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唯吾分享转职必胜班 04日文字幕,台词

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(江村良男)早期退職ですか…?
(中島文雄)
検討してみてくれないか?
ですが 中島部長…!
(中島)同期のお前に
こんなことは言いたくない。
お前は 優秀なエンジニアだった。
ここに残ったら
子会社の倉庫番くらいしか
仕事がないんだ。
今なら 特別加算金も出る。
今月中に返事をくれ。
ですが…。
今なら まだ 遅くないさ。
(井野真々子)
今なら まだ遅くないわ!
(江村夏生)無理だよ。
どうして簡単に諦めちゃうかなぁ。
いや 諦めたわけじゃないよ。
(川添甚助)何? 江村~。
誰に コクるの?
誰にもコクりません!
井野っちが 今年受験しろって
うるさくて。
そういえば
江村は浪人生だったね。
でも 今年は受けないですから。
そんなこと言って
毎年 見送っているうちに
受験自体を諦めちゃうように
なっちゃうの。
俺は ただなんとなく大学受験する
とかは 嫌なの。
大学にいかせてもらえる
チャンスがあるなら
無駄にしちゃだめよ!
とにかく
願書だけでも出しなさいって。
あんまりくどいと
ますます嫁にいけないぜ。
(川添の咳払い)
海老沢さんみたいなこと
言わないでくれる。
(海老沢康生)僕がどうかした?
いいえ 何も。
井野さんは どうして
江村君が大学にいったほうが
いいと思うのよ?
高校3年間で
将来の目標を決めるというのは
難しいものです。
それならば
とにかく大学に入って
その間に 将来のことを
じっくり考えるほうが
有意義ですから。
有意義かどうかは
彼が決めることでしょ。
私は 元担任としての
責任があるんです。
こんな頭の固い元担任をもって
君も大変だね!
わかってもらえる?
とにかく
バイトなんてしないで
受験勉強しなさい。
(田口僚太)井野さん そろそろ
面談の時間じゃないですか?
いけない…!
江村 面談室にコーヒーお願い。
あれ? 君 江村君に
バイト辞めろって言ったよね?
江村良男さん 53歳。
現在のお仕事は
機械メーカーの設計エンジニアを
されてるとのことですが。
はい。
転職なさろうと思われたのは?
先日 早期退職を
勧められまして…。
早期退職…。
リストラです。
私のような者でも
仕事が見つかるでしょうか?
もちろんです。
エンジニアのお仕事が
ご希望ですよね?
それ以外のことは とても。
この歳になって 会社から
こんなふうに扱われるなんて
思ってもみませんでした。
(江村の声)私は 今まで
会社に貢献してきたという自負が
ありましたから。
リストラなんて
他人事だと思ってきました。
(ノック)
どうぞ。
(夏生)失礼します。
夏生!
あっ…! もしかして
江村さんって 夏生君の?
父です。
あ… 私 昨年まで 栄琳高校で
夏生君の担任をしておりました
井野と申します。
高校の。
最近 ここに転職しまして…。
いろいろあって
夏生君にも ここで
アルバイトしてもらってるんです。
私は てっきり 予備校に
行ってるもんだとばっかり。
あんたに関係ないだろ。
お父さんになんてこと言うの!
ちょっと…!
すいません。
いつもお父さんに
あんな口の利き方してるの?
関係ねえだろ 井野っちには。
関係あるから言ってるの。
親父 リストラされて
ここに来たんだろ?
ねえ いい機会だし
このあと 3人で話さない?
なんでだよ?
江村の進路。
お父さんだって
心配してるだろうし。
あいつが心配してるのは
自分の仕事のことだけだろ。

江村君のお父さんが リストラね。
父子仲も
しっくりいってないみたいで。
まあ あの年頃の男の子は
親に反発するぐらいが
普通なんじゃないの?
でも 親を あいつ呼ばわりですよ。
まあ 父子仲はともかくとして
難しいと思うよ
江村君のお父さんの転職は。
どうしてですか?
ん?
(ノック)
≪失礼します。
どうぞ。
あ… すいません お話し中に。
いいよ いいよ。 この人
愚痴こぼしに来ただけだから。
愚痴じゃありません。
頼まれてた
中高年の転職マーケットの
データです。
ありがとう。
あっ… ちょうどいいや。
井野さんに 50代の転職の現実を
教えてあげるよ。
50代の転職の現実?
うん。
若い人の転職と違って
50代の転職は
まず その人を
正確に分類するところから始める。
分類。
うん。 中高年転職者の分類は
この3パターン。
優秀で どこへでも転職できて
どこへ行っても活躍できる人。
これが A。
優秀だが 転職すると
その優秀さが発揮できない人。
これは B。
優秀ではないので
転職しないほうがいい人。
これは C。
この Aのタイプの人
いわば できる一匹狼。
一匹狼。
仕事を自分で見つけて
問題を自力で解決できる。
リーダーシップもあり
部下をうまく使える人。
完璧な人材ですね。
しかし 残念ながら こういう
僕のようなサラリーマンは
現実にはあまりいない。
僕のようなって…。
社内で 優秀だといわれる
ほとんどの人が
このBに属する。
B。
転職によって
優秀さが発揮できない人ですね。
そう。 このAとBの違い
なんだと思う?
違いですか…?
これは 仕事とは何か… に
関係する。
仕事とは何か…。
多くの人が
仕事とは作業だと思っている。
でも それは違う。
仕事とは 人間関係。
人間関係を円滑に築ける人が
仕事ができる。
たしかに そうかも。
このBのタイプの人は
トラブルが起きると
何人かの力を借りて
問題を解決する。
同じ会社に何年もいることで
誰に聞けばいいのか
会社のルールを熟知して
スムーズに動けるんだ。
なるほど。
このような能力を
企業内特殊熟練という。
企業内特殊熟練。
企業内特殊熟練の高い人は
今の会社だと パフォーマンスを
発揮できるんだけど
他社に移ると
同じようには動けないんだ。
おそらく 江村君のお父さんは
このタイプだね。
え…。
(三浦)江村さん。
15年前の納入台帳って
どこにあるか知ってますか?
あれは
資材部の山田君の管理だな。
聞いてこよう。
すいません。
このタイプで 中堅メーカー
50代 エンジニア。
うちにきている求人で照合すると
ほとんどゼロだ。
ゼロ!?
50代エンジニアの転職は
予想以上に厳しいんです。
以上のことから
君は 江村さんの転職先を
見つけることはできないよ。
じゃあ 井野さんに
もう1つ 質問。
君は 年功序列制度の意味って
なんだと思う?
年齢の順に
出世していくことですよね?
やっぱり 君は
よくない思い込みをしているな。
思い込みって
どういうことですか?
自分で考えてみたら?
そんな暇はありません。
海老沢さんがなんと言おうと
私は 江村のお父さんの転職
成功させてみせます。
失礼します。
井野さん!
失敗しちゃえ。
何が
「君は思い込みをしてるよ」よ!
よし 検索。
ゼロ…!
やっぱり。
50代 エンジニア系の担当なんて
ご愁傷様。
拝まないでください!
(北城 薫)まあ 建築設計は
求められる技術が
ピンポイントである傾向が強いので
その人が持ってる技術を
明確にすることが重要ですよ。
技術?
何か これぞっていう技術
ありますか?
ああ これは?
20年ぐらい前に
機械式の立体駐車場の
設計をしたことあるって。
(小笠原マナミ)あの
グルグル車が回る駐車場ですか?
地味だな~。
もっと最近のものないの?
なし。
ほっときゃいいんだよ
親父のことなんか。
聞いてたの!?
気にしないでいいよ。
親父の自業自得なんだからさ。
仕事人間だったくせに
不況になったら
あっさり首切られるなんて
情けねえよな。
そんなこと言わないで。
お父さんは 江村たち家族のために
働いてこられたんでしょ?
べつに 頼んでないし。
江村!
いや~ 井野っちも大変だよな。
あんな価値のないおっさん
転職させなくちゃ
いけないんだから。
価値のないおっさん…?
俺から見たって
どこにも転職できなそうだもん
うちの親父。
江村君!
そういう言い方 よくないよ。
だって ほんとのことだろ?
海老沢さんだったら
言うと思うけどな。
今のうちの親父に
「価値0」だって!
何すんだよ!
仕事の厳しさを知らないあんたに
お父さんをバカにする
資格はないわ!
江村君!
(マナミ)びっくりしました。
まさか叩いちゃうなんて。
言わないで…。
これでも 結構 落ち込んでるの。
いやでもね 怒った顔の
真々子ちゃんもよかったよ。
私 海老沢さんのせいで
価値0って言葉に
敏感になってんのかも。
言いわけです… ごめんなさい。
いや 僕らも
配慮 たりなかったと思いますよ。
江村君のお父さんのこと
会社で話したりしたから。
(川添)多感な時期だから
難しいと思うよ。
(唐木田力哉)まあ 江村君は
お父さんとコミュニケーション不足かもな。
俺がガキの頃さ
親父が 「仕事 仕事」って
かまってくれなくて
ふてくされた時期
あったんだよ。
でも 親父ってありがたいな と
思ったのは
自立した時だからね。
(唐木田衿子)まあ 時間が
かかるわよね 父親と息子ってね。
江村くらいの子たちってさ
気の毒なところもあるよ。
どうして 気の毒なんですか?
物心ついた時には 不況でしょ。
俺たちの若い頃より ずーっと
夢や希望に向かってがんばる
っていうのが
難しい時代だと思うからさ。
江村君は 苦しくて
もがいてるんだと思いますよ。
(衿子)もう
そんなに思いつめないで
真々子さ~ん! はい どうぞ。
すみません。
最近の江村は
私としても意外で…。
え?
江村って 高校時代は
勉強もスポーツも
そつなくこなして
友達関係も
うまくやってたから…。
だからこそ 今 悩んでるのかもな。
悩んでる?
みんなと同じように受験をして
流れにのっていけば
楽な面だってあるけどさ
それじゃあ まずいんじゃないか
って 感じてるんだと思うよ。
江村は敏感な子だからね。
ああ見えて 結構 マジメだし。
(川添)そうそう。
大学にいくのが
損か得かだけじゃなく
自分がどうなりたいか。
それを突きつめようと
してるんだと思いますね。
江村が休み?
しばらく休みたいって
連絡があって。
理由は?
調子が悪いからって
それだけ言って…。
採用ゼロですか。
はい。
私の技術を評価してくれる会社が
1つもなかったってことですよね。
まだ活動を始めたばかりですし。
自分でも
よくわかってるんです…。
私は設計部門におりますが
最近は 管理的な仕事が主で
新製品の開発には
ほとんど関わっておりません。
最新のテクノロジーには
からっきし ついていけない
ロートル社員なんです。
早期退職に応じなければ
閑職に追いやられて
エンジニアとしての人生は
終わりです。
私はこれまで
何より会社を優先してきた。
入社した頃は
会社も上り調子の時で
毎日が必死でした。
サービス残業 休日出勤
働きづめの毎日で
夏生の入学式… 卒業式だって
一度も出てやれなかった。
運動会にも…。
私は 家族で一緒に過ごす時間を
会社につぎ込んできたんです。
このままじゃ 自分が報われない。
江村さん…。
私は 今まで
会社に すべてを犠牲にしてきた
自分の行動が
無駄ではなかったことを
証明したい。
それが 今回の転職の
目的でもあるんです。
そうでなければ
私の30年はなんだったのか…。
私にとって これは
ただの転職活動ではないんです。
これまでの人生を 肯定するか
全否定するかの闘いなんです。
よくわかりました。
江村さんのお気持ち。
絶対に勝ちましょう
この闘いに。
井野さん。
今までの江村さんの実績を
正当に評価してくれる会社
きっと見つけますから。
よろしくお願いします。
それで…。
1つ お願いがあるんですが。
(良男)どうぞ。
お邪魔します。
すみません
夏生君と連絡がつかなくって。
夏生!
夏生 いるのか?
どうもすいません。
どこをうろうろしてんだか…。
あの… 最近 夏生君 受験勉強は?
してないようです。
夜遅くまで
音楽が聞こえたりしますから。
そうですか…。
すいません 親子でご迷惑を。
いえ。
また出直します。
プラモデル?
ああ 夏生が子どもの頃に
一緒に作ったものです。
すごい!
手作りなんですか?
もう 10年以上も前になりますか。
懐かしいな。
なんとか
ご検討いただけないでしょうか?
設計のスキルは高いんです。
はい。
ああ… はあ。
ありがとうございます。
失礼しました。
江村さんの件ですか?
年齢不問ってあるのに
面談も受けてもらえなくって。
まあ 年齢不問と
応募資格に書かれているところも
なるべく 若くて スキルが高い
人材を求めていますから。
うちでは無理です ごめんなさい
って 言うしかないね。
そんな無責任なことできません。
これは 江村さんのプライドをかけた
闘いなんです。
プライド!?
暑苦しい話になってきたね。
川添さんには
言われたくないと思います。
とにかく 私は絶対に諦めません。
うちで扱っている求人は
35歳までの若手が中心だから
難しいと思うよ。
え? 早く言ってくださいよ!
仕事で一番大事なことは
不可能なことを知り
それを認めることだよ。
大事なことは 不可能なことを
可能にすることです。
目指す結果を 最低限の
時間とコストで 達成させる。
時間と労力を
もっとも効率よく現金化させる。
これがビジネスの本質。
常にビジネスの視点で考える。
これが結局
顧客の利益につながるんだ。
井野さんは そこがわかってない。
あー ムカつく海老沢の奴。
井野さんだけじゃないですよ。
僕だって
どうしても求人がないこと
何度もありますから。
そういう時
田口君はどうしてるの?
うーん… 転職者と
希望条件の変更を相談するか
もしくは 専門の
エージェントを紹介します。
専門?
50代エンジニアや
1つの分野に精通して
特化してる会社 結構あるんです。
ほんと!?
この業界
意外と すそ野が広いんです。
ニッチに強い少人数のエージェントも
たくさんあって
業種によっては
うちもかなわない。
そういう会社使って転職する人
結構 多いんです。
社内的には 大丈夫なの?
ほら この間
海老沢さんに頼まれて
中高年の転職データ
集めましたよね。
企業内特殊熟練の。
そこの会社は
50代エンジニアの転職に
たけていて
データ収集に
協力してもらったんです。
社長さんは
海老沢さんとも懇意だし
社内的にも大丈夫だと思いますよ。
田口君 お願い
その社長さん 紹介して!
すみません うちの社内だけで
フォローしきれなくって。
いえ ここまでしていただいて
ありがたいです。
今まで
転職先が見つからなかったのは
うちに来ている求人が
少なかったからです。
専門の会社だったら きっと
たくさん求人があるはずですから。
社長の室田さんは
中高年の転職に関しては
右に出る者がいないという方です。
きっとプラスになると思いますよ。
どうも 室田です。
よろしくお願いします。
(室田)さっき 海老沢さんからも
電話で よろしくと
連絡がありました。
え… ああ 海老沢とは
お親しいんですよね?
いつも
いい刺激をいただいてますよ。
さっそくですが こちらが
転職活動中の江村良男さんです。
よろしくお願いいたします。
お送りいただいた資料で
現状については了解しております。
エンジニアとして
新天地で
大いに力をふるわれたいと
お考えですので
ぜひとも よろしくお願いします。
室田さんが頼りなんです。
まず 江村さんにお伺いします。
転職をして
第一に何を得たいですか?
あの… 評価を受けたい
ということですかね。
評価?
私は リストラされました。
ですが そのことで
私のこれまでの会社人生を
無駄だとは思いたくないんです。
江村さんは 今までの実績に
正当な評価をしてくれるところで
働きたいと
考えてらっしゃいます。
残念ですが それはできませんね。
できない?
転職は 評価を受けたり
確かめたりする機会では
ないんです。
あの… それは
どういうことでしょうか?
転職活動で 正当な評価を
してもらえるというのは
ずいぶん 甘い幻想を
いだいていますね。
甘い幻想…?
(室田)転職活動を始めた時点で
人は相場に組み込まれる。
そこで査定を受ける。
人の価値 すなわち
年収を決めるのは
相場なんですよ。
相場…。
すべての物事は 相場で決まる。
うちの海老沢も
いつも同じことを言っています。
私は 必ずしもそうとは
思いませんが…。
でも そうしたほうが
正当な判断をくだせるんです。
正当な判断…?
では 井野さん。
江村さんについて
私に説明をしてください。
江村さんは 年齢53歳
品川工業大学を卒業されて
機械メーカーに就職。
入社以来
生産設計の技術部に従事し
現在は 設計部の課長待遇。
年収は750万円。
ご家族は 奥様と男の子1人。
えーっと…。
あとは?
あとは その…。
そんなところでしょう。
え?
結局 人は
経歴でしか語れないんです。
年齢や資格でしか
江村さんを
判断することはできません。
相場で必要とされるのは
目に見える指標。
誰もが共通して使える
判断材料。
わかりやすい基準だからこそ
物事を決定することが
できるんです。
たしかに 採用の面接官は
初対面の人ですから。
ですから
過去の栄光にしがみついて
それを評価してほしいと
言っている限り
江村さんに
転職先は見つかりません。
評価の対象は
現在の江村さんなんですから。
過去の栄光ですか…。
(室田)今のようなお考えの
江村さんを
先方に ご紹介することは
できません。
信用にも かかわりますから。
すいません。
僕が室田さんを紹介したから…。
ううん…
私の考えが甘かったせいだから。
違います。
甘かったのは私です。
室田さんは見抜いてたんです。
誰かに評価を求めることで
ちっぽけなプライドを
守ろうとしている私の愚かさを。
愚かさだなんて…。
私の積み上げてきたものなんて
あっけなく崩れてしまう。
その程度のものだったんです。
そんなこと言わないでください
江村さん。
そうです。
今回のことは教訓にして
もう一度 始めましょう。
もう 自信が
持てなくなってしまった。
私は 30年間
何をしてきたんだか…。
若い頃は 会社にいれば
役職にもついて給料も上がって
憧れていた生活が
手に入ると思っていました。
課長になれた時は 次は部長だって
やる気になりました。
会社にいいように乗せられて
気がついたら50です。
結局 私の人生なんて
こんなもんなんです。
≪次 どこ行く?
≪カラオケ。
カラオケ行こうぜ カラオケ。
邪魔なんだよ。
≪カラオケ行こうぜ カラオケ。
待てよ!
電池でも切れたかな?
室田さんに
バッサリやられました。
海老沢さんは こうなること
わかってたんでしょ?
私 年功序列の本当の意味
わかりました。
年功序列は みんなを出世させる
システムじゃない。
目の前に 出世というニンジンを
ぶら下げて
できるだけ長い時間
全力で社員たちを働かせる
制度なんですね。
仮にね 会社を活性化しようとして
若い部長を抜擢したとしよう。
すると
年上の人は働きにくくなり
同年齢の人は
自分は出世できないと
目標を失ってしまう。
そうすると
定年まで ぼんやり
会社に寄生するようになる。
それでは 会社がつぶれてしまう。
そこで まず みんなを課長にして
期待を持たせる。
部長になれるという
チャンスがあるから
みんな がんばって
部長になろうとする。
課長は自分が出世するために
部下も必死に働かせるから
一番大勢が働く
システムになっている。
出世をエサに
全力で社員を働かせる制度
それが年功序列だ。
日本の大企業の平均は40歳前後で
約70パーセントから80パーセントが
課長になる。
だが 部長になれるのは
わずか20パーセントだ。
たった それだけ?
ああ。
課長になって 約10年
ほんの一部だけが出世する。
だから 会社に中高年が余る。
彼らを養いきれなくなった会社は
中高年からリストラをする。
年功序列は最低の制度ですね。
いやいやいや
終身雇用の発達した
日本の会社の力を
最大限に発揮させるには
年功序列は素晴らしい制度だよ。
素晴らしい?
会社のために必死に働いてきた
江村さんを切り捨てる制度の
どこが素晴らしいの?
また いつもの悪い癖だ。
求職者に近づきすぎて
物事の本質を見失ってる。
そんなこと ありません。
君は 江村さんが
本当に求めているものが
なんなのか
ちゃんと見えているのかな?
本当に求めているもの?
それを ちゃんと
理解していないうちは
江村さんの仕事は
見つからないよ。
(携帯電話)
はい もしもし。
はい 井野真々子は私ですが。
警察!?
≪(パトカーのサイレン)
本当に申し訳ありませんでした。
向こうが酔っ払って絡んできた
ということもありますが
未成年があんな所にいる
っていうのは問題ですよ。
今後 このようなことがないように
注意しますので…。
(良男)夏生。
本当にご迷惑を…。
あ いえ…。
夏生 どうして
家に連絡しなかった。
先生に
こんなことまでお願いして…。
夏生 返事をしなさい!
あんた それどころじゃねえだろ。
江村 どうして
そんなことばっかり…。
あんた 見てると
このまま 大学入って就職して
あくせく生きていくのが
バカらしくなるよ。
父さんだって
家族のために働いてきたんだ。
何が 家族のためだよ。
こんな時だけ
家族引き合いに出すんじゃねえよ。
あんた 俺たちに何した?
金 運んだだけだろ!
江村…!
俺は 絶対あんたみたいにだけは
なりたくない。
会社に振り回される人生なんて
死んでもごめんだから。
(園池真二郎)
君が提案してくれた
例の中高年マーケットの
拡大プラン。
あれは なかなか興味深かった。
いいサンプルがあるので
この機会に一気に進めようと
思ってますが。
ああ 君に任せるよ。
中高年は
うちの弱点でもあったからねぇ。
うちだけではなく
中高年層の労働力を
どう生かすかは
少子高齢化の時代
重要な社会的課題ですから。
うん。
ところで
例の日本支配計画のほうは
進んでいるのかね?
まだ 私が内々で動いている
状況ですが
そろそろ チームで動き始めたいと
思っています。
期待しているよ。
では 私はここで。
ちょっと 所用がありますので。
(ゲーム機)
「おっと ここでレース終了!」
(夏生)なんだよ クソッ…。
おっ クリアできなかったか。
珍しいね。
海老沢さん!
なんで こんなとこに?
ちょっと 肩の凝る話してたからさ
息抜きに。
海老沢さん
遊んでる暇あるの?
え? 僕はね
普通にじっとしてると
いろんなこと 考えちゃって
頭が休まらないんだ。
だから こうやって
仕事以外のことをして
頭を休めるんだよ。
海老沢さん。
ん?
海老沢さんは
俺 受験したほうがいいと思う?
僕が したほうがいいって言ったら
君 するの?
いや
そういうわけじゃないけど…。
大事な決断を誰かに委ねると
自分で何も決められなくなる。
で その決断が失敗に終わった時
それを人のせいにするようになる。
卑怯な人間っていうのは
人をだましたり裏切ったりする
人間だけじゃない。
自分で判断ができない人間も
卑怯なんだよ。
でも… 判断を間違ったら?
間違ったっていい。
人生なんてね
正解も不正解もないんだよ。
他人がどう言おうが
自分がこれでいいんだと思えれば
それが最高の人生だよ。
(野々村南)ねえ 食べようよ。
真々子の好きな
すき焼きだよ~。
真々子が
肉に反応しないなんて…。
だってさ お父さんの転職も
江村の受験も
このままじゃ 全部だめになる。
なんとかしないと…。
あのさ
転職のほうは仕事だから
なんとかしなきゃ
いけないかもしれないけど
教え子のほうは 真々子がそこまで
する必要ないと私は思うよ。
そんなの無責任すぎる。
元担任として
真々子がするべきことは
その子が
その先どうするのか決めるのを
待っててあげること
なんじゃないのかな。
え?
私たちもさ
高校ぐらいの時
いっぱい悩んだじゃん。
そうやって
自分で とことん悩んだ時間って
今になって
大事だったんだなって思うからさ。
(携帯電話)
(南)あっ!
もしもし ダーリン?
今ね 南 真々子に
すっごい いいこと
言っちゃった…。

(ドアの開く音)
(良男)お待たせしました。
すみません お呼び立てして。
いえ。 社内では もう仕事がなくて
暇してますから。
転職先 引き続き探してますが
なかなか候補がなくて…。
必ず見つけますので
もう少し お待ちください。
もう だめです 私なんか…。
誰からも必要とされてない
ってことが よくわかった。
そうやって 諦めてしまって
いいんでしょうか。
今 諦めてしまったら
仕事だけでなく
息子さんとの関係を
諦めてしまうことになります。
私… 今まで 夏生君に
間違った指導をしてきました。
え?
とにかく受験しておいたほうが
いいなんて言って…。
夏生君が真剣に
自分の進路で悩んでるのに。
井野さん…。
夏生君が自分自身と向き合って
自分自身で自らの道を決めるのを
待ちたいと思います。
見守りたいと思います。
だから お父さんも
もう一度 自分自身と
向き合ってくださいませんか?
人の目や評価なんて気にせず
自分のやりたいことに
ぶつかっていってください。
でも 井野さん…
私はもう50ですよ。
年齢なんて関係ありません。
夢を見る力は
いつか
夢をかなえる力になるんです。
年齢はハンデじゃない。
自分の情熱の衰えを
年齢のせいにしないでください。
(携帯電話)
あ… すいません。
(携帯電話)
はい 江村です。
おお どうした?
え? 故障!?
で 現場の状況は?
…わかった。 すぐ行く。
どうかされましたか?
うちで設計した
機械式立体駐車場が故障して
停止してしまったらしくて。
(係員)申し訳ございません。
申し訳ございません。
(女性)車で来るんじゃなかった。
(男性)約束があるんだけど。
(係員)もうしばらく…
もうしばらくお待ちを。
いつまで待たせるのよ!
(良男)三浦!
江村さん。 緊急停止してしまって
安全確認しても作動しないんです。
管理会社も原因がわからなくて…。
設計図は?
それが設計図と現物が違っていて。
貸せ。
これじゃない…。
そうか 12年前に
大規模な補修をしていたんだ。
その時の変更部分が載っていない。
(三浦)でも 会社にはこれしか…。
家に資料のコピーがある。
(三浦)ほんとですか?
持ってくる。 待ってろ。
江村さんは ここにいてください。
私が行ってきます。
(携帯電話)
(携帯電話の呼び出し音)
なんで 出ないのよ。
(携帯電話の操作音)
(携帯電話の呼び出し音)

(ドアの開く音)
江村!
井野っち。
早く こっち来て!
ほら 早く捜して。
知らないよ 図面なんて。
これが 今の会社で お父さんの
最後の仕事になるかもしれない。

ほんとに
こんなとこにあるのかよ…。
間違いないって
お父さん おっしゃってたわ。
(夏生)面倒くせえなぁ。
それ 小さい頃 お父さんと一緒に
作ったんでしょ?
え? なんで…?
この前
お父さんがおっしゃってたから。
うるせえんだよな。
物作りは何より心だとか言って。
(夏生の声)ガキの遊びなのに
ちょっと曲がったくらいで
そうじゃないって自分でやって…。
物作りに愛情があるからね。
マジ うぜえよ。
大丈夫かよ…。
あっ…。
(夏生)これだ!
まだ 復旧しないんですか?
申し訳ございません。
もうしばらく…。
江村さん!
すいません すいません…。
(良男)井野さん。
夏生…。
これだろ?
これだ。
よかった。
よし…。
横揺れ防止装置を確認してくれ。
はい。
それから 落下物に気をつけろ。

動くぞ。
(機械の作動音)
あ…。
動いた。
(良男)大変お待たせしました。
順番にお車をお出しいたします。
申し訳ございませんでした。
すごいね お父さん。
(良男)長い時間 すいません。
(三浦)申し訳ありませんでした。
申し訳ありませんでした。
(良男)すいません。
なんとかなったな。
(三浦)江村さんのおかげです。
(良男)俺は 何もしてないよ。
(中島)江村 大変だったな。
今 こちらの社長さんに
おわびしてきた。
すいません 部長にまで…。
いいんだよ 中島で。
え?
お前のおかげで助かったよ。
中島…。
覚えてるか? この駐車場の企画
立ち上げた時のこと。
ああ。 まだ若手で
設計のお前も 営業の俺も
寝る暇なしだったな。
でも 楽しかった。
本当に 楽しかった…。
ありがとうございました。
あ いえ 私は何も…。
私 今の会社を辞めて
もう一度 一人のエンジニアとして
転職できる仕事を探します。
本当ですか?
思い出したんです。
私は ただ設計の仕事が…
物を作るのが
好きだったんだってこと。
さっきのお姿を見て
それは よくわかりました。
もう 今までの仕事を
評価してくれる会社がいいなんて
言いません。
エンジニアとして
何かを生み出す仕事ができれば
それで十分です。
なんでもやります。
江村さん…。
井野さんの言葉で気づいたんです。

江村… 明日から忙しくなるわよ。
え?
お父さんの転職探し。
手伝ってくれるんでしょ?
…うん。
江村さん。
江村さんにぴったりの転職先
見つけますから。
よろしくお願いします。
江村さん。
なんだよ 緊張してんのかよ。
(良男)しょうがないだろ。
面談の前に
もう一度 確認しますが
この中高年の技術者集団は
技術コンサルタントの集団です。
(良男)海外に行くことも
あるんですよね?
中国やアジア地域の技術指導に。
言葉は大丈夫でしょうか?
大丈夫です。
大切なのは 心です。
心?
アジアの現場は 技術以上に
日本人が持っている 丁寧に
製品を仕上げようとする心を
従業員に持ってもらうことが
大切だと言われています。
技術だけでなく
物作りの心を教えられる。
中高年の方たちが 若い人たちより
優れているのは そこなんです。
この会社も
そういう技術者を求めています。
私は 江村さんが
物作りへの情熱を示しさえすれば
きっと採用されると信じています。
井野さん…。
プラモ作ってる時
うざいくらい語ってたろ。
あれで いいんだよ。
そうだな。
じゃ 行ってくる。

入社早々 ベトナムですか。
江村君のお父さん。
今月末で 今の会社 退社して
工場立ち上げの
機械関係のコンサルタントで
1か月は向こうだって。
即戦力として
見込まれてる証拠じゃない。
母さんは この歳で単身赴任なんて
って ぼやいてるけど。
で 江村君はどうするの? 受験。
せっかく復帰したのに
やめちゃうの?
今年は
受験しないことにしたよ。
でも 将来 必ず
俺も 親父みたいに
打ち込める仕事 見つける。
必要だって思えば
大学行くよ。
江村…。
(足音)
えっ!?
今 2枚入れました?
今回は 難しい中高年エンジニアの
採用をまとめたからね。
もう 中高年エンジニアは
任せてください!
ついては 君に
今度 立ち上げる
中高年専門パートの
専属担当を任せる。
中高年専属?
つまり 中高年だけを担当
ってことですか?
そのとおり。
え?
やりがい ありそうですねぇ。
真々子ちゃん モテモテだよ きっと。
(日比野糸子)
あんまり うれしくないかも…。
マナミ君は 若い
イケメンエグゼクティブ頼んだよ。
(マナミ)は~い。
え~!?
さあ 面談室で
ナイスミドルがお待ちかねだ。
そんな…! 私も
イケメンエグゼクティブがいい!