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唯吾分享转职必胜班 02日文字幕,台词

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〈第2新卒とは
高校 大学などを卒業し
就職したものの
3年以内に転職を志す
若手転職希望者の総称である〉
〈不況下で
「本当なら もっといい会社に
入れたのに」と考える
若い社会人たちは
リベンジ転職に走る〉
〈新しい
自分の居場所を求めて…〉
(司会者)「さあ 次の番号は?」
(司会者)「Aの15番!」
(山口彬裕)ビンゴ!
お前 マジで!?
(司会者)「最後の大当たり
ペア温泉宿泊券です!」
(司会者)「拍手!」
(拍手)
(野々村南)私
ダブルリーチだったのに…。
(井野真々子)私なんか
トリプルリーチだったのに…。
あーあ 温泉行きたかったな…。
ペア旅行券だよ!
券 当てる前に 相手見つけなよ。
私は 二次会でガツガツするほど
浅ましくないの。
あの…。
はい?
これ よかったら どうぞ。
俺 温泉行く時間ないんで。
あっ いや でも…。
井野真々子さんですよね?
そうですけど…。
俺 新郎の大学時代の後輩で
山口といいます。
先輩と奥さんから
井野さんのお話 聞いてて。
ルミから…?
ねっ ねっ… ねっ!
ルミが
キューピットしてくれたんじゃないの?
やだ ちょっと…。
向こうで
少しお話し出来ませんか?
(小笠原マナミ)井野さん!
(マナミ)昨日
友達の結婚式だったんですよね?
(川添甚助)ええっ!? 真々子ちゃん
結婚したんですか?
お友達!
ああ…。
ペア温泉宿泊券 もらっちゃった。
一緒に温泉に行く相手も
見つけちゃったりして…。
いないですよ そんな人。
友達の結婚式に行くと
マナ… 結婚したくなるんです~。
(海老沢康生)それと同じぐらい
友達の結婚式に参加すると
転職を考える人も多いって
知ってる?
(江村夏生)どうして?
みんな 近況報告するとどうなる?
(田口僚太)自分と友達
比べちゃいますよね。
(北城 薫)そういう時
いい会社の奴 ムカつくよな。
そういう劣等感が
人を 転職に走らせるんだよな。
なるほど。
大方 君は
自分以外の友達が
全員 結婚してる現実に直面して
しょぼくれていたんだろうね。
まさか…。
若い男の子が
私のそばから離れてくれなくて
困っちゃって…。
私の事…
根掘り葉掘り聞くもんだから。
失礼!
うわっ!?
(日比野糸子)井野さん 受付に
鳥滿商事の山口さんって方が
見えてるそうです。
昨日の…!
例の若い男の子!
転職?
昨日も相談したかったんですけど
二次会でしたし
雰囲気的にも言い出しにくくて。
すみません
ムダ話ばかりしてしまって。
休日は
お料理やガーデニングをして
ハーブティーを飲んで
過ごすんです。
ボサノヴァを聴きながら。
へえ~。
ムダ話…。
(山口)井野さん?
早速 始めましょう。
まずは 山口彬裕さん 25歳。
はい。 都内の私立大学を卒業して
鶏肉商社の鳥滿商事に
入社2年目になります。
転職なさりたい理由を
伺ってよろしいですか?
今 営業職をしているんですけど
一応 老舗とは
言われているんですが
古臭い 地味な会社で…。
(山口の声)営業といっても
取引先の伝票処理が
主な業務です。
入社2年目なのに
いまだに雑用ばかり
押し付けられています。
この2年 毎日
同じ仕事の繰り返しです。
では 転職先は
どういう職種を お考えですか?
漠然とですけど
企画とか宣伝とか
主役になれる仕事がしたいと
思っています。
僕が新卒の時は 超就職氷河期で
思うようにならなかったんで…。
今の会社も内定もらったから
仕方なく入ったんです。
今 第2新卒って
売り手市場なんですよね?
まあ…。
このチャンスを
逃したくないんです!
実務経験も積んでるし
僕ぐらいの能力があれば
どこでもいけると思うんです。
僕 即戦力ですから。
そうですか…。
《そんな甘い考えじゃ
うまくいかないって》
このままじゃ 自分の成長が
ストップしてしまうっていうか
もう 今の仕事から
学ぶ事はないんです。
学ぶ事はない?
(山口)ええ。 それが 何か?
もう 今の仕事から
学ぶ事はないっていうのは
どうでしょう?
えっ!?
学ぶって もっと息の長いものだと
思うんです。
経験を積めば分かる事が
まだ あるのではないでしょうか?
《あれ? 気分悪くした?》
そんな説教されるんだったら
もういいです。
説教しようなんて…
ただ 仕事って
2年やそこらで 全部分かる…。
そんな事が
聞きたいんじゃないんです!
だから そんなんじゃ
どこに行っても通用しないですよ。
通用しない? 僕が?
山口さん
もう少し大人になりましょうよ。
失礼します。
山口さん!
《やっちゃった…》

すみませんでした。
怒らせちゃったんですか?
甘っちょろい事言うから つい…。
井野っち
お客さんは生徒じゃないんだぜ。
あんたに言われなくても
分かってる。
なんて言ったの?
そんなんじゃ
どこに行っても通用しないとか
もっと大人になれとか。
それで 帰っちゃったんだ。
男の子は
傷つきやすいですからね。
つい
教師時代の習慣っていうか…。
すみませんでした。
別にいいと思うけど。
えっ?
王手!
江村君は やっぱり強いな。
やっぱり!
君 なかなか 転職代理人として
センスあるんじゃない?
あの… どうしてですか?
山口さんは 第2新卒として
転職を考えている。
今は 自分に有利な状況だと思って
浮ついていた。 違う?
まあ…。
だったら その指導は悪くない。
確かに 彼のような第2新卒者は
少し前なら 有利とも言えた。
(海老沢の声)リーマンショック前まで
大企業 有名企業は
第2新卒枠の採用機会を
増やしていた。
それまで どん底の不景気で
新卒採用を
しぼっていたせいだ。
その頃の穴埋めとして
第2新卒を大幅に採らないと
組織ピラミッドが崩れて
給与制度や保険
年金を維持出来なくなる。
その意味で 第2新卒の採用は
企業の帳尻合わせに都合がいい。
言ってみれば 第2新卒は
企業側の都合で開け閉め出来る
便利な「蛇口」なんだ。
必要な採用数を確保出来れば
いつでも
第2新卒の採用はストップ。
だからこそ 第2新卒は
どれだけ自分を価値のある人間と
思わせられるかが
勝負なんですよね。
そう。
そんな彼らを転職に導くために
一番重要なのは面談だ。
なぜ 転職したいのか
その求職者の能力と適正を
見抜く事が求められる。
(北城)でも 実際 自分の能力を
高く見せようとする人が
多いですよね。
そういうのに限って
大した事ないですね。
だから 見抜かないとダメなのか。
次に 求人している企業を
知る事も大切。
求職者に ばっちり合った仕事を
紹介出来ませんからね。
はい これ資料。
こんなに?
そして 実際
自分が企業の人事担当者に
会う事も大切。
年収や福利厚生 条件などの交渉を
転職者の代わりに行うんです。
はい これ 一応 マニュアル。
こんなに?
今の山口さんのエンゼルは最安値。
これを どこまで上げられるかは
井野さんの腕次第だと思うけど?
とりあえず
今度の山口さんの面談は
この質問から始めるんだ。
なんですか? これ。
(男性)お疲れさまでした。
(山口)お疲れさまでした。
(メールの受信音)
(咳払い)

ありがとうございます
また いらしてくださって。
メールで 「必ず
いい転職先を見つけます」って
書いてあったから来ただけです。
で… どこなんですか?
なんですか? これ。
これは…。
転職を成功させるために
効果的な質問なんだ。
五角形の頂点に
その人が仕事をする上で
大切だと思う事を
5つ書き入れてもらう。
そして 現在の
山口さんの状況について
それぞれに点数をつけてもらう。
持ち点は 各5点。 合計25点。
(山口)こんな感じですかね…。
25点満点で 13点ですね。
では 転職したら
これを どれぐらいにしたいか
書いてください。
はい。
(山口)せめてこれくらいは…。
一気に 合計20点になってますね。
そりゃそうでしょう。
転職するんですから。
山口さん 残念ながら
転職したら
総合点が増えるというのは
勘違いなんです。
勘違い?
それは 転職は
「リセット」ではないからです。
リセットではない?
転職とは
人生のチューニングです。
チューニングですか?
よく人は 転職をリセットだと
思っています。
転職すれば生まれ変われて
それまでの悩みが解消し
すべてうまくいく。
そうです! 僕も
そうしたいと思っています。
それは出来ないんです。
人は どんな仕事でも
必ず 何かしらの我慢を
しなくてはならないんです。
我慢?
お給料も 労働時間も
将来性も やりがいも
すべて満足出来る仕事なんて
この世には ひとつもありません。
そんな…。
お給料の高い会社は
代わりに成果を求められる。
日々 プレッシャーもありますし
突然
クビになる不安定さもあって
精神的重圧を
我慢しなければならない。
確かに 何を優先するかって
大事ですけど…。
この五角形は 山口さんご自身が
何に我慢出来て
何に我慢出来ないかを
把握するためのものなんです。
でも どうやって?
山口さんの
現在の持ち点は13点です。
総合点を増やすのではなく
一番 自分のストレスが軽い状態に
配点を変えましょう。
一番のストレスはなんですか?
今の会社は
経営は安定してますけど
やりがいも 将来性もなくて…。
もっと ビシビシ
仕事してみたいっていうか…。
でしたら お給料は
現状の2点でも我慢しないと。
労働時間はどうでしょう?
(山口)それは…
残業が 多少きつくても
将来性や やりがいを
大事にしたいです。
これで 山口さんの希望は
分かりました。
なんか…
自己分析が出来た気がします。
いきなり企業名で選ぶより
こうして自分を
見つめ直すところから始めると
業務内容で選べるようになるので
成功確率も高くなります。
すごい納得しました。
すごいです 井野さん。
あっ いえ そんな…。
《まっ 全部
海老沢さんの受け売りだけど》
これからも
よろしくお願いします。
一緒に頑張りましょう。
(山口)はい!
へえ~ うまくいったんだ。
はい。 山口さんと
厚い信頼関係が築けました。
すごいね! さすが 井野さん。
初めてでね そこまでいける人
なかなかいないよ。
山口さん 新卒の時
就職が思うように
いかなかったって仰ってたから
リベンジさせてあげたいんです。
うん。
あとは この調子で
井野さんの思うとおりに
やってごらんよ!
はい! 私なりに頑張ってみます。
五角形のアドバイス
ありがとうございました。
うわあ!
(川添)何 何?
エッチなホームページ発見?
違います。
山口さん向けの求人
たくさんあって つい嬉しくって。
今 人気のとこばかり
じゃないですか!
これ
採用募集中の企業のリストです。
えっ もうリストアップ
してくださったんですか?
はい。 早く見ていただきたくて
伺ったんです。
ありがとうございます。
鳥滿商事さんって
ずいぶん趣のある建物なんですね。
(山口)趣なんて…
ただ古いだけですよ。
はあ…。
やべっ! 部長だ!
じゃあ 私はこれで。
(山口)どうも。
(竹田信也)おい 山口!
はい。
お前 こんなとこいたのか。
ほら 飲み行くぞ。
(山口)いや…。
ほら 山口!
(山口)俺 今日はいいですよ。
いいから来い!
(竹田)いいから来い!
(山口)わかりました!
≫(竹田)すいません。
≫(店員)はい!
ああ 生ね。
(店員)はい。
カシスオレンジ。
(店員)はい。
(竹田)なんだ それ。
最初の1杯ビールだろ。
俺 ビール嫌いなんすよ。
苦くて…。
あのな 嫌いとか苦いとかの
問題じゃないんだよ。
居酒屋では まずビールで乾杯!
《ウザそうなオヤジ》
いいじゃないですか
好きなの飲んだって。
そこだよ。
お前が わかってないのは。
ジョッキでカツーン!
お疲れ様でーす!
グーッと飲んで
1日の疲れがパーッと吹っ飛ぶ!
《こんな口うるさいオヤジが
上司じゃ たまんないわ…》
(竹田)最低限のマナーなんだよ。
山口 営業マンっていうのはな
そういう気配りが命なんだよ。

(店員)お客さん お客さん!
あの 閉店なんですけど…。
(山口)すげえ!
こんなとこも いけるんだ。
山口さんは
あのオヤジから逃げたいんです。
職場での人間関係が最大の原因だ
って 完璧にわかりました。
途中で寝ちゃったけど。
途中で寝ちゃったけど
完璧に わかったの?
だって 毎日あんなオヤジに
ぎゃあぎゃあ言われたら
やめたくもなりますよ。
竹田さんって人は
そんな ひどいオヤジなんだ?
はい。 あれじゃ 山口さん
生き生き仕事出来ないですよ。
かわいそうです。
私 山口さんを救います!
救う?
山口さん
第2新卒で全然いけてるし…
全力でサポートして
山口さんの転職
絶対 成功させてみせます!
山口さんのために!
山口さんのために?
あっ 山口さんの転職先
エントリーしないと。
失礼します。
失敗しちゃえ。

エントリーした企業
来週には 書類選考の結果
出揃うと思います。
まあ 書類選考くらいは
通るだろうけどね。
山口さんの転職先
早く決まるといいですね。
絶対に決まる。 決めてみせる!
(山口)書類選考で全部落ちたって
どういう事ですか!?
それが私にも…。
すみません。
とりあえず あちらの面談室へ…。
僕は あなたに任せたんですよ!
ご安心ください。 これは全部
私の予想どおりの事ですから。
え?
「予想どおり」って…?
山口さんが転職したい理由は
今の会社から逃げたい
というだけですよね?
仕事がつまらない。 上司がウザイ。
そういうタイプの方は
転職後の会社でも
また何か不満を持つ。
そして すぐに
別の会社に目移りしてしまう。
今の状態では
会社の大小には関係なく
上手く
いかないんじゃないですか?
海老沢さん
こうなる事わかってたんですか?
ああ 始めからね。
だったら なんで…!
始めから わかってて
失敗させるなんて
そんなの
相談者に対して失礼です!
だって 転職活動
始めたばっかりじゃない。
これぐらい どうって事ないよ。
どうって事ないわけ
ないじゃないですか!
そうですよ。
僕… 会社に
辞表 出しちゃったんですよ!
辞めちゃったんですか?
この間の面談で
「大手 大丈夫だ」って
おっしゃってたから!
大丈夫ですよ。
山口さんも うちの井野も
これで
コースアウト出来たんですから。
コースアウト…?
2人共 地に足がついてない。
社会で ふわふわ浮いてる状態。
そんな人はね
一度 地面に落ちてみないと
目が覚めないんです。
山口さんの総合点は13点。
その中で 増やしたいポイントは
やりがいと将来性でしたよね?
はい。
ところが うちの井野は
それを まったく無視して
転職先にエントリーしてしまった。
どこに 将来性とやりがいが
ないんですか?
みんな
日本を代表する超一流企業です!
転職先を選択する時に
気をつけなければいけない
法則がある。
法則…?
それは
「美人薄命の法則」。
美人…。
薄命…。
美人薄命って…
転職と どういう関係が?
いい機会だから 2人で
解明してみては いかがですか?
解明…。
2人で?
いい勉強になると思うよ。
山口さんも。
僕は転職の相談にきたんですよ。
解明なんて そんな暇ないですよ!
失礼します。
何がコースアウトだ 海老沢の奴!
でも 海老沢さんには
海老沢さんの考えがね…。
(唐木田力哉)うん 言ってる事は
間違ってないような気がするな。
みんな あいつの味方ですか…。
今日も荒れてんな 真々子ちゃん。
あっ それで わかったんですか?
美人薄命の意味。
そんなに早くわかったら
苦労しないよ。
(唐木田衿子)転職に
関係する事なんでしょ?
じゃあ 面接とか?
面接…?
あっ わかった!
(面接官)あの子 きれいだね。
テストの成績も まずまずですな!
採用しちゃいましょうかねえ?
あれだけ美人ですと すぐに
結婚して 辞めてしまうでしょう。
美人薄命ですからな!
(一同 笑い)
って感じで 美人は
案外 採用されないという法則だ。
それは さすがに…。
違うと思うよ。
っていうか
江村まで なんでアロハ?
なんでって… 海老沢チルドレン?
江村まで
あいつに汚染されてく…。
たぐっちゃん
昔とった杵柄でさあ
なんか名推理ないのかよ。
昔って?
田口さん 前は
警察官だったんだよね。
ほんと?
(江村)見えねー!
確かに 自分でも
向いてないような気がしました。
だから こう
仕事してても 焦りがあって…。
年も近いし 山口さんが
会社辞めてしまった気持ち
ちょっと わかる気がします。
「留守番電話に接続します」
「はい 山口です」
「ただ今
電話に出る事が出来ません」
「メッセージをどうぞ」
山口さん
まだ連絡とれないんですか?
うん…。
えっ だって… もう何日目?
ちょうど1週間です…。
(南)そんなに考え込んだって
しょうがないよ。
ごめん ご飯作りに来てもらって。
いいよ
今ダーリン韓国に出張で暇だし。
真々子
死にそうな声 出してるんだもん。
だってさ…。
まっ 今日はさ
韓国にいるダーリンを思って
プルコギでも食べよう。
え~? 私 人の旦那 思って
プルコギ食べんの?
あっ そういえば
ダーリンの会社 辞めた人で
そのあと
自殺した人いたんだって。
え?
会社辞めても すぐに
転職出来るって
たか くくってたらしいんだけど
結局
どこにも入れなかったんだって。
だって 南の旦那の会社って
超一流商社じゃん。
だからこそ 転職するからには
それより上に行かないとって
こだわるわけよ。
プライドが高い分 自分で
自分を追い詰めて… おえっ。
プルコギ食べよう。
山口さん。
山口さーん!
ただいま。
(川添)お疲れー。
ずいぶん しょぼくれた顔だねえ。
海老沢さん。
山口さん
転職が上手くいかないからって
自殺したりしませんよね?
さあ?
人間
死にたくなったら 死ねちゃうし
死にたくなくても
死んじゃうからね。 王手!
(江村)うわっ やられた…。
海老沢さん…。
おっ
アイスクリームを食べる時間だ。
江村君 食べる?
あざっす!
失礼。
失礼。
うわっ!
井野さん お電話ありましたよ。
山口さんって方から。
ああ わかった…。
え? 山口さん!?
すみません お待たせして…。
こちらこそ 連絡もせず
ご心配をおかけして…。
すいませんでした。
いえ…。
あれから 自分でも いろいろと
動いてみたんですけど
やっぱ全然ダメで…。
もう一度
助けていただけませんか?
企画とか宣伝とか
そういった派手な仕事には
もう こだわらないんで…。
今までの会社とは違う
人気企業であれば
選り好みしません。
あの… お願いします!
山口さん。
今度こそ
転職 成功させましょう!
はい!
(川添)はい いってきまーす。
面談 終わりました。

(携帯電話)
はい お世話になっております。

よろしくお願いします。
これがリストです。
はい。
え!? スターツーリストも!?
ええ。
頑張ります!
次々とバラエティーに富んだ
ツアーを展開される
御社のグローバルな
企業姿勢を拝見し
ぜひ こちらでお世話になりたいと
考えております。
≪(ノック)
井野さん どうでした?
えっ ぜ 全部ですか…?
はい…。
そんな…。
また落ちたんだ?
それで
この先
どうしていけば いいかと思って
ご相談に伺いました。
ご相談の前に
美人薄命の法則 わかったの?
いいえ…。
出された問題も解けずに
ご相談ですか。
君は ずいぶんと
楽な仕事をしてるんだねえ。
でも 早く決まらないと…。
山口さんにだって
生活がありますから。
これは 君の仕事だろ?
ただいまー。
(川添)おかえりー。
なんですか? そのぬいぐるみ。
UFOキャッチャー?
知らないんですか?
「いってらっサ~イ」ですよ。
(江村)知ってる!
スターツーリストの
キャラクターでしょ?
スターツーリスト?
(江村)一部のマニアに
すっげー人気あんだって。
(川添)え?
俺行った時 もらえなかったー。
人事担当の人が
すごい優しい人で…。
田口君 お願いがあるんだけど…。
え?
(手塚)先日の
山口さんの件ですよね?
はい。 採用を見送られた理由を
お伺いしたいんです。
(手塚)ご存じのとおり 今回も
弊社に たくさんの方が
入社を希望されたんですが…。
御社は人気企業ですから。
実は
採用しても 半数が
短期間で辞めてしまうんです。
高倍率で入社したのに…
どうしてですか?
職員に課せられる仕事量も
多いですから。
自分のやりたい事が明確でないと
とても続きません。
山口さんは
うちの華やかな面だけを
ご覧になっている
ようでしたので…。
つまり 面接官に
山口さんは理想ばかりで
現実が見えてないってのを
見抜かれてたって事か…。
まあ スターツーリストは
今まで何度も
倒産すれすれの大博打で
勝ち上がってきた会社だから
山口さんみたいな人には
向かないかもねえ。
そうなんですか?
韓流とか
その時々のブームを
いち早く掴んで
大きくなっていってる
会社ですから。
でも その会社の子の合コン
ノリが体育会で
ちょっと引くんですよね。
山口さんには
社風も合ってないのかも…。
それに スターツーリストは
業績の浮き沈みが激しい。
そうなの?
ええ。
たたでさえ 旅行業界は 時流に
左右されやすい業界ですから。
そういえば SARSで 海外旅行数が
落ち込んだりしましたよね。
スターツーリストだけじゃないよ。
ITやサービス産業なんかの
派手に見える企業は
波に乗っかってるのは一時。
地味にコツコツやってる方が
会社としては強い事もあるんだよ。
表向きと中身は違う
って事ですかね…。
どうしたんですか?
「鳥滿商事に行きたい」なんて。
山口さんが辞めたいと思った
鳥滿商事
もっと ちゃんと見ておきたいと
思って…。
だったら
山口さんの上司の 竹田部長にも
会ってみたら いかがですか?
人事の事で用事もあるし
井野さんは 研修中の社員だって
言えば 大丈夫です。
僕も ちょっと気になった事が
あったんで…。
早速 何名か 中途入社の方を
ご希望という事で。
かねてから お伝えしたとおり
直営店事業を 本格的に
始動する事になりましてね。
特に 店舗マネジメントに
精通している人材が欲しいんです。
え…? 直営店を
オープンされるんですか?
はい。
(竹田)何か?
あっ いえ…。
御社は 老舗の伝統を守る
堅実な経営をされている印象を
もっておりましたので。
ええ もちろん!
おっしゃるとおりです。
ですが 重要な事は
我が社の伝統と堅実を
きちっと踏まえたうえで
新しい創造をするという事。
「伝統から革新へ」という事です。
特に欲しい職種など
ありますか?
若手の営業ですかねえ…。
まあ 最近の若い人は
もっと華やかな仕事を
したいでしょう。
私の周りの若いのも
そうですから。
私も つい
うるさく言ってしまって
うちの若い連中に
ウザったがられましてね。
だから 新しい若い人が来れば
刺激を受けて
自分から やるぞー!
という気持ちに
なれるんじゃないかと思いまして。
竹田さんは 部下思いなんですね。
(竹田)いや… 私の会社を
これから引っ張っていくのは
若い連中ですからねえ。
嫌われようが
仕事のためになる事は
全力で
たたき込んでやりたいんですよ。
イメージ まるで逆だった…。
だから 以前 井野さんが
竹田さんを ウザイだけのオヤジだ
って話してたって聞いて
ちょっと違和感があったんです。
あの竹田さん
すごい人ですから。
すごいって?
鳥滿商事は 一時期
取引先を次々と奪われて
売り上げガタ落ちに
なったんですけど
竹田さんが
営業の指揮をとってから
一気に奪い返して
V字回復させたんです。
若者いじめだけが
取りえの人かと思ってたけど
全然違ったんだ…。
この事
山口さんも知らないですよね。
ええ。
山口さんの事
呼んでもらえませんか?
あのー どこに行くんですか?
それが 私にも…。
あっ ここです。
ここ?
…が どうしたの?
やっぱり
ご存じなかったんですね。
これは
鳥滿商事が所有するビルです。
えぇ…!?
こんな大きなビル持ってたの?
うちの会社が…!?
ああ いや…
もう辞めましたけど。
これだけではないんです。
ここも。
ここも
ここも… ここも!
ここの本社以外に 全部で5つ。
一等地に
賃貸ビルを所有してるんです。
全然知らなかった…。
…私も。
会社として
多くの資産を持っていて
家賃収入だけでも
相当なもんです。
しかも 無借金経営で
財務体質もいい。
鳥滿商事は 実は
隠れた超優良企業なんです。
超優良…。
戦前の創業で 今も健在。
なおかつ 非上場。
まあ こういう会社こそ
今の時代
ガッチリもうかって
しっかり資産を
ためているんです。
(山口)こんな地味なのに…。
それに今 直営で
鶏料理専門店を出す
新しい事業も
始まろうとしています。
そうなんですか!?
竹田部長が 長年
上層部を説得し続けたそうです。

(山口)嫌々入った会社だからって
鳥滿商事の事
全然見てなかった…。
いい会社だったんですね…。
(ノック)
どうぞ~。
(ドアが開く音)
失礼します。
また 何か ご相談ですか?
わかりました 美人薄命の意味。
就職人気ランキングに
入るような企業でも
その時が 最盛期で
あとは 落ち目になる事が多い。
みんな
派手で急成長している企業に
入りたがるけれど
それは 意外な落とし穴だって。
つまり
美人に だまされるな。
突然 命を落とす事もある。
…という意味だったんですね。
まあね。
人間も 企業も
見た目は ともかく
健康で長生きが 一番だからね。
健康で長生き…。
黒字経営を 何年続けているか。
創業年数は 30年以上か。
会社を選ぶ基準は
数限りない考え方がある。
世の中の価値基準だけが
会社の価値じゃない。
…そうだ!
君に渡そうと思ってたものがある。
なんですか?
なんか… 吹っ切れた気がします。
もう 大手とか中小とか
地味とか派手とか…
そういう事に とらわれるのは
やめようと思います。
早速 明日14時から
面接があるんです。
山口さんにピッタリの会社だと
思うんですけど。
受けます!
よろしくお願いします。
≫次の方 どうぞ。
はい!
(面接官)弊社への入社を
希望される理由を
お聞かせください。
(山口)はい。
僕は 今まで
思い違いをしてきました。
華やかで見栄えのいい
人に言って自慢出来る会社が
一番だと思ってきました。
自分の会社のいいところも
見ようとせず
自分は こんな雑用を
押しつけられる人間ではないと
おごった考えを持っていました。
では あなたは
どんな仕事をしたいと
思いますか?
なんでも やります。
どんな仕事でも
雑用だと思ってやれば雑用で
そこに 誇りがあるからこそ
仕事として胸が張れる。
うるさい上司だって
ほんとは悩んで 戦って
僕たちに 何か伝えようと
してくれていたのに…。
向き合おうとしていなかったのは
僕の方でした。
(山口)取り扱う仕事の
大小ではなく…。
僕は サラリーマンとして
働く人間として
誇りをもって
御社と共に成長していきたいと
考えています。
(山口)井野さん。
どうでした?
思っている事は
全部 伝えてきました。
そうですか。
ありがとうございました!
あっ いえ…! 私は…。
(竹田)山口!
(山口)部長!
あれ? あなたは…。
ああ… すみません。
実は 私
山口さんの転職の相談に
のっていて…。
そうでしたか…。
山口 お前に
渡しておかなくちゃならんものが
あってな…。
はい…。
これ… 僕の。
みんなに言われたよ。
なんで 休暇中の山口が
面接に来るんだ!? って。
休暇中…?
まあ… 俺も
少々押しつけ過ぎてたから
お前も
思い詰めちまったんだろう。
部長…!
(竹田)これだけ休んだんだ。
仕事が たまってるぞ~。
…はい!
それから…
これは もう いらないな。
(力強く破く音)

部長…
今夜
飲みに連れていってください。
1杯目は ビールだぞ。
はい! ありがとうございます。

(園池真二郎)今回の件は
新卒採用に関しても
なかなか役に立つ
テストケースだったというわけか。
会社を選ぶ基準を
人気のありなしで決める
傾向にある学生らに向けて
企業PRを根本的に変えていく
発想に つながりますから。
君には 新しいビジネスモデルの
構築を期待している。
何かプランがあるのなら
役員会にかけよう。
社長は よろしくても
僕は 役員の皆様に
あまり好かれていませんから。
私が こうして 君に
独立した役員待遇のポストを
与えて
海老沢班を作った理由は
君にも わかっているだろう?
一企業家として
私は見てみたいんだよ。
君の言う 「日本支配計画」が
本当に
現実のものになるかどうかをね。

いや~ よかったですね 山口さん
鳥滿商事に戻れて。
ありがとう 田口君。
いや… むしろ もっと早く
鳥滿商事の事を
話せばよかったですね。
でも
これから転職しようって人に
今の会社に残った方がいいですよ
…なんて言えます?
まっ 言いにくいねえ。
(江村)井野っち 転職させるって
すげえ はりきってたし。
必要な回り道だったんだよ
真々子ちゃん。
ですよね。
でも まさか もう一度
鳥滿商事を受けに行かせるとは
思わなかったですよ。
ああ あれは…。
君に渡そうと思ってたものが
あった。

これ…。
一度辞めた人間は
採用しないって
規定はないけど。
海老沢さんらしいですねえ。
そもそも 美人薄命なんて
なぞなぞみたいな事 言わないで
すぐに意味を教えろって話よね。
あのインテリメガネ。
メガネが どうかした?
いえ… なんでも…!
それから… すみませんでした。
何が?
何って…
私 山口さんを
転職させられませんでした。
山口さんが転職しないって事は
会社の利益を
損なったわけですから。
じゃあ 井野さんに質問。
会社の利益って 何?
利益…。
それは… 売り上げを増やして
経費を削減して…。
全然違う。
会社の利益
それは 信用だよ。
信用…?
そう。
信用なんて 金にならないって
思いがちだけど
まず信用を得る。
これは 商売の鉄則だ。 だから…。
それじゃあ 金にならないじゃん。
でも 利益だけが目的だったら
無理をして いずれ破綻する。
海老沢さん…!
人に信用される事
それが結果的に
金を生む。
だから
信用が大事だという事だよ。
せっかく いい話だと思ったのに…
結局 お金。
それ以外に 何かあるの?
私は…
人って 会社に資産があるとか
経営が安定してるとか
お金だけの事で
動かないと思います。
一番大切なのは
どこで働くかではなく
誰と働くかだって
私は思うから。
井野さん…。
まあ 今回は 君も
多くの事を学んだようだから
エンゼル 2枚。
2枚!
…と言いたいところだけども
僕の事をインテリメガネと
こき下ろした罰として
1枚 没収。
ちょっと待ってください!
私は インテリメガネなんて
言ってませんよ。
インテリメガネなんて
言ってません!
インテリメガネなんて
言うわけないじゃないですか。
インテリメガネなんて…!
はっきり言ってたよな。
うん。