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唯吾分享真正犯人 02日文字幕,台词

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(パトカーのサイレン) (女性)殺されたのは 巽さんの奥さんだってね。 そうなんだってね。 犯人 まだ このあたりを ウロウロしてるのかしら? 大変よね。 来年 お子さん 小学生だっていうのに…。 ええっ 犯人 本当に見たの!? そう 気味の悪い男が 立ってたらしいの。 黒い服の男。 黒い服? (三田延子)黒い服の男。 ストーカーですって。 えっ ストーカー!? (大森克子)頭から すっぽり フードを被ってたそうなのよ。 怖いわねぇ。 気をつけましょうよね。 (パトカーのサイレン) 了解。 クラさんが俺のあとを 引き受けてくれて 安心です。 よろしく頼みます。 おっす。 こちらこそ。 屋上の点検に来た管理人が発見し 通報してきました。 505号室の住人 巽響子さん 35歳です。   (矢代有作)死亡推定時刻は 昨夜の9時から11時の間だろう。 頭部の挫裂創が致命傷。 だが ここには凶器も血痕もない。 (桜井慎吾)ホトケさんの自宅から 血痕が見つかりました。 (梶原稔)犯行現場は ここです。 (梶原)ここに後頭部をぶつけた。 被害者のものと思われる毛髪も 付着していた。 (巽悟史) 私は いつも帰りが遅いので 寝室は別にしています。 ゆうべも 妻は子供と一緒に 寝ているものだとばかり…。 ご主人が帰宅された時 玄関の鍵は開いてたんですか? はい。 妻が かけ忘れたんだろうと思って 気にもしませんでした。 なんで こんな事に…。 (桐島)竜太君 お誕生日会 楽しかったか? (巽竜太)うん。 これ コウちゃんにもらったの! これ? すごい… ガガガガ…! お誕生日会? ああ… 昨日は 幼稚園のお友達を呼んで 竜太の誕生日会をすると 妻は言ってました。 お誕生日会に来てた人 わかりますか? ちょっと失礼。 どうしてわかったんですか? 親子だけじゃ こんなに使わないでしょ。 それに…。 ふっ… 得意の心理学で わかったわけじゃあないんですか。   (梶原) 玄関周辺から採取出来たのは 夫の指紋だけでした。 (吉村和彦)夫の巽悟史に関しては アリバイの裏が取れました。 犯行時間の9時から11時の間 仕事相手と飲んでました。 特捜支援班 なんかありますか? マルガイ宅にあったものが 凶器になっている事から 計画的な犯行ではなく 犯行後の犯人は 動揺していたと思われます。 でも その割には丁寧に 血や指紋をふき取っています。 犯人は 普段から 掃除する事に 慣れている人物だと思います。 例えば 主婦。 (一同)主婦? 犯人が女性である可能性は 高いと思います。 遺体のスカートのすそに 乱れはなく 足も閉じられていた。 犯人の配慮を感じます。 (木村)すいません。 (倉元)なんだ? 機動捜査隊の木村です。 マンション住人への聞き込みを 開始したところ 不審な男の目撃情報がありました。 (一同)男? フード付きの黒い服を 着用した男が ひと月ほど前から マンション周辺を うろついてたそうです。 黒いフード…。 2か月前 左京区のマンションで 主婦が襲われた事件があったな。 (吉村)はい。 宅配業者を装って ドアを開けさせ…。 キャー! (吉村)悲鳴を聞いた隣人が 駆けつけたため 犯人は逃走。 三班が継続捜査中です。   男と女か…。 (倉元)左京区の事件との関連も 考慮しながら マルガイの周辺捜査と 近隣への聞き込みを徹底的に行う。 以上! (一同)はい! (刑事)やっぱり 犯人は男だよな。 ええ。 (御子柴)左京区の被害者と 今回の巽響子さん。 年齢が近く どちらも 夫の帰りが遅い人妻という 共通点はありますが…。 問題は どうして この部屋から わざわざ マンションの屋上まで 遺体を運んだかという事です。 隠すためでは? いや もし隠したいんだったら 何も こんな目立つところに 置かなくても 死角に 隠せばいいんじゃないんですか? しかし 遺体を 隠すつもりでもないとしたら 犯人は なぜ 上に動かしたんだ? 統計的に 犯行後の犯人は 逃げ道の確保された方向に 動く傾向があります。 もし 犯人が マンション外部の人間ならば 5階から上ではなく 下に下りる方向で動くはずです。 という事は 犯人は マンション内部の人間。 恐らく。     (チャイム) (倉元)山口さんは 昨日 巽さんのお宅で開かれた 誕生日会に 出席されてましたよね? 何時までいましたか? (山口佳恵)8時半までです。 そのあと 誰かが訪ねてくるような事 巽響子さんは 言ってませんでしたか? いいえ。 巽さんの周囲で不審な男を 見かけた事はありませんか? いいえ。 おたく ビデオカメラありますよね? 見せてください。 ちょっと! これじゃ 捜査支援じゃなくて 妨害ですよ! すまん! (起動音) ♬~(母親たち) 「Happy birthday to you」 ほら 思ったとおりだ。 やっぱり 昨日の様子 撮影してましたよ。 お誕生会に これ 付き物ですもんね。 (母親たち)「おめでとう~!」 この方たちも このマンションの? 栗橋さんと原さんは 松園町の方にお住まいです。 (巽響子) 「そろそろ いただきましょう」 (栗橋友里・原弘子)「はい」 (響子)「佳恵さん…」 子供たちよりも お母さんの方が 楽しそうでしたね。 どんな話をされてたんですか? たわいもない話です。 テレビの話とか化粧品の話とか。 ちょっと失礼。 ちょっと! なるほど。 冷蔵庫の中を見るとね その家の主婦の心理状態が わかるんですよ。 あっ おい 何やってるんだ。 なんか隠してますね? 別に何も隠してません。   帰りましょう。 失礼しました。 冷蔵庫の中身で 主婦の心理状態が わかるんですか? わかりません。 わかるのは家計の状態です。 …わかってますよ。 ちょっと揺さぶってみたんですよ。 彼女 間違いなく なんか隠してますからね。 人と話をする時に 無意識に ポケットに手を突っ込むのは 隠したい事があるからなんです。 それに しゃべりながら しきりに 首のところ こう 触ってましたよね。 ああ それそれそれ。 それは なだめ行動といって 不安や恐怖を感じて 落ち着かない気分になっている 脳を 無意識になだめようとする しぐさなんです。 (笑い声) 犯行後に犯人は 上に動いてる。 5階より上の住人で 被害者と親しくしていたのは 山口佳恵だけだ。 その彼女が嘘をついてる。 そういう事です。 そのしぐさは 特に意味はありません。 わかってますよ。 黒いフードを被った男が あのあたりを ウロウロしてたらしいのよ。 そのウロウロしていた っていうのは どのへんですか? 桐島さん。 あのへんですってよ。 あの… 痛いんですけど。 わかってますよ! すごい力ですね。 子供じゃないんだから…。 ああっ ちょっと… どこ行くんですか!? 昨夜の9時から11時の間 お宅の真上の巽さんの部屋から 悲鳴や争うような物音は しませんでしたか? いいえ。 上の部屋の音なんて 聞こえてきませんよ。 でも 黒いフードの男 見たわ。 その人 犯人なんでしょ? 昨日 見たんですか? 桐島さん! 痛い 痛い…。 続けて。 昨夜 男を見たんですか? いや 昨日じゃないんだけど…。 噂で聞いたんだけど あの男 巽さんの ストーカーなんですって? イテテ…。 勝手な行動 慎んでください! はい…。 ちょっと… どこへ!? 幼稚園です。 (弘子)巽さんが殺されたって 本当なの? (友里)私たちが帰ったあと 殺されたんだって。 まさか 荒川さんが 殺したんじゃないでしょうね? 荒川さん? あ 失礼。 気にしないで お話 続けてください。 (友里)それでね 発見されたのが 屋上だったらしいの。 (4人)こんにちは。 (荒川望美)どうも。 あれが荒川さんです。 なんでわかるんです? お母さんたちの足ですよ。 つま先が 一斉に向きを変えてるでしょ? ああ。 足っていうのはね 人間の体の中で 最も 気持ちに正直に動くとこなんです。 気まずかったり 気に入らなかったりする相手から 遠ざかりたい その意識が つま先を動かすんですね。 ほら。 (友里)晩ご飯 どうしよう? (弘子)そうそう そうだね。 帰り みんなでスーパーに…。 (梶原)押収した マルガイのパソコンなんだけどさ ロックかかってて開かないんだ。 君 こういうの得意だろ? (御子柴) それは 鑑識の仕事ですよね。 忙しいんだよ。 凛子 こっちに取られて 人手不足なんだ。 手伝ってあげなさいよ。 そういう事だ。 よろしくね。 (ため息) 僕は雑用係じゃないんですけど。 それは… 犯行現場ですか? 鑑識が到着した時点で 撮影したもの。 殺人があったとは思えないくらい きれいな状態ですね。 丁寧に掃除してあるわね。 指紋と血痕だけじゃなくって ゲソ痕もきれいに消し去ってる。 掃除道具は 被害者宅のものを 使ったんでしょうか? ううん。 巽家の掃除道具が 使われた形跡はない。 犯人は 自分の家に戻って 掃除道具を取ってきたんだと思う。 巽さんと山口さんと荒川さんは 同じマンションに住んでて 子供たちも みんな同い年。 どこに行くにも いつも3組一緒の 仲良しグループだったの。 ほう。 (弘子)だけど 去年の秋 巽さんと荒川さんは お受験をしたの。 お受験。 私立の小学校を 受けたって事ですね? 巽さんちの竜太君は 合格したんだけど 荒川さんちの純君は落ちちゃった。 あららら…。 そのあと 変な噂が流れて…。 (友里)原さん! 変な噂? パフェ おかわりしますか? いいんですか? どうぞ! ありがとうございます。 パフェ 2つ。 ほら あなたたちも いただいちゃいなさい。 もう2つ追加してください。 ありがとうございます。 で? 巽さんは お金を積んで 竜太君を裏口入学させた。 そんな噂が幼稚園中に広まったの。 それを巽さんが聞いて そしたら ものすごい勢いで…。 あなたが噂を流したんでしょ。 自分の子が落ちたのが悔しくて。 でもね おたくの子は 元々 頭が悪いの。 合格したうちの子をねたむなんて お門違いもいいところよ。 (弘子)巽さんは 荒川さんと絶交して それからは 荒川さんちの悪口ばっかり。 昨日も…。 ほんと 荒川さんちの子って のろまで頭が悪いわよね。 純君は おっとりしてるけど 賢くて いい子よ。 あなた どっちの味方よ? 別に 味方とか そういうんじゃ…。 あなたには いつも おすそ分けしてあげてるのに その恩 忘れたの? (弘子)あっ もう8時半! 帰らなきゃ! そうね お開きにしましょ。 (友里の声)巽さんって 仲良くしてる分にはいいんだけど 怒らせると すごく攻撃的で きつい人なのよね。 ほんと 怖いね。 なるほど…。 あ おかわり ゆっくり楽しんで。 あ どうも。 おっ 桐…。 あっ お勘定…。 桐島さん コーヒーだけにしてくださいよ! パフェまで… しかも おかわり…。 なんで 子供の分まで頼むんですか! ここですよ。 えっ? わかってますよ! (ドアの開く音) 純 早くしないと遅れちゃうわよ。 荒川望美さんですね? またですか? さっきも警察の人 来ましたけど。 何を聞かれました? 黒いフードの不審な男を 見ていないかと。 見たんですか? いいえ 見ていません。 昨日 竜太君のお誕生日会が あったのを ご存じですか?   昨日だったんですか。 うちは呼ばれていないので いつやったかなんて知りません。   息子さんのマフラー あなたの手作りですか? ええ…。 同じものが 巽さんの家にありましたが? それは 3日前に渡したんです。 うちの子とお揃いのを 竜太君が欲しがっていたので。 あなたと巽さんは 絶交していたんじゃ ないんですか? 子供同士は 今でも仲良しです。 その点は巽さんもわかってて 喜んで受け取ってくれました。 息子を水泳教室に 連れていかなきゃならないので。 ほら 行くわよ。 マフラーはゴミ箱の中にあった。 彼女は嘘をついてる。 もちろんです。 それに お誕生会の話をした時 彼女の口元が 上唇と下唇を 巻き込むような形になってました。 典型的な嘘のサインです。 仲良しだったママ友3人組が 子供の受験をきっかけに こことここが仲たがいをして その影響で こことここの関係も悪化してた。 班長 被害者宅のパソコンを開けたら 彼女 ブログをやってました。 ブログ? インターネットで公開する 日記みたいなものですよ。 僕の事 バカにしてるでしょ。 表情読まなくても わかります。 『お受験合格のコツ、教えます。』 っていうタイトルなんですが 要するに 自分の子供の自慢ですね。 ちょっといい? (御子柴)ええ。 「いくら頑張っても ダメな子はダメ…」 最近は更新されてませんね。 多分 この書き込みのせいでしょう。 (舞)うわ… しつこい。 なんか 悪意を感じますね。 送信者の身元を割り出せるか? やってみます。 なんで 屋上に運んだんだろう? (諫早賢三郎)食事中に考え事は 消化によくないぞ。 すいません つい。 あの… 新聞読みながらも よくないんじゃないですか? (諫早)これ 今 お前たちが捜査してる事件だろ? これは あれです。 マンションの住民たちの 無意識の願望です。 誰だって 自分が住んでるマンションに 殺人犯がいるとは 思いたくないですからね。 。 犯人は外部の人間であってほしい そう願う住民たちが 2か月前の事件を知って 今度の事件も その男の犯行であったら いいのになと思った。 そういう事か? さすがお義父さん そのとおりです。 その集団心理が この黒いフードの男の噂を 作り出したわけですよ。 人の噂は変化する。 カール・メニンジャーが 実験で確認したような 典型的な例だな。 でも 目撃証言もあるんだろ? それは ほら 願望が強ければ 見た事もない人 見たと思うじゃないですか。 あれですよ。 そうだよな…。 あの人に会いたいなと思ってると 他人と見間違える事もあるもんな。 そういう相手がいるんですか? えっ? なんだ 嘘か。 (克子)はあ… よいしょ。   (パトカーのサイレン)   お巡りさんが来た時にはね もういなくなってたのよ。 また誰か狙ってるのかしら? (2人)怖いわ~。 通報の直後に 緊急配備を敷きましたが 間に合いませんでした。 2か月前と同一犯の線が 高いと思われます。 一係の班長はクラさんだ。 判断は任せますよ。 おっす。 全捜査員を 男の身元洗い出しに投入します。 ホシは男だったな。 私たちの分析 間違ってたのかな? 俺たちは 引き続き マンション内部の犯行の線を追う。 えっ? 今言ったとおりだ。 俺たちの方針に変更はない。 (2人)はい。 あの男は? おはようございます。 どうぞ。 はい いってらっしゃ~い! じゃあね ばいばーい。 いってらっしゃい。 巽さんちが 裏口入学を したんじゃないかって 噂あるじゃないですか。 あの噂って誰に聞きました? さあ ちょっとわからないです。 あはは そうですか。 すいません。 おはようございます。 おはようございます。 おはようございます。 裏口入学の噂あるじゃないですか 巽さんちの。 (携帯電話) あれって 誰に聞きました? (携帯電話) これ 気にしないで いいですから。 ああ えっと… あれ? 誰だったかな? うん。 (携帯電話) ったく もう…! あっ 出た! どこにいるんです! 「ちょっと待ってください」 「もしもし!? もしもし!?」 幼稚園ですね。 幼稚園? どうだ? 桐島孝作という男は。 あの男の心理分析能力は 確かに優れてます。 あの能力は利用価値があります。 京都府警にとっても 私にとっても。 もっとも人間性は別ですが。 イワシは群れで泳ぐ。 全員が同じ方向を向いて進む。 それが組織捜査だ。 向いてる方向に 真実があればいいが そうでなかった時 冤罪が生まれる。 桐島が まだ心療内科医をしていた頃 担当していた患者が ある事件の容疑者として 逮捕された。 ところが のちに それが誤認逮捕だったと判明した。 それ以来 彼は 警察の組織捜査を信用していない。 刑事とは違う手法で 真相を見つけ出す。 そのために 彼は警察に入った。 確かに あの男は デカとは違う視点で 動いています。 しばらくは 彼の好きにやらせてみます。 それでいい。 だが 桐島が導き出した答えが 本当に正しいかどうかを 見極めるのは お前の目だ。 私の? そうだ。 捜査の現場で培った お前の目だ。 はい。 (携帯電話) すいません。 (携帯電話) どうした? (御子柴)被害者のブログに 書き込みをした人物が わかりました。 2人です。 それも 被害者と同じマンションの 住人です。 あー お疲れさまです。 はぁー…。 言ったはずです。 勝手な行動は謹んでくださいと。 すいませんでした。 (ため息) 御子柴が ブログの送信者 突き止めました。 ん? ふーん…。 今から話を聞きに行きますよ。 どこへ!? スーパーです。 そろそろ タイムセールの時間ですから。 だから? 行きましょう。 よかったら どうぞ。 キープしときました。 卵の特売日のチラシ 冷蔵庫に張っといたでしょう? 巽さんと荒川さんは お受験をしました。 でも残念ながら お宅は経済的な事情で 私立に行かすのは ちょっとね。 …そうです。 うちは 巽さんたちとは 違うんです。 つまり あなただけ仲間外れに なっちゃったわけですよね。 だから 裏口入学の噂を 流したんですか? 違うわ! 私じゃない。 幼稚園のママたちに 誰から噂を聞いたのか 思い出してもらいました。 高木さんは 石田さんに聞いたそうです。 石田さんは菅野さんに。 菅野さんは工藤さんに。 工藤さんは木村さんに という具合に 順繰りに尋ねて行ったら あなたが栗橋さんに話をしたのが 一番最初でした。 私は 裏口入学なんて 言ってません。 わかってます。 そうです。 あなたは合否の結果を 伝えただけですよね。 荒川さんちは不合格で 巽さんちは合格した。 確かに 言葉の上では そうなんですが 同時に あなたの心理が 相手に伝わったんです。 私の心理? 巽さんちの子が 合格するなんておかしい。 子供を合格させるために 何かしたに違いない っていうね。 荒川さんち ダメだったんですって。 そう。 巽さんちは合格したって言うけど なんかねぇ…。 表情やしぐさからでも 話し手の心理が相手に 伝わっていくもんなんですよ。 受験の結果に納得出来ない あなたの気持ちが 伝達されていくうちに 裏口入学という言葉に 変化したんです。 だって 竜太君が合格するなんて 本当に変だもの。 あの子は 落ち着きがなくて 四六時中 動き回ってるような子で 静かにするように言っても 母親の言う事しか聞かない。 その母親も勘違い女で 自分の子が一番賢い 自分んちが一番偉いと 思い込んでる。 そんな人と付き合うのは ストレスがたまりますよね。 そのストレスを晴らすために あなたは 彼女のブログに こんな書き込みをしてた。   ママ友っていうのは 不愉快な相手でも 子供のために我慢して 付き合わなきゃいけないし 表立ったケンカをする事も 出来ない。 こんな書き込みで 遠回しに怒りをぶつけるしか 出来なかった。 でも あの夜の彼女の言葉には…。 あなたには 色々おすそ分け してあげてるのに その恩を忘れたの? 書き込み程度では 治まらない怒りを あなたは 感じたんじゃないですか? 向こうが 勝手にくれてただけなのに 施しみたいな言い方されて…。 家に帰ってもムカムカして。 もう我慢出来なかった。 直接 本人を 怒鳴りつけてやろうと思って…。 巽さんの家に行ったんですね? いえ 行ってません。 行こうとしたんですけど 荒川さんに会って 行くのやめたんです。 荒川さんに? 山口さんとあなたは あの夜…。 あっ 山口さん 巽さんちに行くの? ええ…。 あっ 今は行かない方がいいわ。 彼女 ものすごく不機嫌よ。 あなたとも付き合わないって 言ってた。 え…? 彼女が そう言ったの? うん。 だから 行かない方がいい。 向こうから絶交してくれたんだ。 だったら わざわざ ケンカしに行く必要ないわね。 教えてくれて ありがとう。 これで もう我慢して 巽さんと付き合わなくて済む。 そう思って 山口さん うれしかったそうです。 ところが 翌日 巽さんの遺体が発見されて…。 巽さんのところには 行かない方がいいって 荒川さんが私を止めたのは きっと もう巽さんが 死んでいたからだと 気づいたんです。 まさか 山口さんは 私が犯人だと 思っているんですか? 荒川さんが捕まったら 純君が可哀想でしょう。 悪いのは 絶対巽さんの方だし。 一歩間違えたら 私が殺していたかもしれない。 そう思ったら 警察には言えなくて。 違います! 私は… 犯人じゃない。 でも…。 でも あなたは 私たちに嘘ついてましたよね? 竜太君への プレゼントのマフラーは あの夜 巽さんに 渡したんですよね? そうです…。 疑われるのが嫌で 嘘をついてしまいました。 このマフラー 巽さんちのゴミ箱に 捨ててありました。 それ 見て あなた カッと なったんじゃないんですか? そんなの見ていません! 玄関先でちょっと話しただけです。 前に うちの子のを 竜太君がかっこいいって 褒めてくれたでしょ。 このアップリケつけるの 純も手伝ったの。 一応 もらっとくけど 私は もうあなたとも山口さんとも 付き合う気ないから。 私とは 付き合わなくてもいいわ。 でも 子供同士は 仲良くさせてもいいでしょう? あなたって残酷な母親ね。 うちの子と一緒にいると 惨めな思いするのは お宅の子よ。 受かった子と落ちた子。 周りは みんな そう見るのよ。 まだ片づけが終わってないの。 ごめんなさいね こんな時間に。 そのあと 山口さんに会って 私は家に戻りました。 山口さんこそ 犯人なんじゃないですか? あなたが家に戻った事を 証明出来る人は? 子供じゃダメですか? 10時前に主人も帰ってきました。 ご家族ではアリバイの証人には なれませんが 一応 ご主人の携帯番号 教えて頂けますか?   三田勇斗君ね? これ 君の書き込みだよね? 君は浪人生で 今年で3回目の 大学受験なんだってね。 受験に成功するコツを教えます というタイトルに引かれて このブログを見たんだろう? 2回も3回も受験するのは お金と時間の無駄なんて 書かれているのを見て むかついた? ブログには窓からの景色や ベランダの写真が載っていたから 同じマンションに 住んでいる君なら 書いているのが 上の部屋の 巽響子さんだと気づくよね? おとといの夜 9時から11時の間 どこにいた? (三田勇斗)ネットカフェ…。 どこのネットカフェかな? (勇斗)予備校 行かなきゃ。 (御子柴)凛子さん! さっきから 何か探してるんですか? 遺体がマンションの屋上に 運ばれた理由です。 それが 道端に落ちてるとでも 言うんですか。 行きたくない場所へ向かう時って 足が重く感じたりしますよね? 歩くという動作にも 人の心理は表れるんです。 歩き方が変化するには それなりの心理的な理由が あるはずなんですよ。 荒川望美さんは 外では普通に歩いてました。 ところが 家の中では まるでね 忍び足みたいに… 忍び足?   なるほど。 どこ行くんですか? マンションへ戻ります。 マンション!? 遺体が屋上に動かされたのは 俺たちのせい…。 そうです。 やはり ホンボシは このマンションの中にいました。 (延子)あっ! お母さん 黒いフードの男が来た。 (延子)あっ! ああっ!? この男が 巽響子さん殺害を認めました。 えっ!? なぜ 驚くんですか? この男が犯人じゃないって わかってるからですよね? ホンボシは… あなたです。 刑事が聞き込みに来た時 あなた 嘘つきましたよね? 昨夜の9時から11時の間 お宅の真上の巽さんの部屋から 悲鳴や争うような物音は しませんでしたか? いいえ。 上の部屋の音なんて 聞こえてきませんよ。 ただ 黒いフードの男 見たわ。 その人 犯人なんでしょ? 黒いフードの男を見たなんて あれは 嘘です。 そんな男 誰も見てないんですから。 大森さんも見ました。 いいえ。 大森さんが見たのは…。 事件発覚直後 不安にかられた このマンションの住民たちが 無意識のうちに 作り上げてしまった 黒いフードの男の噂。 あなたは その噂を 利用したんです。 警察の目を 真犯人から反らすためにね。 人は 一つ嘘をつくと その嘘がばれないように するために 次から次に嘘を重ねていきます。 でも 重ねれば重ねるほど その嘘は フラフラと崩れやすくなる。 おもちゃの積み木と同じですね。 重ねた もう一つの嘘。 それが… あなたの命取りでした。 上の部屋の音なんて聞こえません。 (天井から響く音) (天井から響く音) (飛び跳ねる音) このマンションでは 上の階の物音や足音が 響く部屋があるんです。 だから 荒川望美さんは 部屋に分厚いじゅうたんを 敷き詰めて 室内では 常に足音に気をつけて 歩くようにしていました。 普段でも 忍び足が クセになってしまうぐらいにね。 でも 巽さんは そんな物音には無頓着でした。 床も振動が響きやすい フローリングのまま。 その上 竜太君は落ち着きがなくて 騒々しい。 お宅の息子さん 勇斗君が 巽さんのブログに書いた これ。 これは まさにこの言葉どおり 巽さんの部屋の音が うるせぇ! という意味だったんです。 これは 犯行後の 巽家の玄関にあった靴です。 巽家の靴箱を確認したところ 他のひも靴とこの靴は ひもの結び方が違っていました。 これは 犯行現場を掃除した際 犯人が解けていたひもを見て 無意識のうちに 結び直したものです。 この結び方 勇斗君の靴と同じですよね? お母さん…。 (ドアの開く音) 勇斗君は犯行のあった夜 8時から12時まで インターネットカフェで 受験勉強をしていた事が 確認されています。 この靴ひもを結んだのは あなたですよね? あの夜は 特にうるさくて…。 うるせぇ! うるせぇ! うるせぇー! (延子)きゃっ! (勇斗)静かにしろよ! 静かにしてくれるように 何度も言ってるんだけど…。 ネットカフェ行ってくる。 金! 金! ちょ… ちょっと待って! あっ…。 (延子の声)経済的にも精神的にも もう次はない。 (ドアの閉まる音) (延子の声)今年こそ 絶対に受かってもらわないと…。 来客が帰ったのを見計らって 巽さんのお宅を訪ねました。 うちが静かだったら お宅の息子は大学に受かるんだ? ええ 今年こそ きっと受かります。 はっ… そんな事 思ってもいないくせに。 え? どうせ今年も落ちる。 いくら頑張ってもダメな子はダメ。 あなたは そう思ってる。 そんな事 思っていません。 一生懸命 勉強したって 本番では失敗する。 二十年も一緒にいれば わかるわよね? 母親なんだから。 思ってない! そんな事 思ってないわよ 私! (延子)思ってないわよ そんな事 私! (響子)あっ! 巽さん? 巽さん! あ…!? あっ あ…! あなたが遺体を屋上に 動かしたのは 巽家で発見されたら 警察の捜査する足音や物音で また勇斗君が 勉強に集中出来なくなる。 そう思ったからですよね? 巽家が 犯行現場である事を 隠すために 自宅から持ってきた掃除道具で 指紋や血痕をふき取り 玄関をきれいにし 靴を並べ直した。 その時 解けている靴ひもを見つけ 無意識に結び直した。 いつもやっているように。 巽さんのブログ あなたも見ましたよね? あのブログを見て 私 巽さんが あるコンプレックスを 抱えてる事に気づいたんですよ。 彼女の実家に聞いたところ 巽さんは 中学 高校 大学と いずれも 受験に失敗していたんです。 え? いくら頑張ってもダメな子はダメ。 あれは 巽さん自身の事だったんです。 息子さんの受験に 一生懸命なあなたの姿に かつての母親の姿を 見たのかもしれませんね。 一生懸命 勉強しても 本番では失敗する。 二十年も一緒にいれば わかるわよね? 母親なんだから。 どうせ今年も落ちる。 いくら頑張ってもダメな子はダメ。 ああ… ああっ…! (嗚咽) 見かけ上の気の強さは 内面の弱さを隠すため。 心と行動は 裏腹。 人っていうのは 不思議な生き物です。 (延子の泣き声) (吉村)行きましょうか。 左京区の事件も解決したそうです。 犯人が新聞見て 殺人犯にされたら大変だって 自首してきたそうです。 住民たちの作り出した噂が こっちの事件を混乱させたけど 向こうの役には立ったってわけね。 ああ。 みんな ご苦労だった。 フフフフッ あっ お帰りなさい。 近所で 妙な噂が広まってる。 なんですか? 妙な噂って。 俺が ボケ始めたんで 娘婿が 同居するようになったって 噂だ。 (笑い声) 大丈夫ですよ お義父さん。 そんな噂 すぐ消えて なくなりますから。 孝作! うわっ びっくりした! お前が来るようになってから 広まった噂だよ。 今すぐ みんなに訂正してこい! なんでお前が来るようになったか ちゃんとご近所に 説明してこい! わかりましたよ もう…。 あれ? お前 いつから ここへ 来るようになったんだっけ?