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唯吾分享推理要在晚餐后09日文字幕,台词

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(留美のため息)
(佐藤)どういうことなんだ。 
(米子)ここは 天道先生ご自身に
お話ししていただいた方が 
よろしいのではないでしょうか。 
(佐藤)そんなこと
できるわけないでしょ。 
先生は今
執筆の真っ最中なんですよ。 
(米子)はあ。 
(里美)あの 私 先に寝ますね。 
あら 里美ちゃん。 
(里美)おやすみなさい
米子さん 佐藤さん。 
(佐藤)おやすみなさい。 
(里美)あさっては
クリスマスイブですね。 
(佐藤)そうですね。
(里美)私 また買ってきますね 
クリスマスケーキ。 
じゃ よろしくお願いします。 
(佐藤のため息) 
(麗子)影山 いた。 
(影山)おはようございます
お嬢さま。 どうされました? 
ちょっと あなた 昨日の夜
どこかに行ってたでしょ。 
呼び鈴 鳴らしても
来なかったわよ。 
それは 大変 失礼いたしました。 
急用がございました故。 
ちょっと これ どうしたのよ。 
ああ これは うっかり。 
ふん
案外どじなのね 気を付けなさい。 
ところで お嬢さま 
あしたのクリスマスイブの
ご予定は。 
あっ。 
あの
どうか 今の質問は お忘れを。 
何でよ その程度の質問で
私が動揺するとでも? 
イブの予定くらい
半年前から予約殺到よ。 
さすがは お嬢さま。 
誰からも愛される
お人柄の故でございますね。 
それもあるでしょうけど
むしろ顔ね。 
何せ麗子ちゃんはカワイイから。
ただし 
私は刑事だから
予定どおりとは限らないわよ。 
だって犯罪者は
クリスマスなんて関係なく 
事件を起こしちゃうんだから。 
[TEL] 
ほら 噂をすれば やっぱり。 
おはようございます 警部。
事件ですか? 
[TEL](風祭)宝生君
君のあしたのイブの予定は? 
何で そんなことを? 
(風祭)イブの前日に
事件なんだよ。 
ただ安心したまえ。
いつもどおり僕が 
たったの1日で解決してみせよう。[TEL]1日? 
(風祭)気付いていたかい
宝生君。 
ここ最近の事件は
僕の力によって 
全て その日のうちに
解決しているという事実を。 
《ホントは
影山のおかげだけどね》 
(風祭)とにかく
あしたのイブまでに 
僕はショウレイさんを
捜さなければならない。 
はあ。 
[TEL]時間がないんだ
君も早く現場に来たまえ。 
場所は ミステリー作家
天道 静子の邸宅だ。 
影山 事件よ。
天道 静子の家ですって。 
うちの すぐ近くよね。
天道先生の? 
そういえば あなたの部屋にも
天道 静子の本があったわね。 
天道先生といえば 
私が最も敬愛する
女流ミステリー作家でございます。 
名実ともに
ミステリーの女王として 
君臨されていたにもかかわらず 
10年ほど前に
がらりと作風を変え 
さらなる新境地を切り開いていく
その姿勢に。 
もういいから 急いで。 
ところで影山 
どうして私のあしたの予定なんか
聞いたの? 
はあ そのことでございますが 
実は私 あしたの夜は
大事な予定がございまして。 
今 何て言った? 
あした クリスマスイブの夜 
私 予定がございまして
お屋敷を留守にいたします。 
お許しを。 
この裏切り者め。
執事のくせに 執事のくせに! 
落ち着いてくださいませ
お嬢さま。 
クリスマスイブの
一晩だけでございます。 
旦那さまにも
ご了承いただいております。 
ああ そう ああ そう
楽しんでいらっしゃいよ。 
その間 私は 刑事としての激務を
全うしてるから。 じゃあね。 
いってらっしゃいませ。 
(並木)被害者は
剣持 留美 28歳。 
第二の 天道 静子とも
いわれている 
新進気鋭のミステリー作家です。 
(山繁)頭を鈍器のような物で
ボヤッ 殴られていますね。 
死亡推定時刻は深夜0時前後だと。 
おや ミステリーの女王
天道 静子先生のお宅に 
なぜ 二番煎じの 剣持 留美が。 
(並木)どうやら
ミステリー作家たちが集まって 
クリスマスパーティーが
開かれる予定だったようです。 
昨晩から泊まっていたのは 
トラベルミステリーの名手
川又 宗助。 
グルメミステリーで有名な
宮地 沙織。 
ハードボイルド路線で
知られる 立花 邦夫。 
ユーモアミステリーの旗手
国岡 二郎。 
そして女王といわれる 
日本一の
売れっ子ミステリー作家 
天道 静子先生も 事件当時
離れの仕事場にいたと。 
じゃ 容疑者も その人たちの中に。 
はい はい はい はい。 
ミステリー作家たち
VS 風祭 京一郎。 
こんな名勝負 見たことあるかい
宝生君。 
いや ないですけど。
だが すでに勝負はついている。 
見たまえ これを。 
これは。 
X! そう これぞ まさしく
ダイイングメッセージだよ。 
おそらく
剣持 留美が襲われた際 
何かの拍子で
インクが床に広がった。 
剣持 留美は そのインクを使い 
まさに死の間際に
メッセージを残したというわけさ。 
でもXって。 
分からないのかい 宝生君。 
えっ?
さすがはプロのミステリー作家 
手の込んだ暗号を残したものだ。 
だが 僕には もう見えている。
Xの意味がね。 
ホントですか?
犯人を暴いてみせよう 
クリスマスイブの前の
イブイブにね。 
お嬢さま ドレッシングは
いかがいたしましょう。 
あっ お薦めでいいわ。 
それより
しばらく話し掛けないでくれる? 
ちょっと考えたいことがあるの。 
風祭警部のことでございますか? 
違うわよ。 事件よ 事件。 
天道 静子先生の邸宅で起きた
あの事件のことでございますね。 
して
捜査の進展状況は どのように。 
《何だか素直に教えちゃうのは
しゃくに障るけど 
ここ最近の事件は
全部 影山が解決しちゃってるし》 
《影山 謎を解きなさい》 
《情報を入力すれば
確実に答えを出してくれる 
こんなに便利な犯罪計算機を
使わない手はないわよね》 
《お嬢さま犯人は あいつでございます》 
《こんな簡単なことも
お分かりにならないなんて 
プロの刑事でございますか?》
《「ウケる」》 
《どこに目ん玉お付けになって
らっしゃるのでございますか?》 
《口が悪いのが
唯一の欠点だけど》 
《もういちいち気にすることないわ》 
《今夜こそ 執事の毒舌ごとき
華麗に受け流してやるわよ》 
いい? 影山 よく聞きなさい。 
今回の事件は ちょっと特殊なの。 
特殊とおっしゃいますと? 
被害者がダイイングメッセージを
残していたのよ。 
ダイイングメッセージですと? 
そうよ。 どうしたのよ
大きな声 出したりして。 
あなたらしくないわね。 
お嬢さま
ダイイングメッセージといえば 
推理作家 エラリー・クイーンの
『緋文字』に代表される 
ミステリーの
王道中の王道でございます。 
それが よもや 実際の犯行現場に
残されていようとは。 
そうね
推理小説では よく見るけど 
私も実際の現場で遭遇するとは
思わなかったわ。 
して そこには何と。 
それが意味が分からないのよ。 
Xって ただそれだけなんだもん。 
X?
そう。 しかも なぜか凶器が 
殺害現場の真上の 2階の部屋に
投げ込まれていたのよ。 
《何と》 
《確かに驚きですね。
何で2階に凶器が》 
《これは
少年野球 西東京リーグの 
最優秀投手に贈られる
トロフィー》 
《僕も同じ物を持ってるよ》 
《驚くところは そこですか?》 
《ここでの話この賞をもらったエースは 
必ず 中学 高校で肩を壊すというジンクスがあってね》 
《はあ それが?》
《ところがだよ 
僕は大丈夫だったのさ》 
《ジンクスすらも
関係ナッスィン》 
《まったく僕って男は》 
《何の自慢ですか それ》 
住み込みで働いている
家政婦の 田口 米子と 
長年 天道 静子の
編集担当をしている 
佐藤 武雄に話を聞いたの。 
佐藤は 天道 静子の専属で
毎日この家に通っているらしいわ。 
《では事件の経緯について
教えていただけませんか》 
(佐藤)《それが
こっちも よく分からないんです》 
《分からない?》
《ええ》 
《昨日 先生方が 突然 やって来て私が対応したんですが》 
(佐藤)《皆さん
どうされたのですか? 突然》 
(立花)《はっ?》 
《おい そっちから呼んどいて
何だよ それ》 
(佐藤)《呼んだ?》
(沙織)《天道先生から 
これが届いたから来ただけよ》 
(佐藤)《失礼》 
(川又)《天道先生に誘われたら
断るわけにはいかないでしょ》 
(国岡)《楽しみだ 天道先生には
会ったことないからね》 
(留美)《早く会わせてよ。
こっちも忙しいんだけど》 
(立花)《いつまで待たせんだよ》 
《今 先生に確認してまいります》 
《とにかく
こっちは呼び出されたんだから 
先生に会うまでは
帰らないわよ》 
《ねえ トイレは?》
《こちらです》 
《あっ ありがとう。
これ お土産ね》 
(留美)《待つんなら
仕事したいから 
部屋 用意してくれる?》 
《私は暇じゃないから》 
(米子)《はっ では すぐに》 
(立花)《女王さま気取りですか
第二の天道先生》 
《ハードボイルド気取ってる
ナルシシストより ましでしょ》 
《何だと?》 
(留美)《ずいぶん偉いのね 
私の10分の1も
売れてないくせに》 
《てめえ なめんじゃねえぞ
この野郎 殺すぞ》 
《どうぞ。
けど ちゃんと 頭 使ってよね》 
《あなたのトリックは
いつも ぬるいから》 
《なめんなよ この野郎》
(佐藤)《まあ まあ まあ まあ 
立花先生》 
《殺された 剣持 留美さんは 
他の作家さんとは あまり
仲が良くなかったんですか?》 
(佐藤)《ええ 剣持先生は
若くして大成されましたし 
強気な発言も目立ったので
同業者には本当に敵が多くて》 
《ねたみ 嫉妬 ジェラシー》 
《他の作家には
剣持 留美を殺害する 
数々の動機があったわけか》 
《全部 意味 一緒ですけど》 
《んっ?》 
(佐藤)《それで 天道先生に
事情を聴きに行ったんですが》 
(静子)《知らないわよ こんなの》《しかし 
皆さん 先生から届いたと》 
(静子)《誰かが
いたずらで集めたんでしょ》 
《とにかく私には関係ないから》 
《そう言われましても》 
《邪魔》 
《はい》 
《じゃ 誰が集めたか
分からないってことですか?》 
(佐藤)《そもそも天道先生は
人嫌いで有名なんです》 
《書斎に こもりっきりで 
外との連絡は
必ず私を通すはずなんですが》 
《はい はい はい はい》 
《これが どういうことか
分かるかい 宝生君》 
《えと 何者かが 
天道 静子の名をかたって
作家たちを集めた》 
《つまり 犯人は最初から
剣持 留美を殺害するつもりで 
呼び寄せたのでは
ないでしょうか》 
《いいや。 これは何者かが 
剣持 留美を呼び出すために
仕掛けた わななのさ》 
《だから私
そう言ったじゃないですか》 
《んっ?》
(佐藤)《それで 取りあえず 
泊まっていただくことに
なったんですが あんなことに》 
《失礼ですが
昨夜の0時ごろは?》 
(佐藤)《その時間でしたら
あっ スーパーにいましたね》 
《スーパー?》
《皆さん 
急にお泊まりになることに
なったので 
佐藤さんに
車を出していただいて 
24時間やってるスーパーに
朝食の材料 買いに》 
《戻ったのは1時ぐらいです》 
で 後でスーパーで確認もとれて 
佐藤 武雄と
田口 米子のアリバイが 
まず立証されたの。
なるほど。 
その後 さらに 昨日の夜のことを
聞いてたんだけど。 
《天道 静子先生が倒れた》
(米子)《ええ》 
《昨日の夜
2時近かったと思います》 
《国岡先生と
一杯 飲もうということになって》 
《天道先生》 
(佐藤)《天道先生 天道先生
天道先生 しっかりしてください》 
《その方が天道先生?》 
《国岡先生 申し訳ないが今夜は》(国岡)《あっ》 
(米子)《私も
佐藤さんの声を聞いて 
天道先生の娘の
里美ちゃんと一緒に》 
《宮地先生も
いらっしゃいました》 
(沙織)《もう
どうしたのよ 騒々しい》 
《今 天道先生が倒れてて》 
《えっ?》
《天道先生が?》 
(佐藤)《先生は最近
特に体の調子が悪く 
今も医師から絶対安静だと言われ
離れで寝ておられます》 
《で いつ 剣持 留美さんの遺体に気付かれたんですか?》 
《けさの
5時ごろだったと思います》 
《ゆうべは 私も こちらに
泊めていただいたんですが 
寝ていたら
突然 ガシャンって音がして》 
≪(窓ガラスの割れる音) 
(佐藤)《で 行ってみたら
2階の部屋に 
血が付いたトロフィーが》 
《そのうち
皆さんが集まってきたんですが 
その中に
剣持先生の姿だけがなく 
心配になって
部屋に行ってみたんです》 
《そうしたら》 
《つまり犯人は 
深夜0時ごろに
剣持 留美を殺害し 
朝の5時ごろ庭に出て 
2階に凶器を
放り投げたというわけですね》 
《でも
何で5時間後に そんなことを》 
《ああ まったく分からない。
だから その辺のことは 
この際 無視しよう》
《無視って》 
《意味不明な行動に
振り回される必要はない》 
《何しろダイイングメッセージが
あるんだからね》 
《ああ あのXのことですか?》 
《はい ところで あの
凶器となったトロフィーは?》 
《あれは 私が
子供のころに もらった物で 
昔 先生にお見せして そのまま》 
《もしかして 中学か高校のときに肩を壊しませんでしたか?》 
《ええ 高校のときに。
それで 野球は やめました》 
そのころ私は 近くにある
行きつけのケーキ屋さんで 
クリスマスケーキについての
打ち合わせを。 
(店主)《こっちが
クリスマスケーキで 
こっちがバースデーケーキ》 
毎年クリスマスに 
お父さんの誕生日ケーキを
買いに来る子供がいて 
紛らわしいんだよね
なんて笑い話を。 
《それは
紛らわしいでございますね》 
(店主)ハハハハハ…。
ハハハハハ。 
ていうか 私が仕事してる間に
クリスマスケーキの打ち合わせ? 
あっ 申し訳ございません。 
イブは
あしたなものでございまして。 
誰と祝うつもりか知らないけど
そんなの教えてくれなくていい。 
こっちは ついに 4人の
ミステリー作家たちを集めて 
話を聞いたの。 
《では
単刀直入に お伺いしましょう》 
《昨日の深夜0時ごろ
皆さんは何をしていましたか?》 
(立花)《ハハハハハ…》 
《普通だな
いきなりアリバイ調べか》 
《お料理のコースのように
捜査にも順番っていうものが》 
(川又)《午前0時だと
犯人も終電に間に合ったはずだ》 
《大事なのは
インパクトとユーモアだよ》 
《警部
何だか なめられてますよ》 
《じゃ もう
アリバイなんてバイバイ》 
《何なんだよ こいつ》 
《アリバイ調べなんてしなくたって僕にはできるんですよ 
簡単に犯人を絞りこむことがね》 
《犯人へとつながる
最大のヒント》 
《それは 剣持 留美さんが残した
ダイイングメッセージなのです》 
(立花)《ダイイング
メッセージだと?》 
《まさか あのX?》 
《はい
あのXが何を表しているのか 
それが分かれば
おのずと犯人が見えてきます》 
《あのXは》 
《はい はい はい はい
見えました 
今 パーペキに見えました》 
《頭文字がXで始まる単語は
極めて少ない》 
《そして今日は12月23日》 
《ならば もう
あれしかないでしょう》 
《警部 まさか》 
《はい
ダイイングメッセージのX 
それが表しているものは
クリスマスなのです》 
(4人)《で?》
《警部 
クリスマスだとしたら
何なんですか?》 
《フフ メリー風祭》 
私は宅配ピザの店員として 
ようやく天道家に入ることに
成功したのでございますが。 
何してるのよ
早く ピザ 届けなさいよ。 
すいません 落とし物をしてしまいしばらく捜索を。 
《まずっ》
そんなことしてたから 
あのピザ 冷えてたのね。
あっ 失礼いたしました。 
《X X X》 
《まさか》 
《絶対 関係ないですから》 
《ねえ 刑事さん 重要な容疑者を
教えてあげましょうか》 
《そうだよ 一番 怪しいやつは
はっきりしている》 
(国岡)《立花君
昨日 剣持さんに言ってたよね 
ぶっ殺すって》 
(立花)《ふざけんな
あんたらだって一緒だろうが》 
《自分の本をこけにされて 
ホントは殺したいほど
憎んでたんじゃないのか》 
《へえ そんなに憎んでたんだ》 
《ハッ 残念だったな
俺にはアリバイがある》 
《昨日の午前0時ごろなら 
俺は1人で近くの
ファミレスに行ってた》 
《店員も覚えてるはずさ》 
《ファミレス》 
《それより知ってんだぜ。
あんた最近 剣持に 
文学賞だけじゃなくて
男も取られたそうじゃないか》 
《あんたの方が よっぽど
殺意があったんじゃないのか?》 
《ちょっ》
《はい はい はい》 
《たった今
思い付いてしまいました 
犯人を絞りこむ新たな方法をね》 
《犯人は あの重いトロフィーを
庭から2階に放り入れた》 
《つまり それができない人間は 
容疑者から外されるのです》
《そうですね》 
《でしたら
里美さんには無理です》 
《小学校から音大付属で
ピアノ一筋なので 
ほとんど運動したことがないし 
ましてや この腕で
そんなことはできません》 
《失礼》 
《いいでしょう。 こう見えても
僕は 甲子園にも出たことがある》 
《腕を触っただけで分かります。
君には無理だ》 
(沙織)《だったら私にも無理?》 
《失礼》 
《却下》 
《私は?》
《却下》 
《触れてもくれない》 
《そして男性の皆さんは
全員 投げることが可能でしょう》 
《特に肩を壊したとはいえ 
僕と同じ西東京リーグの
最優秀投手に選ばれた 
佐藤さんにはね》 
《もしかして
自慢したかっただけですか?》 
で ここで突然。 
(佐藤)《里美さん》
里美さんが倒れてしまったのよ。 
《大丈夫ですか? 里美さん》 
まあ 単なる貧血だったから
よかったんだけどね。 
《すいません こんな事件が
起こるなんて ショックで》 
《そうよね でも安心して》 
《これで
里美さんの疑いも晴れたし 
佐藤さんと米子さんにも
アリバイがあるから》 
《あっ そうですか》 
《そうだ クリスマスケーキ
買ってこなくっちゃ》 
《X!》 
《ああ
もしかして大きな声で叫ぶと 
何か起こるのかもしれないと
思ってね》 
(ため息) 
その声なら私にも聞こえました。 
≪《X!》 
まだいたの?
落とし物が見つからず。 
何 捜してるのよ。 
≪(米子)《何なんですか?
今の大声は》 
《あっ いえいえ あの 別に》 
《失礼ですが 里美さんの
お父さんというのは?》 
《いえね 私も
人から聞いた話なんですけど 
ひどい男だったらしくて
借金をつくりまくって 
揚げ句の果てに
天道先生の財産と 
それまでの作品の版権までも
全部 売っちゃって 
どこかに
逃げちゃったらしいんですよ》 
《それ以来 先生は 
里美さんの面倒は
他の人に任せて 
自分は作品作りに集中して 
何とか お金を返済しながら 
この家を
維持されているんですって》 
《里美ちゃんも その辺の事情は
もう じゅうぶん分かってますよ》 
《そうなんですか》 
そのころ私は
ようやく落とし物を発見し 
天道家の隣の野球場で
ティータイムを。 
そろそろだと思ってた。 
(男の子)《ヘイ ヘイヘイ》 
いや 私 ティータイムより
野球が好きなんだと 
われながら初めて気が付きました。 
あなたが途中で
ティータイムをやめるなんて。 
こっちは 彼氏を取られたっていう宮地 沙織が 
一番 怪しいって話になって 
もう一度 話を聞いたんだけど。 
《アリバイがある》 
《ええ もともと私は
天道先生の大ファンで 
どうしても お会いしたくて
昨日の夜11時ぐらいに訪ねたら》 
(静子)《仕方ないわね いいわよ》 
(沙織)《仕事場に
入れてくれたんです》 
《そしたら意外と気さくな方で 
深夜1時くらいまで
お話しさせていただいて》 
《じゃ 先生が倒れる2時より前に会っていたと?》 
《あっ ええ
確かに具合が悪そうだったから 
申し訳ないこと
しちゃったなって》 
《でも なぜ さっきは
言わなかったんですか?》 
《あっ だって 天道先生が 
他の人にも会わなきゃいけなく
なっちゃうから 
内緒にしておいてくれって
言うから》 
宮地 沙織と 天道 静子には
犯行時刻に 
アリバイがあったことが
分かったのよ。 
《じゃ 宝生君
Xについては宿題 お疲れちゃん》 
《僕は もうしばらく
現場に残るよ》 
《あっ どうされました?》 
《僕なりに学んだのさ》 
《こういうふうに
捜査が終わった後 
ショウレイさんは
いつも現場に現れた》 
《つまり必ずショウレイさんは
今夜も ここに現れるはずだ》 
《知ってるかい?
こんな格言があることを》 
《厳戒態勢で
臨んでくれ》 
(江尻・宗森)《はい》
《お疲れさまでした》 
てことで 今日の捜査は
終了になったってわけ。 
影山は どう思う? 
どう思うと おっしゃられますと。 
だから事件の鍵を握る
ダイイングメッセージよ。 
ダイイングメッセージ?
何 言ってるのよ 
あなたも大興奮してたでしょ。 
フフフフ。 
何よ フフフフって。
ハハハ。 
影山 言いたいことがあるなら
はっきりおっしゃいなさい。 
お許しくださいませ お嬢さま。 
私 ちゃんちゃらおかしくて
横っ腹が痛うございます。 
《落ち着いて 宝生 麗子。
幾度となく味わってきたはずよ》 
《ちゃんちゃらおかしい?
いいじゃない 
笑うやつには笑わせておけば》 
《そうよ
笑わせておけばいいのよ》 
(笑い声) 
って
いつまで笑ってんだっつうの。 
クビよ クビ やっぱりクビ。 
何が そんなに おかしいのよ。
理由を言いなさい 理由を。 
ハァ。 
ハァじゃない。 
どうやら お嬢さまと警部は 
ダイイングメッセージのXに
惑わされているご様子。 
正直 申し上げて
いささか見当違いではないかと。 
どこが見当違いだっていうのよ。 
お嬢さま ダイイングメッセージでございますが 
実は 事件の真犯人とは
まったくの無関係でございます。 
はっ? どういうことよ。
今回の事件を読み解くならば 
まず注目すべきは
ダイイングメッセージではなく 
なぜ犯人は凶器のトロフィーを
2階に投げ入れたのか。 
これでございます。
トロフィー? 
確かに2階に投げ入れるなんて
おかしいと思ったけど。 
はい 犯行から5時間後
窓ガラスを破壊するような 
これ見よがしなまねを
したわけでございますから 
そこには そうするだけの 
明確な理由が
あったはずでございます。 
えっ? 理由? 
きちんとお考えになれば
見えてくるはずでございますよ。 
うん。 
分かんない もう教えて。 
お望みとあらば喜んで。 
ただし
まだ お食事の途中でございます。 
謎解きは
ディナーの後にいたしましょう。 
2階にトロフィーが投げ込まれた
理由をひもとくに当たり 
まずは 捜査をされていた
お嬢さまに お伺いいたします。 
えっ? 何? 
警察は 2階までトロフィーを 
投げることができた人間が
犯人である。 
そう考えていたので
ございますよね。 
当然でしょ
2階に投げ込まれていたんだから。 
では逆に言いますと 
放り投げることができない人間は
容疑の対象にはならない。 
そう思ったわけでございますよね。 
そうだけど 何が言いたいのよ。 
それこそが犯人の狙い。 
まさに思うつぼでございます。
はっ? 
つまり
投げられない人間は犯人ではない。 
そのように
捜査員に思い込ませるために 
犯人は2階の窓にトロフィーを
投げ入れたのでございます。 
そういうことか。 
あれ? てことは犯人は里美さん? 
あの子が
自分を容疑者から外すために 
2階にトロフィーを投げたの?
いいえ 
里美さんには
剣持 留美さんを殺害する動機が 
まったくございません。
でも里美さん以外に 
投げられない人は
いなかったじゃない。 
いいえ
もう1人いたかと思われます。 
誰よ。 
天道 静子先生です。 
あっ。
天道先生は 
最近 体調を崩されていたご様子。 
重いトロフィーを
2階まで投げるのは無理だと 
お嬢さまたちも思っていたのでは
ございませんか? 
確かに。
じゃ 天道 静子が犯人で 
彼女が
自分を容疑者から外すために 
トロフィーを
2階に投げたってこと? 
天道先生の力では やはり
それは無理でございましょう。 
これは娘の里美さんが 
母親をかばうために
やったのだと思われます。 
えっ? でも
里美さんも投げられないはずよ。 
いいえ 里美さんには
それができたのでございます。 
実は
風祭警部が絶叫した あのとき。 
≪《X!》 
見たのでございます。 
窓ガラスの割れた部屋が 
里美さんの部屋の
真下にあることを。 
あっ。 
はい 里美さんは 
下の窓に向かって
トロフィーを投げ込んだ。 
これなら 彼女の力でも
可能だったはずでございます。 
でも待って 何で里美さんは 
天道 静子を
かばう必要があったの? 
天道 静子が犯人かどうかは
分からないじゃない。 
おそらく里美さんは
朝の5時前後に偶然 
殺害現場に足を踏み入れたので
ございましょう。 
そこで彼女は
天道 静子先生につながる 
何らかの情報が書かれた 
ダイイングメッセージを
見てしまった。 
そんなものなかったわよ。
Xって文字しか。 
はい 里美さんは 
このままでは母親が犯人として
捕まってしまうと考え 
必死に
それを消したのでございます。 
しかし留美さんの指先に
血痕が残っていては 
彼女が何か書いたのではないかと
推理される可能性がある。 
そこで里美さんは
その指にインクを付けXと記した。 
こうすれば
指先の血痕を消すと同時に 
捜査の目を
Xに向けることができると 
考えたからでございます。 
じゃ Xって文字には
特に意味はなかったってこと? 
はい 謎めいた言葉
というだけでございましょう。 
里美さんは さらに母親を
容疑者から外す方法を考えた。 
そして 凶器である
トロフィーを持ち去り 
2階に投げ入れたのでございます。 
こうして 現場にXという
ダイイングメッセージが残され 
犯行時刻から5時間後に 凶器が
2階に投げ込まれるという 
奇妙な状況が
誕生したのでございます。 
なるほどね 筋は通ってるわね。 
じゃ ホントの
ダイイングメッセージにあった 
天道 静子が犯人ってこと? 
お嬢さま 思慮が浅いにも 
程があるというもので
ございますよ。 
また うっすらと毒を。
何が言いたいのよ。 
そもそも 死の間際にある人間が
文字を書くことなど 
めったなことでは
できるものではございません。 
ならば 犯人が 
自分で書いたと考える方が
ごく自然でございます。 
そう言われればそうだけど。 
じゃ もしかして 
犯人がダイイングメッセージを
捏造して 
天道 静子に
罪をなすり付けていたってこと? 
はい。 では お嬢さま 
もしも ご自分が
犯人だったとするならば 
誰の名前を書いたでしょうか。 
それは より犯人っぽく
見える人がいいわね。 
そのとおりでございます。
ならば天道先生よりも 
もっと犯人っぽく見える人物が
いたのではございませんか? 
あっ。
《あなたのトリックは 
いつも ぬるいから》
直前にケンカしていた 
立花 邦夫の方が よっぽど
犯人に仕立てやすかったはず。 
まさに うってつけよ。 
私も そう思います。 では 
なぜ犯人は 立花 邦夫の名前を
書かなかったのでしょうか。 
もちろん 立花 邦夫 本人が
まさしく犯人だった場合 
自分の名前は書かないでしょう。 
しかし
彼にはアリバイがありました。 
そうね
ファミレスに行ってたって。 
ならば可能性は1つ。 
それは 犯人が 剣持 留美さんと
立花 邦夫のケンカを 
見ていなかった場合でございます。 
では あの場にいなかったのは
誰でございましょうか。 
《トイレは?》
《こちらです》 
《あっ ありがとう》
そうか 宮地 沙織。 
はい 証言にあったとおり
宮地 沙織は 
文学賞も恋人も奪われた
憎しみから 
剣持 留美さんを殺害。
立花 邦夫という 
理想的なスケープゴートが
いることを知らずに 
天道 静子先生を 
容疑者に仕立てようとしたと
いうわけでございます。 
これが 今回の事件の
真相でございますが 
いかがでございましょうか
お嬢さま。 
フフ フフフフフ…。 
ハハハハハ…。 
どうされました お嬢さま。 
影山 今 私が思っていること
正直に言ってもいいかしら。 
それは もちろん
結構でございますが いったい。 
失礼ながら影山。 
影山は
アホでいらっしゃいますか? 
どういうことでございましょうか
お嬢さま。 
私 ちゃんと伝えたわよね 
宮地 沙織には
アリバイがあるって。 
ああ 天道 静子先生と
会っていたという 
あの証言のことでございますね。 
しかしながら
あれは本人が言ってるだけで 
信ぴょう性に欠けるかと。
残念。 
宮地 沙織のアリバイは
立証されたの。 
立証? どのように。 
認めたからよ 天道 静子が。 
天道先生が? 
(佐藤)《どうぞ》
あの後 無理を言って 
寝込んでいる天道先生に
少しだけ話を聞かせてもらったの。 
《天道先生 
実は 宮地 沙織さんが先生と
昨夜11時から2時間ほど 
ここで お会いしていたと
言うのですが 
それは本当でしょうか》 
《ええ》 
つまり 宮地 沙織には
ちゃんとしたアリバイがある。 
だから あなたの推理は
間違っていたってこと。 
ほら
もう一度 ちゃんと考えてよ 影山。 
真犯人は誰なの? 
申し訳ございません お嬢さま。 
私 この事件の真相が さっぱり
分からなくなってしまいました。 
えっ? 
宮地 沙織が犯人である。 
これで間違いないはずなので
ございますが。 
[TEL] 
どうされました? 警部。
[TEL]いや 
現場周辺で聞き込みをしていた
並木君たちが 
今になって
有力な目撃情報を拾ってきてね。 
目撃情報?
分かりました すぐに向かいます。 
影山 車を。 
かしこまりました。 
不審な人物?
(男性)ええ。 
昨日の夜 ここを走ってたら 
天道さんの家の中をのぞいてる
変な男がいて。 
それは何時ごろですか? 
昨日の
深夜0時ぐらいだったと思います。 
それって。
犯行の時刻と一致するね。 
他に その人の特徴は。 
(男性)うん タキシードみたいなぴしっとした格好で。 
あっ あと
右手を痛そうに押さえてたな。 
右手。
《これ どうしたのよ》 
これは捜査の方針を変えないと
いけないかもしれないね。 
すなわち外部の犯行という線も
考慮しなければならない。 
外部の犯行?
はい。 
例えば
熱狂的な 天道 静子ファンが 
ライバルの
ミステリー作家たちを集めて 
その才能をつぶしたとか。 
おい 宝生君。 
またXか。 
≪(物音) 
誰? 
はっ。 
影山? 
《ちょっと どうしたのよ これ》
《ああ これは うっかり》 
(男性)《タキシードみたいな
ぴしっとした格好で》 
《あっ あと
右手を痛そうに押さえてたな》 
《落とし物が見つからず》 
《宮地 沙織は犯人である》 
《これで間違いないはずなので
ございますが》 
あなたが犯人だったの? 影山。 
あなたは昨日 この家に侵入し
剣持 留美を殺害した。 
そして その罪を
宮地 沙織に押し付けようとした。 
ここで彼女を殺して
全てを終わらせる気だったの? 
ねえ。 
正直に話してよ。 
答えなさい影山。 
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