょ。 どこからかな? えっと ここ。 そうですか。 無事に。 1時間程度で 済むものなの。 拒絶反応が 出るかどうかが 問題らしいんだけど ほかの臓器移植なんかと 比べると はるかに少ないって。 そうですか。 迎えに行きますよ 退院するとき。 父が 付き添ってくれてるの。 あいさつする? いや…。 それでしたら またの機会に。 フフッ。 とても感謝してたわ。 わたし同様 父も。 いや…。 あなたのお陰で。 そんな…。 あのう…。 うん? 不安ですか? 少し。 それは そうですよね。 期待が すごい 強い分。 この包帯が 取れれば よくも 悪くも 人生が変わるわ。 悪く変わることは ないですよ。 もう 後戻りはできない。 そう思うと 怖いの。 はい。 わたしは 自分で 一体 何を やってるんだろうって。 幸せになろうとしてるんですよ。 逃げ出すチャンスは いくらでも あったのかもしれない。 逃げ出す? それなのに 結局…。 こうやって あなたの声を まだ聞いてる…。  自分が 理解できない。 一体 どうしたんですか? あれじゃないんですか? ほら 手術の後だから 少し 神経が 過敏に なっちゃってるんですよ。 それじゃあ もっと 楽しいこと 考えましょう。 そうだ。 見えるようになったら 初めに 何が見たいですか? 空ですか? それとも 海ですか? もちろん お花屋さんよ。 えっ? あなたの顔が見たい。 俺なんかの顔 見たって。 すごい イケメン 想像してる。 フフフ…。 やめてください。 そんな プレッシャー。  お花屋さん。 はい? ホントは…。 ホントはね。 目が見えてるときに 出会いたかった。 普通に 「こんにちは」から 始まって…。 それで…。 そしたら 「いい天気ですね。 さようなら」で 終わっちゃってたかも しれませんよ。 フフフ…。 いいんですよ だから。 今までも。 これからも。 これから? はい。 何だ 起きてたんだ? ラブコール 邪魔しちゃ 悪いかなと 思いまして。 別に…。 違うよ。 ちょっと 彼女が ナイーブに なっちゃってたからさ。 俺も ナイーブになってるんです。 お前が? ええ。 夜も オチオチ 寝てらんないくらい。 ああ…。 行くとこ ないんだったら 一緒に アパート 来てもいいよ。 いや それは 平気っすよ。 ダチなら いくらでもいますから。 そうか。 大学生だったんだよね。 ボンボンのね。 それじゃ 直哉も そうなの? いや。 俺は 秋田の 小さい酒屋の 息子です。 へぇー。 東京に あこがれて 今の大学に。 じゃあ いっぱい 勉強したんだね。 ところが 周りは 幼稚園からの 金持ちばかりで。 クソみてえな ヤツらだけど いずれは あいつらも 世の中の 上のほうで ふんぞり返るんです。 そういう言い方するなよ。 お前の 友達なんだろ? ダチだけど 信じちゃいないっすよ。 ってか 信じるとか 信じないとか そんなの 関係ないっすけど。 さみしいねぇ。 今どき そんなもんでしょ。 暑苦しいの はやんないし。 それでも ナイーブになってんだろ? えっ? 彼女みたいに 手術したわけでも ないのにさ。 信じろよ 誰かを。 一人でいいから。 肉親だと 世界が詰まるから それ以外の 誰かを。 ほかの 誰かを信じれば きっと 安心するよ。 それで その人にだけは 嘘をつかないって 自分で決めるんだ。 そうすると 心が安定する。 信じるったって 誰も いねえもん。 うん。 そっか。 いや。 もし そうすると ぐっすり 眠れるっていうなら 俺は 兄貴を信じる。 俺? 大して 理由も聞かないで 俺のこと 置いてくれたしね。 そんなことぐらいで 信じるなよ。 ほかに いねえから いいじゃん。 じゃあ そうすれば。 よし。 俺は この世で 兄貴だけには 嘘つかねえよ。 うん。 マジ 誓うよ。 さようなら! さようなら! さようなら! 気を付けてね。 バイバーイ! バイバーイ! あっ。 雫ちゃん? あっ。 ああ これね。 お母さんの ビデオって。 「フフフ。 あっ そうだ。 見て 見て。 赤ちゃんのエコー。 もう 男の子か 女の子か 分かるんだけど あえて わたしは聞いてないの。 だって どっちだって かわいいに決まってるでしょ。 親バカって よく言うけど 生まれる前から そうなってる。 わたし。 フフフ。 わたしのパパはね きっと わたしたちのこと 許してくれないと思うんだ」 「わたしたちっていうより きっと あなたのことを 認めてはくれない。 でもね 連絡もしないで すごく 心配させてると思うけど この子が 生まれたら 怒っても 結局 許してくれると思う。 この子が ニコって笑ったら 誰だって いちころになるの。 天使の笑顔」 「おーい! フフフ…。 頼むよ。 マイ ベビー」 わぁー。 すごーい。 広ーい! あっ。 ピアノがある。 開けてごらん。 わっ すごーい。 えっ? おじさん 弾けるの? 弾いて 弾いて。 すいません。 どうも ありがとう…。 すいません。 失礼します。 女の子が みんな ブルマー はいてるんだよ。 えー!? そうだよ。 すいません。 ちょっと 伺いたいんですけど。 はい。 この病院に…。 やっぱり いいです。 すいませんでした。 勘違い。 ああ…。 さあ。 そろそろ 帰らないといけないね。 うん。 家まで 送るよ。 ホントはね あまり 知らない人に ついてったら いけないって 先生に 教えられてるの。 ああ そうだろうね。 でも おじさんは 悪い人には 全然 見えないし。 うん? その油断が 危険なんだよ。 それに 何か ピンと来たんだ。 うん? ここ 来て やっぱりだって。 母ちゃんの パパだね。 ああ。 雫の おじいちゃん。 ああ…。 そうだね。 1DKかな。 古いけど 多少 こっちのが広いね。 お風呂と トイレが別なら 何でもいいよ わたし。 うん。 これは 日当たり 悪いかも。 梅原って おおやさん うちのクラスに 息子がいる。 へえー。 2,000円ぐらい 安くしとけって 言っとく。 うん。 じゃあ 行ってきまーす。 行ってらっしゃい。 あっ。 行ってらっしゃい。 行ってきまーす。 どういうつもり? やっぱり フローリングよりも 畳のほうが いいですよ。 見たんでしょ? 白衣の 美桜さん。 はい。 すごい 似合ってました。 そんな冗談 言ってる場合じゃないでしょう。 すいません。 だったら こんなもの 見る必要 ないでしょ? お金を 返してもらえば いいんだから。 いや。 もしかしたら もう 何かに 使っちゃったかもしれませんし。 しれませんって 何 そんな のんきな声 出して。 あの お金は 彼女にあげたんです。 だから…。 いや。 それは…。 それは 目の手術だと 思ったからでしょ。 ほかの理由だったら 話は 違うわ。 いや。 例えば あなたには 言いにくいけど ほかの男に 貢いでたとか。 そっか。 そういう理由も ありますね。 初めから だまそうと 近づいてきたのよ。 計画的なのよ。 変に 同情する余地なんて これっぽちも ないのよ。 そうなのかなぁ。 そうよ。 いい? 本来なら 警察に言って 逮捕してもらうべきよ。 だけど 下手に動いて 逃げられたりしたら あれだしねぇ。 ここは まだ 知らないふりして 首根っこ ぎゅーっと つかまえて お金 取り返すの。 そこなんですけど。 何よ? どこよ? どうして 俺なんですかね? えっ? 俺なんか 大して 金もないし。 彼女は 美人だし。 ほかに もっと お金 持ってる人 いると思うし。 いや。 それが 手口なのよ。 意外と お金持ちって ケチだしね。 いつも だまされないかって 人を うたぐってるから 逆に 難しいの。 ねえ? 英治さん。 分かるわよ。 あなたが 美桜さんに 好意を 持ってたってことは。 だから にわかに だまされたと 思いたくない 気持ちも。 でもね…。 それと あと一つ。 何よ? まだ あるの? いや。 やっぱり いいです。 もう しっかりしてよ 英治さん。 聞いたよ。 院長先生から じかに。 そう。 頭の中に レモンくらいの 腫瘍があるって。 ハハッ。 果物屋かってぇの。 俺の心配 すんな。 泣き言は 言わねえ。 ちゃんと 向き合って 頑張るさ。 安西院長は 脳外科の 権威なんだから。 ああ。 ただ…。 ただ? 俺は お前のことが 心配だ。 母さんも 再婚してるから 万が一のとき お前 一人で 受け止めなくちゃならねえ。 やめてよ そういうこと言うの。 誰か いねえのか? うん? お前のことを 慰めて 支えてくれるヤツさ。 ああ? 何だよ。 いるみてえだな? やだ。 いないわよ 別に。 ちきしょう。 そう 来るか。 なあ? どんな男だよ? うーん。 お父さんと 似てるとこあるかも。 ダメだ そいつは。 出世しねえぞ。 ハハハハ。 さようなら! 帰ろう。 汐見さん。 ちょっと。 ねえ? 雫ちゃん。 うん? 昨日 正門の前で 車に 乗り込んだよね? えっ? あっ うん。 先生 見てたんだ。 雫ちゃん あのね。  全然 変な人じゃないよ。 おウチもね すっごい 大きくて ピアノもあるの。 おウチにも 行ったの!? 汐見さん…。 お父さんは そのこと知ってるの? ううん。 まだ ないしょ。 どうして? だって 父ちゃんと おじいちゃんは 仲よしか 分からないから。 おじいちゃん? そう。 母ちゃんの パパだよ。 ああ そうなの。 雫ね 考えてることがあるの。 何? おじいちゃんから お金 借りようって。 お金? そう。 おじいちゃんは お金持ちみたいだから 花屋 今までどおり やる お金 貸してもらおうって。 そっか。 美桜さんの 手術費用で。 だから まだ ないしょだよ。 ほら。 こういうのって タイミングとかが 大事でしょ。 そうね。 でも 自信あるよ 雫。 天使の笑顔でね。 天使の笑顔? フフフ。 勉強になります。 はい もしもし。 お花屋さん? お花屋さん? はい。 退院してきちゃった。 フフフ。 あと どうせ 包帯 取るだけだから。 そしたらね こないだの あなたみたいで 部屋の鍵 どっかに 落としてしまったみたいで。 それなら ウチに来てください。 ええ。 でも もう みんな 寝てるでしょ。 起こしてしまったら 悪いわ。 いや 平気ですよ。 直哉も いないですし 居間に 布団 敷きますから。 ねえ? 疲れてない? はい? もし よかったら ドライブしない? ドライブですか? 海に行きたいの。 俺は 別に かまわないですけど。 ホント? 俺も ちょうど あなたと二人で 話を したいなって。 また 回りくどい告白? いや。 こんばんは。 こんな時間まで 残ってらっしゃるんですね。 一人では わたしの家は 広すぎてねぇ。 疲れて 寝に帰るだけだ。 奥様は? 顔色が悪いな。 どうしたんだ? 兄貴が出した金は 院長先生が? いや。 わたしは 預かってない。 やっぱ そうか。 先生。 彼女は…。 美桜さんは なぜ まだ 嘘を続けてるんですか? ああ そのことかね。 彼女に 新しい ミッション 追加したんすか? いや。 わたしは 何も強制してない。 とどまってるのは 彼女の 意思でだろう。 意味不明ですよね これ以上。 そうかなぁ。 わたしは そうは思わない。 だって…。 君は まだ 本当に 人を 好きになったことがないね。 彼女が 兄貴をってことですよね? でも それ おかしいっすよ。 彼女は だましてるんですから 兄貴に ひどいことを 続けることに なるんですよ。 それでも 会いたいのさ。 金を 受け取った時点で 消えてしまうことも できた。 実際 彼女は そのつもりだったろう。 しかし 相手を これ以上 だまし続けても 自分自身 さらなる 罪悪感に 苦しみ続けても それでも 会いたいという 気持ちが 優先されたんだ。 それが きれい事じゃない 人を 好きになるということだ。 さて そろそろ 引き上げよう。 今夜は 冷える。 よかったら 1杯 つきあわないかね。 ホントはね 今夜 包帯を取る 予定だったの。 そうなんですか。 うん。 でもね 途中で 怖くなって 逃げ出してきちゃったの。 怖い? ああ そうですよね。 あっ。 もし 見えなかったらって そういう怖さじゃないのよ。 違うんですか? うん。 すり込みって 知ってる? はい。 それって 鳥ですよね。 すり込みは 卵から かえって 初めて見た 動くものを 自分の親だと 思ってしまうっていう。 それ それ。 フッと そのこと 思い出して 包帯を取ろうとする 先生に向かって やめてーって 叫んだの。 はい。 わたし あなたを 好きに なりたくないって。 ホントですか? ホントよ。 だって わたしは 卵から かえる ヒナみたいなもんでしょう。 まあ そうですよね。 父親は そばにいたから 先生を 親とは思わない。 でも もし その先生を見て すり込みで ひとめぼれしたら まずいって思ったの。 ひとめぼれしたら まずい? うん。 だって わたしは お花屋さんに 売約済みだから。 ああ。 実を言うとね 彼女は 知らずに 次のミッションを 遂行してるんだよ。 墜落したら 大ケガじゃ 済まないほどの。 その ミッション 俺は もう 不要ですか? 確かに 君は 君で よく やってくれた。 だが この先は 彼女だけで 十分だろう。 そうですかねえ? 実を言うと 同居してる 菱田さんという人は 看護師で働いてる 彼女のことを 見かけたんですよ。 まっ 何とか ごまかしは しましたけどね。 そう。 そんなことが。 世間は狭い。 どこで どう ばれるかなんて 分からないんすよ。 第一 お払い箱になった この俺が 兄貴に ばらしちまえば ゲームオーバーですからね。 君は わたしを 脅迫するのかい? 金が いるんですよ。 まとまった金が。 兄貴が渡した金 その金 彼女から 受け取って 俺に 渡してください。 その金 もらえれば 黙って 消えますよ。 かまわないよ。 ホントですか? あー 助かった。 勘違いするのは よしなさい。 わたしは かまわないと 言ったんだ。 つまり あの男に すべてを 話してもね。 えっ? 言いたければ 言いなさい。 いつでも。 ああ。 そういえば お花屋さんの お話って? ほら。 二人きりで 話したいことが あるって。 ああ…。 はい。 ああ。 うん! フフフ。 潮の香りが してきた。 そうですね。 そろそろ 着きます。 うん。 砂浜で はだしになろう。 あっ。 チロルも 連れてくれば よかったわね。 一体 どうして…。 えっ? 一体 どうして 俺なんですか? 俺なんかのことを どうして…。 あの男は どうしてと まず 疑問に思うはずだ。 なぜ 貧しい 花屋の経営者に すぎない自分を だまそうと。 でも それは…。 そうだ。 ヤツは すきばかりだ。 だが もう一つ どうしても 理解できないことが残る。 もう一つ? さっき わたしは言ったね。 彼女は 知らないうちに 新しい ミッションを 遂行していると。 ええ。 あの男は こう思うはずだ。 だまされたのは 分かった。 金を 取られたんだし。 だが それなのに なぜ 彼女は いなくならないのだと。 自分のそばから 離れないんだと。 その疑問が あるかぎり 金を返せなどとは 言えない。 あの男は 金よりも 彼女のほうが 大切だからだ。 そして なぜ だましたんだと その理由さえ 聞けないだろう。 なぜなら その言葉と引き換えに 大切な彼女を 失いそうで。 あの。 もうすぐ 夜明けです。 そう。 お花屋さん。 はい。 包帯 取って。 うん? 大丈夫。 いきなり 強い光を 浴びなければ。 言ったでしょう。 初めに あなたの顔が 見たいって。 取って。 取れません。 お花屋さん? 俺は…。 俺は もう これ以上…。 どうしたの? わたしは あなたのほうを 信じる あなたを 信じてる ホントに…。 うん? ホントに 大丈夫なんですか? ええ。 分かりました。 見えますか? 俺の顔。 ホントに? ええ。 フフフフ。 こんにちは お花屋さん。 ああ…。 はい。 今日は いい天気に なりそうですね。 じゃあ。 はい。 さようなら。 さようなら。 あの男は 金も 定職も持たなくなる。 この タイミングなら いいだろう。 はい。 早速 お孫さんの 親権裁判を。 雫…。 ホントに 見えるのね? ほら。 やったー! やった! でも ゆっくり。 目 回っちゃうから。 よかった 見えるようになって。 もっと ゆっくり やって。 反対は? 反対…。 『ずっと 一緒さ』