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あああっ! ああっ!
(サイレン)
(倉元吾郎)マルガイは
早川亮二 40歳。
私立聖南総合病院の
心臓外科医です。
医師か。 検視官 見立ては?
(矢代有作)瞳孔の混濁と
死後硬直の状態から見て
死亡推定時刻は
昨夜の午後7時から8時の間。
(矢代)全身に
多数の打撲痕が認められる。
階段から転落したと見て
矛盾はないが…
スタンガンの痕だ。
階段の上で 何者かに
スタンガンをあてられ感電した。
そして 転げ落ちた。
あるいは… 突き落とされた。
財布には
手をつけられてないようです。
物取りの線じゃなさそうですね。
靴が片方脱げてる…。
着衣も乱れて…
シャツの一番上のボタンがない。
それと 口元に何か付着物。
そういえば
我がチームの元ドクターは?
どうですか?
(梶原 稔)ああ。 この辺りで
もみあいになったようだ。
その時脱げた靴だろう。
(梶原)眼鏡も落ちてる。
桐島さん。
何か気になる事でも?
近いですね。
あ?
ガイシャの勤務先です。
(熊野)昨日 早川先生は
午後の6時に仕事を終えました。
誰に会うか 話してましたか?
いえ。 聞いていません。
早川先生は
優秀な心臓外科医でした。
他の医師とのトラブルは
ありませんでしたか?
まあ すぐにわかる事ですから
お話ししますが…。
工藤先生。
(倉元)工藤昭典先生ですね?
ちょっと お話を。
早川先生が亡くなられた事は
ご存じですね。
(工藤昭典)ええ。
その事で お聞きしたい事が
あるんですが…。
(三崎香奈)あっ 工藤先生!
交通事故の患者の
受け入れ要請です。
(香奈)頚椎 及び
脊椎損傷の疑いがあります。
受け入れろ!
(香奈)はい!
(男性医師)状態は?
(救急隊員)心肺停止です!
(男性医師)心肺停止。 心マ続行。
挿管準備!
(救急隊員)お願いします!
心肺停止です。
(工藤)1 2…。
(一同)3!
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10。
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10。
(工藤)心マ代わって。
はい。 1 2 3 4 5 6…。
はい 離れて。
はい。
心拍再開。
見事です。
1つ1つの判断が早くて
処置も的確で 動きに無駄がない。
医師の腕を
信頼しているからでしょうね
看護師たちの動きも
実にいいですね。
チームワークですか。
うちも見習いたいもんだ。
リーダーがいいと違いますよね。
大した医師だな 工藤先生は。
確かに 早川先生とは
うまくいっていませんでした。
彼は この救命救急センターを
目の敵にして
廃止したがってましたから。
目の前の命を救うのが
救命医の仕事です。
だが 外科部は
いつもこう言ってくる。
病室に空きはない。
重症度が三次の患者は
受け入れるな。
…だからといって
たらい回しにされてる患者を
見過ごす事は出来ない。
(倉元)先生は
昨夜の午後7時から8時の間
何をされていましたか?
仮眠室で仮眠をとっていました。
その間は 誰とも会わなかった?
(工藤)ええ。
僕の顔を見てる人間は
誰もいません。
工藤先生。 外来の時間です。
(工藤)ああ。
用が済んだら帰ってください。
ここにいられると
仕事の邪魔です。
あの ちょっといいですか?
はい?
あなたにとって
工藤先生は どんな医師ですか?
あ… 言葉遣いは乱暴ですけど
とても立派な方だと思います。
もう2週間も
ご自宅に戻ってないんですよ。
2週間!?
じゃあ その間 ずっと ここで?
ここは救命医師が
4人しかいないんです。
私たち看護師は
シフト勤務制なので
時間が来れば帰れますけど…。
医師は そうはいきませんもんね。
ええ。 失礼します。
あなたは
医師に人が殺せると思いますか?
はい。
人は 誰でも殺人者になりえます。
 
マルガイのパソコンには
事件に繋がりそうなものは
ありませんね。
階段の上からも下からも
第一ボタンは見つかってない。
あ~!
もう 一体どこにあるんだろう。
(村雨高男)早川先生の研究論文は
学会でも高く評価されていました。
(村雨)
うちの病院の看板とも言える
優秀な医師でした。
全く… 残念です。
では 救命医の工藤先生は
理事長から見て
どんな医師でしょうか。
救命医療だけでなく
心臓や 最先端の脳外科医療にも
造詣が深い。
私は 評価してます。
うちの救命センターが
やっていけるのも彼のおかげです。
早川さんの ここ数年の担当患者を
知りたいところですが…。
しかし カルテを見るには
捜査令状を取ったとしても
全患者 家族の許可を
取らなきゃいけない。
まっ 関係者も
一様に口が重いですし。
病院絡みの事件はやっかいです。
ここは 元医者でもある
桐島さんの出番って事ですか。
いや。 それが 今回はちょっと…。
え?
病院の人間って 職業柄
感情を患者さんに読み取られちゃ
まずいじゃないですか。
だから 顔に出さないで
しゃべるのが上手なんですよ。
つまり 表情が読みにくいんです。
まずは あの工藤って医師だな。
救命センターを残すかどうかで
もめてたとしても
それだけで 殺しまでしますかね?
わからん。 まあ とにかく
身辺を詳しく調べよう。
はい。
(倉元)工藤昭典 40歳。
救命医師になって15年目。
人道支援医師団に参加し
アフリカの無医村で
3年間の医療活動後 帰国。
奈良中央大学病院に勤務したのち
2年前に
あの病院に着任している。
転勤の理由は?
(倉元)現在 捜査中です。
(吉村和彦)殺された早川さんとは
トラブル続きでしたが
一部の医師たちからは
信頼されていたようです。
昨年 医師不足に
赤字続きだった事も重なり
救命センターを廃止する案が
理事会で持ち上がった。
工藤は それに強く反対した。
一部の医師たちも同調し
廃止案は保留になったままだ。
(机を叩く音)
桐島さん。
はい?
また会議中に読書ですか?
早川先生の研究論文ですよ。
心臓移植の 慢性拒絶反応に
ついての研究です。
なかなか よく出来てるんですよ
これが。
続けて。
(倉元)はい。
先月 早川氏の銀行口座に
給料とは別に
200万円の振り込みがあった。
振込人の名義は
村雨理事長の秘書です。
村雨理事長の…。
(ドアが開く音)
(矢代)え~
司法解剖の結果が出た。
全身の打撲痕のうち
胸部の打撲痕は 階段から落ちて
出来たものではなかった。
恐らくは 素手で殴られたものだ。
(早川)うっ!
あああっ! ああっ!
(矢代)死因は 外傷性肺気胸だ。
外傷性肺気胸…
つまり 胸部の打撲によって
折れた肋骨が 肺を傷つけて
もれた空気が心臓を圧迫して
心臓発作を起こした
っていう事だね。
はあ…。
心臓外科医が 心臓発作…。
皮肉な話ですね。
(吉村)という事は
腕力の強い男の犯行
って事ですか?
工藤は学生時代
フリークライミングの同好会に
所属していた。
腕力は申し分ない。
それと ホトケさんの口元に
付着していたものだが…。
口紅だった。
なるほど。 病院を出たあと
女性と会っていた。
それも 親密な関係。
口紅は
人それぞれ 趣味が違います。
これ 最近発売されたばっかりの
製品ですし
関係者にあたれば
誰のものか特定するのは
それほど難しくありません。
よし。 ネタが揃ってきた。
全員 気を引き締めて
捜査にあたってくれ。 以上。
(一同)はい!
確かに
私が使ってるものと一緒です。
この口紅が 早川先生の口元に
付着していました。
早川先生とは
どういうご関係だったんですか?
交際してました。
でも 病院には内緒に。
事件のあった日の夜
早川先生と会われたんですね?
(香奈の声)はい。
でも 急用が出来たって言って
先に帰ってしまって。
(倉元)そのあとは どちらに?
1人で自宅に戻りました。
救命の認定看護師になるための
勉強をしてたんです。
(ノック)
はい。 どうぞ。
理事長。 警察の方が。
(村雨)あ… どうぞ。
お忙しいところ申し訳ありません。
(村雨)どうぞ おかけになって。
あっ ここで結構です。
その書類は なんですか?
いや 別になんでもありません。
「裁判」っていう字が
今 チラッと見えましたけど…。
刑事さんには嘘はつけませんねえ。
アハハハ。
実は 昨年
救急に運び込まれた患者が
亡くなりましてねえ。
その家族が訴訟を…。
ああ~。
カルテを見れば うちに
落ち度がないのは一目瞭然です。
ですが
遺族は納得しようとしない。
最近の患者は
すぐに訴訟を起こす。
慈善事業のつもりでいたら
病院の経営は成り立ちません。
…で お話というのは?
200万の件です。
は?
あなたの秘書が
早川先生の口座に振り込んだ…
200万円の事です。
ああ… あのお金の事ですか。
早川先生は
医療現場の視察を兼ねて
近々 ヨーロッパに 長期の
旅行をする予定がありまして。
その資金の足しに
貸してほしいと言われました。
わかった。
早川さんの家族に確認しましたが
ヨーロッパ旅行の話は
聞いてません。
でしょうね。
旅行の話をした時
わずかですけど
村雨理事長の まばたきの回数が
増えたんですよ。
あれは 不随意性瞬目といって
緊張した時に表れる表情なんです。
つまり あの話は嘘。
理事長が早川さんに
200万渡した理由は別にある。
ちょっと遠出しましょう。
遠出?
鹿が見たくなりました。
鹿?
梶さん。
(梶原)おお~。
どうですか?
(梶原)ハハ…。
初動捜査で見つからなかったんだ。
そう簡単にいくか。
ですよね。 私もやります。
え? 悪いな…。
こっち 俺がやるから。
はい。
うん。
(桜井慎吾)
これだけ探してもないって事は
ガイシャの第一ボタンは もともと
ちぎれてたんじゃないですか?
推測で もの言うな。
もの言う前に
地べたはいずり回るのが
俺たちの仕事だ。
続けろ。
(間宮)工藤先生は 2年前まで
うちの救命センターに勤めてました。
どうして
辞められたんでしょうか。
優秀な医師は より大きな病院を
目指すもんなんですよ。
うちに残ってほしかったん
ですけどねえ。
じゃあ 早川という医師は
ご存じありませんか?
早川?
ええ。 心臓外科の早川先生です。
最近 こちらの病院で見かけた
っていう方がいたもんですから。
さあ… 私は知りませんなあ。
(看護師)先生 お時間です。
あ… 失礼します。
桐島さん。
早川さんがここに来てた
っていう情報は いつ?
そんなものはありません。
(ため息)
嘘を見破るのがうまい人は
嘘をつくのもうまい。
早川先生の話をした時
表情は ちょっとも
変化しませんでしたが
手のひらで
首筋を押さえましたよね。
あれは なだめ行動の1つで
ストレスを軽減したい時に
よく見られるしぐさなんです。
という事は あれは嘘?
恐らく。
最近 早川さんは
ここに来てたって事か。
殺された早川先生が なぜ
2年前まで工藤先生が勤めていた
この病院に来たのか。
調べてみる価値はありますね。
(携帯電話)
真田。 …何?
わかった。
(2人)犯人が…。
出頭してきたんですね?
なんでわかったんですか?
電話から 声がもれてました。
(駒田幹夫)
だから 言ってんだろうよ。
早川は 俺 殺したんだよ。
(吉村)動機は?
いや… あいつ…
いつも… 俺をバカにしてた。
(駒田)「だから殺したんだよ!」
(倉元)駒田幹夫 55歳。
傷害で前科があります。
昨年まで 自動車の整備工場に
勤めていたんですが
経営難でクビになり
それが原因で 妻とは離婚。
あの病院には もう四度
自殺未遂で運ばれています。
…四度も?
(倉元)三月ほど前に 看護師が
工藤と早川が もめているところを
目撃しているんですが…。
自殺未遂の常習犯だろ?
(早川)死にたがってたんじゃ
ないのか?
(工藤)何!?
(早川)あいつに言っとけ。
今度 自殺する時は
もっと高いところから
飛び降りるようにな。
(早川)外科病棟に空きはない!
(倉元)そのやりとりを
駒田は聞いていたそうです。
それに 若い頃
ボクシングをやっていて
腕力があります。
決まりって事ですか…。
あれ…? 桐島さんは?
(吉村)桐島さん。
(駒田)なんだ あんたは。
今の話 もう一度
聞かせてもらえませんか?
おっ 俺 全部話したよ~。
もう いい加減 逮捕してくれよ~。
そう言わずに
悪いようにしませんから どうぞ。
どうぞ どうぞ。
あぁ~。
ね! お願いします。 このとおり。
俺は~ あの~
早川を手紙で呼び出したんだよ。
はい。
携帯電話だと ほら…
着信履歴 残るからな。
ああ~ はいはい。
そしたら あいつ…
のこのこ現れてきやがった。
(駒田の声)
だから あの 石段の上から
ワーッて
突き落としてやったんだよ。
よく話してくれました。
(駒田)「早く逮捕してくれよ」
毒は そのあと飲ませたんですか?
…毒?
被害者の体内から
青酸カリが検出されました。
あなたが飲ませたんでしょう?
(駒田)「ああ…」
何を言ってるんですかねえ
桐島さんは。
ああ… 下へ落ちても
まだ生きてたからな。
青酸カリ 飲ませたんだよ。
今じゃ ネットで買えるからな。
どうぞ お帰りください。
え…。
どうしても工藤先生のために
何かしたいんだったら
他にする事があるはずです。
(御子柴)桐島さん。
さっきの握手の意味は
なんだったんですか?
人は 必死になって
嘘をつこうとすると
体温が下がるんですよ。
それが 最も顕著に表れるのが
手のひら。
じゃあ 男の手は冷たくなった。
スーッとね。
でも どうして自分が犯人だって
名乗り出たんだろう。
それは ナイチンゲール シンドロームです。
(六条舞)ナイチンゲールって
看護婦の?
そう。
駒田は これまでに
4回も自殺未遂を重ね
その度に 病院を
たらい回しにされてるんです。
ところが 工藤先生だけは
4回とも受け入れているんですね。
それで?
駒田は 工藤先生と早川先生の
確執の事も知っていました。
早川先生が殺されれば
真っ先に疑われるのは
工藤先生です。
今度は なんとかして
自分が工藤先生の役に立ちたい。
そう思って 思わず
嘘の自供をしてしまったんですね。
看護される者が 看護する者に
強い愛情を抱く現象
これを
ナイチンゲール シンドロームと言います。
という訳で 私も
エサを食べたくなりましたので
今日は この辺で失礼致します。
それでは。
桐島さんは
なんでお医者さんを辞めて
警察官になったんですかね?
さあね…。
一度見てみたいよ。
あの人の心の中を。
ああ~。 ただいま帰りました~。
(諫早賢三郎)はい おかえり~。
(諫早の深呼吸)
お義父さん。 何してるんですか?
いや こうやって
宇宙のパワーを体で感じるんだ。
すると
どんどん元気になってくるんだ。
お前もやってみろ。
もう それ以上 元気になって
どうするんですか。
病院行って
昔の事を思い出したんだな?
11年前の事だ。
いや 思い出したんじゃない。
あの事は この11年間
一度も忘れた事はない。
そういった顔だな。
お義父さん。
事件解決したら
僕もつきあいます。
その 宇宙を感じる変な踊り。
(ため息)
 
おはようございます。
おお~ おはようございます。
桐島さん。
遅刻です。
え? だって まだ…。
今日は 捜査会議が
1時間早く始まる事になったって
ゆうべ 言いましたよね?
あら そうでしたっけ。
はい。
あの… どちらへ?
(御子柴)ガサ入れの支援です。
あ… 頑張って。
わかってます。
遅刻しました。 すいません。
で 何かわかったんですか?
早川さんと
奈良中央大学病院医院長
間宮さんの繋がりが判明しました。
おお~。
以前 間宮の父親の
心臓のバイパス手術を
早川が成功させていたんです。
間宮さんは 早川さんに恩があった
という事です。
問題は どうして
その事を今まで隠していたのか
という事ですね。
…あれ? 怒ってます?
怒ってますよ。
ここが書斎か…。
みたいですね。
 
(吉村)この部屋だ。
ご苦労さまです。
ここに支援は必要ありません。
俺たちだけで十分です。
は?
さあ 始めるぞ。
はい。
(中田)何も見つかりませんね。
早川さんと村雨理事長に
繋がるものなんて
ここには ないのかもな。
引き揚げて
別の線をあたるか。
ただ探せばいい。
…ってもんじゃないと
思うんですけど。
なんだと?
捜索前を思い出してみてください。
本棚の本やファイルが
サイズやジャンルに合わせて
規則正しく並べられてましたよね。
早川さんは とても几帳面で
神経質な人だった。
さあ そんな人は大事なものを
どこに隠すでしょう?
それがわかれば苦労しない。
(御子柴)神経質な人間は
使う道具にも
性格的な偏りが出ます。
それだけ 他のに比べて
太いわね。
USB…。
プロファイリングの初歩ですよ。
桐島さん 御子柴から
発見したもののデータが
送られてきました。
カルテ?
なるほど…。
え?
繋がりました。
早川先生と工藤先生が。
今度は なんですか。
「せんせい ありがとう」
これ 工藤先生の似顔絵ですよね?
ろくに睡眠時間もとれないし
家にも戻れない。
失礼ですけど 決して
給料だって いいとは言えない。
それでも 救命医を
続けてこられたのは
こんな
素敵な勲章のおかげですか?
目の前の命を救うのに
理由などいりません。
そんなお話をしに わざわざ?
あなたに
見てもらいたいものがあります。
早川先生の部屋にありました。
2年前 奈良の大学病院を辞める
直前に
あなたが書いたカルテです。
殺害される1週間前
早川さんは このカルテを
間宮医院長から手に入れてました。
2枚とも 患者の名前は同じ
岸田由紀子。
日付も同じです。
でも 診断結果は
全然違います。
1枚目は 軽度の心筋症
2枚目は 大動脈解離。
これを見て
おおよその事はわかりました。
あなた この患者さん
岸田由紀子さんに
診断ミスをしています…。
(ため息)
あなたの言うとおりです。
僕は 人を殺しました…。
僕は 人を殺しました…。
(工藤の声)2年前 その女性は
風邪をひいただけでも
救命センターを訪れ
長居をするので 看護師たちは
煙たがっていました。
僕は その時
36時間 眠っていなかった。
すぐにでも眠りたかった。
僕は 軽度の心筋症と診断し
薬を処方して 患者を帰しました。
それから数時間後 救急隊員から
受け入れ要請がありました。
先生! 大変です!
先ほどの岸田さんが
救急搬送です!
(工藤)気道確保して!
バイタルは?
(工藤の声)
彼女は大動脈解離でした。
僕1人では
彼女の命は救えなかった。
改めて レントゲン写真を見ると
確かに 大動脈解離の兆候が
見られました。
僕は それを見逃していた。
僕が受け入れなければ
設備の十分整った病院で
彼女は
助かっていたかもしれない。
僕の傲慢が起こした
医療過誤です。
その事を 患者の遺族には?
言おうとしたんですよね。
でも 悲しむ遺族を前にしたら
どうしても言い出せなかった。
そうでしょう?
村雨理事長は 赤字続きの
この救命救急センターを
廃止したがっていました。
でも あなたがいたら
それは難しい。
そこで 早川先生に金を渡して
あなたのスキャンダルを暴くよう
命じました。
早川先生は 2年前の
その医療過誤を突き止め
あなたに この病院を出ていくよう
脅してきた。
そうですね?
自分には
医者を続ける資格はない。
何度も そう考えました。
だが 患者は
医者の事などお構いなしに
次から次へと運ばれてくる。
逃げるわけにはいかない。
この救命センターを
廃止させるわけには
いかないんです。
あなたが今まで
医師を続けてこられたのは
2年前の贖罪のため
だったんですね。
しかし
どれだけ多くの命を救っても
2年前の過ちを
忘れる事は出来ない。
それどころか 救えなかった命が
重く心に のしかかってくる。
患者を救えなかった医師の痛みは
それほど深いものです。
刑事のあなたに
それがわかるとでも言うんですか。
わかりますよ。
私にも
知り合いの医師がいましてね
その医師は
心療内科医なんですが
自分が担当していた患者が
ある殺人事件の容疑者として
逮捕されてしまったんです。
その患者は その事を苦にして
自ら 命を絶ちました。
ところが 後日
それは誤認逮捕だと
判明したんです。
それをきっかけに
彼は 医師を辞めました。
あの時 どんな言葉をかけられれば
その患者の命を救えたのか…。
彼は 今でも
その答えを探し続けてます。
工藤先生 急患です!
工事現場の足場から落下。
腹腔内臓器損傷 および
骨盤骨折の疑いがあります。
 
これだけ探しても ないんです。
ボタン…
最初から なかったんですよ。
そのボタンをつけてた人間は
命を落としたんだ。
どういう気持ちで
死んでいったんだ…。
俺たちは 物から
その声を聞かなきゃならない。
それが鑑識の務めだ。
(バイクの走行音)
すいません。
(平野)はい。
あの… こちらの方ですか?
はい。
バイクは いつもここに?
ええ。
でも 2月3日の朝は
バイクは ここに
止まってませんでしたよね?
ああ 前日の夜に
友達の家に行ってたんですよ。
次の日の昼頃に帰ってきました。
事件の日の夜は 何時頃に
ここを出られましたか?
9時頃です。
9時…。
犯行時刻は 7時から8時の間。
事件が起こった直後
このバイクは ここに止まってた。
そのあと ここを出ていった…。
 
桜井 ピンセット。
(桜井)はい。
あった…。
間違いないよ。
これ マルガイの
シャツのボタンだよ。
 
(御子柴)なんです? それ。
犯行現場は階段の上じゃない…。
ここだったんだ。
(救急隊員)心肺停止です。
(一同)1 2 3! はい!
工藤医師には 動機が十分ある。
物証があれば…。
三崎 心マ代わって。
あ… はい。
早く!
 
(工藤)何してんだ! どけ!
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10!
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10!
1 2 3 4…。
(看護師)準備 出来ました。
なるほど…。
ボタンを見つけました。
早川が襲われたのは
階段の上じゃない。
そこから 10メートル以上も
離れた場所だったんです。
これを見てください。
そこにあった
スタンガンの焦げ痕です。
スタンガンを押し当てられたのも
きっと ここです。
だとしたら 早川は
ここで動けなくなったはずだ。
どうやって
階段まで移動したんだ?
自分で歩いたんですよ。
どういう事ですか?
やっと わかりました。
行きましょう。
ホンボシのところへ。
 
三崎 明日 病院に来なくていい。
え…?
(工藤)お前が過労で倒れたら
患者が1人増えるだけだ。
(ため息)
 
まだ 何か?
三崎香奈さん
あなたに話があって来ました。
あなたは 私に嘘を言いましたね。
早川先生の口元についていた
口紅の事を聞いた時
あなたは 早川先生と交際してる
って言いましたよね。
でも 本当は
そんな関係じゃなかった。
早川先生の携帯には
あなたからの着信も
あなたへの発信もなかった。
早川先生を殺害したのは
あなたですね。
(工藤)三崎…?
そうです。
私が早川先生を殺しました。
あの日の夜
早川先生に呼び出されて
無理やりキスをされて
必死でふりほどいたら…。
それも嘘ですね。
あの口紅には
もっと別の意味がある。
私は そう思ってます。
病院の人間っていうのは
表情から
本心が読み取りにくいんですよ。
嘘を見抜くのが
とても難しいんです。
あなたもそう。
でも あなたの本能は
嘘をつけませんでした。
さっき
心臓マッサージをしましたよね。
もちろん これまでにも
何度もしてきたはずです。
でも さっきのあなたは
力が弱すぎて 途中で
工藤先生に代わってもらいました。
それを見て
この事件の真相が
すべて わかったんです。
あなた 早川先生を
殺したんじゃない。
生かそうとしたんですよね。
(香奈)「私 聞いてしまったんです」
「早川先生が
医療過誤の証拠を突きつけて
工藤先生に病院を辞めるよう
脅してるところを」
それで?
私は 早川先生を呼び出しました。
(香奈)お願いします!
誰にも話さないでください!
工藤先生がいなくなったら
救命センターは機能しなくなります!
それが目的なんだよ。
…え?
赤字と訴訟を生むだけの
救命センターが廃止されたら
その予算を私の研究に回せる。
村雨理事長も同じお考えだ。
わかりました。
それなら 私も
早川先生が工藤先生を
脅していた事を明らかにします。
看護師1年生に何がわかる…。
君には わからんだろう。
私が 今の研究に
どれだけの時間を費やしてきたか。
目の前の1人の命ではない。
心臓の病に苦しむ
10万人の命を救うんだ!
私は そういう研究をしてるんだ!
工藤が邪魔なんだよ!
(早川)ぐわっ…。
(香奈の声)早川先生は
感電のショックで
心臓が止まってしまったんです。
「どうして スタンガンなんか
持ってたんですか?」
半年前 担当していた患者さんに
ストーカー行為をされて
何度も怖い目にあって…。
それで友達がくれたんです。
あなたは なんとかして
早川先生を
蘇生させようとしたんですね。
早川先生! 早川先生!
(肋骨が折れる音)
(香奈の声)肋骨が折れたのが
わかりました。
でも
やめるわけにはいかなかった。
ううっ…。
早川先生!? 早川先生!
(香奈の声)早川先生は
息を吹き返しました。
でも 折れた肋骨が
肺を傷つけてしまった…。
 
(香奈の声)私は 早川先生を
蘇生させるつもりで
死なせてしまった…。
看護師失格です。
いいえ。
あなたのやった事を
責められる医師なんて
誰もいません。
(すすり泣き)
どうして 彼女は
そこまでして 工藤さんを
守ろうとしたんだろう。
(倉元)三崎香奈は
保護責任者遺棄致死罪で
起訴される事になった。
でも 正当防衛が
適用されるんじゃないか?
そうですか…。
それから 自殺常習犯の駒田は
運送会社に
就職が決まったそうです。
自殺未遂で工藤先生の手を
煩わせない事が
一番の恩返しだって
気づいたんでしょう。
工藤って先生は
どうなるんですか?
2年前の医療過誤の遺族に
自分から すべてを話したそうよ。
岸田さんのご遺族は
先生の事を訴えるつもりは
ないそうですね。
ええ。
岸田さんが
救命センターに通ってたのは
先生が よく 話し相手に
なってくれてたから
だそうじゃないですか。
その思いが 岸田さんのご遺族に
通じたんでしょう。
これからも
医師を続けてほしい…。
そう言われました。
だが 僕が医療過誤を起こした事は
間違いない。
だから とりあえずは
3か月間の謹慎です。
あっ そうだ。
先生にね 1つ聞いておきたい事が
あったんですよ。
この絵なんですけど…。
ああ…。
それは15年前 僕が初めて
救急の医師になった時
小学1年生の女の子が
プールで溺れて
搬送されてきた事がありました。
すでに呼吸停止で
一時は 命も危ぶまれたんですが
僕が なんとか蘇生させたんです。
元気になった その子が
描いてくれました。
私も将来は
お医者さんになりたいと。
その少女は 成長して
お医者さんじゃなくて
看護師になりました。
今でも 先生の事
尊敬してますよ。
まさか…!
そうです。
三崎香奈さんです。
三崎さんは どうしても
先生の事が助けたかったんですよ。
15年前
自分が助けられた時みたいにね。
この救命救急センターは
なくなる事はありません。
三崎看護師に
そう伝えてください。
わかりました。
約束します。
(看護師)工藤先生
受け入れ要請です!
三次の重症患者が2名です。
3つの病院が
受け入れを拒否しています!
目の前の命を救うのに
理由なんかいらない。
あなたの言葉ですよ。
受け入れろ!
(看護師)はい
ナイチンゲール シンドローム…。
三崎香奈を動かしたものは
それだった。
あの時の話 あれは
桐島さん自身の事ですよね?
あの時?
工藤先生に話した
知り合いの医師の事です。
ああ あれね…
あれは作り話です。
捜査に有効な
心理学的手段ってやつですよ。
医師として出来なかった事を
警察官になって
やろうとしている。
あなたから学習しました。
私も 少しは 人の心が
読めるようになってきた。
残念ながら
それは はずれです。
人の心を読むっていうのは
そんなに簡単な事じゃありません。
簡単だったら
私の仕事
なくなってしまいますからね。