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唯吾分享家政妇三田09日文字幕,台词

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(三田 灯) ((近所の川で溺れそうになった 私を救おうとして 大好きだった父が死にました)) ((それ以来 母は心のどこかで 最愛の夫を殺した娘を憎み 避けるようになりました)) ((「お前の その笑顔が悪いんだ その笑顔が 周りの者を 不幸にする」と 何度も何度も責められました)) ((そして 主人と出会いました)) ((彼にそっくりの男の子も できました)) ((私のこしらえた料理を 「おいしい おいしい」と 食べてくれる 2人を見ているだけで 毎日毎日が幸せで 心から笑って過ごしました)) ((「二度と来ないでくれ」と 主人に責められた弟は逆上し 「俺を誘惑した お前が悪いんだ」と 私達の家に火をつけました)) ((燃え盛る火の中 「お母さん助けて お母さん助けて」と叫ぶ 息子の声が聞こえました)) ((残された母や 主人の両親は 「もう謝らなくていい 何もしなくていい ただ もう 死ぬまで二度と笑うな」と)) ((私のことは 全てお話ししましたので 約束通り お暇を頂きます)) (阿須田恵一) どうしたんだ お前達。 (阿須田 結) お父さんこそ。 いや… 何か 寝れなくてな。 (阿須田 翔) 俺達も。 (翔) はぁ…。 やっぱ来ないよ 三田さん。 (阿須田海斗) もう無理なのかな 家に戻って来てもらうの。 だったら 三田さんのこと あんなに聞くんじゃなかった。 もう一回 電話してみるよ。 [TEL](呼び出し音) [TEL](音声ガイダンス) おかけになった電話番号への 通話は おつなぎできません。 どう? お父さん。 着信拒否されてる。 (明美) ≪あら≫ (明美) とうとう全部 あれしちゃったんですか 灯ちゃん。 あまりに すごい話だったんで すっかり言葉を失っちゃって。 うん どうぞ お茶。 はい。 あ… すいません。 ねぇ もう30年ぐらい前に なりますかね。 灯ちゃんのお母さん 再婚なさったんですよ。 その先に 私 家政婦として 行っておりましたけれどもね。 まぁ 寂しい時でも何でも 一生懸命 笑顔つくって 笑ってましたね。 私が初めて もなかをあげた時も それほどじゃないのに 「もなか大好き」とかいってね フフフ… こんな顔して どうぞ。 あ…。 (明美) はい。 あの 何とか家に 戻ってくれるよう 三田さんに 頼んでもらえませんか? 子供達も そう願ってるんで。 だって 本人が 嫌がってるもの。 こっちも あれですよねぇ。 あぁ いや そこを何とか。 私達 家族が 何とか バラバラにならずに済んだのは 三田さんのおかげなんです。 三田さんが必要なんです 家には。 お願いします。 お願いします。 あの いつも1人で来てる女の人 見てませんか? えっ? あの ダウンに帽子かぶって いつも ファミリーセット頼んで 食べないで帰る。 あぁ いらしてないですね 最近。 あぁ そうですか。 すいません。 あ… いえ。 はぁ…。 ≪ほら 急いで食べると くっついてるよ≫ アハハハ…。 ほら おいしい? おいしい? おいしい。 パパにも「おいしい」っていったら? 三田さん いつも ここに来て 死んだ旦那さんと 息子さんのことを 何ていうか… 悼んでたんだね。 (阿須田希衣) 「いたむ」って何? 死んだ人のことを思い出して 悲しむことだよ。 [TEL](着信音) お父さんだ。 [TEL](着信音) (結) もしもし えっ ウソ ホントに? どうしたんだよ お姉ちゃん。 三田さんが 明日から来てくれるって。 (翔) 10秒前。 8・7・6・5・4 3・2・1・0! あぁ… ウソ 来ないじゃん 三田さん。 いや 俺にいわれても…。 ああ。 (チャイム) 希衣が出る! ほら 言った通りじゃないか。 (タミ) 家政婦の三田です。 『晴海家政婦紹介所』から まいりました。 はい? はい? まぁ まぁ 素敵なお子さんが こんなに たくさん。 前に お世話してたお宅は お嬢ちゃんと お坊ちゃんと 2人だったんですけれどもね もう甘やかされててねぇ。 あっ はい あの ちょっと待ってください。 あの 一体 どういうことなんですか? あ すいませんね。 灯ちゃんに聞いてみましたらね やっぱり もう お宅では 働きたくないっていうんですよ。 代わりっていっちゃ 何なんですけれども 名字が同じ 三田なんですよ。 いや そんなこといわれても…。 [TEL](明美) いやいや そんな心配しなくていいんですよ。 [TEL] 彼女も よく働きますよ。 [TEL] ちなみに 下の名前は タミっていうんです。 [TEL] ですから 上から読んでも 「ミタ タミ」 下から読んでも「ミタ タミ」 マタタビじゃないですよ。 あぁ はいはい。 あ… あの 申し訳ありませんけれど 他の家政婦さんに 来ていただくつもりは ないんで 何とか 三田さん… あ… 三田 灯さんに 来ていただくように 頼んでもらえませんか? あ それがですね 灯ちゃんは もう あれなんですよねぇ。 「あれ」って? [TEL] うん もう他のお宅で 働くことが もう決まっちゃってんですよ。 えぇ!? では 失礼いたします。 ホントに申し訳ありませんでした。 いえいえ いいんですよ。 (ドアの開閉音) はぁ。 はぁ… 名字が同じだからって。 適当だよな あの所長さんも。 お父さん。 ん? もう会えないの? 三田さんに。 ハハハ…。 こうなったら 直接 会いに 行くしかないよ 三田さんに。 どうやって? だから 三田さんが働いてる家 教えてもらってさ。 そりゃ 無理だよ そこのお宅にも迷惑かかるし。 うん じゃあ どうすんだよ! このまま諦めるのかよ! ちょっと 翔 落ち着きなよ 今日は もう時間ないし 学校 行かなきゃ。 あぁ そうだな おとうさんも 早く仕事見つけなきゃいけないし。 よし 行くか。 よし! (皆川 功) あれ? ケータイどこやったっけ? (皆川真利子) 今日 帰り何時頃? 分かんないよ そんなもん。 あぁ おはようございます。 あ… おはようございます。 ちょっと その辺に ウチの人のケータイない? あります。 ありがとう。 旦那様。 えっ? ネクタイが。 あぁ…。 じゃあ 行って来る。 いってらっしゃい。 いってらっしゃいませ。 ちょっと ボサっとしてないで 早く 掃除とか始めてちょうだい。 承知しました。 あぁ… 三田さん! 今日から お隣で働くことになりました 家政婦の三田です。 ねぇ 三田さん。 帰りましょう 翼さん。 (皆川 翼) 遅いよ。 一番に迎えに来いよ。 申し訳ありません。 手 冷たいし 三田。 申し訳ありません。 ねぇ 三田さん 何で隣で働いてるの? お願い また 家に帰って来て。 申し訳ありませんが 私は もう 皆さんとは 何の関係もない人間です。 あ… じゃあ せめて電話ぐらい出てよ。 着信拒否なんかすんなよ 頼むから。 せめてメールでもいいからさ。 申し訳ありませんが お宅の電話番号は 全て消去しました。 ただいま おぉ ビックリした! 何やってるんだ お前達。 来てんだよ また。 えっ? 誰が。 (結城うらら) ≪うわぁ!≫ (皿が割れる音) もしかして うららちゃん? 三田さんが辞めたこと話したら 「これからは 私が毎日 食事を 作るに来る」って言い出して。 えぇ? あっ お義兄さん おかえり もうすぐ ごはん出来るから。 あぁ いや あの うららちゃん…。 あっ ごめんね もう。 落ちたのは 私が食べるから。 そんなことしなくていいから そっちだって仕事もあるだろうし。 大丈夫 大丈夫 この前 お父さんの 退院祝いできなかったお詫び。 ほら レストランも 予約できてなかったしさ。 いや そんなのいいんだけどさ。 お義兄さんだって 仕事が見つかるまで 節約しなきゃいけないだろうし。 ほら 家政婦さんなんか 雇ってる場合じゃないでしょ。 いや そうだけど…。 あっ! あっ! 時間 間違えた! あっ! 焦げてる! キャ! あっ! お 危ない 危ない。 おい どうしたらいいんだよ。 一応 手は打ってあるんだけど…。 えっ どういうことだ? もう 来るはずなんだけど。 おじいちゃん 来たよ! (結城義之) おい うらら! 何をやってんだ こんな所で。 えっ お父さんこそ 何やってんのよ! 決まってるだろ お前を連れ戻しに来たんだ。 やめてよ! 私 まだ食事の準備があるんだから。 自分の家は ほったらかしにして ひとの家の食事を作ってる場合か。 邪魔しないで! 私は みんなが 困ってると思って やってるの。 少しは 空気を読め! みんなが迷惑してるのが 分からんのか。 あぁ…。 あっ ごめんね うららちゃん。 気持は嬉しいんだけどさ。 とりあえず 俺達だけで 何とかやるから ホントにごめん。 ううん こっちこそ ごめん いつも勝手なことばっかりして。 じゃあ…。 私 帰るね。 じゃ 俺も帰る。 あっ ありがとね おじいちゃん。 すいませんでした お義父さん。 なぁ みんな。 親バカかもしれんが うららは お前達のために 何かしてやりたいと 必死なだけなんだ。 だから 許してやってくれなり。 フフ… 分かってるなり。 お ありがとうなり ハハハ…。 あぁ はい すいませんでした。 じゃあ 食べようか。 いただきます。 いただきます。 はぁ…。 もう 三田さんの作った料理 食べれないのか。 でも 何で 隣なんかで働いてるわけ? ホントは俺達のことが心配で 近くで見守ろうとしてるとか。 それは甘いと思うけど。 私 何か悪い予感がする。 今まで 三田さんが 何で頼んだら 何でもやるか不思議だったけど この前の告白聞いたら 三田さん もしかして 破滅したかったんじゃないかな。 「はめつ」って何? 自分から死にたいとか 死刑になりたいって思うことだよ。 だから ためらいもせず 希衣と川の中に入ったり 海斗の同級生 殺そうとしたってこと? 三田さん 破滅するために 翼くん家で働いてるの? うん 隣のババアなら 何かヤバいこと頼みそうだし 旦那が不倫してるからな。 ねぇ どうしよう お父さん。 それは…。 お前達が決めることです。 …とかいって! ちょっと 何 三田さんのマネしてるわけ? あぁ ごめん ごめん。 でも お前達を見てたらさ 何か 頼もしいっていうか。 お前達なら 三田さんのこと 守ってくれるんじゃないかなって 気がして。 何だよ それ 無責任だな。 この前 結は 何で「結」って 名前にしたかって話したろ? 家族がバラバラになったら みんなを結ぶんでしょ。 うん。 実は 翔達の名前も おかあさんが全部 考えたんだ。 えっ じゃあ 俺は? 翔は 家族が困った時に いつでも すぐに 飛んで駆けつけてくれるような 人になってほしいって。 じゃあ 俺は? 海斗は 家族のために 答えを出すような人に なってほしいって。 「海斗」だから「回答」って ダジャレかよ。 希衣は? 英語で「キー」って鍵のことなんだ。 だから 希衣は家族のために 幸せの扉を開けるんだ。 分かった 頑張る! お前達4人が力を合わせれば 最強なんだ。 何だよ お父さんは何もしない気かよ。 俺は とりあえず 仕事を頑張んないとな。 (結) えっ? 決まったの? 仕事。 まぁな。 お疲れさんです。 お疲れさまです。 あっ お疲れさまです。 うい! あんた 物好きだね。 一流企業の エリート社員だったのに 私らみたいな 下請けで働きたいなんて。 あぁ…。 あっ 間違えた。 いえ まぁ…。 あれ? どうしたの? うららちゃん。 あっ うん 学校で 結ちゃんから聞いたからさ。 お義兄さん 仕事決まったって。 よかったら これ お弁当 買って来た。 あぁ ありがとう。 昨日 ごめんね お義兄さん。 あっ 別にいいんだよ。 うららちゃんが いつも俺達のこと 心配してくれんのは感謝してるし。 おっ おっ… 差し入れか? あっ ラブラブか? ラブラブか? あの いえいえ…。 ラブラブなのか? そういうんじゃ… あっ! ちょっと…! すいません。 いいって… ラブラブなんだから なっ なっ! ラブラブ確認 ラブラブ確認ってことで。 はい じゃあ 飯だ! ねぇ お義兄さん 何で こんな所で働いてるの? いや ホントは ゼネコンとか入って デッカいビルとか 橋とかを 建てるのが夢だったからさ。 いい機会だし もう一度ゼロから 頑張ってみようかなと思って。 何か 私にできることないかな? えっ? あぁ いや だから その気持だけで。 やっぱ 三田さんのほうが 頼りになるよね 私なんかより。 あぁ そんなことないけど。 子供達のためにも 何とか また家に戻って来て くれないかなぁと思って。 私はさ もう やめたほうが いいと思うんだけど あの人と かかわるの。 やっぱ ちょっと変っていうか 危ないし もしかして犯罪歴とかあったら どうするの? 三田さんは そんな人じゃないから。 えっ? あの人には うららちゃんが 想像できないような 事情があるんだよ。 え… どういうこと? あぁ うん。 (休憩終了のサイレン) 今度 また ゆっくりね。 これ ありがとう。 ちょっと何やってんの? あんた達。 お姉ちゃん! ナイスタイミングだよ。 俺達 考えたんだよ 三田さんに戻ってもらうには この家 クビにさせるしかないって。 えっ!? 紹介所のおばさんに聞いたけど 家政婦がクビになるベスト3って 1位は 家事がダメで 2位は 旦那との浮気 3位は 何か盗んだって 疑われることなんだって。 最初の2つは無理だから 3つ目で行こうと思うんだけど。 えっ どういうこと? (チャイム) すいません。 何かご用でしょうか? あの 翼くんいますか? 翼さん お客様です。 翼くん 遊びましょ! 俺達も一緒に遊んでいいかな? ママ 留守なんだって? 今日。 あっ ちょっと あんた達! どうぞ。 すいません。 翼くん ゲームやらない? 翼くんの好きなの。 いいよ。 おぉ さすが。 おぉ すごいね。 あの 翼くん ママの大事にしてるものとかって どこにあるのかな? (翼) 分からない。 (海斗) 例えば 宝石とか指輪とか。 あそこ。 よし。 (翔) あった… よし。 やっぱ ヤバくない? 大丈夫だよ! 三田さんが クビになったら 返せばいいんだから。 (真利子) ≪翼ちゃん ただいま≫ ちょっと! 何やってんの あんた達! いや あの… 俺達 翼くんと遊ぼうかと。 ついでに お宅拝見してたんです あんまり素晴らしいから。 もういいから 帰ってちょうだい! 翼ちゃんは 来年お受験だから お勉強しなくちゃいけないの。 三田 留守中に家に人を入れないで っていったでしょ。 申し訳ありません。 (結) ちょっと 何があったの? 三田さん。 弟さん達に 二度と ここに来ないよう 注意していただけますか。 奥様にも 「皆さんを家に入れるな」と 命令されましたので。 あっ ごめんね でも翔達は 三田さんを何とかしたいと 思ってるだけなの。 三田さん 頼むから家に帰って来てよ。 (海斗) 教えてよ 何で こんな家で 働いてるの? 希衣 三田さんのことが心配なの。 失礼いたします。 あぁ…! こんなことも分からないの? 翼ちゃん。 次 こっちね! ねぇ 翼ちゃん パパに電話して 「受験の問題が分からないから 早く帰って来て」って頼んで。 えぇ また? そんなこといわないで ほら。 ヤダ! ちょっと! おしっこ! うん! (真利子) 何よ。 旦那様のお食事は どうしましょう。 (真利子) えっ? 今日のように いつお帰りになるか 分からない場合 用意したものが無駄になっては いけませんので。 余計なこと考えなくていいから 早く それ片付けてちょうだい。 承知しました。 ねぇ あなた この前 変なこといってたけど あれ 本当なの? 変なこととは? ウチの人がケータイで 女と話してたって。 私とは別れるとかどうとか。 疑われるなら ご自分で確かめたらいかがですか。 主人に聞いたって 「浮気してる」 なんていうわけないし ケータイ見るなんて みっともないマネはしたくないの。 それに 確かに あの人はモテるけど 私達は大恋愛で結ばれて プロポーズの時 私だけを 一生愛するっていってくれたの。 そんな人が 私を裏切るわけないじゃない。 ご用がないようでしたら 時間ですので 失礼いたします。 ちょっと待って。 あなた 本当に頼んだら 何でもしてくれるのよね? 私にできることなら。 じゃあ 明日 ウチの人 尾行してくれない? 接待ゴルフとかいってるけど ホントかどうか 分かったもんじゃないし。 万が一 女といたら 相手のことも 調べてほしいんだけど。 承知しました。 (翼) パパ 帰って来たよ! そう。 (皆川) ≪翼 ケーキ 買って来たぞ≫ パパ お帰り! お帰りなさいませ。 やった! 今日も遅かったのね。 だから この頃いろいろ忙しいって いってんだろ。 旦那様 失礼いたします。 あぁ! 三田さんも よかったら ケーキ 一緒に食べて行ったら? いえ 結構です。 (真利子) 気をつけて。 いちいち見送らなくていいって いってんだろ。 頼んだわよ。 承知しました。 あの後 青山のマンションで 若い女性をピックアップした旦那様は 伊豆のゴルフコースに向かい 不倫相手の方と 「いやんバンカー 今日は君に ホールインワンだ」などと くだらないギャグを飛ばしながら 楽しそうにラウンド。 それが終わると 東京に戻られ 西麻布の高級レストランで 料理とワインを 散々楽しまれると ほろ酔い加減で 店を出た旦那様は 路上で何度も相手の方に キスをなさりながら 「もう妻とは何年も 寝室を共にしていない。 そもそも結婚したこと自体 後悔している。 子供さえいなければ すぐにでも別れるんだが 慰謝料や家を取られると思うと 悔しくて離婚もできない」と おっしゃり 行きつけらしい ホテルに消えられました。 それから…。 何? まだあるの? これが タクシーの領収書です。 いらないわよ こんなもの! 何なのよ 一体。 私は 今まで 何のために こんな思いして来たと…。 (泣き声) 三田。 お願いがあるんだけど。 はい。 明日… ウチの人 殺してくれない? それは 業務命令でしょうか? そうよ。 承知しました。 ちょっと待って。 やっぱり私も死ぬわ。 そうよ そのほうがいい。 だったら翼ちゃんを 置いてくわけにいかないから…。 こうなったら 一家心中よ。 明日 家族3人…。 この家ごと燃やしてくれる? 承知しました。  木を曲がり  木を曲がり  進んだら  進んだら  みんなが待ってる おうちです お姉ちゃん 翼くんね 今日 お誕生日なんだって。 あぁ そう。 とっても喜んでたよ。 「欲しいものを 好きなだけ買ってあげる」って ママにいわれたから もうバイオリン教室にも 行かなくていいし お受験もしなくていいんだって! あ… そう。 三田さん! ねぇ 三田さん? 今日 誕生日なんだって? 翼くんの。 (翔) えっ? それの どこが問題なわけ? 何か変だと思わない? いきなり 子供にバイオリン教室も お受験もしなくていいって いうなんて。 子供の教育には 命 懸けてたからな 隣のババア。 もしかして… 死のうとしてるんじゃないよね? えっ? 希衣 お願いがあるんだけど。 えっ! あっ こんばんは! こんばんは! 何なの? あんた達。 もう二度と来るなって いったでしょ? あの 妹が翼くんの誕生日なんで プレゼント持って来たんです! 翼くん いる? ハッピー バースデー! ちょっと! (翼) 何? 翼くん お誕生日おめでとう! こんなの いらない。 ちょっと 何すんだよ! もういいから帰ってくれる? あんた達。 そんなこといわないで 僕達も お祝いしたいな。 ウチは家族だけで やることにしてるの 誕生日は。 あっ あの おばさん! 三田さんに変なこと 頼んでないですよね? 何いってんの? もし そうなら やめてください! 三田さん どんな危ないことでも 本当にするから 今。 関係ないでしょ! あんた達に。 三田さん! お願い 変なことしないで もう! 頼むよ 三田さん! 帰って来て! (真利子) あぁ もう 帰って ほら! 危ない! 挟むから 邪魔! 帰れ! (ドアを閉める音) お食事の用意ができました。 (ドアが開く音) (皆川) 何かあったのか? 騒がしかったけど。 ううん 別に何も。 さっ 食べましょうか。 ほら 翼ちゃんも早く座って。 はい。 翼 早く! (皆川) すごいぞ! (翼) うわ! (皆川) ほら おいしそうだろう。 (翼) おいしそう。 じゃあ パパが一番初めに 食べるのは どれでしょうか? うん! (翼) おいしい! どれも おいしいな! なぁ 翼。 (翼) うん! 三田 料理とっても上手なんだよ。 ホントは こういうの 食べたかったんだよな 俺。 すいませんね いつも まずいもの食べさせて。 そんなこと いってないだろう。 そうだ 三田さんは ご家族いないんですか? 主人と息子がおりました。 ってことは…。 ひょっとして 亡くなったんですか? 2人とも。 はい。 息子は ちょうど 翼さんと同じ年でした。 よければ教えてもらえませんか? 何で亡くなったのか。 家に火をつけられました。 えっ!? 誰に? 三田 そろそろ ケーキ出してくれる? 承知しました。 (皆川:真利子)  ハッピー バースデー ディア 翼  ハッピー バースデー トゥー ユー 行くよ。 はい。 おぉ! やった! おめでとう! (液体をまく音) (皆川) ちょっと… ちょっと あんた! 何やってるんですか? 灯油をまいています。 だから 何で そんなことを やってるんだって聞いてるんだよ。 奥様に命じられましたので。 この家ごと 家族3人 燃やしてくれと。 はぁ? お前 そんなこと頼んだのか? あなたが悪いのよ! 私のこと 裏切ったりするから! 気は確かか? 翼の命を何だと思ってるんだ! 私ばっかり責めないでよ! それに まさかホントにやると 思わないじゃない。 あっ ちょっと やめろって おい! あぁ 痛い! (翼) パパ! (翼の泣き声) やめて! (翼の泣き声) (翼の泣き声) 何よ その顔。 あんた 頭おかしいわよ やっぱり。 平気で人を殺そうとするなんて。 危なくてしょうがないから 世の中のために あんたが死んだら? 承知しました。 (皆川) あ あぁ…。 (真利子) ちょっと! 何やってんのよ! 翼… 翼! 逃げろ! ちょっと… ちょっと待って! ねぇ 待って! (皆川) 逃げろ! (ドアが開く音) やめて 三田さん! 三田さん! 申し訳ありませんが 邪魔しないでいただけますか? お願いだから もうやめて! 三田さん。 出てってください! あなた達も死ぬことになります。 三田さん いいの? ホントに死んじゃうよ? 構いません。 そんなこと いうなよ! あなた達には関係のないことです。 関係あるもん! 希衣 三田さんのこと 大好きだから! 三田さんは 希衣のこと好き? 俺 頭悪いから どうやったらいいか 全然 分かんないけど でも…。 何とかして 三田さんのこと 守りたいんだよ! (海斗) 俺 必死で考えて 三田さんが幸せになれるような 答え 見つけるからさ! 私は 三田さんが何ていおうと 私達と三田さんの間に 家族の絆みたいなものが 出来たと思ってる! そうじゃなきゃ あんな すごいこと 話してくれないでしょ? だから 絶対に その絆を離したくない! ううん 死んでも離さないから 私が。 いいかげんにしてください! もう私のことは ほうっておいてください。 私は家政婦として 命令されたことだけを やっていればいいんです。 何で…。 何で そんなこというんだよ! 私が 自分の意思を持っては いけない人間だからです。 私が自分の意思を持つと みんなが不幸になります。 私の愛した人達は みんな いなくなりました。 私の心には もう何も残っていません。 私は ロボットのように 命令されたことだけを やっていればいいんです。 だから… だから 家政婦をやってるの? 何度も何度も死のうとしたけど ダメでした。 自分の意思で動くと どうしても思う通りになりません。 ずっと待っていたんです。 この日が来るのを。 お願いですから もう邪魔しないでください! 三田さんは間違ってる! 私達は 三田さんのおかげで お母さんが死んだ辛さから 立ち直ることができたんだよ。 それって 三田さんが心の底から 本当は 私達のことを助けたい 幸せになってほしいって 思ってたからじゃないの? 俺達と 比べものにならないくらい 辛くて 悲しかったのは 分かるけど! 今度は 俺達が 俺達の力で 三田さんのこと助けたいんだよ! 三田さん 幼稚園に迎えに来て。 また一緒に 歌 歌って!  この坂を登ったら  右に行き 木があります (希衣) 木を曲がり 進んだら  みんなが待ってる おうちです (ドアが開く音) そいつだ! 早く捕まえてくれ! (結) ちょっと待ってください これには いろいろ訳が…。 来なさい! (子供達) 三田さん! あの… 大丈夫でしたか? 大丈夫ですよ あなた! 警察もね 奥さんを呼んで 事情を聴いたら 夫婦ゲンカの あれってことが 分かったみたいで。 それに旦那さんもねぇ 「もともと悪いのは自分だから これ以上 恥をさらすわけには いかないんだ」って。 そうですか。 失礼します。 あの 三田さん…。 子供達から聞きました。 「三田さんが怒ってるの 初めて見た」って。 実は 僕も怒ってます。 あなた ウチの子供達のこと あんな危ない目に 遭わせたんですよ! あの子達は 命懸けで あなたの ことを守ろうとしたんですよ! それなのに このまま知らんぷりですか? 申し訳ありません。 そう思うなら 責任とって また家で働いてください。 いいですよね? ええ うちは もう 全然あれですから。 その代わり僕達も 今までみたいに 他の人に迷惑をかけたり 自分の責任を 放棄したりするような 卑怯なことは頼みません。 僕達 家族が幸せになれるよう 三田さんに 助けてもらいたいんです。 できれば 三田さんにも 幸せになってもらいたいんです。 それでも よければ また家に来てくれませんか? あなたの意思で。 おはよう。 おはよう よし。 おはよう。 (海斗) おはよう。 (翔) おはよう。 おはよう。 おはよう。 はぁ…。 来るかな? 三田さん。 来るよ。 うん。 うん。 はぁ…。 (翔) やっぱ 来ないのかよ 三田さん。 (チャイム) (チャイム) 希衣が出る! ウフっ どうも 家政婦の三田です。 あの… もしかして また あなたが? いいえ 違うんです。 この前 忘れ物したみたいで ハンカチ ありませんでした? あっ もしかして これですか? あっ すみません ありがとうございます。 あっ それから…。 まだ 何か? 表に 灯ちゃん来てますけど。 えっ!? 三田さん。 何やってんだよ 早く 中 入ってよ。 その前に 確認してもよろしいですか? 何ですか? 私は あくまで家政婦です。 皆さんの家族ではありません。 あぁ… 分かってます。 皆さんと一緒に お食事は とりません。 どこかに出掛けたりもしません。 それから 笑えといわれても それだけは無理です。 それでも よろしいですか? 分かりました。 失礼します。 朝から すごいな。 (翔) うまそう! じゃあ いただきます。 いただきます。 やっぱ うま! あっ! ん? (結) 何? どうしたの? 三田さん! はい。 とげ 刺さっちゃったんだけど とげ抜き ない? あります。 (海斗) なぁ あのカバン 絶対 出て来ないようなものを 頼んでも 出て来んじゃないかな? フフ… じゃあ 何か いってみろよ。 三田さん。 はい。 頭良くなる薬 ないかな? そんなものはありません。 やっぱり。 (結) フフフ。 (翔) バカ。 あるわけないだろ お前。 じゃあ 三田さん。 はい。 ご主人と息子さんの写真ある? あっ ごめん 忘れて。 早くなさらないと遅刻なさいます。 ヤバっ! いってきます! いってきます! いってらっしゃいませ。 ハハっ ほら 希衣 行くぞ。 はぁ…。 おはようございます。 あっ 帰ってたんだ 三田さん。 だったら もう安心だ。 お義兄さん達のこと よろしくお願いします。 それから よかったら食べてください これ。 旦那様達のために 作ってらしたんですか? あぁ… いっつも こうなんですよね 私。 いつも間が悪いっていうか 何をやっても裏目で。 万年厄年なんです 急いでる時に 限って タクシーは来ないし 厄払いに神社に行ったら 階段から落ちるし パソコンもファクスも 私が触ると故障しちゃうし 男と付き合っても 結局はババばっかりっていうか ろくな男 好きにならなくて。 はぁ…。 何が おっしゃりたいのですか? 三田さん 私… お義兄さんのことが好きみたい。 自分でも バカみたいって 分かってるんだけど もう どうしようもなくて…。 あぁ 何いってんだろ…。 今の 忘れてください。 それから みんなには 絶対に いわないでもらえますか。 もう二度と ここには来ないんで。 それじゃ。 (三田の息子) ((今日もおいしいね ママの料理)) (三田の夫) ((ホント パパ達は幸せだな)) ((こんな おいしいものが 毎日 食べられて)) (三田の息子)((うん)) ((野菜も たくさん食べるんだぞ)) (三田の息子)((うん)) (三田の夫)((取ってあげようか)) (三田の夫)((よっ! ちょっと こぼれたけど いっか)) ((ねぇ ママ また3人で 遊園地 行こうよ)) ((うん そうしようか ママ 今度の日曜に)) (皿が割れる音)