唯吾日语

最简单的日语网站,最丰富的日语内容!

日本语能力考试

唯吾分享推理要在晚餐后08日文字幕,台词

亲,跪求分享哦 m(__)m

更多
(麗子)うん どれにしよっかな。 
(影山)どれも
お似合いになるかと思いますが 
高価な宝石を着けて どちらへ
行かれるのでございますか。 
(麗子)テレビ局よ。 
これにしよっと。
テレビ局。 
うん
学生時代の先輩が歌舞伎役者で 
今度
ドラマに主演することになったの。 
それで その制作発表パーティーに友達と一緒に誘ってもらったの。 
まさか その役者のお名前は。
染田 松五郎。 
何と 七代目 染田 松五郎と
ご学友でございましたか。 
私も ぜひ高校時代の松五郎を 
拝見してみたいもので
ございますね。 
あら あなた
タマちゃんのファンだったの? 
タマちゃん。 
ああ 屋号の玉乃屋から
とったのでございますね。 
へえ あなた
歌舞伎にも詳しかったのね。 
はい。
高1のときにね 
学校の行事で
歌舞伎見学に行ったんだけど 
その舞台に染田先輩が出ていたの。 
そうしたら。 
そこで初めて
先輩の屋号を知ったんだけど 
それ以来 みんな タマちゃんって
呼ぶようになったってわけ。 
染田 松五郎といえば
名門 玉乃屋の名跡。 
それを
タマちゃんとお呼びになるとは 
なかなか粋でございますね。 
まあ でも みんな 本人の前では 
普通に
松五郎先輩って呼んでたけどね。 
うちの学校は付属だから 
大学まで ずっとタマちゃんと
一緒だったんだけど 
タマちゃんは
とにかくモテたわけ。 
高1のとき
友達から預かったラブレターを 
タマちゃんに
渡したことがあって 
それで私は知り合いになったの。 
(松五郎)《気持ちだけ
頂いておくよ》 
そういえば あのときは
結局 受け取ってもらえなくて。 
そんなこと友達に言えないし 
手紙を
捨てるわけにもいかないし 
ホント困ったのよね。 
で 大学に入ってから 
タマちゃんと同じゼミになって
仲良くなったの。 
なるほど
そういうことでございましたか。 
さすがはテレビ局でございますね。 
出待ちの方が
たくさんいらっしゃいます。 
私が降りたら どんな反応かしら。 
女優と間違われたりして。 
(悲鳴)
あっ。 
(一同)あっ。 
お嬢さま。 
(一同の笑い声) 
影山。
はい。 
今 私は 転んだのかしら? 
何のことでございましょう。 
お嬢さまは今 車から
降りられただけでございますが。 
そうよね。
私も そんな気がするわ。 
では いってらっしゃいませ。 
今日は ついてこないでよ。
お友達と会うだけなんだから。 
承知いたしました。 
私も この後 ちょうど
私用があります故。 
あっ そう。 じゃ。 
(夏希)相変わらず
そそっかしいな 麗子。 
見られてたか。 
<中学時代からの友人
宮本 夏希> 
<代々 医者の家系で
さばさばした性格の姉御肌> 
(麻衣)大丈夫?
(雛子)麗子さん 
足首
90度くらい曲がってましたけど。 
大丈夫よ
90度に曲がるわけないから。 
<天然キャラの 森 雛子。
お父さまは商社マン> 
<高校1年の秋に
海外の学校から編入してきて 
今でも
みんなに敬語を使っている> 
<私たちの中で
一番 控えめな性格の 木崎 麻衣> 
<お父さまは
日本画の巨匠 木崎 観山 
お母さまは
書道家 木崎 万葉という 
芸術一家の一人娘> 
《まだ
この3人に見られたのは許せる》 
《しかし》
≪(綾華)オホホホホホホ。 
地べたに はいつくばるなんて 
恥ずかしいにも
程がありますわね。 
運動靴に履き替えていらしたら
どうかしら? 
<桐生院 綾華。
歴史ある桐生院財閥の令嬢で 
いつも私と張り合ってきた
あしきライバル> 
(綾華)やっぱり
宝生家と桐生院家では 
格が違うということね。 
家柄 関係ないし。
(夏希)またケンカかよ。 
(雛子)ホント
姉妹みたいに仲が悪いですよね。 
(夏希)さあ 行こうか。
(麻衣)うん。 
(雛子)はい。
(ため息) 
(麻衣)ちょっと
早く着いちゃったみたいだね。 
(綾華)で 麗子 これは いったい
どういうことかしら。 
えっ?
(綾華)丸かぶりじゃない。 
胸の宝石まで一緒じゃん。 
完全に狙ってるわね。
たまたまに決まってるでしょ。 
(雛子)あっ あの人も。 
(夏希)赤いドレスに 赤い宝石。 
(雛子)はやってるんですね。
(麗子・綾華)はやってない。 
まあまあ むきになんない。 
あっ。 
タマちゃん
相変わらずカッコイイ。 
そういえば
私 いいこと聞いちゃった。 
タマちゃん結婚するんですって。 
(一同)えっ。 
綾華は
相変わらず そういう情報 早いな。 
ねえねえ 相手は? 
(綾華)詳しくは
分からないんだけど 
年上で同じ業界の人らしいわよ。
へえ。 
(綾華)この会場に
いるんじゃないかしら。 
(夏希)えっ 誰? 誰 誰。 
麻衣さん? 
あっ 大丈夫? 麻衣。
(麻衣)あっ ごめん。 
何だか 具合 悪いから 先 帰るね。 
じゃ 下まで送ってくよ。 
どうしたんだろう 急に。 
雛子 麻衣と仲良かったでしょ?
何か知らない? 
(雛子)あっ さあ。
(松五郎)やあ よく来てくれたね。 
あっ 先輩 おめでとうございます。 
(綾華・雛子)おめでとう
ございます。 
ありがとう。
あっ 楽しんでってね。 
(綾華)あの人 誰だったかしら。 
先輩のお姉さんの瑞穂さんよ。
何度か会ってるでしょ。 
あっ 今は染田一門を
切り盛りされているとか。 
(瑞穂)お久しぶりね
麗ちゃん 綾ちゃん。 
確か青山のお店の
オープンパーティー以来だから 
半年ぶりかしら。
こんにちは 瑞穂さん。 
ごきげんよう。
(瑞穂)それに雛子さんも。 
こんにちは。 
夏希さんと麻衣さんは?
あっ あの 今 ちょっと。 
そう。 とにかく
今日は 弟のために ありがとう。 
ゆっくりしてってね。 
≪(風祭)フフ
俳優じゃなくて刑事ですよ。 
(男性)これは失礼
刑事さんでしたか。 
(松五郎)僕の わがままで
今回の警察監修は 
リアリティーを追求するために 
現職の刑事さんに
お願いしたんです。 
(風祭)え 私 日本一
ドラマティックな刑事として 
白羽の矢に
打ち抜かれてしまいました 
風祭 京一郎と申します。 
業界の皆さん シクヨロ。 
何で こんな所まで。 
≪本日は おめでとうございます。 
私 松五郎さんの
大ファンでございまして。 
(瑞穂)そうですか。 影山さん 
今日は
お忙しいところ お越しいただき 
ありがとうございます。
楽しんでいってくださいね。 
ありがとうございます。 
すみません。 
んっ
何で あなたが ここにいるのよ。 
今日は ついてこないでって
言ったでしょ。 
私も招待されていたという
だけでございます。 
あなたも
タマちゃんの知り合いなの? 
いいえ まったく。 一言 
おめでとうと
言いたかったものですから 
宝生グループの力を使って
強引にチケットを。 
勝手に力を使うな。
あっ 旦那さまの許可は ちゃんと。 
もう 今度
ちゃんと紹介してあげるから 
とにかく
今日のところは私の前から消えて。 
しっ しっしっ。
ホントでございますか? 
では失礼いたします。 
(ため息) 
(西山)あの 宝生さん。 
あっ ちょっと 
お話ししたいことが
あるんですけど 
いっ いいですか? 
(西山)お久しぶりですね。 
あの 1つ聞いてもいいですか? 
(西山)どうぞ。
あなた 誰? 
えっ?
あっ あそっ そうですよね 
僕のことなんて
覚えてないですよね。 
高1のとき同じクラスだった
西山です。 
今は染田先輩の付き人を
させていただいてます。 
西山君?
ええ。 
ごめん 思い出せない。 
あっ。 
あっ 僕 女子とは ほとんど
しゃべってなかったんで。 
でも宝生さんとは 1回だけ
しゃべったことがあります。 
(西山)《あの
森 雛子さんのことなんですけど》 
《雛子?》
(西山)《雛子さんは その 
すっ すっ すっ 好きな人とか
いるんでしょうか》 
《ああ この間 タマちゃん宛ての
ラブレター渡されたけど》 
《松五郎先輩ですか》 
ごめん まったく思い出せない。 
(西山)僕にとっては 生涯
忘れられない瞬間でしたけど。 
で 9年ぶりに会って
今度は何の用? 
あの
1つ お聞きしたいんですが 
今でも雛子さんは その 
染田先輩のことが
すっ すっ 好きなんでしょうか。 
ああ さっき。 
(雛子)《タマちゃん
相変わらずカッコイイ》 
って言ってたから
まあ 好きなんじゃない? 
何?
あなた まさか まだ雛子のことを。 
はい。
9年間も ずっと? 
はい。 少しでも 
雛子さんの憧れの人に近づこうと
染田先輩にお願いして 
付き人にまで
させていただいたんですけど 
やっぱり
僕は僕なので 変わりようもなく。 
重い。 何だか そのストーカー体質良くないって。 
あっ はあ。
当たって砕けてみなよ。 
砕けるの前提で話すの
やめてくださいよ。 
(瑞穂)はい
おかげさまで 今日 制作発表に。 
ええ 新春舞台のスケジュール
大丈夫ですので。 
ぜひ お付き合い
よろしくお願いします。 
はい はい 失礼します。 
≪(瑞穂)キャー!
≪(セットの倒れる音) 
おっ。
今の。 
あっ スタジオの方で。
うん。 
瑞穂さん? 
(松五郎)姉貴。
瑞穂さん分かりますか? 
(松五郎)おい 姉貴。
瑞穂さん。 
(瑞穂)麗ちゃん。
何があったんですか? 
急にセットが倒れてきて
振り返ったら知らない女が。 
知らない女? 
でも
どこかで見たことあるような。 
特徴は。 
赤いドレス。
それと胸に赤い宝石が。 
もう これくらいで。 
僕が付き添います。 
発表会は延期にしましたので
ご心配なく。 
大丈夫だよ
骨折はしてないって言ってたから。 
≪(救急車のサイレン) 
(風祭)はい はい はい はい
松五郎君。 
この事件は 警視庁きっての
敏腕刑事である この風祭が 
直接 捜査をして差し上げよう。 
風祭警部。
(風祭)んっ? ショウレイさん? 
何と こんな所で
あなたに出会えるとは。 
強過ぎる そして太過ぎる
僕たちの赤い糸は。 
麗ちゃん 知り合い。 
ええ まあ。
レイちゃん? 
あっ 松五郎先輩とは
学生時代からの知り合いで。 
それは よかった。
いや いや いや 
事件現場に必ず現れるあなたは
闇社会の人間で 
刑事である僕とは
禁断の愛になるのではないかと。 
僕も呼んでもいいですか?
レイちゃんって。 
はあ。 あの 風祭警部 私も捜査に
ご一緒させていただけませんか。 
はい 初めて呼んでくれましたね
僕の名前を レイちゃん。 
しかし それは無理です。 
警察の捜査に
一般人が同行するのは 
規則で禁止されています。 
そうですよね。
でも あなただけは特別です。 
いいんですか?
いいんです。 
そうだ 松五郎君
君も同行したまえ。 
役作りの参考にすればいい。 
ええ あっ ぜひ。
規則 全然 気にしてないし。 
はい はい はい はい はい
見えるよ 僕には。 
犯人へと続く確かな道が
はっきりと。 
さあ
どこまでも 僕に ついてきたまえ。 
はい 警部。 
あっ いた。 影山。 
し。 お嬢さま 私は今
ティータイムでございます故。 
えっ? あっ ちょっと これ
私の卒業アルバムじゃない。 
何 勝手に持ってきてるのよ。 
あっ 高校時代の松五郎を
拝見できるかと思いまして。 
写ってるわけないじゃない
2年も先輩なんだから。 
残念でございます。 
もう いいから
とにかく 急がないと まずいのよ。 
お嬢さまにおかれましては 
何やら のっぴきならない事態に
巻き込まれているご様子。 
しかしながら ティータイムだけは執事の権利として。 
じゃ くつろぎながらでもいいから聞いて。 
タマちゃんのお姉さんが
襲われたの。 
それで 風祭警部と
一緒に捜査することになって。 
《瑞穂さんは
こう証言していました》 
《犯人は知らない女だった。 でも
どこかで見たような顔だったと》 
《フッ それは矛盾だね。
おそらく混乱していたんだろう》 
《いいえ 瑞穂さんの
言うとおりだったのでは?》 
《パーティーには
大勢のお客さんが来ます》 
《その大半が
知らない人ですよね》 
《でも どこかで顔を合わせる》 
《そのとおり。 僕も最初から 
レイちゃんと同じことを
考えていたよ》 
《つまり犯人は
パーティーの参加者の中にいる》 
《分かっていて
言わなかったのは 
もしかして 僕たちが気付くのを
待っていてくれたんですか?》 
《ザッツライツ》
《何て器のでかい男なんだ》 
《はい》
(ため息) 
《目撃証言によれば 
犯人は赤いドレス姿
胸に赤い宝石を着けていた》 
《足止めした
パーティー客の中から 
条件に合った人物を
選び出すんだ》 
《分かりました》
《ちょっと待ってください》 
《宝石のことは
秘密にしませんか?》 
《どうしてだ》
《その情報を 
こっちが知っているとバレたら 
犯人は宝石を
外してしまうかもしれません》 
《オールライツ。 あえて僕が 
気付かないふりをしていたことに
よく気付いたね》 
《合格だよ レイちゃん》 
《くそ 俺は刑事失格だな》 
《松五郎君》
《はい》 
《宝石のことは言わずに
条件に合った女性を集めるんだ》 
《はい 警部》
《さすが役者 
刑事になりきっている》 
《しかし
レイちゃんとは波長が合うね》 
《初めて一緒に捜査をしたとは
思えないよ ハハハハハ》 
《そうですか》 
そのころ私は言い付けどおり
お嬢さまから離れ 
テレビ局の見学を。 
何 楽しんでるのよ。 
『夕陽にほえろ!』のセットを
発見したのでございますが 
ボスの部屋が あまりにも 
あのドラマに
似ておりましたので 
思わず あのシーンを。 
1人
あのお方になりきっておりました。 
ごめん 私世代には
さっぱり分からないんだけど。 
そのようでございますね。 
皆さん
きょとんとされておりました。 
で その後
条件に合う女性が集められたの。 
《オールライツ》 
《彼女たちはご友人ですか?》 
《ええ みんな
瑞穂さんの知り合いですが》 
《皆さんの6月のご予定は?》 
《えと 雛子の誕生日が
あるぐらいですけど 
それが何か》
《結構 ではレイちゃん 
式の日取りは やはり6月
ジューンブライドということで》 
《はっ?》
《何で私たちだけ残されんのよ》 
《夏希さん》
《実はケガをされた瑞穂さんが 
赤い服を着た女性が
逃げていくのを見たと 
証言しておりましてね》
《あら 
それだったら もっと
大勢いたんじゃありませんの?》 
《それが落ち着いた色合いの
装いが大半で 
赤いドレスなどという 
張り切り過ぎた格好の方は
それほど》 
(3人)《張り切ってません》
《まあ そう興奮なさらず》 
《それに全員を疑ってるわけでは
ありません》 
《僕には すでに
犯人の絞りこみが 
できていますからね》
《何ですって?》 
《ところで あなたは?》 
(永瀬)《永瀬 千秋。
モデルだけど》 
《被害者の 手代木 瑞穂さんを
ご存じですか?》 
《さあ》
《はい はい はい はい》 
《いよいよクライマックスだ
松五郎君》 
《えっ》
《ところで 永瀬 千秋さん 
その胸の宝石は見事ですね》 
《ルビーだけど それが?》 
《実は 手代木 瑞穂さんが
目撃した犯人は 
赤いドレスを着た女性で 
胸元に赤い宝石を
着けていたそうなんです》 
《なるほどね》 
《確かに私は
その条件に ぴったりね》 
《でも だったら
あの2人だって そうじゃない?》 
《おっしゃるとおり。
しかし犯人は 
手代木 瑞穂さんの
知らない女性だったそうです》 
《ところが 彼女たちは4人全員 
手代木 瑞穂さんと
知り合いなのです》 
《えっ?》
《よって 
この4人は全員 犯人ではない》 
《犯人の条件に合致する人物は 
永瀬 千秋さん
あなた1人しかいないんです》 
《ちょっと待って》 
《松五郎君 よく覚えておきたまえこれがプロの捜査だよ》 
《警部》
《永瀬 千秋さん 
あなたを逮捕します》
《ちょっと待った》 
《ワイ なぜ止めるんだい》 
《警部
千秋さんは犯人ではありません》 
《えっ?》 
《まだ
正式な発表はしていませんが 
彼女は僕のフィアンセなんです》 
《姉貴とも
何度も食事をしております》 
《嘘》
《あの人がタマちゃんの 
結婚相手》
《えっ?》 
《ということは》 
《姉貴は千秋さんのことを
よく知っている》 
《だから
千秋さんは犯人ではありません》 
《松五郎君》 
《千秋ちゃん》 
そのころ私は
ティータイムを楽しむ場所を 
探していたのでございますが。 
自由過ぎる。 
そこで 思わぬ お宝映像を
発見いたしまして。 
[TV](リポーター)《「本日
卒業式を迎えられました 
染田 松五郎さんが
いらっしゃいました」》 
んっ? タマちゃん? 
ええ 高校卒業時の
インタビューを受けている 
若き日の
染田 松五郎でございます。 
[TV]《「その 手に持っている物は
何ですか?」》 
[TV](松五郎)《「ああ
楽屋の のれんです」》 
《「卒業祝いに
大切な人から頂きました」》 
[TV](リポーター)《「大切な人
ひょっとして彼女ですか?」》 
[TV]《「いえ あの 秘密です」》 
へえ あのころタマちゃんに
彼女いたんだ。 
実に初々しい。
しかとダビングしてまいりました。 
また勝手に。 
で 散々 引っかき回した揚げ句
結局 風祭警部が。 
《はい はい はい はい はい》 
《やっぱり最初から僕が見立てた
とおりだったというわけか》 
《え 捜査結果を発表します 
これは事故です》
《事故?》 
《たまたまセットが倒れて起きた
不運な事故なのです》 
《まさか警部 最初から
事故と分かっていながら 
僕の役作りのために
捜査をしてくれたんですか?》 
《どこまで器のでかい男なんだ》 
《はい 松五郎君》 
《僕が君に教えるべきことは
他に何もない》 
《警部》 
《立派なデカになれよ》 
《はい》
《はい 捜査終了 お疲れちゃん》 
《待ってください。 ちょっと 
このまま待っててもらえますか?
お願いします》 
《このまま》
で ここに来たってわけ。 
どう? 何か分かった? 
まさか お嬢さまは 犯人が
分からないのでございますか? 
じゃ あなたは分かったの?
急いでいるから教えてよ。 
そのためには
少々 説明が必要となります。 
それより ほんの一瞬で 
事件を解決に導く方法も
ございますが。 
そんなことできるの?
はい。 
そのためには お嬢さまの協力が
必要不可欠でございます。 
私の?
お嬢さまには 
もう一度だけ皆さまの前で 
あれを
披露していただきたいのですが。 
あれって何? 
(悲鳴)
またか。 
オホホホホ 一度ならず二度までもぶざまなことね。 
(雛子)大丈夫ですか?
これは いけない。 
僕のジャガーで
すぐに僕のうちへ。 
だまして ごめん 雛子。 
(夏希)赤 何で? 緑だったのに。 
アレキサンドライト。
光によって色が変わる宝石。 
雛子 あなたがやったの? 
(泣き声) 
ごめんなさい。 
何で。 
(雛子)本当に ごめんなさい。 
(雛子の泣き声) 
はい はい はい はい はい。 
結局
僕の推理していたとおりだったね。 
所轄の警察署まで
一緒に行きましょうか お嬢さん。 
(雛子)はい。 
何で あの雛子が。 
どうやらお嬢さまは
森 雛子さまというお方を 
あまりご存じなかったようで
ございますね。 
そんなことないわよ。
雛子は私の親友の1人よ。 
ならば今回の事件の真相は
簡単にお分かりになるはずです。 
ご自分で よくお考えください。 
何よ やけに突き放すじゃない。 
この事件は 私が解決するよりも 
お嬢さま自身で 真相に
気付かれた方がよろしいかと。 
あなたに言われなくたって
自分で考えてたわよ。 
でも 瑞穂さんは 
犯人は知らない女だって
言っていたのに 
それなのに どうして知り合いの
雛子が犯人なのかしら。 
分かっちゃった。 
瑞穂さんは
雛子のことをかばっていたのね。 
いいえ
かばう理由はございません。 
分かっちゃってなかった。 
じゃ どうして雛子のことを 
知らない女だなんて
言ったのかしら。 
簡単でございます。 瑞穂さまは 
本当に雛子さまのことを
知らなかったのでございます。 
はっ?
2人は今日もパーティー会場で 
挨拶をしていたのよ。
それは私も見ておりました。 
じゃ 知り合いじゃない。
あなた何を見ていたのよ。 
お嬢さま
お言葉を返すようで恐縮ですが 
お嬢さまの方こそ 
どこに目ん玉お付けになって
らっしゃるのでございますか? 
ああ 見える見える。 
さっきも よく見えていたけど
やっぱり冬の夜空は奇麗ね。 
私 目だけはホントいいから。 
そう 言わなくても分かるでしょ。 
ここよ ここ。 ここに目ん玉
ばっちり付いてるでしょうが。 
何よ。 
本当に
何も気付かれていないのですね。 
今回の事件の発端は 
ほかでもない お嬢さま自身に
あるのでございますよ。 
私?
言ってる意味が分からないわ。 
ならば しかたありません。
無粋ながら 
私から事件の真相について
説明しなければなりませんが 
よろしいでしょうか。 
えっ?
よろしいでしょうか。 
はい お願いします。 
かしこまりました お嬢さま。 
ご友人の一大事。 
のんきにディナーを楽しんでいる
場合ではございません。 
こよいは
すぐに謎解きをいたしましょう。 
何で この私が お預け
食らわなくちゃならないのよ。 
さっさと
説明してもらおうじゃない。 
どうして瑞穂さんと雛子は
知り合いじゃないのよ。 
そもそも お嬢さまは
雛子さまと瑞穂さまが 
お二人だけで
お話されてるところを 
ご覧になったことが
あるのでございますか? 
えっ それはないけど 
でも2人は松五郎先輩を通じて
会っているはずよ。 
今日だって。
《それに雛子さんも》 
《こんにちは》 
瑞穂さんは
雛子の名前を知っていたわ。 
雛子も こんにちはって。
絶対 知り合いじゃない。 
いいえ この世の中
挨拶を交わした2人が 
必ず知り合いであるとは
限りません。 
ご自分に置き換えて
お考えください。 
もしも お嬢さまが
知らない会社員から 
突然 挨拶されたら
どうなさいますか? 
《あれ? すいません》 
《お久しぶりです。
どうも こんにちは》 
《どうも こんにちは》 
そのとおり。 多くの大人は
相手が知らない人でも 
挨拶をされれば
挨拶で返すものなのでございます。 
でも待って 瑞穂さんは
雛子の名前まで知っていたのよ。 
手品じゃあるまいし 
知らない相手の名前まで
言えるわけがないでしょ。 
それが まか不思議なことに
言えるのでございます。 
《私 松五郎さんの
大ファンでございまして》 
《あっ そうですか》 
《影山さん
今日は お忙しいところ…》 
事実 あのとき瑞穂さまは
私の名前を口にしました。 
初対面で
自己紹介もしていないというのに。 
確かに どうして分かったの? 
その手品の種は 
一緒にいた西山さまの
手帳でございます。 
そこにある出席者リストを見て
西山さまが 
事前に耳打ちしていたので
ございましょう。 
《3人は
先輩の学生時代のご友人で 
右から順に 宝生 麗子さん
森 雛子さん 桐生院 綾華さん》 
《あと 宮本 夏希さんと
木崎 麻衣さんが 
ご一緒のはずですが》 
(瑞穂)《お久しぶりね
麗ちゃん 綾ちゃん》 
《こんにちは 瑞穂さん》
《ごきげんよう》 
《それに雛子さんも》
《こんにちは》 
てことは その場で聞いた名前を
言っただけ? 
おそらく瑞穂さまは
よくパーティーで会われる 
お嬢さまと綾華さまのことは
覚えていたのでございましょう。 
しかし雛子さまのことは まったく知らなかったのではないかと。 
でも その場で
雛子の名前を覚えたんじゃ。 
いいえ 瑞穂さまは
あのパーティーのホスト役。 
多くの方々と挨拶を交わしたはず。 
その全てを覚えているとは
とうてい思えません。 
ですから どこかで見たような女と証言したのでございましょう。 
なるほどね。 
でも 何で雛子が犯人だって
特定できたのよ。 
ヒントは あのドラマセットに
使われる 夕日でございました。 
アレキサンドライトは 太陽光や
蛍光灯の明かりの下では緑。 
暖色系の明かりを受けると
赤に変化いたします。 
《こんにちは》
会場内は蛍光灯。 
雛子さまの宝石は緑でした。 
しかし あの夕日を受けたとき
確か雛子さまの石は 
赤だったのではないかと
記憶していたのでございます。 
よく覚えてたわね。 
確信はございませんでした。 
しかし風祭警部の言葉が
決め手となったのでございます。 
警部の言葉? 
《皆さんの6月のご予定は?》 
《えと 雛子の誕生日が
あるぐらいですけど 
それが何か》
あの会話のおかげで 
雛子さまの誕生月が
6月だと分かりました。 
6月の誕生石の1つは 
アレキサンドライトでございます。それで雛子が 
アレキサンドライトを
持っていると。 
はい 今回も
見事に やってくださいました。 
重ね重ね
ミラクルな方でございます。 
《はい》 
赤いドレスで
知らない女で 赤い宝石。 
確かに これで
雛子が犯人だと特定できるわね。 
でも動機は?
何で雛子は瑞穂さんを襲ったのよ。 
お嬢さま アレキサンドライトの
石言葉をご存じでございますか? 
石言葉?
「秘めた思い」でございます。 
雛子さまは ある人物への恋心を
その胸に しまいこんできた。 
それが 今回の事件の
引き金となったのでございます。 
雛子が好きだった相手って
もしかしてタマちゃんのこと? 
はい 雛子さまは 
思い続けてきたタマちゃんが
結婚することを知り 
犯行に至ったのでございます。 
じゃ まさか 瑞穂さんを
タマちゃんのフィアンセだと 
勘違いして狙ったとか?
そのとおりでございます。 
それはない。
だって瑞穂さん言ってたもん。 
《今日は
弟のために ありがとう》 
知り合いじゃなくても
あの言葉で 
瑞穂さんが
タマちゃんのお姉さんだって 
雛子にも分かったはずよ。 
タマちゃんのフィアンセだと
勘違いするわけないわ。 
さて お嬢さま
ここが考えどころでございます。 
タマちゃんとは 
本当に 染田 松五郎先輩の
ことなのでございましょうか。 
えっ? 何 言ってるの?
そんなの当然でしょ。 
玉乃屋のタマちゃんだって 
私の同級生なら
誰でも知ってるわよ。 
そこに お嬢さまの思い込みが
あるのでございます。 
思い込み?
お嬢さまたちにとって 
タマちゃんとは
松五郎先輩のことでした。 
が 雛子さまにとって 
タマちゃんとは 先輩とは違う
別人のことだったのでございます。 
はっ? 
お嬢さまたちは高校1年の春に
松五郎先輩の屋号を知り 
彼のことをタマちゃんと
呼ぶようになったのですよね。 
しかし このとき雛子さまは 
舞台を
ご覧になっていたのでしょうか。 
当然でしょ。 
って あれ? 
そうです 雛子さまは 
高校1年の秋に
転校してこられました。 
ならば 染田 松五郎の屋号も 
みんなが彼のことを
タマちゃんと呼んでいることも 
知らなかったはずです。 
そう言われれば そうね。 
でも私たちの話を聞いていれば
気付いたんじゃない? 
果たして そうでしょうか。 
染田 松五郎先輩 イコール
タマちゃんだと気付くためには 
玉乃屋という屋号を
知らなければなりません。 
偶然 気付くことは
まず ないでしょう。 
そうね。
そんな中 
もしも身近に
よりタマちゃんと呼ぶに 
ふさわしい人物が
いたとするならば 
雛子さまが その人物を
タマちゃんだと 
勘違いした可能性も
じゅうぶん考えられます。 
タマちゃんと呼ぶに
ふさわしい人物? 
例えば 名前にタマという文字が
含まれる人物は 
いらっしゃいません
でしたでしょうか。 
うん
そんな名前の人いなかったけど。 
そこにも
お嬢さまの思い込みがございます。 
例えば お嬢さまが日ごろ 
顔を合わせている
職場の仲間の方々。 
その 下の名前を
覚えてらっしゃいますか? 
下の名前。 
そういえば まったく覚えてない。 
(並木)《あらためまして
並木 誠一です》 
(山繁)《山繁 悟です》 
(江尻)《江尻 由香です》 
(宗森)《宗森あずみです》 
あっ そうだったっけ。 
このように 下の名前というのは 
意外と覚えていない
ものなのでございます。 
じゃ 私たちの身近なところに
タマがつく名前の人がいて 
雛子は その人のことを 
タマちゃんだと
思っていたってこと? 
さようでございます。 
誰だろう。 
私もティータイムに知りました。 
おそらく 彼のことかと。 
「西山 珠樹」って まさか。 
染田 松五郎の
付き人をされている 
あの西山さまでございます。 
《あっ 森 雛子です》 
《あっ えっ
にっ 西山 珠樹です》 
おそらく雛子さまは 
皆さんが すっかり忘れていた
西山さまの 珠樹という名前を 
しっかりと
覚えていたのでございましょう。 
(麻衣)《やっぱり
タマちゃんってカッコイイよね》 
《えっ? そうかしら》 
《まあ いいんじゃない?
タマちゃんなら》 
そして
お嬢さまたちの会話を聞き 
タマちゃんとは
西山 珠樹さまのことだと 
勘違いしたのでございます。 
えっ。 
じゃ もし仮に雛子が
勘違いをしているとして 
どうして瑞穂さんを襲うのよ。 
よくお考えください お嬢さま。 
雛子さまは タマちゃんのことが
好きだったのでございますよ。 
はっ。
気付かれましたか? 
そうです
雛子さまは松五郎先輩ではなく 
同じクラスの
西山 珠樹さまのことが 
好きだったのです。
ホントに? 
そう考えれば 全ての 辻褄が
合うのでございます。 
(雛子)《麗子さん これ 
タマちゃんに
渡してもらえませんか?》 
《えっ?》
雛子さまは 
西山 珠樹さまに恋文をしたため
お嬢さまにお渡しになられた。 
あのラブレターは
西山君宛てだったってこと? 
しかし お嬢さまは 手紙を
松五郎先輩に渡してしまった。 
《気持ちだけ頂いておくよ》 
《どうでした?》
《うん タマちゃんに渡しといた》 
《あっ そうですか
ありがとうございました》 
もちろん その後
雛子さまは返答をもらえず 
西山 珠樹さまに振られたのだと
思ったはずでございます。 
そして
事態は新たな局面を迎えます。 
《ねえ 雛ちゃん
びっくりしないでね》 
(雛子)《えっ 何 何?》 
《私 タマちゃんと
付き合うことになっちゃった》 
《えっ?》
木崎 麻衣さまが 
タマちゃんと
付き合い始めたのです。 
ちょっと待って
そんなの聞いたことないわよ。 
お嬢さまが知らなかっただけで
ございましょう。 
それはタマちゃんの卒業式の?
はい。 
[TV](松五郎)「卒業祝いに
大切な人から頂きました」 
[TV](リポーター)「ひょっとして
彼女ですか?」 
彼女から もらったと目される
この楽屋のれんは 
私が見るかぎり 
木崎 麻衣さまのご両親
日本画家の巨匠 木崎 観山と 
書道家 木崎 万葉の作品に
間違いございません。 
じゃ。
染田 松五郎の彼女とは 
木崎 麻衣さまでございます。 
《私がタマちゃんと
付き合うことになったの 
麗子ちゃんたちには
絶対 内緒だよ》 
《うん》 
そして
ここで勘違いの連鎖が生まれます。 
雛子さまは 麻衣さまが
タマちゃん つまり 
西山 珠樹さまと
付き合い始めたのだと 
勘違いされたのです。 
《どうしたの? 雛ちゃん》 
《あっ ううん》 
自分を振っておきながら
友達を選んだ。 
その事実を知り 
雛子さまは大きなショックを
受けたことでございましょう。 
《よかったね 麻衣さん》
(麻衣)《うん》 
《ねえ お茶して帰ろう》
(雛子)《あっ うん》 
(麻衣)《私が おごるから》 
大学生になってからも 
雛子さまは ずっと1人
心を痛めておられました。 
しかし 相手が
親友の麻衣さまなら仕方ないと 
自分に言い聞かせてきた。 
しかし 今日。 
《タマちゃん
結婚するんですって》 
タマちゃんが別の誰かと
結婚することを知ります。 
(綾華)《詳しくは
分からないんだけど 
年上で同じ業界の人らしいわよ》 
さらに ここでも
雛子さまの勘違いは続きます。 
大好きなタマちゃん
つまり 西山 珠樹さまは 
年上で同じ業界の人と結婚する。 
西山さまと談笑する瑞穂さまが
その相手だと映ったとしても 
おかしくはございません。 
そして 長年 親友のために
抑え込んできた気持ちが 
一気に あふれ出し。 
それは新たな恋敵への憎しみへと
変わったのでございます。 
《あの人が
タマちゃんの結婚相手》 
その後 雛子さまは 
ようやく自分の勘違いに
気付かれます。 
でも すでに遅かったのです。 
《ごめんなさい》 
たった1つの勘違いと 
9年分の純粋な恋心が
起こしてしまった悲劇。 
これが
今回の事件の真相でございます。 
でも やっぱり それって
あなたの想像よね。 
雛子が本当に西山君のことを
好きだったかどうかなんて 
分からないじゃない。 
ならば お嬢さま
雛子さまの本心を 
確かめる方法がございます。
どうするのよ。 
お嬢さまは まだ
お持ちなのではありませんか? 
証拠の品を。 
あっ。  
あった。 
やはり 捨てられずに 持って
いらしたのでございますね 
雛子さまから預かった
ラブレターを。 
雛子 ごめん。 
(雛子)「西山 珠樹くんへ」 
「急に こんな手紙を書いちゃって
ごめんなさい」 
「迷惑ですよね」 
(雛子)「それから西山くんの事を
ずっと見ちゃいます」 
「勉強も そうじも 
とにかく一生懸命な姿を
見ているうちに 
好きになっちゃいました」 
「西山くんからのメールを
待っています」 
「森 雛子」 
雛子さまは
自分の思いを ずっと その胸に 
しまいこんできたので
ございましょう。 
9年間 一度も
開けられることのなかった 
そのラブレターのように。 
私 バカだ。 
(雛子)《これ タマちゃんに
渡してもらえませんか?》 
《えっ?》
(雛子)《お願いします》 
《うん 分かった》 
《ありがとうございます》 
雛子の気持ちに気付いていたら
こんなことにならなかったのに。 
それは しかたのないことで
ございましょう。 
友達とは
勘違いや 擦れ違いから 
時に互いを
傷つけてしまうものでございます。 
しかしながら その傷を
癒やしてあげられるのも また 
友達だということを
お忘れなきよう。 
かけ違えたボタンは
最初から直せばいいだけです。 
そして 間違えを直すのに
遅いということはございません。 
影山 車。 
どちらへ? 
ちゃんと届けなくっちゃ
西山君に。 
かしこまりました。 
(山繁)『謎解きはディナーのあとで』の
オリジナルサウンドトラックを 
抽選で ぽん 50名の皆さまに
プレゼントいたします。 
どばっとご応募ください。