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唯吾分享家政妇三田11日文字幕,台词

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(明美) <皆さん こんばんは
私 『晴海家政婦紹介所』の 
晴海明美と申します> 
<いや これが阿須田家の
お宅なんですね> 
<私 初めて拝見いたしました> 
<でも あれですよね 
ここの家のおかあさんが
亡くなったのが 
そもそもの始まりでしたよね> 
<灯ちゃん このお宅に来てから 
ホントに
いろんなことがありましたよね> 
<旦那さんにも お子さん達にも> 
<でも
この家の方達のおかげで 
灯ちゃんも 少しだけど
生きる勇気を取り戻して…> 
<実は あれなんですよ 
旦那さんと息子さんが
亡くなってから 
初めて
お墓参りに行ってるんですよ> 
(三田 灯) 来年も また来るね。 
(阿須田 結)
あ 三田さん やっぱり 
旦那さんと息子さんの
お墓参りに来たんだ。 
(阿須田海斗) あれ もしかして
今日って 命日じゃない? 
ん? 
(阿須田希衣)
「めいにち」って 何? 
一年に1回 
この世から いなくなった
大切な人を思い出す日だよ。 
(三田の義母) ≪誰? あなた達≫ 
(三田の義母)
何やってるの? うちのお墓で。 
えっ? 
あっ もしかして 亡くなった
旦那さんの お母さんですか? 
(阿須田 翔) 俺達 三田さんに
家政婦やってもらってるんです。 
三田さん? 
あの女 家政婦なんかやってるの? 
どうせ
お愛想笑いで こび売って 
おたくに
うまく取り入ってんでしょ。 
な… 何いってるんですか! 
あなたのせいで
三田さんは ずっと笑えなくて…。 
息子さんと お孫さんを
一度に亡くされて 
辛かったと思うけど 
三田さんに 「死ぬまで
二度と笑うな」っていうなんて。 
何いってんのよ 私 そんなこと
いった覚え ないわよ。 
(三田の義母)
((あんたが殺したのよ!)) 
((息子と孫を返して!)) 
((三田の義母の泣き声)) 
(三田の義母)
((もう謝らなくていいから 
死ぬまで 二度と笑わないで!)) 
あの女に いっといてよ 
変な言い掛かり
やめてちょうだい。 
(翔) はぁ。 
あぁ
マジかよ 覚えてないって。 
まぁ よくあることだけどね。 
足を踏んだほうは忘れて
踏まれたほうだけ覚えてるって。 
何 冷静に分析してんだよ お前は。 
はぁ。 
それにしても
三田さんが家に来た時は 
あんなに辛い過去があるなんて
全然 知らなかったよな。 
確かに… 笑わないし 
いわれたことは 何でも
「承知しました」ってやるから 
最初は 何か不気味だったよね。 
<母を亡くしたばかりの
阿須田家に 
灯ちゃんを派遣したのは 
今思えば
運命だったのかもしれませんね> 
(希衣) はい! 
家政婦の三田です。 
結さんは 7時52分のバス。 
翔さんと海斗さんは 8時すぎには
出ないと遅刻するので 
そろそろ準備をなさったほうが。 
旦那様も いつもより
早めにお出掛けになったほうが 
よろしいと思います。 
「環八」は
いつもより渋滞していると 
道路情報がいっていましたので。 
(阿須田恵一) あぁ はい。 
(明美)
私ですね 『晴海家政婦紹介所』の
晴海と申しますが 
いわれたことは
何でも やっちゃいますからね。 
気をつけていただけますか。 
あの…
それの何が問題なんですか? 
まぁ 極端にいえば 
「人を殺せ」っていわれたら 
本当に やりかねないんで。 
三田さん 全部 捨ててくれる? 
承知しました。 
おい…。 
何やってんだよ? 冗談だろ!? 
おい… おい やめろよ! 
いいから 捨てて。 
おい… おい やめろって! 
全部 燃やしちゃって! 
おい 何やってんだよ? 
あっ…。 
あっ。 
<次男 海斗くんのいじめ事件は 
もっと あれでした> 
殺してくれないかな?
あいつのこと。 
承知しました。 
(古田) 何だよ? 
何だよ! 何だよ!
(エアガンの発砲音) 
何だよ! お前 キモいんだ!
(エアガンの発砲音) 
来るな! 来るなっつってんだろ!
(エアガンの発砲音) 
来るな!
(エアガンの発砲音) 
うぅ! うぅ! 
うあ! あぁ…! 
あぁ あぁ! 
うあ! うっ…! あっ! 
(海斗) ≪やめろ!≫ 
あぁ! ハァ… ハァハァ…。 
行こう! 
逃げんのか!? 卑怯者! 
(古田) いくら逃げても 
ぜってぇ殺すからな! 
(古田のせき込み) 
どうすりゃいいんだろう 俺…。 
それは 
あなたが決めることです。 
三田さんは殴られたこと…。 
あります。 
痛くなかった? 
痛いです。 
でも 
逃げるよりは マシってこと? 
うあ!! 
(古田) うっ! 
うお! 
(海斗)
何で いじめなんかするんだよ!? 
人が死ぬって
マジ 大変なことなんだからな! 
もう訳分からないくらい
悲しくて 辛くて 悔しくて 
もう イヤな気持が
ずっと残るんだからな!! 
あぁ!! 
うあ! 
何だよ… 何なんだよ お前ら! 
最悪だよ 俺。 
私は…。 
大変よくできたと思います。 
(海斗の泣き声) 
<でも 一番の問題児は 
フフっ
父親の恵一さんですよねぇ> 
1年前になるけど
好きな人ができたんだ。 
それで おかあさんに
別れてくれないかって頼んだら 
その手紙が
翌日 かばんの中に入ってた。 
じゃあ… 
お父さんのせいで
自殺したってこと? お母さん。 
私達のことも捨てようとしたんだ。 
父親のくせに。
いや それは違う。 
でも 私達より不倫相手のほうを
とったんでしょ! 
いや そういうつもりじゃ ない。 
お父さんは… 
汚い。 
汚い 汚い 汚い 汚い!! 
あの人の会社に行って 
これ 全部
バラして来てくれないかな。 
承知しました。 
課長 ちょっと。
何だ? 
すいません。 
大変です 下で
こんなものを配っている人が。 
(三田の声)
営業部課長の阿須田恵一は 
経理部 風間美枝と
1年前から不倫していたが 
それが原因で 阿須田恵一の妻
凪子は自殺。 
しかも 子供達には
事故死だとウソをついていた。 
ホントなのかよ? 父さん。 
答えろよ! 
すまなかった。 
じゃあ お母さんは
ホントに事故じゃなくて…。 
この手紙
警察にも見せてないわけ? 
事故にしたほうが 
お前達も
傷つかなくて済むと思ったんだ。 
おかあさんが自殺だなんて
知ったら お前達だって…。 
これから生きて行くのも
辛いだろ? 
私達のせいにしないでよ!
そうだよ。 
自分を守っただけじゃん。 
すまなかった。 
「すまなかった」ばっか
いってんじゃねえよ!! 
俺は…! 
もう疲れた。 
何いってんの? 
おかあさん 死んでから 
何とかして いい父親になろうって
頑張ったけど 
もう無理だ。 
何いってんだよ! 
この前 おじいちゃんが
いってたように 
俺は お前達の父親になれる
資格なんかないんだよ! 
何いってんだよ! 
おかあさんのこと ホントに
愛してるかどうかも 
自信がない! 
黙れよ!! 
やめて 翔ちゃん! 
<灯ちゃんが
全てを暴露したせいで 
阿須田家は もう大変> 
<恵一さんは
追い出されちゃうし 
長男の翔君も荒れだして…> 
頼んだら ホントに
何でも やってくれるんだよね? 
やらしてよ。 
承知しました。 
やめろ。
(結) ≪ちょっと何やってんの!?≫ 
早く 服着て。 
承知しました。 
この家 めちゃめちゃに
してくれないかな? 
(翔) 何だよ どうせ 俺のこと 
どうしようもないとか
思ってんだろ? 
こっちが散々 悩んでんのに 
バカにしたような顔しやがって。 
お前なんかに
俺の気持が分かるかよ! 
分かります。 
(翔) えっ? 
(翔) おい! 
(翔) あっ。 
おい 何 書いてんだよ! 
(翔) おい 俺の気持が分かるって
どういう意味だよ? 
何で…。 
<灯ちゃんには
苦しんでる人の気持が 
分かるのかしら?> 
<長女の結さんも いろいろあれで
大変でしたよね> 
私 出て行くから この家。 
もう誰にも干渉されずに 
好きな人とだけ一緒にいたいの。 
≪ウソ!? 駆け落ち?≫ 
(小沢)
≪ホント 分かってほしいよな 
そんなこと
できるわけないってさ≫ 
(小沢) 俺 もう
大学の推薦 決まってんだよ。 
私を殺して。 
承知しました。 
キャっ! 
お願い やめて! 
イヤ! 
お願い やめて! 
怖くないの? 死ぬのが。 
はい。 
もしかして 
前に死のうとしたことあるとか? 
あります。 
じゃ 何で死ななかったの? 
紹介所の晴海さんは… 
「きっと 神様が 
あなたには まだ生きる意味がある
っていってるのよ」と 
おっしゃってました。 
(ドアが開く音) 
結! 結! 
おっ おい! 何やってんだ!? 結! 
来ないで。 
何やってんだよ!? お姉ちゃん! 
来たら 死ぬから。 
(結) じゃあ 教えてよ。 
私には生きる意味があるわけ? 
こんな辛い思いをするのは
もうイヤ。 
好きな人には裏切られるし 
私なんか何もできないし。 
死んだほうがマシじゃない! 
それは…。 
「あなたが決めることです」とか
いう気? また。 
(結) ハッ! 
それは… 
あなたが幸せだからです。 
私の どこが? 
あなたには この家があります。 
あなたを愛してくれる家族が 
まだ います。 
もし 死んだら 
そういう人が どれだけ傷つくか 
ご自分でも
分かっているはずです。 
あんた達も めちゃくちゃなこと
頼んだよね。 
お姉ちゃんに いわれたくないよ。 
希衣は
変なお願い頼んでないもん。 
希衣も 自分のこと誘拐してって
頼んだろ。 
(希衣) 来たら飛び降りるから! 
希衣!! 
アハハ…。 
でも
一番めちゃくちゃだったのは…。 
お父さん! 
わが家の一番の問題児。 
でも 三田さんのおかげで 
やっと 本当の家族になれたよね
私達。 
希衣ね 今度のお遊戯会で 
『オズの魔法使い』の
ドロシーやることになったの。 
お父さん 来てくれるかな? 
実は… 
会社をクビになって。 
子供達に 愛を証明するやり方も
まだ分からないし。 
このままじゃ 僕の石を 
希衣の缶の中に入れてもらえる
自信なんか 全然…。 
あれ? 
ない。 
希衣から預かった石が ない。 
あぁ どこで落としたんだ!? 
三田さん。 
頼んだら何でも
やってくれるんでしたよね? 
私にできることなら。 
明日のお遊戯会
中止にしてくれませんか? 
承知しました。 
もしもし 僕です。 
あの… 昨日 頼んでた
お遊戯会の件ですけれど。 
やっぱり やめてもらえますか? 
申し訳ありません
もう 手遅れです。 
(皆川真利子)
一体 どうなるんですか?
お遊戯会。 
ウチの翼ちゃん
とっても楽しみにしてるんですよ。 
すいません!
今 警察の方が調べてますので。 
あの 一体 どうしたんですか? 
予告電話があったんです。 
お遊戯会を中止しないと
幼稚園を爆破するって。 
えっ!? 
女房の代わりに
俺が死ねば よかったんだ。 
チクショ! 
うわっ! 
(希衣) ≪お父さん!≫ 
(海斗) お父さん!
(希衣) お父さん! 
(希衣) お父さん! 
何で? 
結さん達に 
なぜ 旦那様がお遊戯会を
中止にしようとしたのかと 
聞かれたので 
会社をクビになり
希衣さんの石もなくし 
もう 子供達に愛を証明する自信が
なくなったと泣いていらしたと 
お伝えしたので。 
(海斗) お父さん!
(翔) お父さん! 
お父さん!
来るな! 
三田さんから聞いたろ! 
俺は お前達の父親になる
資格なんかないんだ! 
じゃあ 最後に1つ
お願いがあるんだけど。 
お父さん 希衣のドロシー見て。 
(靴を鳴らす音) 
さぁ みんなで 一緒に歌って。 
この坂を 登ったら 
右に行き 木があります 
木を曲がり 進んだら 
みんなが待ってる
おうちです 
<父親の自覚が持てない
恵一さんでしたが 
男はあれでしょ? 決断が
必要な時が来るんですよね> 
俺は… お前達の大事な大事な
お母さんを死なせてしまった。 
いくら謝っても
許されることじゃないけど…。 
本当に すまなかった! 
本当に 本当に申し訳なかった! 
お前達は許してくれなくていい。 
愛してくれなくてもいい。 
でも俺は 
俺は… お前達を愛したい! 
これから ずっと
一生 愛し続けて行きたい! 
だから
俺をお前達の父親にしてくれ! 
頼む! 
申し訳ありません。 
出過ぎたマネをしました。 
えっ? 
三田さん…。 
どうやって これ…。 
もしかしたら 会社で
なくされたのではないかと思い 
ゴミ置き場を捜しました。 
ありがとうございます! 
お父さん。 
やっと お父さん 帰って来たよ。 
お母さん。 
<家族が また揃って
本当に よかった> 
<灯ちゃんも こんな時ぐらい 
嬉しそうにすれば
いいのにねぇ> 
<ただ あのコには 
笑顔をつくれない
理由があるんですよ> 
(結) 三田さん
私達 考えたんだけど 
三田さんが いつも
ここで こうしてるのは 
息子さんと旦那さんと来た
思い出の場所だからなんでしょ? 
これを いつも頼んで
3人で食べてたんじゃないの? 
三田さんが 家族を殺すわけない。 
きっと 2人が死んだことに 
責任を感じてるだけなんじゃ
ないの? 
(希衣) ねぇ 教えて 三田さん。 
希衣が守ってあげるから。 
ちょっ! ちょっと ちょっと!
ちょっと待ってよ! 
申し上げたはずです。 
どうしても お聞きになるなら
お暇を頂くと。 
お寿司が来るまで
もなか 食べない? 
お! 俺 もう腹へり過ぎて
もたないし。 
見た目は 無愛想だけど
おいしいよね 
中に あんこが
いっぱい詰まって。 
まるで 三田さんみたい。 
希衣 だい好きになっちゃった
もなか。 
ねぇ 三田さんも食べて。 
フフっ よし! 
(海斗) いくつ食べんだよ?
はい 希衣。 
ありがと。 
私が 
初めて 紹介所の所長さんから
もなかを頂いたのは 
希衣さんと同じ年の頃でした。 
その1年前 
近所の川で 溺れそうになった私を
救おうとして 
大好きだった父が死にました。 
それ以来 母は心のどこかで 
最愛の夫を殺した娘を憎み 
避けるようになりました。 
私は 勉強や習い事を
必死で頑張り 
何とか
母に喜んでもらおうとしました。 
しかし 再婚し 子供をつくると 
弟のことばかり
かわいがるようになりました。 
義理の父が
私に色目を使うようになると 
母は ますます
私を憎むようになりました。 
「お前の その笑顔が悪いんだ 
その笑顔が
周りの者を不幸にする」と 
何度も何度も 責められました。 
それでも当時 家の家政婦を
やっていた所長さんに励まされ 
私は 懸命に笑顔をつくりました。 
いつか こんな自分を愛してくれる
人に巡り合えると信じていました。 
そして 主人と出会いました。 
彼に そっくりの男の子も
できました。 
私の こしらえた料理を
「おいしい おいしい」と 
食べてくれる2人を
見ているだけで 
他には何も いりませんでした。 
毎日毎日が幸せで
心から笑って過ごしました。 
そんな時
弟が家に来るようになりました。 
私を「愛している」と言い出し
付きまとうようになりました。 
主人は そんなこととは
夢にも思わず 
弟を いつも歓迎しました。 
それをいいことに
弟は 私に関係を迫り 
ストーカー行為を始めました。 
父親が違うとはいえ 姉弟であり 
私は 何とか彼の善意に
訴えようとしました。 
何度も何度も
「許してほしい」と頼みました。 
しかし ダメでした。 
やがて
主人が弟の正体を知りました。 
「二度と来ないでくれ」と
主人に責められた弟は 逆上し 
「俺を誘惑した
お前が悪いんだ」と 
私達の家に火をつけました。 
燃え盛る火の中 
「お母さん 助けて
お母さん 助けて」と叫ぶ 
息子の声が聞こえました。 
私は 火の中に
飛び込もうとしました。 
でも 消防の人に止められました。 
私が この世で一番大切だった
主人と息子は死にました。 
そんな私を あざ笑うかのように 
弟が 自ら命を絶ちました。 
残された母や 主人の両親は 
「お前が悪い 
お前の その笑顔が
結局 周りの者を不幸にする」と。 
「もう謝らなくていい
何もしなくていい 
ただ もう
死ぬまで 二度と笑うな」と。 
こうして 私の人生から 
光が 希望が 夢が 
愛が 喜びが 幸福が 
未来が消えました。 
私のことは
全て お話ししましたので。 
約束通り お暇を頂きます。 
あんた 頭おかしいわよ やっぱり。 
平気で人を殺そうとするなんて。 
危なくてしょうがないから
世の中のために 
あんたが死んだら? 
承知しました。 
(皆川) あ あぁ…。
(真利子) ちょっと! 
(ドアが開く音) 
お願いだから もうやめて!
三田さん。 
出てってください! 
三田さんが何ていおうと 
私達と三田さんの間に
家族の絆みたいなものが 
出来たと思ってる! 
そうじゃなきゃ 
あんな すごいこと
話してくれないでしょ? 
いいかげんにしてください! 
もう私のことは
ほうっておいてください。 
私は家政婦として 
命令されたことだけを
やっていればいいんです。 
何で そんなこというんだよ!? 
私が自分の意思を持つと 
みんなが不幸になります。 
私の愛した人達は 
みんな いなくなりました。 
私の心には 
もう何も残っていません。 
私は ロボットのように 
命令されたことだけを
やっていればいいんです。 
何度も何度も死のうとしたけど
ダメでした。 
自分の意思で動くと 
どうしても思う通りになりません。 
ずっと待っていたんです。 
この日が来るのを。 
お願いですから
もう邪魔しないでください! 
三田さんは間違ってる! 
私達は 三田さんのおかげで 
お母さんが死んだ辛さから
立ち直ることができたんだよ。 
それって 三田さんが心の底から 
本当は 私達のことを助けたい 
幸せになってほしいって
思ってたからじゃないの? 
俺達と
比べものにならないくらい 
辛くて 悲しかったのは
分かるけど! 
今度は 俺達が 俺達の力で 
三田さんのこと助けたいんだよ! 
三田さん 幼稚園に迎えに来て。 
また一緒に 歌 歌って! 
<そんな灯ちゃんも
阿須田家と触れ合ううちに 
何かが 変わって行きました> 
(純)((今日もおいしいね
ママの料理)) 
(三田の夫)
((ホント パパ達は幸せだな 
こんな おいしいものが
毎日食べられて)) 
(純)((うん)) 
((野菜もたくさん食べるんだぞ)) 
(純)((うん))
(三田の夫)((取ってあげようか)) 
((よっ ちょっとこぼれたけど
いっか)) 
((ねぇママ また3人で
遊園地 行こうよ)) 
((うん そうしようか ママ
今度の日曜に)) 
(皿が割れる音) 
(店員) いらっしゃいませ
こんにちは。 
ファミリーセットください。 
はい お待たせしました。 
((ママ こっちこっち)) 
((ママ 早く!)) 
((ママ 今日もコーラは
2人で飲もうね)) 
((よし はい)) 
((ほら ママも早く食べよう)) 
((おいしいよ ママ)) 
ごめんね 
純。 
ごめんなさい あなた。 
2人とも責めてるでしょ。 
私一人だけが幸せになるなんて。 
あの人達を愛してしまいそうで
怖いの。 
私が愛したことで 
あの人達が不幸になるのが怖いの。 
だから…。 
早く そっちに連れてって。 
(結) 三田さん。 
もう自分を責めるのは やめて。 
旦那さんと息子さんだって 
ホントは
そんなこと望んでないよ。 
もういいじゃん
元の三田さんに戻っても。 
三田さんは
希衣が守ってあげるから。 
お願いだから こんな所に来て
こんなもの頼まないでよ。 
何時間たっても いつまでも
なくならないもの見て 
1人で苦しむなよ もう。 
申し訳ありませんが 
ほうっておいていただけますか。 
(翔) ほっとかない! 
これからは 
俺達が これ 全部食べるから。 
三田さんが何度ここに来ても
俺達が全部食べるから。 
やめろっていっても無駄だから。 
腹とかこわしても
全部食べるから! 
(翔) 三田さんが諦めるまで
一緒に ここに来て食べるから! 
お願いですから 
これ以上
優しくしないでください! 
私は 
主人と息子の死ぬ前の自分には
戻れないんです。 
戻ってはいけないんです。 
私達は 
三田さんに愛されても 
絶対 死なない! 
どんなに辛いことがあっても 
絶対 幸せになる! 
だから 一緒に帰ろう! 
三田さん! 
お家に帰ろう みんなで。 
三田さん! 
帰ろう。 
はぁ 怒ったし 泣いたし 
あとは 三田さんが
笑ってくれたらな。 
俺も見たいな 三田さんの笑顔。 
私 何かイヤな予感がするの。 
このままだと 三田さんが
どっか遠くに行っちゃうような。 
(ドアが開く音) 
あっ 三田さん 帰って来た。
えっ!? 
どうすんだよ お姉ちゃん。
え? どうしよう。 
希衣 考えたんだけど。
ん? 
三田さんと
ずっと一緒にいられる 
方法があるの! 
え?
え?
え? 
申し訳ありませんが 
後ろに立たないでいただけますか。 
はい。 
それって 弟さんに
ストーカーされたの思い出すから? 
はい。 
分かった もう やめるね。 
三田さん 私 三田さんが 
うららちゃんになってる夢を
見たことがあるんだ。 
その時は 何で こんな夢を
見るんだろうと思ってたけど 
三田さんのこと いろいろ知ったら
納得した。 
三田さんは昔
うららちゃんみたいに 
いつも笑ってたんじゃないかって。 
三田さん 業務命令があるの。 
何でしょうか。 
もう忘れて 「死ぬまで二度と
笑うな」っていわれたことなんて。 
俺達 三田さんの
笑顔が見たいんだよ。 
頑張ってギャグとか
考えるからさ 俺。 
希衣も三田さんのこと
喜ばせてあげるから。 
これからは 楽しい時とか
嬉しい時は 
私達と一緒に
笑ってくれないかな。 
申し訳ありませんが
それだけは無理です。 
どうしても やれと
おっしゃるのなら 
お暇を…。
(結) 分かった! 
それじゃあ…。 
笑うこと以外なら 
何でも
聞いてくれるんだよね? 
私にできることなら。 
じゃあ これからも
ずっと ここにいて。 
希衣 見つけたの
三田さんの石。 
ここに入れて 三田さん。 
私達の…。 
お母さんになって。 
承知しました。 
<この後は…> 
<笑顔は 見られるのか?>