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唯吾分享亡者之声07日文字幕,台词

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(大己)どうして?
ねえ。 どうしてー!?
(亮介)おーい! お前は 朝っぱらからどうして どうして うるさいんだよ!
だって 哲平が 目覚まし 消して 寝てんだもん。
(哲平)止めても また鳴るから 大丈夫ですよ。
だったら その時間に セットすればいいじゃん。
1回 起きて もう1回 寝るのが 気持ちいいんだろ!
お前 二度寝の 気持ちよさ なめんなよ!
1回でも 不愉快なのに
2回も 起こされんのって 嫌じゃないの?
ねえ 聞いてんの?
聞いてないよ! 寝てんだよー!
1回で 目覚めた方が 絶対 気持ちいいんだって!
(哲平)それは 人それぞれじゃないですか?
恋愛だって そうじゃん!
振られたら すぐ 目が覚めた方が いいんだよ。
何 言ってんだよ!?
ほら もう!
あれ? この機能って 何ていうんだっけ?
はい!?
この 1回 止めても また こうやって 目覚ましが鳴る機能って 何ていうんだっけ?
あれ? 何でしたっけ?
この辺まで 出かかってるんだけど…。
ああ? ええっと…。
ラ…。 ラ? サ?
「サ」じゃないですよ。 ス…。
早く答えろよ!
えっ? 気になって 寝れないだろ!
サラ…。 何だよ!? シルラレって。
(哲平・大己・亮介)セ…。 スマ…。 ニ…。 ス…。 サ…。 スル…。
(佳奈子)何してんの?
なあ? アキ。
目覚ましを 1回 止めても また鳴る 機能のこと何ていうんだっけ?
おい! 聞くな! 反則だぞ!
(佳奈子)スヌーズ機能?
(3人)あーっ!
何で 出なかったんだ!?
俺が 一番 近かったのに!
(哲平)「ス」しか 合ってないじゃないですか!
ねえねえ。 あのさ スヌーズって どういう意味だっけ?
英語で 居眠りって意味でしょ。
(3人)あーっ!
ねえ 羽井君。
(彰)うん?
目覚ましで すぐ 起きれる人?
(彰)俺 目覚まし 駄目なんだよ。
止めるときに たたき壊しちゃうから。
どんな 止め方 してんの?
寝起き 悪そうだもんねぇ。
悪いのが 寝起きだけだったら いいんですけど…。 (哲平・亮介)ねー!
(彰)ほかに どこが悪いか 言ってもらおうか?
やめなよ!
(玲子)みんな 聞いて。
佐川先生とも 話し合ったんだけど
次の解剖から 2人ずつ 順番に解剖に 参加してもらうことになったから。
(彰)マジかよ!?
(哲平)緊張しますね。
最初は 加地君と 羽井君。
はい。
(玲子)みんなも これまで 立ち会った 解剖をしっかり思い出して
手順や動きを ちゃんと 復習しておくように。
(哲平・亮介・佳奈子)はい。
手順…。 まず 最初に 正中切開すんじゃん。
(哲平)次に 皮下脂肪を 計測しますよね。
で 横隔膜の高さを測る。
羽井君?
(彰)お前 頭 入ってるか?
うん…。 何となくかな。
うん そっか…。 きたな…。
頑張ろうぜ。
(事務員)はい。
(佐川)はい ありがとう。
はい お電話 代わりました。 佐川です。
司法ですか? 行政ですか?
承諾書は 取れてますか?
遺体の状況は?
分かりました。 じゃあ 10時から 始めたいと思いますので
ご遺体の 搬送を よろしく お願いします。
10時から 行政解剖。
みんな すぐに 準備に入るように。
(一同)はい。
(大和田)ええー 死亡者 野間口 静代 65歳。
おとといの 午後7時ごろ 住宅街の通りで突然 倒れる姿を
近所の人が 目撃し 通報。
すぐに 病院に運ばれたが 息を引き取った。
(玲子)所持品は?
(大和田)ええー 財布やハンカチが入った 手提げバッグ。
牛肉が入った スーパーのビニール袋。
あと 電器屋で購入した 目覚まし時計。
家族は 商店街で靴屋を営んでいる だんなさん 1人だけだな。
(佐川)左側腹部に 暗赤色調の 皮膚変色があるな。
(玲子)今日から 実際に 解剖の 作業に 加わってもらいます。
今回は 加地君と 羽井君ね。
(彰・大己)はい。
(佐川)ええー。 解剖を始める前に 1つだけ。
ここに 慣れてくると 死っていうものに対して感覚が まひしてしまうところがある。
だから ご遺体には ここに 至るまでの
人生が あったということを 一度 胸に 思い浮かべてから解剖に 当たってほしい。
そして いざ 始まったら全神経を 解剖に 集中させること。
いいね?
(一同)はい。
(佐川)では 始めます。
よろしく お願いします。
(一同)よろしく お願いします。
(功)解剖なんて やめろ!
指1本 触れても 承知しねえぞ!
(功)解剖なんか 必要ないって 何度 言ったら 分かるんだ!?
(大和田)でも 解剖承諾書に サインしたじゃないですか。
(功)あのときは 気が 動転してたんだよ!
早く あいつを返してくれ。
(佐川)お気持ちは お察しします。
でも 事件の可能性も ゼロではないんです。
そんなことは どうでもいいんだよ! 早く うちに 連れて帰らせろっつってんだ!
左の脇腹に 皮膚変色が 見られましたが
解剖しないと 死因を 特定することが…。
40年も 連れ添ってきたんだぞ!
あいつは 解剖なんか 望んじゃいねえんだ。 俺には 分かるんだよ!
解剖なんか したって 生き返るわけじゃねえだろ。
頼むから そっとしといてくれよ。
なっ?
おい アキ?
本当に…。 解剖しなくて よろしいんですか?
真実が分からないまま…。
(功)何で…。
訳の分からない 人間に体を いじくり回されなきゃ なんないんだ!?
あいつが かわいそうだろ。
解剖しないのって どうなんだろうな?
(哲平)しょうがないですよね。
うちの管轄では 司法解剖以外は
遺族の承諾が 必要ですから。
でもさ 本当に 事件性 ないのかなぁ?
事件性が ないっていう 判断だから
司法解剖に ならなかったんですよね?
それに 遺族は あんだけ 解剖が 嫌だって 言ってんだ。
尊重しないわけには いかないだろ。
でも 死因が不詳で 本当に いいのかな?
大事な家族の 死因が この先 一生 分からないんだよ。
今は 解剖したくないって 気持ちの方が強いかもしれないけど
わたしは 解剖するべきだと思う。
それ ちゃんと だんなさんに 伝えてあげた方が よくない?
アキは その気持ち 誰よりも よく 分かるんだからさ。
あんたらには もう 用はねえんだ。
帰ってくれ!
こいつが ハイヒール 作りたいって 言ってるんですよ。
えっ? 見た目のとおり あのう。女の色気が 足りないんで
どうしても ハイヒールが 欲しいって うるさくて。
そ…。 そうなんですよ。
何か こいつが どうしても買ってあげたいらしくて。
いや そんなこと 言ってないよ。
22cmで カワイイ感じのって できますか?
ああ。 でも 夕方になると 足 むくんじゃうのであの 22.5ぐらいが うれしいんですけど。
そうなんですよ。 こいつの足 スリッパみたいに なっちゃうんですよ。
何? スリッパみたいって。
いや 褒めてんだよ。
どこが 褒めてんのよ!? ケンカ すんなよ…。
(功)うちのと一緒か。
あいつのサイズも 22だった。
(業者)野間口さーん。 お荷物でーす。
これ ドラム式の 最新型だな。
(哲平)ボタン 1つで 乾燥まで できるやつですよね?
へぇー。 そうなんだ。
(功)だから 買う必要ねえっつったんだよ。
つい この間も 買う 買わないで 大ゲンカしたんだ。
結局 一度も使わずに…。
俺 取り付けますよ。
昔 引っ越しの バイト やってたんでこんなの ちょろいっす。
(哲平)僕も 手伝います。
じゃあ 頼もうか。
(哲平)はい!
わたし 小学校のときに 母を亡くしてるんです。
体に 見たことのない あざが 残っていたのに
事件性がないと 判断されて
解剖されませんでした。
その後 15年間ずっと 心に 引っ掛かったまま 生きてきました。
本当の死因は 何だったんだろうって。
だから わたしは 解剖した方が いいと思うんです。
そんなのは 百も承知だよ。
あんたが そう言ってくれるのは ありがてえが
今は 何で こうなったかなんて 考えたくねえんだ。
こいつは 指 ちょっと切っても 大騒ぎだったんだよ。
メスで 切り刻まれたら かわいそうじゃねえか。
悪いけど それ 飲んだら 帰ってくんねえかな。
もうすぐ 葬儀屋が 打ち合わせに 来んだよ。
悪いな。
俺 話 聞いてたらさ
やっぱり 解剖しなくてもしょうがねえのかなって 思っちゃったんだよな。
(哲平)僕も そう思います。
ホントに しょうがないのかな?
だって 見ただろ?
きっと それは 奥さんのこと 心から 大事に思っての選択なんだよ。
じゃあ 法医学って 何なの?
死因を解明することで 残された 遺族を救う学問じゃないの!?
解剖しない方が 遺族の気持ちが救われるっていうんだから
しょうがねえだろ。
(鳳子)40年も 一緒にいるって すごいことよね。
夫婦って 赤の他人から スタートするけど
いつの間にか親と過ごした 月日なんて
簡単に 追い越しちゃって
一番 長く 連れ添う 相手に なるんだよね。
何か 不思議だよね。
例えばなんですけど
だんなさんが亡くなって解剖することになったら
どうします?
すぐには 決められないと思うな。
昨日 おとといまで 当たり前のように 隣にいた人の死を 受け入れるのって
そんな 簡単なことじゃないよ。
たとえ 解剖した方がいいって 頭では 分かってたとしても
冷静な判断は 難しいと思うな。
じゃあ タイムセールで牛肉を 買おうとして 倒れたんですか?
(大和田)転倒して 買い物かごに 腹部を 強打する姿が
監視カメラに はっきりと映ってた。
すぐに 駆け寄って 助け起こした 従業員の証言とも 一致してる。
じゃあ その打撃で 死亡した 可能性があると?
タイムセールって 何ですか?
えっ? 知らないんですか?
決められた 時間になると商品を 値引きする サービスのことですよ。
外資系のスーパーで ドライフルーツとか生ハムばっかり 買ってっから
知らねえんだろ!?
唇に 青のり 付いてますよ。
(大和田)えっ?ファッションだよ ファッション…。
(哲平)そういえば ちょっと前にも ありましたよね。
老人の腹部に 自転車が ぶつかって 内臓破裂で 亡くなった事件。
まあ 確かに 似てるっちゃ 似てるよなぁ。
腹を打ってから しばらくたって 亡くなるところとかさ。
(大和田)まあ 解剖できなかったけど
そういうことだろ。
ねえ! 何で わたしを 巻き込むわけ?
巻き込むって 言い方は 失礼じゃない?
味方してやろうと 思ってんのにさ。
何の味方よ?
亮介たちは 解剖しなくても しょうがないと思ってるし
せめて 俺が 味方してやんなきゃ かわいそうじゃん。
アキは 解剖した方がいいって まだ 思ってんだろ?
早く 行こう。
ちょっと…。 ちょっと 待って…。 ちょっと 待ってよ!
羽井君。
どうかした?
(彰)俺さぁ…。 正直 ほっとしたんだよな。
ほっとしたって?
解剖 中止になって 解剖に参加しないで 済んだだろ。
遺族のことを考えて解剖しない方が いいなんて 言ったけどさ。
心のどっかで 解剖から 逃げたい 気持ちが あったんだよな。
(玲子)法医学 辞めた方が いいんじゃない?
(玲子)そんな気持ちで 解剖に 参加するなんて
ご遺族の方にも 失礼だと 思わない?
向いてないって 自分で 分かってるんでしょ?
だったら 無理して 続ける 必要ないと思うけど。
ちょっと 羽井君…。
(玲子)ほっときなさいよ。
どうして あんな言い方 するんですか?
仕方ないことだと 思わない?
水泳も そうでしょ?
必死に 練習すれば 泳げるようになる人と根本的に 水の中が 駄目な人っているから。
ハァー。 やめなよ。
何個 食べてんのよ もう。
アキも 食べろよ うまいから。
(店員)彼女も お1つ どうぞ。
わたし…。 彼女じゃありませんから!
あのね。 そういう意味で 言ったんじゃないと思うよ。
あの…。
先日 タイムセール中に転倒して 亡くなった 女性のこと ご存じですか?
どうして すぐに 救急車 呼ばなかったんですかね?
(店員)痛そうには してたみたいなんですけど
「大丈夫だ」って 立ち上がって
タイムセールの 肉が売っているワゴンに 戻ってったらしいんですよ。
その後も 普通に 会計を済ませて
店を 出たんで大丈夫だと 思ってしまったらしいんです。
こんにちは。
こんにちは。
あの。 これ 試着させてもらっても いいですか?
えっ? 靴も 試着って言うの?
うん? じゃあ 何て言うの?
(功)試着でいいんだよ。
どうぞ 自由に 試着してください。
はい。 ありがとうございます。
失礼します。
ありがとう。
何 作ってるんですか?
最後に あいつに履かせる靴だ。
これが ずいぶん 昔に作った あいつの木型だ。
結局 40年 連れ添って
1足しか 作ってやれなかった。ヘッ。 せっかく 靴屋に 嫁いだんだ。
最後ぐらい 最高のものを 履かせてやりてえじゃねえか。
何て 名前なんですか?
(功)コースケ。
どうして コースケなんですか?
(功)あいつが 付けたんだよ。
水泳の 北島 康介の コースケ。
こいつ 犬のくせに 全然 吠えねえもんだから。
北島が 金メダル 取ったときに
「何も 言えねえ」って 言っただろ。 それでだよ。
静代さん 面白い方なんですね。
いや…。 ただの迷惑な ばばあだよ。
自分から 犬 飼うって 言ったくせに
一度も 散歩も 連れていかねえうちに死んじめえやがってよ。
静代さん
牛肉で 何を 作ろうとしてたんですかね?
えっ?
スーパーの タイムセールで 牛肉を 買ってましたよね。
ああ…。 肉豆腐だよ。
肉豆腐?
(功)昔は 作れって言っても 全然 作んなかったのに
最近じゃあ バカの 一つ覚えみたいに
肉豆腐ばっかりだよ。
でも 好きだったんですよね?
いくら好きでも 毎日 肉豆腐じゃ たまらねえから「いいかげんにしろ!」って 怒鳴ったら
「あら そうだったかしら?」って
作ったのも 覚えてねえや。
あいつ このところ ちょっと ぼけが きてて。
食材や 日用品は うちに いっぱい あんのに
何度も 同じもの 買ってきやがって。
あの日も 目覚まし時計なんか うちに
あんのに 買ってたしな。
ここんとこ ずっと そういうのが 続いてたよ。
老け込まねえようにって 毎日のようにダンス教室に 通ってたくせに
効果ねえや。
ダンス教室ですか?
(功)ほら 今 はやってんだろ?年寄りの間で そういうの。
(講師)静代さん 亡くなっただなんていまだに 信じられないのよねぇ。
ここには 毎日 通われてたんですよね?
(講師)ええ そうね。
何か 変わった様子は ありませんでしたか?
(講師)ああ。 そういえば 最近 物忘れが 激しくなって
みんなの踊りに ついていけなくなったって。
だから この 1カ月くらいは 迷惑を掛けるからって
教室に来ても ここに 座ってるだけだったわ。
静代さんのことで ほかに 何か 覚えていることってありませんか?
(講師)うーん そうねぇ。 1つだけ
どうしても 苦手なものが あったわね。
(彰)玲子さんが 言ってたとおり
このまま 続けてったって何か 無駄だって思った。
だって いまだに…。いまだに 解剖で 遺体 見るたんびに 思うんだぜ?
(彰)怖いってさ。
これから先 続けてったって
遺体を前に冷静でいれる 自分が まったく イメージできねえんだ。
自分の イメージなんて 全然 当てに なんないから。
俺 小さいころ 親父の病院 継ぐんだなってずーっと 思ってた。
まさか 親父の意志に背いて 法医学 始めるなんて全然 イメージできなかったよ。
すっげー 怖かったしさ。
でも ホントに 怖いのって自分に 失望することだって 思ったんだよね。
羽井君 前 俺に 言ってくれたじゃん。
亡くなった 友達に対して できることは恥ずかしくない 自分を 見せることだって。
だから 俺はいっつも 富士夫のことを 思い浮かべるんだ。
あいつに 恥ずかしくない 自分で いよう。 胸を張れる
自分で いようって。
そうですよ。 イメージなんて 全然 当てに なりませんから。
だって 初めて 教室に入って 羽井さん 見たとき
この人と 仲良くなれるなんて 全然 イメージできませんでしたから。
えっ? 2人って 仲 良かったっけ?
えっ!? 仲 いいですよね?
おっ 哲平。 羽井君のお酒が なくなりましたよ。
(哲平)はいー。
あっ。 俺も。
(哲平)あっ 亮介さんも。
あしたは お葬式だね。(店長)目覚まし時計を お探しですか?
あの。 最近 この店に来た 60すぎの 女性のことでお聞きしたいことが あるんですけど。
(店長)ねえ。 それって この間 亡くなった 静代さんのこと?
静代さんのこと ご存じなんですか?
(店長)たまに 買いに来てくれてたからね。
先月も 洗濯機 買ってくれたしさ。
あの日も 脂汗 浮かべて おなか 痛そうに押さえながら目覚まし 買ってってくれたからさ。
どの目覚ましか 覚えてますか?
ああ。 これ これ。
ちょうど テレビで 相撲中継 やっててさ。
結びの一番で 朝青龍が 出てきたんだよ。
そのときは
痛みを こらえながらも
「この人って うらやましいくらい もち肌よね」なんて 言いながら笑ったりしててさ
まさか あの後 亡くなるなんてなぁ。
(事務員)付き合ってください!
もう 付き合ってやれよ。
(哲平)嫌ですよ。 (事務員)そんなこと 言わずに付き合ってください。
お願いします!
えっ!?
今野さんって まだ 独身なの?
(哲平)違いますよ!
どんな 誤解してるんですか。
昨日 行った スーパーの タイムセールに 付き合ってほしいんだって。
ハァー。 そういうことか。
タイムセール?
大根 1本 10円なんだけど
1人 1本までしか買えないらしいよ。
(彰)家 近いんだし付き合ってやりゃいいだろ。
(哲平)僕 夕方に DVD借りに行こうと 思ってるんですよ。
夕方?
いいだろ! そんなの 今度で。
ねえ? 今野さんさぁ そんなに 大根 買って 何 作んの?
(事務員)もみじおろし。
それ 鍋の薬味ですよね?
(哲平)そんなに 使わないでしょ。
(事務員)使う。
ほら。 使うっつってんぞ。
(哲平)使いませんよ。
付き合ってやれよ いいから!
(哲平)僕 DVD借りに行かなきゃ いけないんですよ。
(鳳子)《夫婦って 赤の他人から スタートするけど
一番 長く 連れ添う 相手に なるんだよね》
(彰)《これ ドラム式の 最新型だな》
(哲平)《ボタン 1つで 乾燥まで できるやつですよね?》
(功)《つい この間も 買う 買わないで 大ゲンカしたんだよ》
(功)《肉豆腐だよ。
このところ ぼけが きてて》
(講師)《迷惑を掛けるからって ここに 座ってるだけだったわ》
(店長)《相撲中継 やっててさ。結びの一番で 朝青龍が 出てたんだよ。
痛みを こらえながらも 笑ったりしててさ》
結びの一番。
まだ ぎりぎり 間に合うかもしんない。
えっ?
行こう!
えっ? えっ?
おい 大己! 大己! おい!
ちょっと。 おい 哲平!
お前 付き合ってやれよ!
(事務員)ちょっと。 だ… 大根。
(功)で? 話って 何だね?
功さん。 コースケのことを 気に入っていますか?
(功)気に入るしか ねえだろう。
飼いたいって 言いだしたやつが いなくなっちゃったんだから。
静代さん 犬が 苦手だったそうですね?
えっ?
ダンス教室の先生が言っていました。 先生が 飼っている小さい犬が いるんですけど
怖がって 絶対に 近づかなかったって。
変ですよね?
静代さんが 犬を飼いたいって 言ったのに。
うーん。 だから ちょっと ぼけが きてたって。
おかしいことが もう1つ あるんです。
あの日 静代さんは 電器店で 目覚まし時計を 買いましたよね?
脂汗を浮かべて おなかを 押さえながら苦しそうに していたそうなんです。
(功)そりゃあ スーパーで 腹 打ったから。
電器店に 寄ったのが 先なんです。
店長さん 静代さんと 店内で 相撲中継を 見ているんです。
立ち寄った スーパーで タイムセールが 始まんのが 18時半。
電器店に 立ち寄ったときにはまだ おなかを ぶつけていませんでした。
変ですよね?
ぶつける前に おなかを押さえて 苦しそうに していたって。
僕 思うんです。
何か 隠していたんじゃ ないでしょうか?
40年 連れ添ってきたんだぞ。
何 隠すことがあんだ?
俺に言えないことって 何だ?
あの人たちに お前を 任せちゃっていいのか?
静代を 預かってくれ。
(男性)こちらへ どうぞ。 (男性)こちらで。
意地になるの やめなさいよ。
解剖中に 倒れられても 迷惑だし
あなたの 練習のために 解剖するわけじゃないの。
(彰)自分のために やるんじゃありません!
ご遺族のために 少しでも 力に なりたいんです。
お願いします。
やらせてください!
(佐川)では 始めます。 よろしく お願いします。
(一同)よろしく お願いします。
(玲子)皮下脂肪 1.0cm。
(男性)皮下脂肪 1.0cm。
(玲子)腹腔内に ずいぶん 血液がたまっていますね。
(佐川)脾臓破裂による 出血性ショックに 間違いないな。
(玲子)羽井君。 左の横隔膜を 手で押さえて。
(彰)はい。
(佐川)加地君。 破裂した脾臓を 摘出してみて。ゆっくりで いいから。
はい。
(玲子)先生。 これは?
(佐川)悪いんだけど ご遺体と一緒にご遺族の うちまで 行ってもらえないか?
分かりました。
(佐川)それで 君たちの口から 解剖結果を 伝えてほしい。
えっ?
ご遺族の 希望なんだ。
はい。
(功)痛かったか?
(功)もう 大丈夫だからな。
奥さまの死因を お伝えします。
死因は 左の脇腹を 強く 打ったことによる 脾臓破裂。
それに伴う 出血性ショックで 間違いありません。
静代さん やっぱり 功さんに 隠していたことが ありました。
死因とは別に 解剖の結果で 分かったことが あります。
静代さん 末期の 胃がんでした。
えっ!?
がんの進行具合から 見ても長くて 余命 2カ月程度だったと 思います。
血液から 抗がん剤の成分が 検出されました。
きっと 静代さんはがんだったこと ご存じだったと 思います。
ぼけていたわけでも物忘れが 激しかったわけでも ありません。
苦手だった犬を 我慢して 飼ったのはきっと 功さんのためです。
功さんが 独りになるのが 心配だったんですね。
ケンカしてまで 買い替えた 洗濯機も そうです。
家事が 不慣れな 功さんを 心配して
できるだけ 簡単なものに 買い替えたんです。
肉豆腐も これが 最後に なるかもしれないって
分かっていたから できるだけ たくさん食べさせてあげたかったんじゃ ないでしょうか。
だから あの日も 痛みを 耐えながらタイムセールで 牛肉を 買おうとしたんです。
それと ダンス教室では…。
この 1カ月ぐらい 教室の隅に 座っていたそうです。
踊りたくても 体が つらくて 踊れなかったんですね。
でも 家にいると 余計な 心配を掛けるからと
いつもどおりに 家を 出ていたんですよ。
痛みに耐えながら何事も なかったように 生活するの
大変だったと 思います。
静代さん 自分が もうすぐ 死ぬって 分かったときに
真っ先に 考えたことが 功さんのことだったんですね。
ったく。 バカじゃねえのか。
静代さんが 買ってきた 目覚ましってもう 使いましたか?
えっ? 使ってねえよ。
ちょっと 見せてもらっても いいですか?
失礼します。
(静代の録音された声)「うちの お父さん ちゃんと起きれるかしら」
(店長の録音された声) 「大丈夫ですよ。 結構 音 でかいんですから」
(静代)「何回 起こしても『分かってるから』って また すぐ お布団 かぶって 寝ちゃうの」
(店長)「もう 話してください。
あっ。 えっ? もう。ランプ ついてるでしょ?」
(静代)「お父さん! 朝ですよ!
これで 大丈夫?」
(店長)「で ここのボタンを」 (静代)「ああー。 フフッ」
静代さん もう 40年も 自分の声で 起こしてきたから
功さんが 朝 ちゃんと 起きれるのか 心配だったんですね。
(静代)《お父さん! 朝ですよ!》
(功)《うーん。 分かったから》
(静代)《お父さん。 ほら! 朝ですよ!》
(静代)《はい。 いただきまーす。
あっ。 あっ そうだ。ほら ここ。 おしょうゆね》
(静代)《うん。 いい お味》
バカに すんじゃねえよ。
お前の声じゃなきゃ 起きられねえなんて。
つまんねえ心配 しやがって。 心配すんなら てめえの体 心配すりゃ…。
ヤダ! 何?
(静代)「お父さん! 朝ですよ!」
(静代)「お父さん! 朝ですよ!」
お前が いてもな 寂しいんだよ。 うん?
(功)足型から 作って
最高級の革 使ってるけど特別に 安くしてやるよ。
ありがとうございます!
おいくらですか?
うーん。 2万円で いいや。
何か ごめんね。
はっ? お前 ふざけんなよ。
何でよ? 約束でしょ?
してないよ。
これまで 散々 あっちこっち 連れ回されて 結構な距離
歩かせてるんだから 別に いいじゃん!
自分の靴でも 1万5,000円以上のもの買ったことないのに
何で アキに 2万円も払わなきゃいけないんだよ?
ケチな男は 嫌われるよ 君。
ケチで しかも 理屈っぽいなんて もう 最低だわ。
分かった!
えっ? ホントに? えっ? ありがとう!
片方だけな。
何で? 意味ないし。
文句 言うなら いいよ。
功さん。 あの。 ローンで 払ってもいいですか?
ローンって 何?
あの。 月々 500円の 40回払いで。
そんなん 全部 払ってくれるまで こっちが 生きてるかどうか分かんないじゃないの?
大丈夫ですよ。 功さんには コースケが ついてるんで。
バカ 言うんじゃないよ。
こいつの面倒 見てるのは わたしなんだからね。 なっ?
でも まあ…。 色々と ありがとよ。
でも 靴代は ちゃんと もらうよ。
いや。 もう いいんじゃないですかね ただで。
冗談じゃないよ。
お金 無いとか 言って意外と 持ってんでしょ? もう 出しなさいよ。
持ってないから。 ほら いくぞ? 2,000円しか 入ってないし。
何で よりによって 二千円札なの!?
いや。 もったいなくて なかなか 使えないんだよ!
小さい男。